【基礎競馬】着差について知ろう
今日は、競馬の「着差」について学んでいこう。
競馬の「着差」とは?
競馬独特の表現として、「ハナ差」「アタマ差」等といった表現がある。
レースの優勝馬、二着以下は、全てこのような着差で表現されるので覚えておこう。
まず、ハナ差というのは「限りなく同着」という意味。同時にゴールしたという意味で、写真判定が行われる。
もっとも差の無い時の表現だ。なお、競馬には同着も有る。この場合ハナ差とは言わず同着と呼ぶ。
アタマ差というのも際どい判定だが、スローで見れば分かる程度の差のことを言う。
上記「ハナ差、アタマ差」は時計差が0.1秒以下。百分の一秒単位で判定が行われたことを示すのだ。
クビ差
クビ差とは、ほとんど差が無いものの敗れた状態を指す。
一番「惜しい!」と思う、ゴール前の接戦に敗れたということだ。
時計差で見ると0.1秒以内である。
半馬身差(1/2馬身差)
0.2秒差までは半馬身差という表現となる。
以下、1馬身差(0.2秒)、2馬身差(0.3秒)、3馬身差(0.5秒)・・・と決められている。
競走馬のスピード、時計差が、いかにシビアなものか分かるだろう。
時計で一秒遅いというのは、現実なレースでは「6馬身差」ということだ。
だから、参考として見る時計は秒ではく、コンマ何秒の数字まで読み解かないと全く参考にならない。
着順ではなく着差を見る
競馬の予想で「前走は4着に沈んだ」等という結果を鵜呑みにしてはならない。もしも四頭がハナ差、クビ差で決着していたのなら「負けて強し」という評価を与えることができる。
逆に二着でも馬身差があれば、追いきれなかったという評価を下すことができるのだ。
一般的な競馬情報は、まず着順が目に入っているが、予想の段階においては時計も参考にすべきなのである。