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PayPay銀行の預金革命をきっかけに米ドル資産について考えてみた

いつもChatGPTにnote画像を作成させていますが、今回の画像はあまり面白くないですね。
まあ、前回のnote画像が面白すぎただけで、過度に期待しすぎるのはよくないですね。

さて、今回は去年の12月から始まっているPayPay銀行の預金革命に関しての話題になります。
といっても、PayPay銀行の預金革命キャンペーンについてご存じない方もいると思うので、まずはざっくりと概要について説明した後、なぜ今回取り上げたかについて書きたいと思います。

1.PayPay銀行の預金革命について

概要については、ホームページを見てくださいということになりますが、要はざっくりと書くと、米ドルの普通預金を始めたら、日本円と米ドルの普通預金の年利が2%になるというものです。
普通銀行の年利は、最近でこそ高くなってきてますが、それでもメガバンクは0.2%程度だし、ネット銀行の年利だって、1%に到達している銀行はほとんどありません。
そんな中、普通預金の金利が年2%は破格の金利と言っても過言ではないでしょう。
実際、年利2%の銀行を探しましたが、これほどの年利がつく銀行を他に見つけることができませんでした。

2.ところが、あまり評判はよくない

というわけで、上記だけを見れば、絶賛されてもおかしくないキャンペーンなのですが、なぜかネットを見ると、このPayPay銀行のキャンペーンに否定的な意見が多いです。
一体どうして、このキャンペーンに否定的な人がいるのかというと、それは概ね以下の2点に集約されています。
米ドル外貨預金との抱き合わせ商法
②年利上昇の範囲が米ドルの保有額の範囲だから

まず、①は言うまでもないですね。
ネットの意見を見て思ったことですが、多くの人は、抱き合わせ商法にはろくなものがないと思っている人が多いようですね。
(その感覚はあっていると思います。)
円普通預金単体の年利2%だったら、恐らくこんなに叩かれることはなかったと思います。
②については少しわかりずらいので、例を書いてみたいと思います。
例えば、円普通預金に100万円、ドル普通預金に10万円預けているとします。
この場合、米ドルの方は、年利2%の利息がもらえます。
一方で、円の方はというと、単純に年利2%とはいかないです。
年利2%がもらえるのは、米ドル普通預金と同額の範囲だけ、つまり上記の例だと10万円だけになります。
あとの90万円はというと、通常の普通預金金利となります。(現状0.1%)

なるほど、これは実に巧妙な罠だ。
年利2%というキーワードだけに釣られて口座開設とかしてしまうと、実際には外貨預金を大量に行わないとほとんど意味のないキャンペーンなので、ほとんど利益が得られなかったなんてことになりかねません。

3.ポートフォリオとリスク許容度
まあ、そんなわけで、これのためにわざわざ口座開設をする必要はないと思います。
このキャンペーンのために、大量の米ドルを購入するかどうかについては、結局、資産ポートフォリオをどう考えているかとリスク許容度がどこまであるかによると思います。
リスク許容度は、リスクのある資産のために、どこまでお金を使うことができるかというもので、これは人によって異なります。
米ドルは為替レートが変動しているので、リスクのある商品となります。
円安が進めば利益が出る一方、円高になれば損失が発生してしまいます。

例えば、100万円の円預金をすべて年利2%にしたい場合、米ドルも100万円分購入しないといけません。
年利2%のために、そこまでのリスクを負うことができるか?
これは、個人の判断になりますね。

4.ちなみに私の場合

ちなみに私の場合、PayPay銀行の円普通預金には元々あまりお金が入っていません。
私は複数の銀行口座にお金を分けて管理しており、PayPay銀行は普段使うためのお金を入れておく口座として利用しています。
(ちなみに、入金は定額自動入金を使っています。)
なので、自由に使っていいお金ということなので、出金の頻度も高いため、通常あまり銀行口座にお金が残っていないことが多いです。
(ちなみに今見たら、3万円ぐらいしか入ってませんでした。(笑)

ただ、2年ほど前にNISAで資産形成を行うにあたって、どういった資産をもつかについて色々考えました。
当時はもちろん現金預金100%だったわけですが、それを定年退職する60歳までには、現金預金と投資額の比率を1:1にしたいと考えていました。
そして、現金預金も、円だけでなくドルも持っておきたい。
最終的には、円とドルの比率を7:3ぐらいで保持したいと考えるようになりました。(5:5はさすがに少し怖いと思ったので)

このため、投資と同時に米ドルの積み立ても行っていました。
VYMやSPYDなどの米国ETFの配当金や、米国債券の利息等も日本円に変えることなく、MMFで運用するようにしました。
その流れで、銀行でも米ドルを保持しようと考えて、実はPayPay銀行で毎週1000円分の米ドルの積み立て購入を続けてきました。
PayPay銀行にしたのは、片道5銭と安かったというのもあります。
それが2年分積み立てられているため、実は結構な金額の米ドルを保持しています。(多くが定期預金の方に入っていますが、積み立てにより普通預金の方にも結構残っています。)
そんなわけで、実は私のPayPay銀行口座は、円よりもドルの方が多いという状況になっているため、もう少しだけ円を増やした方がいいかなと思っています。

ちなみに、米ドルを持つことに関しては、ネットとかだと結構否定的な意見が多いです。
まあ、株式とかと違って、外貨自体が成長することはないですからね。
でも、それは金とかも同じだと思いますが・・・
ちなみに、現在のドル資産は積立額が少ないこともあって、3割どころかまだ1割にも遠く及びません。

ちなみにドル積み立てですが、一時は証券会社でやった方がいいのではないかと思ったりしました。
正直、米ドルの定期預金の金利とMMFの運用益がほぼ同じぐらいなので、どっちでもいいと思ってましたが、確かSBI証券だと確か米ドル購入時の手数料はかからなかったはずなので、SBI証券でMMFとかやった方が利益が出そうな気もします。
とはいえ、銀行にあると、必要な時にすぐに円に換金できるので、スピードを考えると銀行でいいかと思い、銀行で積み立てを行うようにしました。

当時は現金預金の3割を米ドルで保持するのがポートフォリオ的によいと考えてましたが、今改めて考えると、投資のことを考慮できていなかったような気がします。
というのも、当時はインデックス投資の存在を知った程度の知識しかなかったため、どういった商品を保持するのかについてイメージしきれていませんでした。
ちなみに私は今、NISAではオルカンとNASDAQ100と楽天SCHDとFANG+と米国ETFを持っており、特定口座ではこないだからS&P500ゴールドプラスやNASDAQ100ゴールドプラスを購入しており、ETFの配当金は米MMFで運用しています。
これらはすべて米ドル資産になります。
2年前にポートフォリオを考えた時には、正直、自分の投資がこれほど米国に偏るとは思っていませんでした。
なので、今見直したら、むしろドルを持つことで米国に偏りすぎていて、わざわざドルを購入してリスク分散する必要もないような気がしてきています。
今回ちょうどいいので、米ドルの積み立て方針について、少し見直してみようかなと思います。
(自動積み立ては便利だけど、放置しっぱなしではなく、たまに見直さないとダメですね。)

そんなわけで結論ですが、私は今回のキャンペーンのためにやることと言えば、円預金の額を増やすぐらいでしょうか?
それ以外に特別に何かをするということはないです。
米ドルに関しては、方針が決まるまでは、今まで通り毎週1000円積み立てを継続していこうと思います。


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