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エクリプスS傾向~学ぼうイギリス競馬~

日本時間の7月5日(日)23時35分よりサウダウン競馬場で開催されるG1エクリプスS(芝1990メートル)の予想になります。

コロナ騒動で今年は日本から海外への輸送がなかなか出来ず凱旋門賞にも日本馬の登録がまったくされていない昨今だが幸か不幸か海外に拠点を置き続けるディアドラの久しぶりのレースが近づいてきた。

2月のサウジアラビア遠征以降はしばらく休養が続いていたこの馬の存在こそがまさか海外競馬を日本でも楽しめる原動力になっているのであれば存在にまずは感謝をしなければならないm(__)m

そうはいってもこのエクリプスSという馴染みのないレースやサウダウン競馬場はどんな場所なのか?それを知った上で予想をするのも大事なので今回はしっかりとその辺を研究しながら予想をしていきたいと思う。

枠順

Screenshot_2020-07-04 出馬表 2020エクリプスステークス JRA-VAN ver World

左から馬番、枠番となるためディアドラは大外での出走となる。

競馬場紹介

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最終コーナーからゴールまでは900mの上り勾配があるという日本の競馬場では考えられないコースをしており、1000mレースを行える直線コースが設置される変わった設計が組まれている。

しかしこの競馬場は現地での評価が非常に高い。

以下 ウィキペディア抜粋

サンダウン競馬場(Sandown Racecourse)・サンダウンパーク競馬場(Sandown Park Racecourse)

イギリスサリー州イーシャーのサンダウン公園にある競馬場である。19世紀末にヨーロッパ初のパークコース(競馬専用施設)として誕生した競馬場で、サラブレッドの平地競走とナショナルハント競走が行われている。

革新的な新しい試みを積極的に採用してきた競馬場で、イギリスの競馬ファンからしばしば「最優秀競馬場」に選ばれている。

大きな競走は夏に行われる平地競走のエクリプスステークス、冬に行われる障害競走のティングルクリークチェイス、トルワースハードルである。

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今回ディアドラが出走するエクリプスステークスは第1回が1886年と非常に歴史が深く2017年より現在の9ハロン209ヤード(1990m)に変更となった。

※1886年の日本

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日本に総理大臣が初めて設立されたころにはこのレースが始まっていたと考えると何か複雑なものがある。

あの名シーンは実はこのレース

エクリプスSは日本で初めて馬券購入が行われるレースなのだが、実は日本の競馬ファンが一度は見たことがあのシーンがとても有名なレース。

それは2007年に開催された第110回のレース。このレースの勝ち馬ノットナウケイトの鞍上は日本でもお馴染みのR・ムーアだったのだがゴール前の直線では一頭だけ大外を走る奇策で勝利したあのレースこそ今回日本で馬券購入が行われるエクリプスSとなる。

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過去20年分の決着タイム

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現在の距離に変更になったのが2017年とはいえ1990mのレースでタイムが2分5秒前後を要する日本では考えられなレースが想定される。ディアドラのように海外を主戦としている日本馬ならともかくアーモンドアイのような日本の芝にマッチしている馬が勢いで参戦して太刀打ちできるレースではないとこれを見ただけでも一目瞭然だろう。

また、このレースはここ数年の傾向を見る限り小頭数で開催される可能性が高い。日本の競馬ファンにもお馴染みの最強牝馬エネイブル、昨年のイギリスダービー馬アンソニーヴァンダイク、凱旋門賞にも出走したジャパンといった有力どころが多く参戦するだけに力の足りない馬は直前での回避も予想され今年も10頭前後のレースになるのではと見ている。

※現時点でも先日レースにでたばかりのマジカルの回避は濃厚。

追記

今年も結局登録の半分が回避をしたことから8頭となる。

現地の天気予報

7/5(日)現地天気

Screenshot_2020-07-05 サンダウン競馬場 天気 - Google 検索

当初は馬場が悪くなると見込んでいたが前日段階はまさかの良馬場。

当日も雨が降らないので良馬場濃厚となる。

有力馬紹介

エネイブル(L.デットーリ)

日本でもお馴染みの最強牝馬。2017~2018年の凱旋門賞を制覇しており昨年は日本、海外の競馬ファンの誰もが3連覇を確実視していたが2着に終わる。鞍上のデットーリ騎手が精神的に困憊してしまいその後の日本での騎乗を拒否したことも記憶に新しい。凱旋門賞後は引退を噂されていたが6歳シーズンとも現役続行を表明し昨年と同じくこの舞台を復帰戦として選んできた。

昨年は同じく最強牝馬の呼び声高いマジカルとのマッチレースとなったが今年は昨年ほどの有力どころは不在なだけに一強ムードも漂うがやはり8か月の長期休養明けと6歳という点がポイントになりそう。

ガイヤース(ビュイック)

6月20日にコロネーションC(G1)を制覇しており調子が上向き一頭。日本でもお馴染みのゴドルフィンが所有する馬で鞍上もこれまた日本でお馴染みのビュイック騎手が恐らく騎乗することになる。昨年の凱旋門賞では重馬場にやられたのか力不足なのかは微妙なところだが10着と大敗しているだけにこの中間の雨量では危険な一頭になる可能性もある。

ジャパン(ムーア)

その名前から昨年より日本での知名度が高い一頭で父には英国を代表するガリレオを持つ。3歳秋に挑んだ凱旋門賞では4着と好走しオフシーズン明けの6月のプリンスオブウェール(G1)を4着と期待を裏切る内容だったことは気がかりだが1度使ってどれだけ良化が望めるか?

オブライエン厩舎はこの馬以外にもラビット要員を出走させる予定があるだけに最有力馬を勝たせにくる作戦がどれだけ決まるかがポイントになる。

またこの馬は今年の1月に日本でもお馴染みのキーファーズが馬主権を持ったことでも話題になっており今回のレースでもお馴染みの勝負服でのレースが発表された。

ロードノース

前走プリンスオブウェールズステークス(G1)でジャパンやダノンプレミアムが出走したクイーンエリザベスステークスを勝利したアデイブを下してG1制覇を達成した勢いのある一頭。条件戦から安定して勝ち上がってきてる一頭だけに不気味ではある。要注目の一頭で現在情報収集中。

※レース回避

まとめ

以上の点を含めて予想の方をしていきます。

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