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TCK女王盃~地方?中央?果たして・・・?

1/22(水)に大井競馬場で行われるTCK女王盃(G3 1800m)

2020年最初の地方交流重賞。昨年は勝ち馬の鞍上が地方騎手に加えて2着に地方所属のC1クラスの馬が突っ込んできて大波乱を起こしたことでも話題になったレース。昨年の今頃に元騎手の〇川の馬場について発言したこともありました。

一時は中央馬さえ買っておけば問題なかった地方交流重賞。しかし近年は中央馬に地方のトップ騎手を乗せたり、中央の有力馬が地方に活路を求めることで期待値通り決まらないこともちらほら・・・。今年も中央勢は決してレベルが高いとは言えないだけに馬柱から慎重に選んでいきたい。

枠順

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TCK女王盃傾向(近10年)

中央馬と地方馬の成績

勝ち馬は8頭が中央馬、2頭が地方馬。ただし2009年勝ち馬のユキチャンは当時制定されていた中央所属馬の賞金半額制度を嫌った馬主が地方移籍しただけで元は中央所属の実績馬。実質地方馬の勝利は1頭のみ。

しかし2着以降に目を向けると昨年2着のマルカンセンサーや2017年2着のリンダリンダなどごく稀に好走する傾向があります。

最も冒頭で触れた通りこの1~2年でも地方競馬と中央競馬を取り巻く環境は大きく変化していることから過去の力関係の風潮を意識しすぎないのも大事かもしれません。(あくまで勝ち馬は地方からは出ないくらいの認識で大丈夫です)

人気別期待値

1番人気が4勝、2番人気が4勝と上位人気のどちらかが基本的には勝利するレース。昨年こそ6番人気の勝利でしたが基本的には上位人気を信頼してよい。

1番人気の複勝率は90%と高い数字を残している。(4-2-3-1)

地方馬を買うなら?

毎年12月の年末に行われる地方重賞東京シンデレラマイルCに出走した馬で人気を背負った馬が好走傾向にある。

過去10年で4頭存在した東京シンデレラマイルC組の好走だが内訳をみてみると2頭が前走連対でこのレースを好走、2頭は前走1番人気を背負うくらいに地方では能力が抜けていると判断されるくらい強い馬。

地方組で馬を選ぶなら力が抜けているという明確が実績が欲しい。

推奨馬とその解説

本命

7 アンデスクイーン(ルメール)予想 2番人気

ここ2走まったく条件が合わない不運に恵まれた。前々走は左回り、小回り、距離の短いということに加えて直前に戸崎騎手の大怪我で鞍上変更、前走クイーンCはマーフィー騎手の不可解な騎乗で終始チグハグな競馬で撃沈してしまった。

ようやく直線の長い競馬場、1800m戦に条件が帰ってきた中で鞍上も大井競馬場の実績が高いルメール騎手を配置することが出来たのは大きい。3走前にはしっかり得意条件で一番人気筆頭のファッショニスタにも勝利をしておりここは大崩れすることはなさそう。

調教タイムが通常より少し悪いという懸念点があるが大井、門別の重賞で結果を残し続けた馬なだけに本来一番人気でもおかしくないが近走の不振で少し人気を落としているならここは狙い目かもしれない。

昨年のような異様な内枠有利レースであれば話は変わるが大井の1800m外回りは外枠の差し馬が有利なレースということもありしっかり自分の競馬さえ出来れば。昨年を除けば勝ち馬は全て5~7枠でメモリーコウの鞍上の古川は大井競馬場が大の苦手という事で有名。となるとやはり実績面を含めてもこの馬になる。

対抗

5 サルサディオーネ 7番人気(赤岡)

さすがにファッショニスタを対抗に入れても面白くない予想になってしまうので地方組から何か穴をあける馬を選ぶとしてこの馬をチョイス。これが地方移籍初戦となるがそもそも昨年の夏に川崎のスパーキングレディーカップで2着にもなった実績馬。

勝ち馬ファッショニスタに4馬身差をつけられているのでそこの逆転は厳しいが注目したいのはそのレースの3着馬のローラレイ。この馬は昨年の東京シンデレラマイルCの勝ち馬だがこの馬に6馬身もの差をつけての2着という事を考えるとこの組から今回出走する馬で最上位のサンルイビル(前走3着)とは能力が違う。

この2走は中央馬の牡馬を相手に1400mというやりにくい条件での苦戦から二桁着順を繰り返しているが地方への転厩が決まりその初戦のここは高知の名手赤岡を配置しての臨戦態勢だけに人気薄の今回は激走をしてもおかしくはない。

二桁着順が続いてるだけに馬の気持ちが折れてしまっているかどうかだけが気になる。

3番手 

1 ファッショニスタ(川田)

前走JBCレディスクラシックでは8枠という厳しい条件の中で3着と好走。さすがにすんなり先行した2頭にはレース場の構造上では逆転こそ厳しかったが良い競馬が出来た。

この馬の最大の武器は安定感。特に川田騎手とのコンビでは12走で6-5-1-0-0と抜群の成績を残しており地方の砂への対応具合を見ても大崩れをする可能性は低い。事実上アンデスクイーンとファッショニスタの一騎打ちになる可能性は高いがこちらは安定感がある一方で取りこぼしの多い馬ということを考えても単勝1倍~2倍前半は過剰人気にも感じる。あくまで紐や軸には最適だがここで勝ちきれるかといわれるとやや疑問。

成績をみてもほかに敵らしい敵はいないが前を主張する馬が多いのでそこでペースが崩れて沈む可能性もあり得ない話ではない。

抑え

11 ミッシングリンク(笹川)

前走東京シンデレラマイルC1番人気も敗退してしまった。前走は外枠の差し馬完全有利の展開という事も含めても前走の敗退だけで人気を落とすのであれば8枠ではあるが抑えてもよさそう。

地方所属はサルサディオーネかこの馬のどちらかが馬券内のチャンスと予想。

9 メモリーコウ(古川)

馬は強いが鞍上が大井競馬をとにかく苦手なので連勝していても大敗の可能性もあるがレベル的にも買いたい馬がいないため抑え。

以上5頭で手堅く狙いたい。

単勝

7

馬連(ボックス)

1.5.7

ワイド

5.9.11→7

アンデスクイーンの単勝に妙味があるレースだと思います。

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