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2022年 有馬記念

今年の有馬記念の本命は、1枠1番アカイイト。
まずは

2022年の敗戦の振り返り


エリザベス女王杯4着

馬券には入れていなかったがパドック、返し馬を見て非常に後悔した。
お腹周りが若干緩さが残っていたが、それを補って余りある馬体の艶、返し馬での躍動感、堂々とした立ち姿に調子がいい時のアカイイトだと直感した
幸騎手のレース後コメントでもあったように、もう少し早めにマクり自分からレースを動かしていったらもっと見せ場はあったかもしれない。

府中牝馬S10着

馬体が太すぎて走れる状態ではなかった上に、東京競馬場の内有利な馬場で最後方から無策でのレースではどうしようもない。

ヴィクトリアマイル8着

パドックから見る状態は良かったが、東京1600mで前残り有利な馬場ではどうしようもない。ただこの馬自体は後方から上り3位の脚を使っているので、本当に条件が合わなかっただけだと思う。なぜ宝塚に出さなかったのか疑問。

大阪杯10着
1.2.3着馬の騎手の上手い立ち回りが目立っただけのレース。
アカイイトはいつも通り後方から、マクり気味の自分のレースをしただけ。
ただ、このレースの大誤算といえば圧倒的1番人気のエフフォーリアが馬群に沈んだことだろう。幸騎手もこのレースの最有力はエフフォーリアだと思っていただろう。後方からマクりで上がっていきエフフォーリアの隣でピタリと止まっているのを見ると、一緒に上がって行こうという魂胆だったのかもしれない。もしエフフォーリアが人気に応えての勝利をしていたら釣られて馬券内はあったかもしれない。

金鯱賞3着
ジャックドールが逃げてコースレコードを出したように、前に行かないと話にならないレースだった。ただ本馬もレコードを更新する走りをし、1.2着馬が逃げ先行馬の中、差してきて馬券内に入っているように最低限の力は見せた。

2021年有馬記念7着
まずスタートして12番のシャドーディーヴァと接触。(アカイイトが寄れたように見えるため自業自得だが。)その接触で若干スイッチが入ったのか、最初のコーナー付近では首を若干大げさに動かしてかかっているように見える。その後終始大外を回り距離ロスをしているのが明らか。
タイトルホルダーが大外からよく頑張ったといわれるが、タイトルホルダーはスタートだけ力を使って、パンサラッサの2番手につけてからは自分のペースで走れているので枠による不利はそれほどないと思う。対してアカイイトは個人的な感覚だと2750mほど走らされている気がするのでこれではどうしようもない。むしろよく7着まで追い込んできた方だと思った。
下の写真のように内側の赤丸がディープボンド。
外側の赤丸がアカイイト。馬7~8頭分外を回っている。
これではどうしようもない。しかも大外は芝が傷んでないから有利だといわれるが写真を見る限りアカイイトが通っている部分もやや傷んでいる。もう1、2頭分外が本当に傷んでない芝だと思う。
騎手批判ではないが、中山有馬記念初参戦の幸騎手が何を目標にしてレースをしているか分からなった。やみくもに後方から大外に持ち出しただけの騎乗にしか見えなかった。

フォトパドック


左22年エリザベス女王杯 右22年有馬記念 引用keibalab様

左のエリザベス女王杯の時点のフォトパドックも毛艶が良く問題はないが、有馬記念のフォトパドックも十分な迫力。
まずは、頭が低く首周りの柔らかさが伺えるし、首が長く見えることによって長距離向けの体に見えるのは好材料。前脚の付け根回りも筋肉が浮き出て、余計な脂肪に回転力が削がれることはない。
トモの艶も非常にピカピカで食欲がそそられるようなきれいな形をしているので問題なし。不安点は、お腹周りが少しパンプアップしているのが気になる。エリザベス女王杯のパドックでは緩さが気になったので、その時より緩くなるのは気に入らない。フォトパドックの時点であり、調教や輸送もあるため大丈夫だと思うが。お腹周りが前走よりスッキリみせれるようだと、100点満点の馬体。

調教

アカイイトの調教はどのレースも坂路調教がメイン。

12月14日の坂路調教は
13.9-12.5-12.1-13.0
12月21日
14.2-13.1-12.1-12.4
最後の2F目が一番早く、最後が時計が掛かっているがエリザベス女王杯を勝った時も似たような感じ。調教の数字からは調子の善し悪しが分かりにくい馬である。ただ坂路全体の時計としては栗東の出走馬中トップであるし坂路を駆け上がってくる走り姿にはゴォーッっという迫力を感じる。

今回一番気になったのが最終追いで常にベロをべろべろして走っているところ。過去の調教動画を見てもここまでベロを出しての調教動画は見当たらなかった。これが馬が究極的に遊んで調教をしているのか、ハミの問題なのか。騎手が調教をつけてて騎手の重心が左側に寄って操縦がしにくそうに乗っているのが気になるところ。もし馬が遊んでいる状態でこの調教具合なら大したものである。

過去の傾向

自分自身、過去10年の傾向というのはあまり当てにしない派です。
競馬を見始めて初めての有馬記念がマツリダゴッホが勝った有馬記念なので、過去10年の括りで見られると衝撃を受けた15年前のレースなどが除外されてしまうのが嫌だからです。
一応傾向予想として本当にざっくりとしての傾向は、
・勝ち切るのは上位人気が強し。
・2.3着は荒れに荒れることがある。
・6歳以上の馬でG1勝ったことない馬はノーチャンス
・エリザベス女王組は人気薄で穴をあける
・前走から斤量減かつ好走した馬の複勝率がかなり高い。
・牝馬が強い
・絶対外人騎手が馬券に絡む
以上!過去データを自分で調べる場合、自分の好きな馬の都合の良い傾向を切り取るので有馬記念や宝塚、ダービなどの好きな馬を買うレースにおいては無意味!!


血統

母父がー、ヌレイエフ内包がー等の詳しい血統においては亀谷さんや、境和樹さんの動画を参考にしてください。個人的にキズナ産駒の未知の成長力に期待。現5歳世代がキズナ初年度産駒の為、一昔前のハーツクライ産駒みたいに晩成型と言われる可能性がある。現にアカイイトの2022エリザベス女王杯時点の馬体はまだもう一段上があった。
キズナ産駒は連敗の沼にハマっても抜け出せる強い精神力がある。

      【連敗中のキズナ産駒を狙え

レース展望

タイトルホルダーのハナ濃厚と言われているが、万が一ハナを切れなくてもレース展開に影響はないと思う。
⑮ブレークアップ⑬タイトルホルダーどちらが前に行くことになってもお互いに可愛がり単騎大逃げの形にはならない。
2頭で少し馬群を引き離しての後ろの馬群がやや凝縮気味

2番手集団にウインマイティ・アリストテレス・ボッケリーニ・ジャスティンパレス

ほんの少し切れての3番手集団にディープボンド・ヴェラアズール・エフフォーリア・イクイノックス・ポタジェ

差のない4番手集団にジェラルディーナ・アカイイト・ラストドラフト・ボルドグフーシュ・イズジョーノキセキ

アカイイトは今年1枠で外に出せずに、
泣く泣く内の経済コースを後ろから3.4番手追走。
スタンド前でも隊列変わらず。
向こう正面残り1000m時点でディープボンドが外から進出。
ヴェラ・エフフォーリアも連れてポジションを上げにかかる。
2番手集団に掛かり2番手集団から脱落する馬が出現。
イクイノックスは瞬発力勝負に持ち込む為、釣られて動かず。
ディープボンドが動いたことにより馬群が少し広がる。
ボンドが動いたのを見てジェラルディーナも進出開始。
それを見てアカイイト内側から中に進路を取る。
ラストドラフト・ボルドグフーシュ・イズジョーノキセキは動かず待機。
2番手軍団から失速してきた馬・3番手軍団で動かず待機しているポタジェ・イクイノックスを交わすためアカイイト中から外に進路を取る。

ディープボンドが捲りで前を掃除し、先頭寸前まで並びかけるが去年と違い外枠が響き伸びあぐねる。ディープボンドのマクリを耐えた2,3番手集団もジェラルディーナの捲りに力尽きる。

マクり合戦の最中にコッソリ外側からアカイイトがサイレントマクり開始
道中内枠で包まれたことにより、いつもよりマクるタイミングが若干遅くなったがそのおかげで余力充分にジェラルディーナに並びかける。イクイノックスは直線向いてから追い出し開始。ボルドグフーシュは内で馬群を捌きつつ追い出し開始、イズジョーノキセキも最も内を着き入着を狙うが、アカイイトの長く重い伸びが、イクイノックス・ボルドグフーシュの切れ脚を振りきり入線。

アカイイトの幸騎手はレース前コメントでいつもより早く動くとコメントしていたが、内で包まれた分の経済コースを通ったこと、それによるほんの少しの踏み遅れが結果的に功を奏した

買い目&印

◎①アカイイト
○⑨イクイノックス
▲③ボルドグフーシュ
△⑤ジェラルディーナ
△⑬タイトルホルダー
△10ジャスティンパレス

複勝◎①アカイイト
三連複①⑨-①⑨③-①⑨③⑤⑬⑩ 10点

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