キャラデザインは保守的にしてます
どうにも萌えキャラのデザインというかイラストというのは文句を付けられやすいもののようで、特に胸とか腰回りとか言い掛かりを付けられてはそのたびに場外乱闘が巻き起こっております。
「俺は臆病だからこそ生き残ってこられた」とゴルゴ13も言っているのですが、わたしは臆病者なのでそういうのに巻き込まれて振り回されてはたまったものではないですし、他にも色々考えがありまして、掛物継美と姫屏風美香のデザインは保守的なものとしております。
継美堂のキャラデザインの基本
●ご高齢の方にも受け入れられやすいデザインにすること
仕事柄、本来のお得意さま方はご高齢の方がほとんどですので、例えばヒラヒラフリフリキワキワのミニスカートでは受け入れられがたいかと思います。
オーソドックスな着物袴姿とすることで受け入れられやすいデザインとなるかなと思っております。
●既製の着物を流用できること
副次的な面ですが、オーソドックスな着物袴なら卒業式用衣装のレンタルの所から手に入れて最低限の改造で済ませられるかと思いました。
実際入手は割と楽でしたし、改造も素早く着付けるための紐をつけたりとかいった程度で済んでおります。
●「頭と髪」および「腰の表具」を揃えて後は替えられるようにすること
シンボルとなる「腰の表具(掛軸や屏風)」と、髪の毛に付けた表具のパーツ(継美なら前髪サイドの風帯や耳の風鎮や髪をくくる軸紐、風美香なら髪留めとした屏風の金物、他に白鷺を模した髪型)は原則どの衣装でも共通で、後はイラストレーターさんに最低限のリクエストでお任せしております。
基本形以外の衣装デザインは「その絵を出すシチュエーションごとにどこまで保守的にするか大胆にするか」は変えるようにしていますね。
展覧会に出展する分は保守的に、キャライベントとかで使う分は思い切りよくしています。
ここらへんなんか展覧会には明らかに無理ですね(笑)。