【基礎競馬】馬場とは何か?
馬場とは、競馬場のコースのことである。
今日は、改めて馬場について復習してみることにしよう。
馬場は四種類で公表される
馬場の状態は、公式では大雑把に四種類で掲示板等に表示される。
それぞれ、「良(りょう)・稍重(ややおも)・重(おも)・不良(ふりょう)」と呼ぶ。
状態別の内容は以下の通り。
馬場状態:良
馬場の状態が良い。つまり乾いているということだ。
芝では時計が速くなり、ダートでは時計がかかる(遅くなる)
勘違いしている人もいるが、馬場状態:「良」だと、ダートレースの場合、競走馬は走りにくい。
なお、すっかり乾ききっている良馬場のことをパンパンと呼ぶ。
馬場状態:稍重(ややおも)
稍重とは、雨がパラついた程度の状態。
または、雨上がりの晴天だが、馬場が乾ききっていない状態を指す。
競走馬にとって走りやすい状態だといえる。
馬蹄が土に程よく引っかかる為、スピードが出やすい。特にダートが得意な馬には、最高の状態だと言われる。
馬場状態:重(おも)
少量とは言えない程度の雨が降っている状態。ダートの場合は問題ない。
馬場状態:不良(ふりょう)
雨が降り続いている状態。滑りやすいし、脚抜き(水を含んだ砂)も悪くなる。不良馬場の場合、馬が真っ直ぐに走れなくなることもある。最悪、事故まで起こり得る。
自分に置き換えて考えてみると分かりやすい。雨の日、学校のグラウンドで全力ダッシュしたら、ちゃんと走れるだろうか。
前を走る友達が、泥を飛ばしまくったらどう思うだろうか?
馬場状態を軽く考えてはいけない。良と不良とでは、条件は全く異なる。別競技であると考えていいほどだ。もしかすると、距離よりも馬場のほうが大事かもしれない。
用語
「ノメる」。滑ること。競馬紙や騎手が普通に「ノメる」と言うが、これは『(不良馬場状態で)馬が滑った』という意味合いのことである。
逆に、不良馬場を得意とする馬もいる。
重、不良馬場に強いか弱いかは、まず蹄の形で判定して、次に雨天を気にせず走れる精神力を見よう。
ダートで能力を発揮できる馬のことは、「道悪巧者」と呼ばれて賞賛される。
今日は、馬場について勉強した。
次回は、競馬場と馬場状態の関係を、さらに深く書いていこうと思う。