胆石手術記 4日目(完)
前日と異なり、かなり深く眠ったようで、1度3時に目が覚めた。どうも蚊がいるようで、ナースコールを呼ぶ。看護師が慣れたように電気蚊取りをコンセントにさす。
もう1度寝て、6時半ごろそろそろ起きようとする。意識が完全に覚醒したところで医師と看護師が来て、傷口のパッドを外す。昨日ドレンがついていたところだけはまだ表面が乾いていないので、新しいパッドを貼る。医師から退院許可が出る。顔を洗い髭を剃る。パジャマから普通の服に着替えるが、へその周りが圧迫されて痛む。
朝食が来るが、もうベッドは片付けてしまったので、もう1度上がって食べるが、難儀する。
あらかた退院の準備ができた頃に執刀医他3名の医師が最後の回診に来た。何か生活の支障はないかときいたら、風呂でなくシャワーという以外は普通通りでいい、とのことであった。
ナースステーションに行きいつ頃退院できそうか聞く。すぐ書類持っていきますと答えられる。
病室に戻ってそう経たずに看護師が診察券と退院証明書を持ってくる。リストバンドをハサミで切ってくれ、自由の身になった。
家に迎えを頼み、部屋を出てナースステーションに行ったらみんな出払っていた。たまたま来た看護師さんにお礼を言って病棟を出た。
1階の総合案内で入院費支払い。1月の日曜日に急患でここへ来たのだった。
家族が車で迎えに来た。これで退院である。