母乳をあげられないのは、ダメなママ?
母乳をあげられない理由は人それぞれ。
精神的な理由だったり、不快感を感じてしまう方、疲れてしまいミルクに、という方もいるでしょう。
私は助産師ですが、母乳に強くこだわらなくてもいい、と思っています(もちろん頑張りたいママは応援します。)。
ただ母乳神話がこれだけ強いと、後ろめたさを感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
栄養面では正直、大差はなしです。
むしろビタミンKはミルクの方が優れていますしね。
母乳か、ミルクか、よりも、
ママが苦しまずに育児ができて、
目の前のお子様の体重がしっかり増えていれば
それがお子様にとってもママにとっても
ベストなのです。
母乳にこだわりすぎて、
目の前のお子様の成長を見逃していたり、
育児そのものが苦痛になってしまうと、
本末転倒ですよね。
かく言う私も、一人目の時はそうでした。
母乳を頑張るママは、いいママのように思い込み、はじめのうちは可愛いと思う時間や楽しめていた時間も少なかったように思います。
なので、この仕事を始めてから
完ミルクでよい塩梅で力を抜いているママ、
育児も自分の生活も楽しんでいるママを見た時は、正直自分もこうしたら良かったのかも、と思ったものです。
それもあり、もちろん完ミのママ達も葛藤や後ろめたさはあるのかもしれないけれど、
個人的には、
完全ミルク、いいじゃん!と思うのです。
ちなみによく聞かれる授乳量の目安。
母乳のみですと、飲めているのかなかなかわかりにくいかと思います。
母乳量をどこかで測る機会があった場合、一回の母乳量が少なくても、一日トータルで、粉ミルクの缶と同じくらい飲めていれば大丈夫です。
母乳は回数で稼ぐことが多いからです。
母乳量を測ったことがなくても、授乳リズムが大きく変わらず、健診でお子様の体重がしっかり増えているならOK!
ミルクのみの子は、早産や低出生体重児でなければ、基本は缶とおり。
医師から指示がなければ、早産や低出生の子は、体重kg✖️150くらい、一日で飲めていればばっちりです。
例えば3キロの子であれば、450ccを一日飲めていると理想的です。
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