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米、デフォルトの「重大リスク」=6月前半にも

2021年5月、アメリカ合衆国の財務長官ジャヌエル・イェレン氏は、アメリカが財政破綻(デフォルト)する可能性があることを警告し、重大なリスクがあると述べました。具体的には、2021年6月前半にも政府債務の上限に達する見込みであり、上限引き上げをめぐって政治的な対立が続いていることが、デフォルトのリスクを高めているとの見方を示しました。

アメリカの政府債務上限は、政府が借り入れることができる上限を定めたものであり、法律によって決められています。政府債務が上限に達すると、政府は債務の支払いができなくなるため、債権者たちに信用を失うことになります。

政府債務上限引き上げをめぐっては、共和党と民主党の間で対立が続いています。共和党側は、上限引き上げを支持する一方で、民主党側は、政府支出の増加に伴い上限引き上げを求めています。デフォルトのリスクが高まる中、上限引き上げに関する交渉が続いていますが、いまだに合意に至っていません。この問題が解決しなければ、アメリカがデフォルトする可能性があるため、市場に混乱が生じる可能性があります。

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