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マーメイドS予想~真面目に予想するほど当たらない超ハンデ戦~

6/14(日)に阪神競馬場で開催されるG3マーメイドS(芝2000m 牝馬限定)の予想になります。

ヴィクトリアマイル残念賞レース、G1レースの谷間、東京ではエプソムカップが開催される裏での重賞など全てにおいて微妙な時期の牝馬限定レースという事もあり毎年のように人気薄の激走や人気馬の凡走が目立つ名物ハンデ戦。

普通の頭で考えても普通に決着しないこのレースの傾向をまずは見ていく。

枠順

Screenshot_2020-06-12 マーメイドステークスの横型馬柱【2020年6月14日阪神11R】 競馬ラボ

外厩情報

Screenshot_2020-06-14 6 14(日) 阪神開催レース 外厩情報一覧 競馬予想のお供に!競馬外厩情報 ウェブ競馬新聞(1)

マーメイドS傾向・特徴(過去10年)

種牡馬傾向

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最近の阪神の芝傾向からして恐らくはスローからの瞬発力勝負になる可能性が高いのでディープインパクト産駒やステイゴールド系の活躍は納得できる。先週の鳴尾記念でもステイゴールド産駒のパフォーマープロミスが休み明けながらいきなりの重賞勝利、昨年のこのレースの勝ち馬はオルフェーブル産駒のサラスといった通り芝の高速化に対応できる血統の好走が的中へのヒントになる。

危険産駒

ハービンジャー、ハーツクライ産駒

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ハービンジャー産駒はここまで合わないのであれば今回も恐らく厳しい。元々切れ味のあるタイプが少なく古馬になるにつれジリ貧のような脚の使い方をする馬が多いことから上り勝負だと分が悪すぎる。

今年の同距離G1大阪杯のブラストワンピースなどがいい例。

ただし今年は週末がずっと雨になりかなりパワーを要する展開になることも想定されるだけにデータを潰しに来る可能性も。

騎手別傾向

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藤岡康太騎手と言いたいところだがこちら調べでは今年は不在。

ハンデ戦かつ裏でも重賞があり北海道開催も始まることから騎手も若手中心になりがちなレース。そしてコロナ云々で関東からも積極的には参加する騎手も少ないのも今年の特徴と言えるかもしれない。

このレースとなると評価は出来ないが阪神の2000mでは毎年のように高い複勝率を誇る川田騎手の取捨が気になるところ。

人気別傾向

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7番人気や10番人気が1番人気より信頼度が高い時点で色々おかしいレース。

普通に予想するだけバカですよと言われているようなものなので人気を気にせず気になった馬や注目したい馬から入るとよいレースかも知れない。

枠番別傾向

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このように分かれるが先週の鳴尾記念では10年1度も馬券内がなかった1枠が勝利している点からわかる通り参考程度の認識で良い。

基本的には今の阪神競馬場は内の先行勢が有利なことに変わりはない。(ただし雨が降れば話は変わる)

ちなみに水曜日段階では日曜日は降雨の予報もあるだけにこれがどう影響を与えるか?

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その他

① 前走パールS組 ※ただし今年は特例

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このレースのポイントとしてよく挙げられるが前走にこのレースを使った馬がかなりの確率で絡んでくる。昨年の勝ち馬サラス、3着のスカーレットカラーもしっかりこのケースに該当しており荒れるレースにおいては数少ない傾向パターンともいえる。

パールSというのは通常は京都の1800mの牝馬限定レースとコースも距離も異なるが、マーメイドSというのは3勝クラスの馬が格上挑戦でバンバン出てくるような他の重賞とは少々異なる点からメンバーレベルが低く重賞ではあるが敷居が低い点、そしてパールSを勝ちきれずとも好走したくらいならハンデが軽くなった上でこのレースに出れるのは大きなハンデにつながる可能性は高い(昨年のサラスがいい例)

勝利だけでなく着好走の面で低斤量をもらった馬が激走へのヒントにつながる可能性が高い。

※今年のパールSは新潟での開催とまったく条件が異なるので傾向に変則条件がかかっているで注意が必要。

② 関西勢有利レース

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過去のレースを見ると勝利したのは全て関西馬。

このレースに出てくる馬というのは重賞初挑戦というケースが多いだけに関西への初輸送というケースも多い。関東で待ち受ける馬からしたらこれだけでも充分マウントをとれる傾向かもしれない。

今年は関東勢ではエアジーン、フィリアプーラ、リープフラウミルヒといった重賞実績馬や良血馬も多く輸送経験もある馬がいるが果たして?

以上の傾向から挙がる候補馬

ナルハヤ(藤田)

例年好走データに入るパールSを人気薄で好走しこのレースへコマを進めてきた。斤量51kgという点でも昨年の勝ち馬サラスと似る点は多いのだが、今年はパールSが京都ではなく新潟で開催されたことで傾向がガラッと変わってしまったことが気になるところ。

馬主は俳優の陣内孝則さんという点でも有名。

リュヌルージュ(団野)

今年の中山牝馬Sでは大雪で不良馬場というものすごくタフな条件の中で2着と好走。前走福島牝馬はレース直前の別馬のアクシデントで20分近くレースが遅れた挙句に前がハイペースで流れるという何もいいところがないレースだった。

今回は前走ほどはペースも上がる可能性は低い点、重賞実績がありながら斤量は53kgと中山牝馬Sの50kgほどではないが恵まれた点、当日は重~不良馬場でのレースが想定されるだけに人気薄での激走も。

エアジーン(川田)

過去1度も馬券に絡んでいないハービンジャー産駒なのだが過去のマーメイドSは全て良馬場での開催という点が引っ掛かる。

今年は重馬場~不良想定なだけにこれまでのデータをひっくり返した上で阪神芝2000m複勝率60%近い川田騎手が騎乗で53kgの斤量ならデータを壊せる要素は揃えている。

ただしこの馬は全くと言っていいほどキレの欠片もないタイプなだけにパンパンの良馬場開催や稍重程度では勝負にもならない。

傾向まとめ

① 良馬場開催なら瞬発力適性の高い馬。ただしこのままの天候だと過去の傾向はまったく通用しない可能性がある。

② 1番人気より下位人気が好走するレース。データ該当する馬や自分の好きな馬。極端なことを言えばサイコロでも転がした方が当たる可能性がある。

③ パールSは例年と開催場所が異なる。そのまま適用されるかは未知数。

④ 勝ち馬は関西勢

以上の点から予想をしていきます。よろしくお願いします。

推奨馬

本命

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