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[POG2022-2023分析]種牡馬編 ①ロードカナロア産駒

[POG2022-2023分析]種牡馬編 ①ロードカナロア産駒です。

種牡馬編はロードカナロアから分析し、エピファネイアやハーツクライなど
ランキング上位馬だけを個別分析しようと思います。
ではロードカナロア産駒から。

ロードカナロア産駒の全体像


ロードカナロア産駒

まずは、ロードカナロア産駒になります。
ロードカナロア産駒の特徴は他のブログでも検討しましたが、まず強烈な2頭の”印象を消す”作業が必要かと思います。

それは、
初年度産駒で最強牝馬:アーモンドアイ
2年度産駒で皐月賞馬:サートゥルナーリアを輩出し、「クラシック路線での活躍を期待せずにはいられない」
この印象を消す作業から入ります。

② ダノンスマッシュ(26戦11勝)
勝ち鞍は全て1200m、1400m戦
POG期間は7戦して1400m戦で2勝

④ ステルヴィオ(21戦4勝)
勝ち鞍は1600m2勝、1800m2勝
POG期間は朝日杯FS2着、スプリングS1着など、7戦3勝

⑤ ダイアトニック(22戦8勝)
勝ち鞍は、6勝が1400m。
POG期間は1勝Cまでで3戦2勝。

⑥ レッドルゼル(21戦8勝)
勝ち鞍は、ダート戦で1200~1400m戦。
POG期間はダート1勝Cまでで4戦2勝。

⑦ ケイデンスコール(23戦4勝)
勝ち鞍は全て1600m戦。
POG期間に新潟2歳S勝ち。

⑧ ダノンスコーピオン(6戦4勝)
勝ち鞍は1600m戦3勝。
POG期間にNHKマイルカップ勝ち。

⑨ レッドガラン(24戦7勝)
勝ち鞍は1600~2000m戦で7勝。
POG期間は未勝利勝ち1勝。

⑩ トロワゼトワル(22戦6勝)
勝ち鞍は1200~1600m戦で6勝。
POG期間は新馬勝ち1勝。

となっております。
クラシック路線で中心視されたのはアーモンドアイとサートゥルナーリアの2頭のみになり、活躍馬のほとんどが1600m未満に偏っている点です。
特にPOG期間なので、それでも良しですが、ロードカナロア産駒でクラシックを狙える馬と短距離路線でポイントをしっかりと獲得してくれる馬を使い分ける必要はありそうです。
ちょうどアーモンドアイの3歳時の活躍を見て翌春の種付けにロードカナロアを選んだら今年デビューなので、そこは注目しながら取捨選択をしたい種牡馬です。

ロードカナロア産駒の血統面での狙い


ロードカナロア産駒は初志貫徹で以下の狙いを推奨します。

(A配合)
母馬がクラシック路線で活躍した馬
(クラシック配合)
さらに絞るとダート、スタミナ豊富な血統配合をもつクラシック活躍馬。

(B配合) 
母系統で父の”Storm Cat、His Majesty”の配合を意識できる馬
(スプリンター配合)

を推奨します。

ロードカナロア産駒 POG的狙い馬[A配合]

今年は、トラヴォルジェンテ(アヴェンチュラの2020)、ダイワスカーレットの2020、マルセリーナの2020、ブエナビスタの2020、ソルヴェイグの2020、バージャンフォース(エバーブロッサムの2020)、プレザントロンドン(ダイワエルシエーロの2020)、ウォーターハウス(ショウナンパンドラの2020)、シャザーン(クイーンズリングの2020)、サファイア(イザベルの2020)など

有力馬が多数いますが、次の3頭を推奨します。

❶ テンペスト(シーザリオの2020)

サートゥルナーリアの全妹なので、今年のPOGでも注目の1頭ではないでしょうか。キャロットクラブのコメントでもまだまだ緩そうなので、デビューに向けての調教過程で素軽さがでるかどうか。

配合だけの特徴でイメージすれば「スローの瞬発力よりはハイラップで展開された競馬(持久力戦)により向くタイプ」だと捉えています。

❷ スワッグチェーン(メジャーエンブレムの2020)

母:メジャーエンブレムはNHKマイルカップを制した馬ですが、デビューから全て1番人気でクラシック初戦の桜花賞でも1番人気でした。
血統面では母父Sadler's Wellsなので、狙いは立ちます。

❸ アルジーヌ(キャトルフィーユの2020)

キャトルフィーユは忘れな草賞を制した牝馬です。
産駒はロードカナロアのスピード、キャトルフィーユの重たさが伝われば
中距離馬に仕上がるのではないでしょうか。

A配合ではこの3頭でOKとします。

ロードカナロア産駒 POG的狙い馬[B配合]


❶ ソラリアの2020

半姉がカレンブーケドールになり注目の1頭。
母系根幹がStorm Cat×Mr.Prospecter系統なので父、母でStom Catのクロスになり、パワーバランスが良く、仕上がりは早いタイプ。ロードカナロアとの配合であれば、1200~1600m向きにキレイに仕上がるのではないでしょうか。

❷ スカイゲイザー(シングルゲイズの2020)

母系根幹がDanzig×Tom Foolなので、スピード面を上乗せしている印象。
ロードカナロア産駒なので、❶と同じく1200~1600m向きにキレイに仕上がるのではないでしょうか。

B配合ではこの2頭になります。
A配合でクラシック路線で活躍できる馬、B配合で夏競馬からダッシュできる馬を選んでいきたいですね。

次の種牡馬分析は、

② ハーツクライ産駒
③ エピファネイア産駒
④ モーリス産駒
⑤ ディープインパクト産駒

と分析しようと思っています。

ではでは。


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