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【続・重賞血統査定】きさらぎ賞の全出走予定馬を血統診断!

◆きさらぎ賞の上位人気馬(東スポ競馬WEB)◆

エリカアンディーヴ
5代母Courtly Deeに遡る名牝系に属し、母Going Dayの半妹にはアルビアーノ(2015年フラワーC、スワンS)やCovfefe(2019年テストS、BCフィリー&メアスプリント)がいます。Oscar Performance産駒の本馬は父からSadler's Wells≒Nureyevの血を引いており、欧州的末脚が本馬の武器。きさらぎ賞の血統傾向にはピッタリの配合形で、2戦目での上積みにも期待したい素質馬です。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★

サウンドバッハ
スクリーンヒーローなどが出るモデルスポート牝系に属し、本馬はモーニン×フジキセキのダート血統。立ち繋の足元からも芝適性は高く評価できず、1800mへの距離延長もプラスではないでしょう。
適性評価:★ 素質評価:★★★

ジェットマグナム
5代母バレークイーンに遡る名牝系に属し、母ビビットオレンジはNureyev≒Sadler's Wellsの5×5やトニービンの3×4などを持つ成長力に優れた芝中距離血統。父ヘンリーバローズとの組み合わせもバランスが良く、日本血統+欧州血統というきさらぎ賞にピッタリの配合形でもあります。本当に良くなるのは3歳秋以降ですが、コース適性については文句なしの好配合馬です。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★

スリーキングス
3代母Preach(1991年フリゼットS)に遡る名牝系。エピファネイア産駒の本馬はSeattle Slewの5×4などを持つストライド走法で、中長距離で持続力を活かす競馬がベストでしょう。瞬発力勝負では分が悪いだけに、積極的に早めに動いていく競馬が合いそうです。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★

ヒルノハンブルク
4代母Katiesに遡る名牝系に属し、母グリントオブライトは芝2200~2400mで3勝。ナダル産駒の本馬はダートで初勝利を挙げましたが、手先の柔軟さから芝適性も高いのではないでしょうか。Kris S.の4×3やBound≒Nureyevの4×4など芝適性を高める仕掛けも多く、初の芝レースでも無視はできない一頭です。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★

ムーンライトラガー
3代母Flanders(1994年スピナウェイS、フリゼットS、BCジュベナイルフィリーズ)は北米GⅠ3勝の名牝で、繁殖牝馬としてもGⅠ4勝馬Surfsideや種牡馬バトルプランを輩出。本馬の兄姉には目立った活躍馬がいませんが、オルフェーヴル産駒の本馬は粗削りながら非凡な瞬発力を披露して新馬戦を制しています。ただ、前走馬体重416kgの小柄な牝馬だけに昇級+距離短縮では展開の助けが欲しいところでしょう。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★★

リンクスティップ
母ダンスウィズキトゥンは2016、17年WRターフクラシック連覇のDivisideroの全姉で、本馬の半兄には2024年青葉賞3着馬デュアルウィルダーなどがいます。母はSadler's Wells≒Nureyevの3×5・4を持ち、産駒にもスタミナと底力を継承。キタサンブラック産駒の本馬もスレンダーな中長距離馬体型で、きさらぎ賞の舞台適性も高く評価できる一頭です。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★

★適性評価★
血統を中心に馬体や走法などから今回の条件との適性マッチ度を評価
★素質評価★
血統、馬体、走法などから素質の高さを相対的に評価

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