8月21日(日) 札幌記念（GⅡ）予想 [亀蔵]

札幌記念はまさにG1級の面子が揃いましたね。アイドルホースのソダシがいることで、この夏、最も熱いレースになりそうです。札幌記念は数年後にG1に昇格するのではないでしょうか？過去の歴史をみても大阪杯よりもG1に相応しいレースだと思います。

1⃣ 馬場と展開について

まずはトラックバイスですが、札幌の芝はいつまでたっても外伸びに変わりませんね。未だに内伸びが続いています。これは…

調教で芝コースの外側を走り過ぎ。使い過ぎ。

という…調教の過密日程が関係してると思われます。土曜日も内枠の馬。そして逃げ・先行馬が台頭しており、基本的に後方一気は難しそう…ですが、でも…

時計は掛かっています。

そうです。時計が掛かるということは、後方の馬にもチャンスはあります。更にこのレースの面子はG1クラス。更にパンサラッサ、ジャックドールという一流の逃げ馬が揃ったことにより（ほぼ）間違いなくペースは流れるはず。私は今回、パンサラッサが先行馬を苦しめる展開を予想していますが、パンサラッサの相手はジャックドールだけでなく、先行力のある（マイルでも先行できる）ソダシがいます。パンサラッサでも楽に逃げられる相手ではありません。

ということで…ここは一発…

内（イン）で脚を溜める馬から…

大穴馬を狙います。

2⃣ 推奨馬について

◎⑧フィオリキアリ（現在13番人気）
前走のクイーンS（G3）は、前が捌けていれば３着は固かった一戦。そして前々走の五稜郭Sでは、大きな不利を克服しての勝利と…「洋芝適性だけでいえば、この中でこの馬が最上位」と見ています。

パンサラッサとジャックドールがやり合う展開なら、後方からの差し馬の台頭を考えたい所。そうなると期待値が高いのはこのフィオリキアリか、インで脚を溜められるマカヒキになりますが、マカヒキは脚質的も年齢的にも2000mは距離が短く、コース適性からも自然とこの馬が浮上します。４枠８番枠の中枠ですが、今回の枠の並びならうまく内に潜り込めそうです。外枠を引かなくて良かったですね。

そして、鞍上の鮫島克駿騎手は脚を、脚を溜めて直線で外に出すという「基本に忠実」そして「展開を決め打つ」騎乗で重賞で結果を出している騎手です。鞍上も申し分なく、考え得る展開からも狙い打ちしたい大穴馬です。

〇➂パンサラッサ（現在2番人気）
前走の宝塚記念（GⅠ）では、スタート直後にヒシイグアスに前に入られ接触しました。ただでさえベストの距離は1800mなのに、2200m戦の２ハロン目で10.4のラップを刻んでは終い持つはずなく8着。それでも2位のヒシイグアスとは0.8秒差で、スタートの不利と距離適性を考えれば、よく頑張っていたと思います。今回は1ハロン短縮の2000m。幸いにも１つ内枠のアイスバブルはゲートが遅いので、１つ外枠のジャックドールのスタートが速くても内に潜り込むスペースが2頭分あります。この馬にとっては申し分のない好枠を引けました。後は…

どれだけ後続を苦しめる逃げを打てるか？

…ということですが、陣営はこの馬の洋芝適性を信じています。私も、高速馬場でも飛ぶような走りができないパンサラッサは、「洋芝で逃げてこそ。後続を苦しる競馬が出来る馬」だと思います。t直線の短い札幌もこの馬にとってはプラスです。

この馬にとって一番怖いのは、近くにいるジャックドールよりも、ソダシだと考えています。ただ…1番人気のソダシでも、流石に（前走捕まった）タイトルホルダーほど早く仕掛けてはこれないでしょう。もしソダシがタイトルホルダー級の力を示すなら、この馬の馬券外も充分にあるので、対抗までとしました。

▲⑩ソダシ（現在1番人気）
ここでは１番人気確実のソダシですが「この馬がどれだけ走るか？」は当日の…「本人の気分次第」ではないでしょうか？走る時はとんでもなく強いことから、個人的に「ゴルジョ（ゴルシ女版）」と呼んでおりますが、もし能力全開であれば、パンサラッサやジャックドールをまとめて面倒見る力を持っているでしょう。ただ牝馬でもありますし、信頼度という意味ではまだアーモンドアイやグランアレグリア程とは思えません。ここでは▲までとして馬券を工夫したいです。

3⃣ その他の有力馬について

推奨馬以外では最有力は、やはりジャックドールということになりますが、この馬は自分のペースで逃げてこそ、その素晴らしい能力を発揮する馬だと見ています。というかそういうレースしか経験していません。パンサラッサだけならともかく、後ろからソダシにマークされる今走は、大阪杯に続いて苦戦する可能性の方をとって切ることにしました。

そして、能力だけなら、ここでも3番手には入るグローリーヴェイズは、シンプルに洋芝で走るイメージが湧きません。人気もしますし、ここで負けてもらって次で狙いたい馬です。

追切映像で抜群の動きを見せていたユーバーレーベンですが、今回は外枠が苦しいと見ました。直線追う能力だけは一級品のデムーロですし、内目の枠ならこの馬の本命も考えたかった所です。

前走で明らかに復調したウィンマリリンも内枠なら馬券内の可能性も充分ですが、中枠ですし、どうも穴人気しそうなので、妙味が薄いと判断して切ります。

4⃣ 買い目について

●単勝１点　⑧
→展開がドハマりすれば……ここは控え目に。

●複勝１点　⑧
→ここが本線。オッズ興味も充分です。

●ワイド１点　③-⑧
→オッズ妙味から出来れば押さえておきたい券種ですが、フィオリキアリが３着以内に差してくる場合、パンサラッサは残せず着外に沈む可能性も考えられます。よって本線は複勝に譲ります。

・三連単BOX6点　③-⑧-⑩
→三連単は「ソダシが来ない。」というケースも考えましたが、それだと買目が広がり過ぎてしまいます。そこで「ソダシが普通に力を発揮した場合」という（可能性の高い方の）買い目にしました。６点なら１点100円で600円です。気軽に買える馬券ではないでしょうか？

以上９点を推奨します。

本予想に乗るも乗らないもあなた次第！どちらにせよ皆様の的中を願っています。