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【続・重賞血統査定】富士Sの全出走予定馬を血統診断!

◆菊花賞(東スポ競馬WEB)◆

◆菊花賞(東スポレースチャンネル)◆

◆富士Sの上位人気馬(東スポ競馬WEB)◆

エアロロノア
母母エアメサイアは2005年秋華賞馬。本馬はキングカメハメハ×ロックオブジブラルタルのマイラーで、平均~ハイペースを追い込む競馬が理想です。東京のマイルコース自体は悪くありませんが、どうしても展開に左右されるタイプではあります。人気なら軽視、人気薄なら買いという取捨がベターでしょう。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★

クルゼイロドスル
父ファインニードルは2018年高松宮記念、スプリンターズSを制した名スプリンターですが、本馬はDarshaanの4×3を内包。マイラーとしては後躯の薄いタイプで、古馬になってからはタメる競馬で結果が出ています。マイル戦ではスローペースが合いそうなだけに、緩い流れになったときは要注意の一頭です。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★

コムストックロード
母ニシノムーンライトは芝ダ1600m以下で6勝を挙げたマルチランナーで、本馬の近親には2017年サマー2000シリーズ王者タツゴウゲキなどがいます。シルバーステート産駒の本馬もピュアスプリンターといった印象はなく、むしろ底力の求められる1400~1600mが合いそうな配合形。東京コースは微妙ですが、距離延長は問題としないでしょう。
適性評価:★★★ 素質評価:★★

ジェイパームス
母キラーグレイシスはアメリカの2歳GⅠ・ハリウッドスターレットS優勝馬で、繁殖牝馬としても2021年ホープフルS優勝馬キラーアビリティを輩出。本馬は体質の弱さから出世が遅れましたが、素質は兄にも引けを取らないモノを持っています。去勢明けの今回は割引が必要ですが、もともと陰睾のコメントが出ていただけに良い方向に向けばさらに勢いに乗る可能性も。ただ、本質はWild Againの3×5を持つ先行粘着型だけに、小回り中距離を先行する競馬がベストではないでしょうか。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★

ジュンブロッサム
母母ゴールドティアラは2000年マイルCS南部杯優勝馬で、ワールドエース産駒の本馬はディープインパクト産駒ステファノスと共通点が多い配合形。発馬の悪さから瞬発力を活かす競馬が目立ちますが、血統や走法からは1800~2000mで機動力を活かす競馬が理想ではないでしょうか。マイル戦ではどうしても展開に左右されやすい1頭です。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★★

タイムトゥヘヴン
母キストゥヘヴンは2006年桜花賞を制し、引退レースであった2009年中山牝馬Sも制覇。Hyperion血脈を豊富に持ち、ロードカナロア産駒の本馬も母同様に息の長い活躍を見せています。ワンペースな展開を差す競馬がピッタリで、前走のような中山芝1600mでのハイペース戦は本馬の持ち味が生きる絶好の舞台です。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★

バスラットレオン
母バスラットアマルの半姉には英米GⅠ2勝馬シリアスアティテュードがおり、同馬は日本で2020年天皇賞春2着馬スティッフェリオなどを輩出。本馬は母のAhonooraの3×4やGreen Desert譲りのスピードを武器にマルチな活躍を見せており、ディープインパクト系キズナ産駒とはいえ突進力を活かしやすい舞台の方が合っていそうです。
適性評価:★★ 素質評価:★★★★

バルサムノート
3代母Sakura Fabulousは1996年年度代表馬サクラローレルの半姉で、母エピセアロームは2011年小倉2歳Sと2012年セントウルSを制したスプリンター。本馬はモーリス×ダイワメジャーのタフマイラーで、ハイペースのマイル前後には滅法強いタイプです。東京マイルよりも中山マイルの方が持ち味が活かせるでしょう。
適性評価:★★★ 素質評価:★★

パラレルヴィジョン
母アールブリュットはメートルダール(2017年中日新聞杯)の半姉で、自身も芝1200~1800mで4勝。Green Desert、Sadler's Wells、The Minstrelを持つキズナ産駒という点はバスラットレオンと同じですが、同馬よりも父の瞬発力源も刺激した配合形でもあり、幅広いカテゴリーで堅実な走りが期待できる優等生タイプです。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★

ミシシッピテソーロ
母ハピネスフォーユーはBold Rulerの5・4×7やBuckpasserの4×5が強く出た立ち肩の短距離馬。ダノンバラード産駒の本馬も立ち肩は受け継ぎつつディープインパクト系らしい俊敏さを兼備したタイプで、東京芝1400~1600mでの活躍が目立ちます。如何に内々をロスなく回ってこられるかがポイントでしょう。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★

メイショウシンタケ
母母アドマイヤラピスは1997年ステイヤーズS3着馬で、母アドマイヤビアンも芝2000mで勝ち上がるなど中長距離路線で活躍。Be My Guestの4×3を持つワールドエース産駒の本馬は芝1600mの追い込み馬として活躍していますが、血統面からは芝中距離で機動力を活かす競馬が理想。マイル路線では追走力で劣るだけに、どうしても展開の助けが欲しいところです。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★

ロジリオン
母ビービーバーレルは2016年フェアリーSの勝ち馬。リオンディーズ産駒の本馬はKingmambo+Robertoを持つパワー型で、頭の高い走りから小足を使う競馬が理想。東京などの直線の長いコースばかり使っていますが、道中の緩みにくいコースの方が持ち味は活きやすいのではないでしょうか。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★

★適性評価★
血統を中心に馬体や走法などから今回の条件との適性マッチ度を評価
★素質評価★
血統、馬体、走法などから素質の高さを相対的に評価

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