オークス2020 前日予想
予想印
◎02クラヴァシュドール
○04デアリングタクト
▲05ホウオウピースフル
△16ウインマリリン
△06リアアメリア
△17マルターズディオサ
展開予想・予想方針
東京は週の中間で雨が降ったのでこの影響がどこまでと見ていましたが、メイSでは1:44:3と、案の定高速馬場。
ペースに関しては、スマイルカナが恐らくハナに行くと予想。
小細工なしで勝負したいという鞍上のコメントから極端なドスローには落ちないと思っているが、ペースはちょっと読めません。
ただ前が止まりにくい高速馬場で全馬初の2400mを走るということだけは分かっており、予想の上では下記の3要素を重視したいと思います。
①高速馬場の東京or阪神で上がり33秒台を経験
→ポジションに関わらず高速馬場でしっかり速い上がりをつかえた実績を重視
②2400mを好走できるスタミナを見せている(2000m以上のレースで好走 or 重馬場の桜花賞を好走)
→近年は2400mにおいても府中ではスピード>スタミナだが、
昨年はビーチサンバやシゲルピンクダイヤが大きく崩れるなど、最低限のスタミナは必要。
桜花賞に関しては、1400m型の馬が軒並み大敗していたことを見ると、中長距離寄りのスタミナが問われたと考えており、桜花賞で大敗している馬は馬場適性もあっただろうが、根本的なスタミナ不足と判断して嫌いたい。
③ある程度前目のポジションを取れる(中団よりは前)
→今の府中の傾向から。スローでもある程度流れてもやはり前目有利だろう。
予想
◎02クラヴァシュドール
①高速上がり:○ ②スタミナ:○ ③ポジション:○
好走3箇条に照らしわせ、唯一すべて○が付くのがこの馬。高速馬場での速い上がりも経験済みで、2番枠から好位での競馬も見込まれ、1800m以上の距離経験はないものの、桜花賞4着は重馬場適性というよりスタミナで残った4着と考えている。
この馬は何と言っても瞬間的な加速力が高く、サウジアラビアRCや阪神JF、桜花賞を見てもラスト2F目あたりの追い出されてからのラップが常に優秀。ただ、逆にラスト1Fは常に甘くなっており、頭までは?だが、3着以内の3連複の軸としてはこの馬がいちばん"無難"と考える。ある程度人気しそうなのが残念だけれども。
○04デアリングタクト
①高速上がり:△ ②スタミナ:◎ ③ポジション:×
この馬は好走3箇条というより、混戦の今回において、他の馬と比べて純粋に抜けたパフォーマンスを見せており、普通に走れば馬券内は堅いかなという印象です。
血統背景から高速馬場も2400mも問題ないと思うが、唯一心配なのはスローで位置取りが悪くなった場合に物理的に差せなくなるリスク。鞍上もポジションより馬のリズム・折り合い重視でいくといっており、高速馬場未経験の同馬では自然と位置取りが悪くなる可能性があります。
ヴィクトリアマイルでも好騎乗を見せた松山Jだけに上手く乗ってくるとは思いますし、実力も抜けていると思いますが、人気とリスクのバランスで対抗評価にとどめました。
▲05ホウオウピースフル
①高速上がり:○ ②スタミナ:○ ③ポジション:△/○
この馬はクイーンCの負け方を見ても絶対的な能力については多少疑問符が付きますが、百日草特別での上がり、フローラSでの好走、位置取りとオークス向きの適性を見せています。
百日草特別はレースレベルと中間の緩みもあり、どれだけ参考になるか多少疑問だが、ラスト1Fの伸びは優秀。フローラSも風の影響でトリッキーな競馬になったものの、タイムは近10年で最速で、高速馬場適性・中長距離適性も問題ないだろう。血統的には、ブラストワンピースの半妹ということで、ちょっとオークスとは適性がずれそうな気がするが、見せているパフォーマンスからは適性が嵌るのではないかと期待しています。
気になるのは鞍上ですかね・・・。さすがにレーンJから内田Jへの乗り替わりは鞍上弱化と言わざるを得ません。枠順も良いので、無駄にポジションを下げるのではなく、好位のインをとって積極的な競馬を期待します。
△16ウインマリリン
①高速上がり:× ②スタミナ:○ ③ポジション:○
この馬はこれまで見せているパフォーマンス自体は、No.2,3を争うではないかと見ています。16番枠は正直痛かったと思いますが、この鞍上であればヴィクトリアマイルの競馬を見ても積極的に前目をとってくれると期待でき、実力を発揮できる競馬に持ち込んでくれるのではないかと期待しています。
ただ、重馬場だったり風の影響で上がりのかかる競馬しか経験しておらず、33~34秒台の上がりを恐らく要求されるオークスに対応できるかは不安。血統背景からもあまり高速馬場向きには見えません。前がある程度引っ張って上がりのかかる競馬になれば上位に来ると思いますが、スローの上がり勝負だとやはり不安があるので、4番手評価まで落としました。
△06リアアメリア
①高速上がり:○ ②スタミナ:× ③ポジション:△
GIで度々人気を裏切ってきており能力の頭打ちを懸念されている同馬ですが、好走するとしたら今回ではないかなと思っています。やはりアルテミスSは圧巻で、スロー・高速馬場からの瞬発力勝負での強さは見せています。
その後の2戦は超ハイペース・重馬場と適性外の競馬を強いられているとも言え、成長が頭打ちになっている可能性もありますが、アルテミスSからも好走するとしたら今回の条件で、人気も下がって今回が買いということで、買い目には入れておきたい一頭だと思います。
△17マルターズディオサ
①高速上がり:○ ②スタミナ:× ③ポジション:△
この馬は2400mのスタミナは疑わしいが、ラップ適性自体は今年のチューリップ賞が割と高速馬場で中弛みの競馬だったので、そこで好走しており適性は見せていると考えている。
残念なのはこの枠順で、陣営も中段より後ろの競馬を示唆している点である。ポジションを考え消すことも考えたが、近走のG1で個人的に陣営のコメントに攪乱されている点も踏まえて、あまり陣営のコメントは真に受けず、△で押さえることにした。
その他
スマイルカナ・アブレイズは、能力とポジションは評価するものの、オークスの例年のラップ傾向てきには厳しい可能性は高いです。
サンクテュエールは鞍上がルメールなので、中盤緩んだところで押し上げる競馬が期待できますが、シンザン記念を見てもある程度時計のかかる馬場で内枠から器用にインを立ち回る競馬で持ち味がでるのかと思い評価を下げました。
デゼルは超大物の可能性もありますが、さすがに前走のドスローから今回の距離延長&ペースアップに対応できるかは懐疑的で、この人気なら評価を下げたいと思います。
ミヤマザクラは高速上がりの経験がなく、適性的に疑問。
ウインマイティやリリーピュアハートはこれまでのレースレベル自体が低調で評価しづらい。
ウーマンズハートは左回りでの復調も期待されるかもしれませんが、新潟の2戦も超スローからの上がり3Fだけで勝った馬で、兄弟を見ても短距離馬ばかりで、2400mは全くこなせないと判断します。
その他の後方勢は今回の馬場だと難しく、能力的にも難しいと思います。
買い目
ワイド2-4
3連複2-4-5,6,16,17 (本命・対抗の2頭軸から4頭流し)
馬連2-3,5,8,10,16,17 (デアリングタクトの差し損ね)