【続・重賞血統査定】京阪杯の全出走予定馬を血統診断!
◆ジャパンC(東スポ競馬WEB)◆
◆ジャパンC(東スポレースチャンネル)◆
◆京阪杯の上位人気馬(東スポ競馬WEB)◆
カンチェンジュンガ
母クェスタボルタは2020年かしわ記念勝ち馬ワイドファラオの半姉。ビッグアーサー産駒の本馬はノーザンテーストの4×4を持つ馬力型で、力のいる馬場は歓迎のクチ。重賞級相手では先行力で劣りますが、馬郡がバラけやすい今の馬場なら末脚も活かしやすいのではないでしょうか。成長力にも優れた父系だけに、まだまだ上昇が期待できそうです。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★
グレイトゲイナー
2013年エーデルワイス賞勝ち馬フクノドリームなど短距離馬揃いのきょうだい。キンシャサノキセキ産駒の本馬もIn Realityの5×4を中心にスピード強化型の配合で、気性的にも小細工なくスピードで押し切れる馬場がベストでしょう。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★
サブライムアンセム
母母ハッピーパス(2003年京都牝馬S)はコディーノ(2012年朝日杯FS2着)やチェッキーノ(2016年オークス2着)などを出した優秀な繁殖牝馬で、母パストフォリアも芝1400~1800mで4勝。ロードカナロア産駒の本馬はKingmambo+Robertoなどを持つ馬力型で、力のいる馬場は歓迎のクチ。晩成型の父の産駒でもあるだけに、5歳11月でもまだまだ身体は動いています。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
チェイスザドリーム
母母セクレゴールドはGone West(1987年ドワイヤーS)やLion Cavern(1992年仏2000ギニー3着)の半妹。本馬はロードカナロア×アドマイヤムーン×Seeking the Goldらしい快速馬で、馬場を問わずスプリント路線で活躍しています。今回のメンバーでもテンのスピードは最上位でしょう。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
テイエムスパーダ
Sir Gaylordの6×6・7などを持つ柔軟なスピード馬で、気性面を考慮しても自分のリズムで走れるかがポイント。反対に他馬に合わせる競馬は不得手で、最低でも揉まれないポジションは獲りたいところです。快速馬が揃った今回は...。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★★
ドロップオブライト
母も兄姉も短距離路線で活躍しているスピード一家で、本馬も全5勝は芝1200m戦。ただ、トーセンラー産駒らしくピュアスプリンターという馬体ではないだけに、平均ペース以上なら中団以降につける形になるでしょう。荒れた馬場は苦にせず、馬郡がバラけやすい今の馬場なら末脚も活かしやすそうです。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
ビッグシーザー
母アンナペレンナはStorm Catの3×3を持つスピード血統で、本馬は短距離種牡馬ビッグアーサー産駒。力のいる馬場も苦にせず、若駒時から舞台を選ばず堅実なパフォーマンスを披露してくれています。ただ、成長力に優れた父系でもあるだけに、まだまだパフォーマンスの上昇を期待してもいいのではないでしょうか。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★
プルパレイ
母マイジェンはダート短距離の北米GⅡ勝ち馬。半兄サトノゴールドは2019年札幌2歳S2着など中長距離で活躍しましたが、イスラボニータ産駒の本馬はIn Realityの5・6×5譲りのスピードが持ち味となっています。父の産駒らしく柔軟なフットワークで走り、京都競馬場は得意コースのひとつです。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★
マメコ
母ファーマクリームはスニッツェル×サクラバクシンオーの短距離馬で芝1200m戦で3勝。リヤンドファミユ産駒の本馬も母譲りのスピードが持ち味で、ノーザンテーストの5・4×5などを持つだけに荒れた馬場も苦にしないでしょう。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★
ラプタス
半兄マジェスティハーツは2013年神戸新聞杯2着など中長距離でも走っていますが、きょうだい全体としてはボストンハーバー×Storm Catの母譲りのスピードが持ち味。ディープブリランテ産駒の本馬もダ1400mの地方交流重賞で5勝を挙げ、8歳になった今年も重賞2着があるなど息の長い活躍を見せています。ただ、もともと繋は柔軟で芝適性は決して低くないタイプだけに、短距離戦なら芝とダートは問わないでしょう。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
レッドヒルシューズ
母ヤマノラヴはIn Realityの4×5を持つスピード馬で、本馬の3/4同血の姉ラブミーファインは2018年函館2歳S2着馬。ハーツクライ産駒の本馬も筋肉質なスピード馬で、2歳時から安定したスピード能力を見せています。手先が強い馬体だけに芝なら力のいる馬場向きで、ダートでの走りも見てみたいパワータイプです。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★
レッドベルオーブ
母レッドファンタジアは2012年スピンスターS優勝馬インランジェリーの3/4同血の妹。自身は未勝利馬に終わりましたが、繁殖牝馬としては本馬を筆頭にデビュー馬6頭中5頭が2勝以上を挙げるという素晴らしい繁殖能力を見せています。ただ、ディープインパクト産駒だけに本質はマイル以上が適条件。身体面と気性面のバランスがうまく嚙み合っていない感は否めません。
適性評価:★ 素質評価:★★★★
ヴェントヴォーチェ
タートルボウル×Distant Viewという欧州のマイラー血統ですが、血統の印象以上にコンパクトで筋肉質な馬体を有しており、脚力だけならGⅠ級の素質を秘めています。ただ、不器用で能力を発揮し切れないことが多く、自分のリズムで競馬ができるかがポイント。馬郡がバラけやすい今の馬場は本馬にとって絶好の舞台ではないでしょうか。長期休養明け2戦目でコンディションが戻っていれば復活に期待できる素質馬です。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★★