【続・重賞血統査定】京都金杯の全出走予定馬を血統診断!
◆京都金杯の上位人気馬(東スポ競馬WEB)◆
オーキッドロマンス
母エキナシアはダート1200m以下で3勝を挙げたスニッツェル産駒で、Danzigの4×4が主なスピード源。ロジャーバローズ産駒の本馬もDanzigの4×5・5で母の特徴を継続しており、1400m以下でスピードを活かす競馬がベストでしょう。今回は1600mへの距離延長が課題となりそうです。
適性評価:★★ 素質評価:★★★
コナコースト
4代母バレークイーンに遡る名牝系に属し、母母アンブロワーズ(2004年函館2歳S)は2004年阪神JF2着馬。母コナブリュワーズも芝1400m以下で4勝を挙げており、キタサンブラック産駒の本馬も1600m前後がベターでしょう。母父にKingmambo系キングカメハメハを持ち、中京芝1600mも得意条件のひとつ。底力に優れた牝系でもあるだけに、スランプを抜け出せれば...。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★★
コレペティトール
母ベガスナイトはデルマーオークス馬No Matter WhatやトラヴァーズS2着馬E Dubaiの半弟で、母自身も芝とダートの1600m以下で3勝。繁殖牝馬としてもオメガインベガス(2013年関東オークス2着)、アメリカズカップ(2017年きさらぎ賞)、キングオブドラゴン(2023年日経新春杯2着)などを出しており、本馬も昨年の京都金杯を制しています。ジャスタウェイ産駒らしい背中の長い持続力型マイラーで、トニービンの血を持つことから中京芝1600mの舞台もピッタリ。条件替わりでの一変に要注意の実力馬です。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★
ゴールデンシロップ
母母Only Royaleはヨークシャーオークス連覇を果たした長距離馬で、本馬は母母のスタミナを土台にMr. Greeley、Havana Goldからスピードを強化した欧州マイラー。中京芝1600m適性は高く、ハンデを活かして上位争いに食い込みたいところです。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★
サクラトゥジュール
母サクラレーヌはサクラナミキオー(2000年オールカマー2着)、サクラプレジデント(2002年札幌2歳S、2003年札幌記念、2004年中山記念)、サクラアルディート(2014年AJCC2着)などの半きょうだい。ネオユニヴァース産駒の本馬は機動力型の中距離馬で、マイルならスローペース戦がベストでしょう。また、今回は去勢明け緒戦なだけに当日の気配には要注意です。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★★
シュバルツカイザー
母FashionableはNashwan×Shirley Heightsの中距離馬で、本馬の半姉Jack Naylorは2015年愛オークス2着馬。本馬は欧州の芝短距離GⅠ馬を数多く輩出するDark Angel産駒ですが、スプリント戦でのレースぶりからも本質は1400~1600mではないでしょうか。欧州血統有利の中京・京都金杯の舞台も合いそうです。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★
セオ
父スピルバーグはLyphardの4×4を持ち、本馬もLyphardの5・5×5で父の特徴を継続。Burghclere≒Height of FashionやDanzigなどからもFair Trial血脈を増幅しており、小回り向きの機動力が本馬の最大の武器となっています。欧州血脈の濃い配合形ではありますが、本馬自身は小回りの芝1600~2000mがベストでしょう。蹄底が厚く道悪馬場も苦にしないだけに、ひと雨降れば好走確率は上がりそうです。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★
セルバーグ
3代母Fara's Teamは1988年テストS勝ち馬で、母母エンジェルシードは1994年BCクラシック勝ち馬Concernの全妹。エピファネイア産駒の本馬は1800mまで好走実績がありますが、課題はエピファネイア×キンシャサノキセキらしい気性面の難しさでしょう。中京芝1600mでは中京記念を制していますが、コースよりもメンバー構成に注意したい実績馬です。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
フィールシンパシー
フォーティナイナー持ちのベーカバド産駒らしい突進型先行馬で、小回りコースや力のいる馬場で持ち味が活きるタイプ。開幕週の中京芝1600mでは馬場や展開の恩恵が欲しいところです。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★
マテンロウオリオン
母母レディパステルは2001年オークス馬で、本馬はダイワメジャー×キングカメハメハのマイル~中距離向き。特にHyperion血脈を掛け合わせた配合形でもあり、胸の深い馬体からもハイペースでの消耗戦がピッタリでしょう。中京芝1600mは得意条件のひとつです。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★
メイショウチタン
母ラルティスタは芝1200mで3勝を挙げたマイネルラヴ産駒で、ロードカナロア産駒の本馬も血統通りのスピード馬。中京・京都金杯と相性が良いKingmambo父系ではありますが、マイル戦では馬場や展開の恩恵が欲しいところです。
適性評価:★★★ 素質評価:★★
ロジリオン
母ビービーバーレルは2016年フェアリーSの勝ち馬。リオンディーズ産駒の本馬はKingmambo+Robertoを持つパワー型で、頭の高い走りから小足を使う競馬が理想。東京などの直線の長いコースばかり使っていますが、中山芝1600mや阪神芝1400mでの走りも見てみたい血統馬です。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★