【種牡馬辞典】Native Dancer系
Native Dancer
<プロフィール>
1950年生、米国産、22戦21勝
<主な勝ち鞍>
1952年ベルモントフューチュリティS(D6.5F)
1953年プリークネスS(D9.5F)
1953年ベルモントS(D12F)
1953年トラヴァーズS(D10F)
<代表産駒>
Hula Dancer(1963年英1000ギニー、ジャックルマロワ賞、ムーランドロンシャン賞、英チャンピオンS)
カウアイキング(1966年ケンタッキーダービー、プリークネスS)
Native Street(1966年ケンタッキーオークス)
<特徴>
白黒テレビが普及し始めた時代に「芦毛の亡霊(Gray Ghost)」の愛称で親しまれた22戦21勝の歴史的名馬。怪我に悩まされる面もあったが、アメリカ競馬史上屈指の一頭であることは間違いない。母母Miyakoは1938年米2歳チャンピオンEl Chicoの全姉であり、Ben Brushの4×3やDominoの4・5×4などからLexingtonのスピードを強く受け継いだ馬。そのMiyakoにDiscovery、Polynesianと欧米混血馬を掛け合わせて誕生したのが本馬であり、種牡馬としても世界中で様々なカテゴリーの活躍馬を輩出。名種牡馬として一大父系を築いた。
--Sea Bird
<プロフィール>
1962年生、仏国産、8戦7勝
<主な勝ち鞍>
1965年英ダービー(T12F)
1965年サンクルー大賞(T2500m)
1965年凱旋門賞(T2400m)
<代表産駒>
Gyr(1970年サンクルー大賞)
Allez France(1973年仏1000ギニー、仏オークス、ヴェルメイユ賞、1974年凱旋門賞)
Little Current(1974年プリークネスS、ベルモントS)
<特徴>
20世紀欧州最強馬の呼び声高いフランスの名馬。母母MarmeladeがRabelaisの4×3、母SicaladeがRabelaisの4・5×5×4などフランスのスタミナ血脈を掛け合わせてきた牝系に生まれたが、本馬は父にアメリカ産のNative Dancer直仔Dan Cupidを配しており、フランス由来のスタミナ血統の固着に異系のスピードを注入した名馬だったといえるだろう。手足が長く、無駄肉の少ないスレンダーな馬体で、立ち気味の肩も特徴的。種牡馬としては早世したこともあり大きな成功を収められなかったが、限られた産駒からAllez France(1973年仏1000ギニー、仏オークス、ヴェルメイユ賞、1974年凱旋門賞)やLittle Current(1974年プリークネスS、ベルモントS)などが出ており、父系はArctic Tern(1997年ガネー賞)のラインが細々と繋いでいる。
--Sharpen Up
<プロフィール>
1969年生、英国産、8戦5勝
<主な勝ち鞍>
1971年ミドルパークS(T6F)
<代表産駒>
Diesis(1982年ミドルパークS、デューハーストS)
ペブルス(1984年英1000ギニー、1985年エクリプスS、英チャンピオンS、BCターフ)
Trempolino(1987年凱旋門賞)
Sanglamore(1990年仏ダービー、1991年イスパーン賞)
<特徴>
父エタンは1戦1勝で現役を終えた無名の種牡馬だが、その血筋はAloeに遡るイギリスの名牝系であり、その母Mixed MarriageのラインからはKnown FactやGone West、タイキフォーチュンやクラリティスカイなどが出ている。本馬の母RocchettaはOutcrop(1963年ヨークシャーオークス、パークヒルS)の全妹。Mixed MarriageもRocchettaもHyperion系の産駒であり、本馬はHyperionを5×3でインブリードしている。Native Dancer系の中でも芝適性が高く、距離もKris(1979年サセックスS)やDiesis(1982年ミドルパークS、デューハーストS)といった短距離馬からTrempolino(1987年凱旋門賞)やSanglamore(1990年仏ダービー、1991年イスパーン賞)といった中長距離馬まで幅広く輩出。Raise a Nativeを経由しないNative Dancerの直系を繁栄させた功労馬である。
---Kris
<プロフィール>
1976年生、英国産、16戦14勝
<主な勝ち鞍>
1979年サセックスS(T8F)
<代表産駒>
Oh So Sharp(1985年英1000ギニー、英オークス、英セントレジャー)
フラツシユオブステイール(1986年愛2000ギニー)
Unite(1987年英オークス、愛オークス)
<特徴>
父Sharpen Upの人気の火付け役であり、2歳GⅠ2勝馬Diesis(1982年ミドルパークS、デューハーストS)や種牡馬Keenの全兄でもある。4代母No AngelがPharos=Fairwayの3×3、Lady Josephineの4×4というインブリードを持ち、3代母Sweet AngelがFairway=Pharosの2×4・4で継続。その後の2代は異系血脈を掛け合わせているが、本馬は父からPharos=FairwayとLady Josephineの血を再注入しており、本兄弟の競走成績、そして種牡馬としての成功には不可欠な仕掛けだったと考えられる。ただ、全体的にはインブリードが薄く、種牡馬としてはマイラーから中長距離馬まで幅広いカテゴリーの活躍馬を輩出。1985年には英愛リーディングサイアーにも輝いた。
---Diesis
<プロフィール>
1980年生、英国産、6戦3勝
<主な勝ち鞍>
1982年ミドルパークS(T6F)
1982年デューハーストS(T7F)
<代表産駒>
Diminuendo(1988年英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークス)
Halling(1995、96年エクリプスS、英インターナショナルS、1996年イスパーン賞)
Ramruma(1999年英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークス)
<特徴>
父Sharpen Upの人気の火付け役であるKris(1979年サセックスS)の全弟であり、全弟Keenも種牡馬としてGⅠ馬を輩出した良血。4代母No AngelがPharos=Fairwayの3×3、Lady Josephineの4×4というインブリードを持ち、3代母Sweet AngelがFairway=Pharosの2×4・4で継続。その後の2代は異系血脈を掛け合わせているが、本馬は父からPharos=FairwayとLady Josephineの血を再注入しており、本兄弟の競走成績、そして種牡馬としての成功には不可欠な仕掛けだったと考えられる。ただ、全体的にはインブリードが薄く、種牡馬としてはマイラーから中長距離馬まで幅広いカテゴリーのGⅠ馬を世界中で輩出。現在ではHallingを通じてSharpen Up系で最も活力のあるラインを形成している。
----Halling
<プロフィール>
1991年生、米国産、18戦12勝
<主な勝ち鞍>
1995年エクリプスS(T10F)
1995年英インターナショナルS(T10.5F)
1996年イスパーン賞(T1850m)
1996年エクリプスS(T10F)
1996年英インターナショナルS(T10.5F)
<代表産駒>
Cavalryman(2009年パリ大賞)
Jack Hobbs(2015年愛ダービー、2017年ドバイシーマクラシック)
Desert Encounter(2018、19年カナディアンインターナショナルS)
<特徴>
父Diesisの代表産駒であり、最優良後継種牡馬。古馬になって大成した晩成型で、4~5歳時にはエクリプスSと英インターナショナルSを連覇した。頭の高い走りが特徴的で、先行策から渋太い末脚を発揮。GⅠ5勝中4勝は逃げ切りでの勝利である。種牡馬としてもCavalryman(2009年パリ大賞)やJack Hobbs(2015年愛ダービー、2017年ドバイシーマクラシック)を出して成功。5代アウトブリードではあるが、産駒には豊富なスタミナを強く伝え、代表産駒であるJack Hobbs(2015年愛ダービー、2017年ドバイシーマクラシック)のレースぶりはまさに父に産駒らしさを表現したものであった。
---Selkirk
<プロフィール>
1988年生、米国産、15戦6勝
<主な勝ち鞍>
1991年クイーンエリザベスⅡ世S(T8F)
<代表産駒>
Wince(1999年英1000ギニー)
Nahrain(2011年オペラ賞、2012年フラワーボウル招待S)
Cityscape(2012年ドバイデューティーフリー)
<特徴>
GⅠタイトルは1991年クイーンエリザベスⅡ世Sの1勝に止まり、種牡馬としてもリーディングサイアーのタイトルは獲得できずと超A級の実績は残せなかったが、Sharpen Up直仔らしく幅広いカテゴリーのGⅠ馬を世界中で輩出した名種牡馬。母Annie Edgeも1983年愛1000ギニー3着などマイル~中距離で活躍し、繁殖牝馬としても本馬以外に重賞勝ち馬を複数頭出している。父が持つHyperionの5×3を6・4×6で薄く継続しつつ、本馬自身は5代アウトブリードの配合形で母馬の良さを引き出す名種牡馬だったといえるだろう。
-Raise a Native
<プロフィール>
1961年生、米国産、4戦4勝
<主な勝ち鞍>
1963年グレートアメリカンS(D5.5F)
<代表産駒>
Majestic Prince(1969年ケンタッキーダービー、プリークネスS)
クラウンドプリンス(1971年デューハーストS)
Alydar(1978年フラミンゴS、フロリダダービー、ブルーグラスS、トラヴァーズS)
<特徴>
2歳7月までにコースレコードを連発して4戦4勝を挙げながらも、屈腱炎により引退。産駒も脚元の弱い馬が多かったが、その中で1969年米二冠馬Majestic Prince(1969年ケンタッキーダービー、プリークネスS)や1978年米三冠すべてでAffirmedの2着となったAlydar(1978年フラミンゴS、フロリダダービー、ブルーグラスS、トラヴァーズS)などを輩出。さらには、Exclusive Native、Mr. Prospector、Alydarという3頭の北米リーディングサイアーを出し、Native Dancer系の最大勢力として現在もサイアーラインを繋いでいる。
--Exclusive Native
<プロフィール>
1965年生、米国産、13戦4勝
<主な勝ち鞍>
1968年アーリントンクラシックS(D8F)
<代表産駒>
Affirmed(1977年米ホープフルS、ベルモントフューチュリティS、ローレルフューチュリティS、1978年サンタアニタダービー、ハリウッドダービー、ケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントS、1979年チャールズHストラブS、サンタアニタH、カリフォルニアンS、ハリウッドGC、ウッドワードS、ジョッキークラブGC)
Genuine Risk(1980年ケンタッキーダービー、ラフィアンH)
Outstandingly(1984年BCジュベナイルフィリーズ、ハリウッドスターレットS)
<特徴>
米国クラシック三冠馬Affirmed(1977年米ホープフルS、ベルモントフューチュリティS、ローレルフューチュリティS、1978年サンタアニタダービー、ハリウッドダービー、ケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントS、1979年チャールズHストラブS、サンタアニタH、カリフォルニアンS、ハリウッドGC、ウッドワードS、ジョッキークラブGC)を輩出した1978、79年北米リーディングサイアー。4代母PanoplyがDominoの3×4、母母Good ExampleがFairy Gold(Fair Playの母)の3×4、母ExclusiveがPeter Panの4×4、Fair Playの4×4など代々パワー血脈を掛け合わせてきた牝系にあり、本馬もDisplayの5×4など薄く継続した形。古き良き北米血脈を子孫に伝え、Affirmed以外にもGenuine Risk(1980年ケンタッキーダービー、ラフィアンH)など数多くのGⅠ馬を輩出した。後継種牡馬が続かなかったため父系は衰退したが、Harlan's HolidayやAmerican Pharoahなど本馬の血を持つ名馬、名種牡馬も少なくない。母母Good ExampleはDeputy Ministerの牝祖でもあり、Eight ThirtyやWar Relicとは相似な血の関係。北米のパワー血脈を呼び覚ますスパイスとなっている。
---Affirmed
<プロフィール>
1975年生、米国産、29戦22勝
<主な勝ち鞍>
1977年米ホープフルS(D6.5F)
1977年ベルモントフューチュリティS(D7F)
1977年ローレルフューチュリティS(D8.5F)
1978年サンタアニタダービー(D9F)
1978年ハリウッドダービー(D9F)
1978年ケンタッキーダービー(D10F)
1978年プリークネスS(D9.5F)
1978年ベルモントS(D12F)
1979年チャールズHストラブS(D10F)
1979年サンタアニタH(D10F)
1979年カリフォルニアンS(D8.5F)
1979年ハリウッドGC(D10F)
1979年ウッドワードS(D10F)
1979年ジョッキークラブGC(D12F)
<代表産駒>
Bint Pasha(1987年ヨークシャーオークス、ヴェルメイユ賞)
Zoman(1992年イスパーン賞、バドワイザーインターナショナルS)
Flawlessly(1991~93年メイトリアークS、1992、93年ビヴァリーヒルズH、1992~94年ラモナH、1993年ビヴァリーDS)
<特徴>
アメリカ競馬史上11頭目のクラシック三冠馬であり、1978~79年北米年度代表馬に輝いた最強馬。母母Scarlet RibbonはSir Gallahadの4×3、母Won't Tell YouはSir Gallahad=Bull Dogの3・4×5・4、さらにはFighting Fox=Gallant Foxの全兄弟クロスを2×4で持つ欧米混血馬で、本馬は古き良き北米血脈を子孫に伝える父Exclusive Nativeにヨーロッパ血統の底力を注入した配合形だったといえる。胴が長めで、肩もつき方も寝気味。大きなフットワークで走り、ゴール前では牝系由来の底力で他馬の追撃を許さなかった。好敵手Alydarとは競走馬としては7勝3敗と勝ち越したが、種牡馬としては1990年北米リーディングサイアーにも輝いた同馬に軍配。とはいえ、本馬も欧米でGⅠ馬を数多く輩出しており、日本でもナリタトップロードやスティンガーの母父として血統表に名を残している。ただ、活躍馬が牝馬や騙馬に偏ったこともあり、父系の存続は難しい状況だ。
--Majestic Prince
<プロフィール>
1966年生、米国産、10戦9勝
<主な勝ち鞍>
1969年サンタアニタダービー(D9F)
1969年ケンタッキーダービー(D10F)
1969年プリークネスS(D9.5F)
<代表産駒>
Majestic Light(1976年スワップスS、モンマス招待H、1977年エイモリーLハスケルH、マンノウォーS)
Coastal(1979年ベルモントS、モンマス招待H)
Eternal Prince(1985年ウッドメモリアルS)
<特徴>
無敗で1969年ケンタッキーダービー、プリークネスSを制した父Raise a Nativeの代表産駒。母母Your HostessはGainsboroughの3×4、母Gay HostessはGainsboroughの4×4・5とイギリスのクラシック血脈を継続しつつ、母はSun Princess≒Mahmoudの2×3によりMumtaz Mahal牝系の瞬発力も強調した配合形。本馬とクラウンドプリンス(1971年デューハーストS)という2頭の大物を輩出し、さらに自身が形成した優れた血脈を子孫に伝えた優秀な繁殖牝馬だ。本馬は北米の人気種牡馬Raise a Nativeを父に配した欧米混血馬。筋肉量豊富な大型馬だが、伸びがありバネの利いた走りには牝系の良さが表れている。種牡馬としても芝とダートのGⅠ馬を輩出。名種牡馬KingmamboはRaise a Native、Royal Charger≒Nasrullah、Your Hostess≒Flower Bowlなど本馬の主要な血脈を抑えており、エアスピネル=エアウィンザーやダイワキャグニーなど両血脈を持つ活躍馬も少なくない。
--Mr.Prospector
<プロフィール>
1970年生、米国産、14戦7勝
<主な勝ち鞍>
-
<代表産駒>
Conquistador Cielo(1982年メトロポリタンH、ベルモントS)
Tank's Prospect(1985年プリークネスS)
Gulch(1986年米ホープフルS、ベルモントフューチュリティS、1987年ウッドメモリアル招待S、1987、88年メトロポリタンH、1988年カーターH、BCスプリント)
Kingmambo(1993年仏2000ギニー、St.ジェームズパレスS、ムーランドロンシャン賞)
Fusaichi Pegasus(2000年ケンタッキーダービー)
<特徴>
Northern Dancerと並ぶ20世紀を代表する大種牡馬。競走馬としては怪我などにより大成できなかったが、引退後は北米で2度のリーディングサイアーに輝き、さらに後継種牡馬が次々に大成功。Nearco父系以外では現在断トツの繁栄を見せている。北米血統らしいパワーとスピードを伝えるNative Dancer→Raise a Native父系でありながらも、母Gold DiggerはThe Tetrarchの5×6などから柔軟性も兼ね備えた繁殖牝馬。ヨーロッパで芝マイルGⅠ馬を複数出したことは母のThe Tetrarch血脈が根拠に挙げられ、この柔軟性があったからこそ、アメリカを飛び出して世界各国で父系を広められたのだろう。反対に、父Raise a Nativeや母のBlue Larkspurなどを刺激すれば北米血脈らしいパワーを増幅する効果が見込め、特にRoberto(母がGold Diggerと相似な血の関係)を併せ持つ馬にはパワーや機動力に長けたタイプが多い。
--Alydar
<プロフィール>
1975年生、米国産、26戦14勝
<主な勝ち鞍>
1977年サプリングS(D6F)
1977年シャンペンS(D8F)
1978年フラミンゴS(D9F)
1978年フロリダダービー(D9F)
1978年ブルーグラスS(D9F)
1978年トラヴァーズS(D10F)
<代表産駒>
Alysheba(1987年ケンタッキーダービー、プリークネスS、1988年BCクラシック)
クリミナルタイプ(1990年ピムリコスペシャルH、メトロポリタンH、ハリウッドGC、ホイットニーH)
Easy Goer(1989年ウッドメモリアルS、ベルモントS、ホイットニーH、トラヴァーズS、ウッドワードS、ジョッキークラブGC、1990年サバーバンH)
Strike the Gold(1991年ケンタッキーダービー、1992年ピムリコスペシャルH)
<特徴>
米クラシック三冠のすべてでAffirmedの2着と涙を飲んだ悲運の名馬。同馬との因縁は2歳6月のデビュー戦ユースフルSに始まり、通算で10戦3勝7敗の激闘を繰り広げた。3代母Real Delightは1952年CCAオークスなどを制した名牝で、母Sweet ToothはTwo Lea≒Real Delightの2×2が特徴的な配合形。本馬も牝系譲りの強靭なパワーを継承しており、半姉Our Mimsも1977年CCAオークス、アラバマSなどを制して3歳牝馬チャンピオンに輝いている。引退後は故郷カルメットファームで種牡馬入りし、Easy Goer(1989年ウッドメモリアルS、ベルモントS、ホイットニーH、トラヴァーズS、ウッドワードS、ジョッキークラブGC、1990年サバーバンH)を筆頭に数多くの活躍馬を輩出。1990年には北米リーディングサイアーにも輝いており、種牡馬としてはAffirmedを圧倒する成功を収めた。馬体面では母が持つBull Leaのインブリードにより曲飛節である点が特徴的。
≪坂上 明大(Sakagami Akihiro)≫
1992年生まれ、岐阜県出身。元競馬専門紙トラックマン(栗東)。2019年より競馬情報誌サラブレにて「種牡馬のトリセツ」「新馬戦勝ち馬全頭Check!」などの連載をスタートさせ、生駒永観氏と共同執筆で『血統のトリセツ』(KADOKAWA)を上梓。現在はYouTubeチャンネル『競馬オタク』を中心に活動し、パドック解説や番組出演、映像制作、Webメディアでの連載もこなす。
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