埼玉新聞栄冠賞考察・予想~小久保軍団VS外厩~
10/21(水)に浦和競馬場で開催されるS3埼玉栄冠賞(1900m)の傾向と考察になります。
JBCがいよいよ間近に近づいてきていることもあり重賞ながらメンバーは手薄。ここを使う馬はここで賞金を獲得したい、更には先の浦和記念へのステップレース的な意味合いも強いだろう。そしてメンバー11頭と小頭数ながら今年は浦和を代表するあの厩舎が多頭出しといかにも狙いに来たこのレースをまずは様々な観点より考察していく。
※ 解説に入る前に
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情報協力
うまめし.comさん
枠順
※ミキノトランペット出走取消
主役らしい主役は不在だが先日49歳の誕生日を迎えた小久保調教師の馬が4頭の超多頭出しで挑んできた(ちなみに出走とならなかったが当初出走願いには10頭いました)
まず注目したいのは小久保厩舎の超ペース逃げ馬ファルコンウィングが内枠に入った点でこの厩舎の逃げ馬が内枠に馬が来るクジ運は流石。浦和を走ること自体は年明けのニューイヤーカップ以来になるが調教では散々走ってるコースなので地の利は高いとみてるが、夏から秋にかけて使い詰めなのでペースメーカーとして別の馬を勝たせる要員かどうかという見方も出来る?
今回は初の58kgということもあり不安点多め。
その小久保厩舎から2走前の高津オープンでは出遅れながら2着のチェスナットコートは森騎手を手配して確実に勝負に出た。
振り返ってみれば中央3歳G2の青葉賞を勝利し日本ダービーにも出走した馬だけあり芝とダートの違いはあれど地力はこのメンバーでは別格。東京記念は勝負気配が薄そうだったが左回りの中距離レースとなり差し馬が外枠からの発走は理想的で6回カーブのコースも2走前の川崎で経験済み(くじ運が以下略)
地方馬同士のレースでは過去1度しか馬券を外していない脅威の安定感を誇るタービランスは浦和所属ではあるが道営と浦和を行ったり来たりしている関係もあり実に4年半ぶりの浦和レースに出走となる。
小久保包囲網をいかに搔い潜りレースを出来るかがポイントになりそうだが既に7歳で5か月明けの今回は少し不安点もあるので最後まで読み進めてほしい。
その他ではスパーキングサマー2着のリッカルド、連闘となるが浦和記念の勝利実績もある小久保厩舎のマイネルバサラ、昨年の道営3冠馬リンゾウチャネルなども候補か。
出走は15時55分を予定。
コース解説
今回は素材の都合で南関.comのコース画像を使用。
と、書くほど浦和の1900mというのは施行が無い条件なのをまずは理解する必要がある。といっても2000mから100mだけ手前にスタートが前に出るので基本的な部分は変わらないのだが先行してインを取りに行ける距離が縮まるので注意が必要。
2000m同様にゴールまでに6回のカーブが待ち受け3コーナーから4コーナーのスパイラルカーブを2回通過することになるので加速はつきにくい。
実際過去10年を見るとスパイラルカーブを採用している浦和と船橋所属の馬の好走が目立ち大井や川崎の所属馬が苦戦している。
考察
考察1 血統別相性
いうまでもないが施行が無いのでデータはないが、これだけ数が少なくともキングカメハメハ産駒は好走履歴は多い。
直近1年の浦和2000mの成績を見ても出走数の台頭が目立つのはやはりキングカメハメハ産駒。
今回この数少ない血統データに該当するロードアルペジオは中央のオープンレースでの勝利実績もある馬。前走千葉ダートマイルでは勝ち馬のモジアナフレイバーには大きく差を開かせたがあの馬は流石に別格。引き続きの激走となれば穴馬としては面白い。
考察2 血統別相性
1900mはデータ参考がないため直近1年の2000mに条件を絞った。町田騎手、福原騎手は出走予定にないため中心はやはり森騎手。
特に今回森騎手は逃げ馬でなく差し馬に乗るという点でも仕掛けどころやペース判断に優れているのは大きな強みとなる。
小久保厩舎を始めとして明確な逃げ馬、ペースメーカーがいることから前残りが激しい馬場でなければ評価を上げたい一頭。
内枠の先行勢が売れそうだが、この厩舎が何も意図が無いのに森騎手が乗る馬を大外に配置するという事が個人的には不思議に思っているので気になるところ。
ちなみに森騎手はこのレースを近10年圧倒的な相性にて結果を出している。
考察3 好調教馬
ロードアルペジオ
外厩 坂路 良
37.8-24.5-12.3 馬なり
外厩先の坂路施設で前走に対して寸分の狂いもない調整をしているのだが前走は強めに追ってこのタイムに対して今回は馬なりでこのタイムを記録したということは一叩きされて状態は非常に良さそう。
これまで中2か月ごとのローテーションでしか移籍後は使えて来てなかった馬だが中2週で本番の舞台に挑み体調面の不安も無いここは最大のチャンスとなる可能性もあるだけに血統面の傾向と合わせて注目。
ファルコンウィング
浦和調教場 良
53.7 38.9 馬なり
戸塚記念でも調教を評価した馬だが馬なりでそれ相応の内容をマーク。実は今回小久保厩舎から馬を一頭選ぶつもりだったのだが全馬が本馬場を使わず調教場での追い切りという事で評価に困ったがその中で一番時計が良かったこの馬を推してみたい。
その他の短評
小久保厩舎唯一の本馬場調整を先週行っているトーセンガーネットは鎌倉記念3着のジョーロノと併入だっただけに期待していたのだが今回調教場で時計も平凡。昨年の2冠牝馬だがジョーロノのパートナー程度まで格が落ちた可能性あり。
そして小久保厩舎最有力のチェスナットコートは単純に動きも悪くこちらも調教場で流しただけでこれが最も気がかりな点。
タービランスは動きも良く本馬場を使った追い切りなのだが併せたC2マイネルエスペルトに先着を許した点をどう見るか?7歳になり一度叩いて得意の大井で勝島王冠辺りを目指している可能性は高く元から安定してるだけで勝ちきれないタイプなので少し気になるところ。ただし併せた馬は戸塚記念に出走したティーズダンクを調教で相手にしていい走りを見せたこともある馬なので調教がけする馬に単に負けただけという可能性も残す。
外厩組は安定している。可もなく不可もない。この辺は流石。
考察4 小久保厩舎の取捨選択
今回のレース最大のポイントは結局のところ小久保厩舎のどの馬を買いどの馬を捨てるかに限る。
数字が示す通り多くの馬を出してどれかの馬をアシストさせるのがこの馬の常套手段で浦和のオブライエンといわれる由縁はここにある。
今回は逃げ馬多数、後方に有力ということで先行勢を潰して後方の有力どころを狙うのがレースの傾向とは異なるが狙いたいポイント。ファルコンウイングは自らがとんでもないペースで逃げても粘りこめるだけの地力があるだけにこの馬の取捨も難しいところで58kgという斤量で1900mを逃げ切る力は備わっているか完全に未知数。
まとめ
先行勢有利と言われるこのレースだが今年はハナを奪いたい馬も多いだけに少し傾向と違う結果になる可能性も残す。更に調教の動きが良かったミキノトランペットが回避のため浦和所属はタービランスを除けば全て小久保厩舎という独壇場の雰囲気も漂うだけにどの馬を勝たせる競馬に出るか注目したいところ。
ペースが上がり前が掃除されるということは前傾ラップとなって追走に苦労する馬が後方で息絶える可能性も同時に秘める。ハイペースへの耐久力と追走経験のある馬の思わぬ台頭も計算しながら本命馬から相手を探していきたい。
推奨馬
以下有料
内容
本命馬とその理由
対抗以下とその理由(相手4頭)
印・買い目
本命
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