【続・重賞血統査定】フェアリーSの全出走予定馬を血統診断!
◆フェアリーSの上位人気馬(東スポ競馬WEB)◆
エストゥペンダ
母エストレチャダは芝12Fの北米GⅢ勝ち馬。アウトブリードの配合形ですが、Hyperion血脈を豊富に併せ持っており、サートゥルナーリア産駒の本馬も母の特徴を継続。父の産駒らしい素軽さを兼備しつつも、母譲りの豊富なスタミナが大きな強みとなっています。折り合い面に課題は残りますが、身体面は中距離向きでしょう。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★
キタノクニカラ
2023年フェアリーS勝ち馬キタウイングの全妹。Lyphardの5×5を中心にFair Trial増幅型の配合形で、姉が小回り重賞を制している通り、小回りで機動力を活かす競馬がベストでしょう。ディープインパクト系ダノンバラード産駒でもあり、フェアリーSの舞台はピッタリの一頭です。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★
ティラトーレ
母母エアデジャヴーは桜花賞3着、オークス2着、秋華賞3着と1998年の牝馬クラシック戦線を牽引した活躍馬で、母エアシンフォニーの半兄姉には有馬記念で2度の3着があるエアシェイディや2005年秋華賞馬エアメサイアなどがいます。リアルスティール×ルーラーシップはオールパルフェ(2022年デイリー杯2歳S)と同じ組み合わせで、Monevassia=Kingmamboの3×4が特徴的。ディープインパクト系×Kingmambo系はフェアリーSにピッタリで、中山2戦目でコーナリングが上達すれば...。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
ネーブルオレンジ
3代母Nagoyaは1999年伊オークス馬で、母ナレラはドイツの2歳GⅢ勝ち馬。サトノダイヤモンド産駒の本馬は2021年勝ち馬ファインルージュや2023年勝ち馬キタウイングと同じLyphardクロスを持つディープインパクト系産駒で、両馬と同様に小回りのマイル~中距離戦で持ち味が活きるタイプです。フェアリーSの舞台適性は抜群でしょう。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★
ハードワーカー
母ヤマカツサファイヤは重賞5勝馬ヤマカツエースの半妹で、母自身は芝1200mで1勝。ノーブルミッション産駒の本馬はDanzigの4×5を持つ機動力型で、胴伸びの良い馬体から小回りの中距離戦がピッタリでしょう。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★
ホウオウガイア
母センティナリーは2008年天皇賞春優勝馬アドマイヤジュピタの全妹で、母自身は芝2000mで1勝。シルバーステート産駒の本馬は2024年スプリングS2着馬アレグロブリランテの3/4同血の妹で、Robertoの4×4を持つ機動力と馬力に優れた中距離馬体型に出ています。将来的にはマイルは忙しくなりそうですが、フェアリーSの血統傾向には合いそうです。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
マイスターヴェルク
母マスターワークはメートルダール(2017年中日新聞杯)の3/4同血の妹で、母自身は芝2000mで2勝。ドレフォン産駒の本馬は立ち繋のスピード馬で、芝とダートを問わずマイル前後でのワンペースの競馬がピッタリでしょう。ハイペース希望。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★
ミラーダカリエンテ
母マイネアルデュールは芝1200mで3勝を挙げたスプリンター。スクリーンヒーロー産駒の本馬はノーザンテーストの4×4やHis Majestyの5×4などを併せ持ち、芝マイル~中距離でのハイペース戦には滅法強い血統馬です。
適性評価:★★★★ 素質評価:★★★
モルティフレーバー
母チャイマックスはA.P. Indy系Congrats産駒らしい長手の体形で、現役時代にはダート1700~1800mで2勝。キタサンブラック産駒の本馬も母譲りの伸びの良い馬体を有しており、立ち繋の足元からダートの1600m以上が適条件ではないでしょうか。
適性評価:★★ 素質評価:★★★
ルージュミレネール
母タイムハンドラーはタイムフライヤー(2017年ホープフルS)の半妹で、スワーヴリチャード産駒の本馬はLyphardの5×6・7・5を持つ機動力型中距離馬。ディープインパクト+Lyphardクロスを持つ点は2021年勝ち馬ファインルージュや2023年勝ち馬キタウイングと共通しており、フェアリーSの血統傾向には合致する一頭です。
適性評価:★★★★★ 素質評価:★★★
レモンバーム
母フライングメリッサは芝1800~2000mで3勝を挙げた芝中距離馬で、本馬はサンデーサイレンスの3×3やNijinskyの5×4、Sadler's Wellsの5×5などを持つ中距離血統。1600mへの距離延長はプラス材料でしょう。
適性評価:★★★ 素質評価:★★★