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【続・重賞血統査定】サウジアラビアRCの全出走予定馬を血統診断!
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アルテヴェローチェ
母母クルソラはアルゼンチンの芝2000mGⅠを2勝した名牝で、繫殖牝馬としてもピオネロ、クルミナル、セレシオンといった重賞好走馬を輩出。本馬の母クルミネイトは未勝利馬ですが、同馬はクルミナルの全妹であり、初仔の本馬はモーリス産駒の小柄な牡馬です。Lyphardの5×5・5譲りの機動力が持ち味で、前々で運べれば舞台を選ばずに堅実な活躍を見せてくれそうです。距離は2000m前後がベター。前走では抜け出して遊ぶ余裕を見せており、まだまだ底を見せていない素質馬です。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
アルレッキーノ
母にチェッキーノ(2016年オークス2着)、半兄にノッキングポイント(2023年新潟記念)、半姉にチェルヴィニア(2024年オークス)がいる超良血馬。ブリックスアンドモルタルとの組み合わせもバランスが良く、馬力と機動力に優れた配合形から小回りコースの芝中距離戦がベストでしょう。前走は高速馬場の恩恵も大きかったですが、レコードタイの好時計を計時しての快勝。適性面で高い評価は与えられませんが、素質面ではメンバー中随一の一頭でしょう。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★★★
シンフォーエバー
Mr. Prospectorの5・7・6×4・5など北米血脈を詰め込んだスピード馬で、芝1600m以下を一気に押し切る競馬が理想でしょう。高速馬場の小回りコースがベスト条件で、東京での瞬発力勝負では分が悪い印象。直線入り口ではセーフティーリードを取っておきたいところです。ただ、現状の完成度はメンバー中上位でしょう。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★
タイセイカレント
3代母Beauty Is Truthは3頭のGⅠ馬を輩出した名繁殖牝馬で、母母Fire Lilyも2~3歳時に愛GⅢを3勝。母アイリッシュシーは未勝利馬ですが、Galileo×Dansili×Pivotalという欧州の主流血統で、繁殖牝馬としては地方交流重賞常連のキャリックアリードなどを出しています。モーリス産駒の本馬はSadler's Wells≒Nureyevの4×3・6などを持つ底力に優れた配合形で、淀みない流れになりやすい中山芝1600mがベスト条件ではないでしょうか。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★
ニシノルアノーヴァ
母母ニシノブルームーンは2010年ヴィクトリアマイル3着馬。母ニシノリコルディはハーツクライ産駒らしい緩さの目立つ馬体で未勝利に終わってしまいましたが、リオンディーズ産駒の本馬も完成はまだまだ先になりそうです。瞬発力勝負も少々分が悪いでしょうか。
適性評価:★★ 素質評価:★★★
フードマン
父Kingmanは驚異的な瞬発力を武器にヨーロッパの年度代表馬まで登り詰めた名マイラー。本馬は3代母Alignmentが父の瞬発力源を刺激する配合形で、末脚勝負では日本馬にも引けを取らない素質を秘めた一頭です。重馬場の1400m戦で初勝利を挙げましたが、良馬場の1600m戦ならさらにパフォーマンスを上げる可能性も。ただ、気性面で難しいところがありそうなだけに、序盤のレース運びがポイントとなりそうです。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
マイネルチケット
母エントリーチケットは芝1600m以下で6勝を挙げた堅実な活躍馬。ダノンバラード産駒の本馬はサンデーサイレンスの血を3×3でインブリードしており、1600m前後が主戦場となりそうです。瞬発力勝負への対応力も高そうですが、本当に良くなるのはまだまだ先でしょう。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★
★適性評価★
血統を中心に馬体や走法などから今回の条件との適性マッチ度を評価
★素質評価★
血統、馬体、走法などから素質の高さを相対的に評価