浦和桜花賞考察~欠陥浦和1600m オブライエンゲーム開幕~
またこの画像を使うレースがやってきたのか。
さて3/31(水)は浦和競馬場でS1浦和桜花賞(1600m 3歳牝馬限定)が実施されます。
馬の実力をぶっ壊す浦和屈指のインチキコースとして名高い条件。ニューイヤーカップの1600m実施が廃止となりいよいよ重賞として使用されるのはこの浦和桜花賞だけとなりました(これを真っ先に廃止するべきなのだが)
有力馬が全勝で敗れ不安などという声もありますが今回もしっかり枠順が運よく定まった絶対体制で2歳女王が三冠レース1個目に挑みます。
今回は浦和1600mの傾向や有力馬の近況を基に予想をしていきます。
枠順
いつからユングフラヴ賞は着順の良い馬が内枠を独占するようなボートレースの準優戦システムになったのだろうか・・・?
という冗談はさておき今回も小久保厩舎は運よく浦和1600mの内枠を確保。内の2頭もどちらかというと差し傾向の馬なだけにスタートして速攻でイン1を確保しラチを頼って最短距離で走れるこの条件に最高の枠順といえる。毎年のことだが本当に運がいい。
前哨戦の勝ち馬、ウワサノシブコは今回は最内からのスタート。道営から移籍し前走は馬場、展開の恩恵での差し切りに成功したが今回はこの最内枠をどう乗りこなし1冠目の獲得に挑むか注目だ。
なお彼女はいろいろ知りすぎた・・・故障により出走取消となる。これによって最内はグロリオーソとなる。
対照的に厳しい立場となったのは東京2歳優駿牝馬で2着のサブルドール。前走に続いて外枠でのスタートとなり今回はさらに厳しい1600mのこの枠。気性面にも課題がありロスを強いられるこの枠でのレースもスタミナ面に不安が残る。
そして更に厳しくなったのが大外のアイカプチーノ 。前走は大出遅れから捲るような形で上位に迫るも最後は失速。これが内枠でも入ってスタートをしっかり決めてロスなく競馬をするようだとケラススヴィアにとっても脅威だったが大外に追放成功。これによりまず逃げは厳しくなり腹を括って外々を回るか、控えるかの2択となる。
小久保厩舎、つくづく運がいいですね。
※これについては諸説あるため真実性は不明
使用コース
毎回この話をしているが欠陥コースなので内がとてつもなく有利となる。スタートがカーブの入り口という異色形態ゆえに最短で曲がって直線に入った馬がインを奪いペースを作ることになる。そして外の逃げ馬というのはスタートして膨れる形で外々を回される極端に不利な形状で無理に前についていこうとするとハナを奪えない挙句に距離ロスだけが加算していき失速をしてしまう。
そして3コーナーから4コーナーにかけて先頭、それに近い位置にいる馬が圧倒的有利となり枠番別の傾向を見ても内枠勢の成績が良い。そして浦和桜花賞では基本的に外枠の馬は圧倒的に成績が悪い。
ポイント
勝利出来るのは5枠までと決めつけそれより外は完全軽視。これがこのレースの大きな特徴だ。8枠で過去10年に馬券に絡んだのはアークヴィグラスのみ。この馬は2歳時から中央馬相手の重賞でも好走するだけの力はありながら鞍上が色々あって大外に追放(諸説あり)され逃げ馬ながら後方からの競馬に出た中で何とか3着を確保できた。
何のことでしょうね(すっとぼけ)
偉い人に喧嘩を売ってはいけません(戒め)
浦和の1600mは原理的にはボートレース大村のように内が極端な条件というのだけ覚えておくだけでも役に立つかもしれません。
※なおあまりに理不尽な条件ゆえか施行レースが年々少なくなっている感じが・・・
また過去を見てもユングフラヴ賞で3着以内になった馬が5勝しており浦和競馬場での適性、左回りの適性、枠の良し悪しの3点をしっかり押さえている馬が好走することが多い。
このポイントをベースに有力馬を決めていく。
なお馬場状態だけは確認したいので予想、買い目の公開は前日をみて判断することにする。
推奨馬
本命
2 ケラススヴィア(森)
これに関してはよほどの何かが無い限りはユングフラヴ賞前から決めていた。どうせ枠は内のどこかになることくらいその時点で予想してたので当然のことである。
更にここに来てウワサノシブコが出走除外。この馬は砂を被るのが苦手なので意図的に最内にしたとみていたが結果的にこの馬がそれを克服して差してくるという懸念点をなくす。スタートで速攻のイン1キープで最短距離を回り展開を作って逃げ切りに持ち込めるかがカギとなる。
幸い、アイカプチーノは偶然にも大外枠になったのでこれで逃げの手に出れば超ロスを食らい腹を括って追い込みの手にでもないと逆転は不可能レベル。それがハマったとしても良くて3着が関の山で山口騎手にそんな自在性はない。つまり消したい。
馬も一叩きされ前走から少し体重を落としてこの舞台へ。次の大井1800mは距離の壁に苦しみそうではあるが地元1600m、圧力の小久保、森泰斗騎手という黄金ラインは馬券内に関してはまず手堅いだろう。
追い切りの動きはそこまで前走と変化はなく小久保厩舎特有の本馬場を使ったガチヤリ状態にもないのでこの点だけがやや気になる。
対抗
6 プレストレジーナ(笹川)
前走は一週間前にわざわざ浦和競馬場の本馬場を使った追い切りまで行って挑んだ前哨戦だったがスタートで出遅れて道中でペースを崩壊させたアイカプチーノ及び山口達也の煽りでペースを上げてしまった結果仕掛けどころで力尽きての5着。非常に不完全燃焼なレースに終わってしまったが左回り、浦和遠征で気持ち面の異変などの影響はなかったのが好材料。
この中間も熱心に大井競馬場で調教に励んでおり一週前に一杯に追われて好タイムを記録し最終追い切りは前走同様の仕上がりにはなっておりいいかたちで挑めそう。コース経験と笹川騎手の継続騎乗という点も大きい。ただし勝ちきれるタイプかは怪しくそのためにはケラススヴィアより前に付けて逃げ切りかケラススヴィアの失速待ちとなる。
大井の1600m(凍結防止剤散布状態)で差をつけられての4着だった昨年末、展開の不完全燃焼があったにせよ依然として差があった前走を総合すると逆転までいくのにはかなりの試練。よくて2着~3着まで。ただし軽視されているメンバーでは個人的には期待している。
以下全部相手
2 グロリオーソ(矢野)
プレストレジーナと共に前走は1週前に浦和の本馬場で追い切りを行い実戦を想定した形で挑んで3着。この舞台へ挑みたいため着が欲しかった馬と前哨戦仕上げだったケラススヴィアの間でも1馬身以上の差があったところを考えると本番の今回やはり逆転は疑問。
最内のハンデもインにケラススヴィアに入られて前が壁になる形で内に馬が押し寄せると揉みくちゃにされてしまうところもありこの点をどう交わして最後の直線で伸び切れるか?
門別時から1200m~1400mを中心に使われ1700mでは大敗したこともあるだけに距離面の不安も。よく浦和の1600mは内が有利というがそれはあくまで逃げる馬や先行する馬の話であり差し馬ではあまり関係ない(外からの差し馬よりは有利ではあるが)
4 ティーズアレディー(達城)
2走前の桃花賞を勝利しており本番に向けて賞金を確保した中で挑んだ前走は見所なく大敗。レース直前に何かしらのトラブルもあったので流して負けた感もあり仕切り直しとなる。
この馬も人気薄の中では不気味な存在で先手を奪えれば2~3番手で前を見える形で競馬を運び先行有利の浦和の馬場状態と1600mで勝負にはなる。スタミナ面の不安が無いのも何より好材料。大井ではプレストレジーナに圧勝したことも。
5 スマイルミュ(本田)
門別時代から一貫して言われるのは「本気を出したら強い馬」というタイプで2歳時はモヤモヤするようなレースが続いたが南関移籍でその素質が徐々に開花しここにきて上り調子となる。
森⇒本田という師弟関係の乗り替わりはレース前にお互いの意見交換をすることから成績が良好の傾向があるのは重賞で何度も見てきた光景。使い詰めではあるが直前には一杯に追った強めの調教も行っているだけに着争いのワンピースには加えておきたい。
印
※自分の中では7より外はいないものとして扱っているので来たら諦めます。
買い目
3連単
3-256-2456
345(通称ピクミンボックス)
馬単
346(ボックス)