人気順毎の複勝回収率(1~6レース)

前回の記事に引き続き人気順毎の複勝回収率の話。
(いちおう前回の3年分の複勝データの画像を載せておきます)

3年複勝


今度は各レース毎に複勝回収率の特徴について追っていきたいと思います。
まずは1~6レース目の複勝データを載せていきます。


画像2

■第1レース
未勝利戦が多い1レース目(たまに障害レース)
ここでの特徴は、
①1,2番人気の回収率が高い
②1,2番人気の複勝率が高い
③1,2番人気の複勝時の平均払出し金額が低い

という点。
1レース目の未勝利戦はそれまでに1~2レースしか走った事がない馬が多く馬のデータが少ないところではあるが、能力差がはっきりしている事が多い。
『実力はめっちゃあるけど、新馬戦などでは更に上のパンパねぇ馬に負けた』という馬がこのレースでキッチリ勝ってくれる事が多く、そういった点が①~③に起因している。
他の特徴として、
④6番人気の回収率が何故か高い
という点があるが、ここについては………様々な視点で考えましたが理由がさっぱりわかりません(笑)
いちおう3年分の第1レースをまとめてるためサンプル数は880レースほどありそれなりの精度が保てているため、データのブレとも考えづらい。
とりあえず今のところは深く考えないでおきましょう(笑)

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■第2レース
1レース目と同じく未勝利戦が多いが、1レース目に比べて若干負けレース数が多い馬が増えてくる。
ここでの特徴は、
①1,2番人気の回収率が高い
②1レース目に比べて1番人気の複勝率がやや下がった
③謎の6番人気の回収率の高さ

という点。
基本的な特徴は第1レースとあまり変わらない。
6番人気の回収率の高さについては………オーメンの呪いか何かだと思います。


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■第3レース
基本的には未勝利戦だが、たまに1勝クラスのレースが入ってくる。
また、未勝利戦において『そろそろブリンカー試してみるかぁ』的な馬もよく出てくる。
ここでの特徴は、
①1、2レース目に比べて1番人気の複勝率がさらに低くなる
②回収率が若干中穴に寄った傾向

という点。
中穴馬の回収率がやや高い傾向としては、『初ブリンカー』『長らく同じ騎手だったが変えてみた』的な要素があった印象。他にも様々な理由があると思うが、にわか知識な私としてはそれ以上難しい事はわからん。
なお17番人気の回収率が高いのは確実に『17頭以上のレースのサンプル不足』であるため、そこについては無視した方がいい。
(ちなみに第3レースの平均出走馬数は14.7頭です。だいたい14頭とか16頭レース)


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■第4レース
未勝利戦が多いが、障害レースがちょくちょくありつつ、冬だと新馬戦も割り込んでくる。
ここでの特徴は、
①1,2番人気の回収率が高い
②1番人気の複勝率が高い
③6番人気の回収率が (以下略)

という点。
3レース目とは打って変わって1レース目に近い複勝推移となっている。
ちなみに障害レースって落馬とかあるから荒れるイメージあるけど、実はそんなに荒れない。一番人気の複勝率は普通に65%以上ある。


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■第5レース
新馬戦、未勝利戦、1勝クラスがほどよくブレンドされた5レース目。
ここでの特徴は、
①1番人気の回収率が高い
②1番人気の複勝率が高い

という点。
ちなみに1番人気の複勝率が1レース目に続いて高かったのがこの5レース目です。
新馬戦もイレギュラーが起きて荒れるイメージがあったけど、実はそんなに荒れない。特に新馬戦における1倍台の超人気馬は複勝率80%を超え、かなり信頼度が高い事が分かった。


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■第6レース
今の時期(夏)は新馬戦が多いが、冬は1勝クラスが多い。
ここでの特徴は、
①まさかの3,5番人気が熱い
②5番人気の複勝率が他レースに比べて高い
③2番人気の複勝率、回収率が低い
④1番人気の複勝率が低い

という点。
1番人気の回収率は80%を超えているものの、2番人気の回収率は75%となっている。
3年分のデータですので、倍率が安定している人気馬の複勝集計がブレるとは考えづらい。その起因の候補に上がるのは『地方競馬勝利馬の参戦』『未勝利戦を勝利した馬の1勝クラス初レース』です。この2つの因子は確実にこの①~④に関わっているため、その辺を踏まえて複勝馬券を買うと上手く収支を上昇させることができるかもしれないが、他にも因子はあると思うので安直に考えるのは危険かもしれない。



という感じで1~6レース目の複勝推移データ作成と軽い考察をしてみました。
今度は7~12レース目で記事を作りたいと思います。

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