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たーとる式 馬券術(買うべき券種はコレ)

※この記事は競馬初心者の方やマイナス収支が続いている方に贈る記事です。競馬で長期的に勝っている方には不要な内容ですが、競馬で負け続けている方には一つの光明が見える内容だと思います。

こんにちは。たーとるずの亀蔵です。さっそくですが本日の命題です。

競馬で勝てない人の特徴って何でしょう

皆さんも考えた事ありますよね。それこそ競馬で負けるたびに何度も何度も。もちろん勝てない理由は1つ。なんてこともなく、それこそ沢山あってその多くが複雑に絡み合っています。

今回は競馬に負ける人の特徴として「最もわかりやすく現れる特徴」=「馬券の買い方」についてお話させていただきます。

たーとるずでは過去の失敗を繰り返さないために、競馬に挑む上での格言を掲げています。全部で30個ありますが、その中の一つをご紹介いたします。

いきなりでずが【競馬に勝てない人の特徴】トップ3に入る格言です。

【たーとずる競馬の格言1】
3連系しか買わない人はトータルで負ける。

馬券には長い歴史があります。戦後1946年に日本競馬が再開された時、競馬は勝ち馬を選ぶゲームでした。そう。当時の馬券は単勝式だけでした。その翌年の1947年に複勝式がスタートします。その後は、

1969年 枠連式
1991年 馬連式
1999年 ワイド式
2002年 馬単式・3連複式
2004年 3連単式
2011年 WIN5

と幅が広がり、我々ファンは多くの選択肢と楽しみを得たと同時に、多くの迷いが生まれることになりました。

単勝だけなら1点(せいぜい2~4点)しか買わなくて済むのに、3連単になった途端に何十点。人によっては100点を越える馬券数も珍しくありません。

(的中馬券が3点あるワイドを除き)単勝だろうと複勝だろうと3連単であろうと、当たり馬券は1点しかないのに、なぜ何十点~何百点もの馬券を購入するのでしょうか?しかも3連単の控除率は27.5%。単勝の控除率は20%です。的中しても単勝より7.5%も多くJRAの手数料に消えしまいます。3連単はJRAのドル箱馬券であり、競馬ファンの射幸心を煽る馬券です。多くの競馬ファンがJRAの術中にハマっています。

なぜ馬券の点数が増えるのでしょう?

明白です。

「馬券を外すのが怖いから」

です。馬券を外したくない。お金を失いたくないから「この馬もきそうだな。この馬もあるかも?」という思考が生まれ、止まらなくなります。そしてあの馬もこの馬もと合計何十点~100点超え…という「数打ちゃ当たる」予想に陥ってしまうのです。

その結末の多くは「1馬紐抜けで外れ」もしくは「的中はしたけどトリガミ」という結果です。この負けたくない。お金を失いたくないという心理状態によって、皮肉にも、より多くのお金を失うことに繋がってしまいます。

でもまあ…そんなものです。人に未来は見えません。自信が持てずに点数が増えることはあります。少なからず皆そんなものですではどうすれば良いのか…?

競馬資金は人それぞれですが、この記事を読んでくれている方は、そんなに競馬にお金を遣えない方が多いのではないでしょうか?

であるならば、競馬で勝つための(回収率100%を超える)基準として、3連単の買目が60点を超えるようなら、そのレースからは手を引くべきです。まず、この「買わない」という選択がとれるようにならないとプラス収支の道のりは遠いです。

もちろん「言うは易し行うは難し。」です。馬券から手を引くのは簡単ではありません。手を引けない理由もよくわかります。それは

「買わずに当たったらどうしよう。後悔するくらいなら買ってしまおう」

という心理です。痛いほどよくわかりますその気持ち。たーとるずの面々も数えきれない程その心理状態に陥り、数えきれない程のハズレ馬券やトリガミ馬券を掴まされてきました。当然トリガミは敗北です。

結果として「買ってたら当たってたのに!デカかったのに!」ということもあります。というかあり過ぎです。その数は数えきれません。

でももう一度よく考えて欲しいのです。

その予想はあなたが本当に買いたい馬券ですか?
あなたにとって、本当に買いたかった真の予想ですか?

△→○→◎ならまだしも☆→☆→☆で決着した馬券は、それは本当に予想を当てたんでしょうか?

それは「たまたま当たった」のではないでしょうか?

そして、予想が明確でないから、きちんと予想ができなかったから点数が増えたのではないでしょうか?100点以上も馬券を買って「当たった!どうだ凄いだろ!」ってなんか変だと思いませんか?

話をもとに戻します。明確な基準を持って見送るのなら、その(買わなかった)馬券が仮に当たっていたとしても…

大丈夫です。

むしろ、リスクの高い馬券を買わなかった自分を褒めてあげてください。
たーとるずの面々にも数えきれない程の実例があります。以下は1例ですが、2020年5月の話です…

新潟のレースで3連単フォーメーションで80点超えになったので購入を見送ったレースがありました。結果は、買えば当たっていて3連単の配当が134,150円でした。もちろん悔しいですが、そんなことは数えきれないほど経験しているので3分後には冷静になれます。
そしてその2レース後、同じ新潟で勝負レースがありました。
単勝2点を購入(計2,000円購入)し、その内の1頭マイネルコロンブスが単勝100倍越えで1着になり、結果2,000円で100.,620円の馬券を的中させました。もし3連単馬券未購入の悔しさを未練として残していたら、おそらくそのレースも3連系で勝負していたと思います。しかしその時は単勝2点の内の一頭が4着だったので、3連系で勝負していたら外れていました。

この実例でたーとるが言いたいことは1つです。たーとるずの格言その2です。

【たーとずる競馬の格言2】
チャンスは何度でも訪れる。

ということです。自信のないレースで何十点も購入するよりも、自信のある勝負レースで単勝 or 複勝の勝負をした方が負けた時の痛手は小さく済みます。

皆さまが云いたいことはわかります。この例はもちろん結果論です。ですが競馬予想の多くは結果論です。「より良い結果に如何にして近づくか?が競馬予想の本質だと思っています。

この時も多点数の馬券を買わなかった自分を、冷静でいられた自分を褒めてあげたいと思いました。競馬(に限らず勝負事は全て)心理状態がとても大切です。前置きが長くなりましたが、大切なことなのでもう一度云わせてください。

チャンスは何度でも訪れます。

あなたが競馬を好きでいる限り、生きている限りチャンスは何度でも訪れます。それこそ嫌ってほど…。なんせパチンコ・スロットと違い競馬は100円あれば復活するチャンスがあるのですから。

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是非リスクの高い馬券を買わなかった自分をほめてあげてください。このマインドは長期的に回収率100%を超えるために非常に重要です。

さて…前置きが長くなってしまいましたが…以上を踏まえて【たーとる式馬券術】で最も重要な馬券は何か?お話します。

※3連系の購入は、そこに至るまでのプロセスが重要なので、今回の記事では3連系の馬券には触れません。3連系を期待されている方はスルーしてください。また3連系でプラス収支の方は、むしろ読まない方が良い内容です。

馬券の基本は単勝(勝ち馬を当てる)です。

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単勝馬券には4つの素晴らしい効果があります。

1.予想の時間を短縮できる

「勝ち馬を見つける!」

たーとるずでは、この基本を忘れないことが競馬で勝つために最も大切な考え方だと考えています。

よく「この馬は消す」という言葉がありますよね。「消す。」というのは3連系を狙っている時に特によく現れる思考です。もちろん、たーとるずは予想家なので、配当の大きい3連系を予想するために、この「消し作業」を行っていますが、競馬歴の浅い方はこの「消し」作業は極力控えた方が良いと思っています。

この「消し作業」は2,3頭ならそれほど時間は掛かりませんが「18頭立てのレースで10頭以上消す」という作業には多くの時間と労力が必要です。

たーとるずの予想でも一番時間が掛かるのが、この「消し作業」で、特に穴予想の時は本命馬のマイナス要素を検討するのに非常に多くの時間を要しますし、当然ミスも生まれます。そんな消し作業よりも、

「このレースならこの馬が強い!この条件ならこの馬が勝つ!」

とシンプルに割り切った予想をした方がシンプルですし、予想の時間も急激に短縮できます。そして単勝馬券を買い続けることでトータル回収率が向上します。

2.無駄な馬券を買わずに済む

なぜ回収率が上がるのか?
非常にシンプルです。外れ馬券を買わずに済むからです。

3連系の馬券は1点で当てることは困難です。3連単を当てるために120点の購入馬券を購入したとすると、当たり馬券は1点しかないので残りの119点は「外れ馬券」です。

この的中のために買う保険で勝った外れの馬券を、たーとるずでは「必然の外れ馬券」と呼んでいます。

流しの馬券やBOX馬券では当然発生する馬券ですが、競馬を長くやっているとこの「必然の外れ馬券が通算回収率に大きく影響を及ぼします。

それに比べて、単勝の当たり馬券は1点です。購入馬券も1点です。的中した場合、この「必然の外れ馬券」は存在しません。

慣れてくると「穴馬の単勝複数点買い」というテクニックも使うようになりますが、それでも他の券種に比べれば「必然の外れ馬券」は少なく抑えられます。

単勝1点買いをおススメする理由はまだあります。次が3つ目。

3.心底レースを楽しめる

それは「単勝買いが最もレースを楽しめる馬券」ということです。実はもうこれが一番言いたくてこの記事を書きました(笑)

距離にも寄りますが、競馬のレースは2分前後と短いものです。多くの馬を買っていると「あの馬はいまどこにいる?画面に出てこないけどあの馬はどうなった?」と短い時間の中で多くの馬が気になってしまい、レースそのものに集中できません。

よってレースを楽しむ余裕も生まれません。

せっかく馬券を買ったのに、そのレースを心から楽しめないのは、非常にもったいないことです。

皆さんは、競馬が好きで、競馬のレースをトコトン楽しみたくて競馬を始めたのではないでしょうか?

はじめて馬券を購入した時は100円や500円といった少額の単勝か複勝の馬券だったのではないでしょうか?そんな少額でも他では味わえないワクワク感やドキドキ感を感じませんでしたか?馬券を買う目的も、お金儲けのためというよりは「そのレースをより楽しみたいから馬券を買った。」のではないでしょうか?

あえて繰り返しますが、1頭を買ってその1頭だけを応援するほうが、そのレースに集中できますし、そのレースを存分に楽しめているはずです。どうせ馬券を買うなら楽しんだ方がお得ですよね?そんな競馬の楽しみ、初心を思い出すためにも、単勝はおススメです。よりドキドキ感を味わいたいなら、購入金額をいつもより少し上げるだけで充分です。それだけで興奮度が一気に増します!

4.買わない後悔にさよなら

最後にもう一つ。単勝のすばらしさがあります。それは前述した

「買わずに当たったらどうしよう。後悔するくらいなら買ってしまおう」

という心理状態の時に、買って良い馬券だということです。単勝は「買わずに後悔したくないなら買って良いのです。3連単では難しいですが、単勝なら100円から買えます。買わずに後悔するくらいなら100円でも買っちゃえば良いと思います。

買わずに後悔するくらいなら買っちゃえ!

単勝はそれができる素晴らしい馬券です。そして次に紹介する馬券も同じことが言えます。

ちなみにたーとるずの亀蔵は、最も回収率の高い馬券がこの「単勝式」です。あまり信用のおけない馬が人気を吸っているケースでは、単勝複数点買いも好んで活用しますが、基本的には1頭に絞るようにしています。

単勝の次におススメの馬券。それが複勝(3着以内の馬を当てる)です。

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「単勝を買いたいけど、やはり2着、3着の可能性が高そう。単勝は失敗しそう。」

ということありますよね。本命の単勝を買いたいけど、「1着の可能性が危うい。」のでしたら迷わず単勝から複勝に切り替えましょう。

単勝の次に考慮すべきは複勝です。

この複勝も1頭に集中できるので、単複と同じようにレースを楽しめますし、単勝の3倍の的中率なので、馬券が的中する喜びも3培訪れます

そしてここからがまた重要なのですが、複勝を検討した時。その次に陥りやすい心理がこれです。

「複勝1点か…もし1着に来た時に、単勝も買えばよかったって後悔するんだよな😓」

なんとも自分勝手な…とは思いません。これアリますよね。複勝を買ったら1着にきた!というやつです。

「当たったけど単勝の配当には劣る。なんか損した気分になる。」

という心理ですね。こういう心理状態が生まれやすい方には(条件付きで)以下の馬券をお勧めします。

単勝の配当が10倍以上(複勝3倍以上)の馬なら、単勝と複勝の2点買いがお勧めです。

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JRAに限りますが、単勝10倍以上なら複勝は(複勝がやたら売れるケースもありますが目安として)単勝の1/3と計算して、概ね3培前後のオッズが期待できます。馬券が穴馬で独占されれば配当はさらに上がりますね。トリガミにならないようバランスよく購入するのであれば単複2点買いも推奨したい馬券です。

単勝&複勝の2点買いなら、うまくいけば両方的中しますので「必然の外れ馬券」はありませんし、仮に2着3着で決着しても複勝は当たりなので「必然の外れ馬券」は単勝1点のみです。3連系に比べれば断然少なく抑えられます。

注意点として、もし単勝10倍未満の馬なら、単勝か複勝のどちらかに張るべきということです。両方的中したとしても、単勝のみに比べて当然配当が低くなりますし、(単勝が外れて)複勝のみの的中ではさらに小さなプラスで終わってしまいます。単勝10倍以下の馬券は、長期的な回収率を高めるなら割り切って単勝か複勝のどちらかに張った方が良いです。単勝と複勝のオッズを比較して、複勝の配当に妙味があるケースなら単勝は諦めて複勝のみを購入するのが良いと思います。「安全な方に妙味があるなら安全な方を選ぶ。」ということですね。

地方競馬を楽しむ方へ
地方競馬の単複2点買いはお勧めしません。(大穴馬を除いて)複勝オッズが恐ろしく低いからです。的中確率は単勝の1/3の確率なのに、配当は1/5以下ということがザラにあります。オッズが低いのは「小頭数のレースが多いから。」ということもありますが、地方の複勝オッズは妙味がないことがほとんどです。地方ならやはり単勝がお勧めです。複勝を買うなら単勝は諦めて複勝1点買いにするのが無難だと思います。地方の単複2点買いは収支バランスが見合わないレースが多すぎます。

次に単複2点買いのケースの「単勝と複勝の購入バランス」についてお話します。目安として、

単勝30%+複勝70%=単複100%

このくらいのバランスで考えておいて、オッズを見ながら調整するのがおススメです。このバランスなら単勝が当たれば万々歳ですし、結果2着、3着でも充分なプラス収支を確保できるはずです。

低人気馬の1着に張ることの多いたーとるずの亀蔵も、単勝1点勝負にビビった時によく買う馬券が単複2点買いです。

・単勝か?
・複勝か?
・単複か?

この3択は簡単なようで奥が深く、競馬歴が長くても考えます。この3つの選択で思慮するだけでも、馬券を買う楽しみが存分に味わえます。

さて、勝ち馬1頭を選ぶ。この基本は忘れずにいたい所ですが、

「このレースは1頭だけ選びたかったけど、絞れず2頭になってしまった。どちらも甲乙つけがたい馬で選べない。」

ということはよくあります。

ここからが「馬連・馬単・ワイド」の出番です。

「馬連・馬単・ワイド」の中で、たーとるずではワイドをおススメしています。このワイドだけはJRAさんありがとう!と叫びたいくらいです。多くの予想家さんの中でも、堅実な馬券を好む方ほどワイドを推奨されているように思います。

この場を借りて紹介させて頂きます。なかなかプラス収支にならない方は、是非以下2つの動画を見て頂きたいです。

邪推師GANMAさん
【競馬必勝法】最強馬券 ワイドを理解すれば競馬で勝てる!

うまなみ馬券道さん
【初心者の方向けの講座】今週から使える馬券攻略のイロハ

どちらも回収率を強く意識されていて、素晴らしい内容の動画だと思います。そして、

・ワイドは的中数が3点もあるからBOX買いが美味しい!
・ワイドは荒れた時にオッズ上がって美味しい!

などは回収率を上げる対策として、たーとるずも同じ考えを持っています。いずれたーとるず独自のワイドの考え方、3連系についても記事にしたいと思いますが、すでに長文過ぎるので一旦ここで締めたいと思います。

最後にもう一度。この記事の最初に話したことを思い出してください。長年にわたり増え続けた馬券種は、われわれ馬券購入者のためというのは建前です。その多くはJRAのため。JRAが儲かる馬券種です。

惑わされてはいけません。あくまでも馬券の基本は勝ち馬を見つける「単勝式」。その単勝式を補う馬券が「複勝式」です。中長期的に回収率を向上させたいなら、そしてレースを思いっきり楽しみたいなら、これに勝る馬券はありません。自分は単勝やワイドでその月のプラス収支を確定させておいてから3連単を楽しむように心がけています。

このような長文に最後までお付き合いいただいた皆様の馬券的中を願っております。

今後ともたーとるず競馬をよろしくお願いいたします。

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たーとる競馬鹿
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