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息子のこと②その日は突然やって来た

息子が突然学校に行った。

それも友達と一緒に

自宅から歩いて

バスに乗って

交流学級で授業受け、

午後からは学習発表会で

みんなと舞台に立ち

合唱した

自分で口パクでいいか尋ね 

リハーサルは一度

でもみんなと歌った

1日フルタイムこなすのは始めてだった


こんばんは、れもんです。

それはnoteを始め、

殻を破った記念日から

ちょうど1ヶ月記念日のことでした。


前日、息子の同級生が学校帰りに

うちに寄ってくれ、

誘ってくれた。

「あしたさぁ、学習発表会なんだけど、

一緒にいかないかなぁと思って」

と友達のMくんが切り出した。

「でも練習してないから」と

応えていた息子に

それでもMくんは根気強く

「俺が迎えに来るし、

学習発表会は5・6時間目、

その前にリハーサルも

準備もあるから大丈夫だよ」

と誘ってくれた。

息子も行きたくないわけではない

みんなの中に飛び込んで行くという

勇気がないだけ

本当は中学三年生最後の学習発表会

みんなと一緒に過ごしたい気持ちは

あるだろう。

小学5年生から息子はずっと

学校へ行ける時は

私の送迎つきで

ずっとひとりで登校していない。

だから、今度も友達の誘いも

のらないだろうと思っていた。

しかし、息子は

しばらく考えて、

「行く!、やっぱり行く!」と返事した。

えーっ。大丈夫かな。

こころの中でそう思った私。

いつもの私はそんな場面に出くわすと

息子にあれこれ聞いて、

先回りして

担任の先生にお願いしたりしていた。

しかし、その日はただ、だまって

見守っていた。

翌日行けなかった時が

大変だからだ。

しかし、

息子は「明日の準備をする!」と言って

制服も、がばんも定期券も‥

とても嬉しそうに

こそこそ動き出し準備した。

定期券は中学入学から

ずっと更新し続けて、

数日前の更新で結局使わなかったなぁと

思いながら更新したばかり。

良かった。更新してて‥。

その日は突然やって来た

当日、息子は早朝5時過ぎには起きて

制服に着替え、朝食も食べた。

友達の迎えに

今までのことは

何もなかったかのように

家を出て行った。

2人並んで登校してる。

夢だろうか‥。

そう思えた朝だった。

家の中もいつものYouTubeの音もない。

静まりかえった部屋に私一人いる。


支援学級に在席の息子。

学校にも連絡は入れてなかったので

交流学級の席に

みんなと普通に座っている姿に

交流学級の先生は驚き、

支援学級の先生に報告したらしく

職員室は驚きが隠せなかったようだ。

みんな、喜んでくれた。

無事に1日は終わった。


夫にそのことを報告すると

びっくりした様子でなんか買ってくると

いい電話を切った。

きっとお決まりのケーキか回転寿司か

だろうと思っていたのだが

今日の夫はあまりの嬉しさからか、

判断力がなくなったみたいだ。

通勤に片道1時間半なのに、

担々麺を買ってきた。

担々麺はうちの食卓に

上がったこともなければ

外食したこともない。

なぜに、担々麺???

それも2人前。

うちは3人家族なのに。 

きっと、帰宅途中の目についた店に

入って慌てて買ったのだろう。

さすがに担々麺の汁はなくなって

いたが、息子は喜んで食べていた。

そんなこんなで、 

夢のような1日は終わった。


普通に学校に行ける子供の親が聞いたら、

たった1日くらいと思うかもしれないが、

うちの家族にとっては、

それはあたりまえのことではない。


みんなと一緒に

過ごせた1日に感謝✨

誘ってくれたMくんに感謝✨

関わって下さった方すべてに感謝✨



今日も

最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

みなさんにとって素敵な1日で

ありますように。

れもん

















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