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自転車の交通安全 その①昼間点灯

RIDE SAFELY 安全に走ろう!

2024年は喘息の発作に悩まされ、昨年11月には追突事故に遭うというなかなか薄幸の1年でした。
自転車選手のトレーニングは室内でのワークアウトもありますが、ほぼほぼ外で、他の交通と混在する一般道となります。
高校に入り競技を始め9年目となりますが、交通事故の確率を下げるために日頃から考え、取り組んできました。ですが、残念ながら年末に事故に遭い、9年間で2回目の事故となります。
ただ、取り組んでいなかったらもっと多かったのかもしれません。

という事で2025年は「RIDE SAFELY 安全に走ろう!」をキャッチワードに、啓発活動の一つとして「自転車の交通安全」について記事を残していきたいと思います。

まずはその①「昼間点灯」です。

昼間もリアライトON

「昼間点灯」

読んで字のごとく、明るい昼間もライト点けましょう!です。
先ほども記載しましたが、競技を始めた時から9年間実践しています。
現在では自動で昼間でも点灯する軽快車があったり、車のデイライトも増えています。バイクは1998年の義務化で、あまりにも普通のことと感じますが、自転車競技者のトレーニング時は、ほとんど昼間点灯をしている方を見ません。(夜間はめちゃ明るい爆光ライトONなのに)
交通事故の確率は道路に出たとたんに発生します。昼間点灯で事故の確率が1%でも下がれば、それは「正解」と考えます。
みなさんも是非、昼間からライトONで安全を少しでも手に入れトレーニングに活かしてください。

昼間点灯のメリット①

◆超簡単!
普通の夜間走行用前後ライトを、夜間と同じ照度で点灯して走っているだけです。
◆自転車事故の約80%が日中に発生
ドライバーからより早い段階で視認されることはメリット大!
◆意外と目立つ
昼に点けても目立たないのでは?と思われがちですが、意外と目につきます。特にスポーツ自転車の爆光のライトは、遠くから見たら車?バイクかな?と見間違うほど目立ちます。

昼間点灯のメリット②

ライトをトンネル通行時のみ点灯させる人もいますが、点けたつもりで点いていない場合や、知らぬ間にバッテリー切れとかもあります。
リアライトが無い状況でのトンネル走行ほど怖いことはありません。
日頃から昼間点灯していると、バッテリーの持ちの把握や、付け忘れも無くなり、安心してトンネル抜けられます。

昼間点灯の装備

夜間用ライトとまったく同じものを使用しています。
できるだけ明るく、簡単に装着できるライトを複数個準備しています。

フロントはCATEYE VOLT700を吊り下げ
リアもCATEYEをサドルにワンタッチ
毎日使うので同じものを複数用意

通常、ほとんど朝からなので夜間は走りませんが、夜間やトンネルの多いコースではリアダブルで視認性をUpします。

夜間仕様

遠征や超ロングの場合、予備も準備。

啓発活動

熊本地震で被災した熊本競輪場の復活イベント「ストリートKEIRIN in熊本新市街」でも我一人ライトONで啓発活動!
今後はもっと多く啓発活動できればと考えます。
※残念ながら通常のレースでは走行上不要なものをつけてはいけないルールがあるのでライトONはできません。

リアも点けています!



ここからは事故の詳細と、自転車の交通安全についての考えです。
長文になりますのでお暇なときに!

2024年11月の事故の経緯
木曜日の朝6時30分、いつものように朝練にでて、いつものように菊池市旭志を起点とする基本の周回コースの1周目でした。
交通量は少な目の県道の緩い坂を上りきったその時、後ろから車に飛ばされました。
記録は7mとのことでした。
何がおこったか分からないまま地面にたたきつけられ、怪我は体左側足首から腰までの広範囲擦過傷及び、左肘の裂傷、その他打撲で骨折等は無く現在は治癒しています。左肘の裂傷は深く跡が残りました。
事故時、立ち上がった時にめまいがありましたので救急車で病院に搬送され、処置のあと帰宅。
事故後、首、肩、背中に痛みと張り、頭痛までセットで、むち打ちがこんなに酷く、治らないものかと認識しました。
この事故により1ヶ月の強制オフとなり現在はトレーニングを再開しましたが、強度を上げた練習は当分先となりそうです。
2025年1月現在もリハビリに通っています。

事故は軽自動車に後ろから追突されたものとなります。
加害者の後ろを走っていた人の証言では、加害者は事故前から蛇行して走っており”危ないな~”と思っていたら、最後は左側を走っていた私の自転車目がけて寄っていき追突したそうです。
加害者は85歳のおじいちゃんで歩くことすらフラフラの状態で、ご家族からは車の運転をきつく止められていたが、当日は目をはなしたスキに乗っていったそうです。
1回目の過去の事故も横断歩道(自転車通行帯)を青信号でゆっくり渡っていて、やはりおじいちゃんの車に当てられました。(軽傷)
今回の件、過去の件とも記事にする「昼間点灯」では防げなかったのですが、確実に事故の確率は下がると思いますので、”無駄じゃん!”とは思わず「昼間点灯」していただけるとありがたいです。

危険の認識
自転車の交通安全は「認識すること」と「認識してもらうこと」だと考えています。
一時停止、左側通行は当然、交差点、脇道、コンビニの出入口などでの交通には神経を使い、車が出てくるかもと認識して走っています。こちらが優先とは考えず、自分の目で情報を得て自分の安全を第一に認識=(視認+キチンと判断すること)が事故を未然に防ぐ方法です。
練習コースの選定も、交通量、交差点、道路の状態、その他の危険個所を把握・認識し、単独事故を含む交通事故の確率を下げることにつながると考え「周回路コース」でトレーニングを実施しています。
基本の周回コースは→こちら

認識のズレ
一般道は様々な人が車やバイク、自転車や徒歩で、それぞれの行動を”信頼し合い”通行しています。皆があの車は止まらない・・と常に思ってしまうと全てが凶器となるので、道路に出ることはそもそもできません。
この信頼の為「交通ルール」があるのですが、ルール違反が発生したときに事故はおきます。信号を守り、一時停止し、周囲に注意を払っていても人間ですので見落とし、認識不足や認識のズレ、体調・身体的問題など複雑な事案で交通ルールの違反がおこります。
自転車の場合、軽快車のスピードは15~20km程度で、スポーツ自転車の場合はその倍の30~40kmの巡行スピードです。
車から自転車を視認しても15~20kmと認識されれば、スポーツ自転車の場合、思いのほか接近が早く事故になる、視認しているにも関わらず事故になるのは、認識のズレが関係しています。

まずは「昼間点灯」で認識をズレを変える
「昼間点灯」で爆光で近づいてくる自転車をバイクか?と思わせるだけで認識を変えれます。バイクと思わせなくても遠くから早く視認させることで、その後の行動を変え事故の確率を下げることが可能と考えます。
まずは全競技者、スポーツ自転車愛好家の標準装備品である、爆光ライトを昼間も点灯させ、RIDE SAFELY 安全に楽しく走る・・・が実現できればと思っています。

自転車の交通安全 その②は左側通行・・・を予定しています。


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