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【続・重賞血統査定】日経新春杯の全出走予定馬を血統診断!

◆日経新春杯の上位人気馬(東スポ競馬WEB)◆

エヒト
母ヒーラはディープインパクト産駒ながら芝1000m戦でも勝利実績があるスピード馬でしたが、馬体重は430kg前後の小柄な馬で、ルーラーシップ産駒の本馬も比較的小柄な中長距離馬体型に出ています。Nureyev≒Sadler's Wellsの5×4などを持つ小回り巧者ですが、底力が求められる中京芝2200mも苦手とする舞台ではないでしょう。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★

キングズパレス
北米芝GⅠ2勝馬ドバウィハイツ(2011年ゲイムリーS、イエローリボンS)の7番仔で、全姉リバティハイツは2018年フィリーズレビュー優勝馬。本馬はキングカメハメハ×Dubawiらしい万能型で、舞台を選ばず堅実に走れる点が強みです。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★

グランスラムアスク
母母Tizdubaiは2000年米年度代表馬Tiznowの全妹で、本馬はディープインパクト×Storm Catのニックス配合。全兄カイザーバローズも2022年新潟大賞典2着など芝中距離で活躍し、本馬も芝1800mで4勝を挙げています。ただ、本馬は父母の配合イメージとは少々異なり、ディープインパクト×Storm Catの組み合わせでは快足を飛ばしたエイシンヒカリと似たタイプ。スタミナが求められる中京芝2200m重賞では馬場や展開の助けが欲しいところです。
適性評価:★★★ 素質評価:★★

ケイアイサンデラ
母クインズミリセントはJRA未勝利馬ですが、その半姉には2015年ヴィクトリアマイル2着馬ケイアイエレガントがいます。初仔の本馬はRobertoの4×4を持つシルバーステート産駒。配合通りの立ち肩のパワータイプで、内回りコースや力のいる馬場で強さを発揮してくるでしょう。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★

サトノグランツ
母チェリーコレクトは伊1000ギニー、伊オークスを制した二冠牝馬で、繁殖牝馬としてもダノングレース(2019年福島牝馬S3着)、ダイアナブライト(2021年クイーン賞)、ワーケア(2019年ホープフルS3着)など堅実な活躍馬を次々に輩出する優秀な繁殖牝馬です。本馬はディープインパクト系サトノダイヤモンド産駒で、末脚に優れた芝中長距離馬の育成に長けた友道厩舎という点も高評価。中京芝2200mは得意条件のひとつでしょう。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★

サリエラ
母サロミナは2012年独オークス馬で、本馬は全姉サラキア(2020年府中牝馬S)や3/4同血の兄サリオス(2019年朝日杯FS)の妹という良血。父ディープインパクト譲りの瞬発力とドイツ牝系から受け継ぐ豊富なスタミナが持ち味で、適性や成長曲線は全姉サラキアに似ています。豊富なスタミナが求められる中京芝2200mは得意条件のひとつです。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★

タッチウッド
母アメージングムーンは2009年最優秀短距離馬ローレルゲレイロ(2009年高松宮記念、スプリンターズS)の半妹。母自身も2012年ファンタジーS3着などがあり、繁殖牝馬としては本馬の他に重賞3勝馬ノースブリッジ(2022年エプソムC、2023年AJCC、2024年札幌記念)などを輩出しています。ドゥラメンテ産駒の本馬も兄同様に気性面の課題は大きく、逃げられなかった時の脆さは不安ですが、適性、素質ともに水準以上の評価を与えたい良血馬です。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★

バトルボーン
母母クバターは芝1600mの亜2歳GⅠ馬で、母コンカランは芝1800~2000mで3勝。ディープインパクト系シルバーステート産駒の本馬はSilver Hawk+トニービンなどを持つ持続力型中長距離馬で、中京芝2200mはピッタリの舞台ではないでしょうか。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★

プラチナトレジャー
4代母ハッピートレイルズに遡る名牝系に属し、母ホワイトエレガンスは2015年紫苑S2着。キングカメハメハ×クロフネ×ハッピートレイルズ牝系の本馬は小回り中距離向きのタフランナーで、ハイペース戦で持ち味を発揮するタイプです。
適性評価:★★★ 素質評価:★★

マイネルエンペラー
全姉にユーバーレーベン(2021年オークス)、3/4同血の兄にマイネルファンロン(2021年新潟記念)がいる一族。父ゴールドシップ、母母父ブライアンズタイムというスタミナ豊富な血統で、中京芝2200mでは②①着。昇級戦にはなりますが、舞台適性はメンバー中屈指の一頭です。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★

マイネルメモリー
芝1600m以下で6勝を挙げたエントリーチケットの半弟。ゴールドシップ産駒の本馬は460kg台の比較的小柄な牡馬で、2200mへの距離延長はプラス材料です。中京芝2200m重賞と相性が良いステイゴールド系でもあり、ハンデ差を活かせれば上位入線があっても全く驚けません。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★

メイショウタバル
芝中長距離種牡馬ゴールドシップの産駒ではあるものの、本馬は牝系譲りのスピードに優れた逃げ馬。気の勝ったタイプでもあり、3000mからの距離短縮は間違いなくプラス材料です。中京芝2200mでは神戸新聞杯を制しており、馬場が渋ればさらに好走確率は上がるでしょう。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★

ロードデルレイ
名門Ballade牝系に属し、母デルフィーノは芝1800~2000mで3勝。ロードカナロア産駒の本馬は母似の薄手の馬体で、スローペースからの末脚勝負がピッタリではないでしょうか。特にスタミナ豊富な配合形でもないだけに、中京芝2200mでは展開の助けが欲しいところです。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★★

★適性評価★
血統を中心に馬体や走法などから今回の条件との適性マッチ度を評価
★素質評価★
血統、馬体、走法などから素質の高さを相対的に評価


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