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【続・重賞血統査定】京都2歳Sの全出走予定馬を血統診断!

ウォータークラーク
近親にヴェントヴォーチェ(2022年キーンランドC、2023年オーシャンS)やエコロヴァルツ(2023年朝日杯FS2着)などがいる一族。ディープインパクト系×キングヘイローにはディープボンドやウォーターナビレラなど機動力型が多く、本馬も前々で渋太さを活かす競馬がベストでしょう。京都内回りの芝2000m戦は得意条件のひとつです。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★

エリキング
3代母User Friendlyは1992年英セントレジャーなど長距離GⅠを5勝した名牝。母ヤングスターはShirley Heightsの4×4を持つ瞬発力型で、芝2200mの豪GⅠ・BRCクイーンズランドオークスでは血統通りの末脚を披露して差し切り勝ちを決めています。キズナ産駒の本馬もトモの薄い末脚型で、ベストは直線の長い芝中長距離戦でしょう。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★★★

クラウディアイ
芝1600~1800mで4勝を挙げたロフティフレーズの3/4同血の弟。マルゼンスキーなどが出るシル牝系に属し、本馬は牝祖シルを6×4でクロスした点が特徴的です。サートゥルナーリア×ディープインパクト譲りの瞬発力が持ち味で、新馬戦ではスローペースからの2F勝負に勝利。馬体重416kgの小柄な馬体だけに、将来的には超長距離戦での活躍に期待したい一頭です。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★

サラコスティ
母母サロミナ(2012年独オークス)から発展した名牝系に属し、母サロニカはサラキアやサリエラの全妹、サリオスの3/4同血の全姉という良血。エピファネイア×ディープインパクトの本馬はステイヤー質の強い馬体に出ており、将来的には中長距離戦での活躍に期待したい良血馬です。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★★

シンフォーエバー
Mr. Prospectorの5・7・6×4・5など北米血脈を詰め込んだスピード馬で、芝1600m以下を一気に押し切る競馬が理想でしょう。2000mへの距離延長は大きな課題となりそうです。
適性評価:★★ 素質評価:★★★★

ジョバンニ
母ベアフットレディは2011年コロネーションS3着馬で、本馬の半兄には2024年チューリップ賞2着馬セキトバイーストがいます。エピファネイア産駒の本馬はRobertoの4×6などを持つ立ち肩のピッチ走法で、内回りの中長距離戦で機動力を活かす競馬がベストでしょう。京都芝2000m替わりは魅力大です。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★★★

スリーキングス
3代母Preach(1991年フリゼットS)に遡る名牝系。エピファネイア産駒の本馬はSeattle Slewの5×4などを持つストライド走法で、中長距離で持続力を活かす競馬がベストでしょう。瞬発力勝負では分が悪いだけに、早めに動いていく競馬が合いそうです。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★

テイクイットオール
母母Mothは2013年英1000ギニー3着馬。キズナ産駒の本馬はLyphardの5×5などFair Trial血脈を豊富に併せ持つ機動力型で、内回りの中距離戦はピッタリの舞台です。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★

ローレルオーブ
母ルージュマジックの半兄には2003年東京新聞杯勝ち馬ボールドブライアンがおり、近親にはダートGⅠ4勝馬ウシュバテソーロがいる牝系。スタミナ豊富な一族らしく本馬の3/4同血の姉ヒメタチバナ(父ナカヤマフェスタ)も芝2000m以上の中長距離戦で活躍しており、ウインブライト産駒の本馬も主戦場は芝の中長距離路線でしょう。距離延長の今回が試金石の一戦です。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★

★適性評価★
血統を中心に馬体や走法などから今回の条件との適性マッチ度を評価
★素質評価★
血統、馬体、走法などから素質の高さを相対的に評価


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