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高松宮記念傾向・予想~データから見える大きな特徴~
3/29(日)に中京競馬場にて開催されるG1高松宮記念(芝1200m)の予想になります。
馬が揃っているのに騎手が揃っていないという話が一変した。ドバイ開催中止の影響から騎手も豪華になった電撃6ハロン戦。2020年最初の芝のG1は見どころ満載。
まずはこのレースの傾向を探っていこうと思う。
枠順
高松宮記念傾向まとめ(過去10年)
種牡馬傾向
アドマイヤムーン産駒が好調。以前にこのレースを制覇し昨年は2着で波乱を起こしたセイウンコウセイはこの中京コースの巧者としても有名。2019年も高松宮記念2着、CBC賞3着と中京1200m重賞にて好走しており今年も波乱を起こす可能性あり。
危険産駒
ハーツクライ
過去10年3頭出走して全て馬券外。更に中京1200mでも不振傾向にあり適性がないとみる。後継種牡馬ジャスタウェイ産駒のアウィルアウェイは昨年同条件のCBC賞で人気の一角ながら大敗をしている点から血統的遺伝の不安も。
騎手傾向
岩田康誠騎手が相性が良い。ロードカナロア、レッツゴードンキなどで好走歴があるだけに注目の1人で今年は2019年の中京記念勝ち馬グルーヴィットに騎乗。ダート戦を使ったり距離を短縮したりとやや迷走しているがこの大胆な距離短縮がどう出るか?
また中京の鬼福永祐一騎手にも注目。ドバイ遠征白紙、ルメール騎手隔離の影響でタワーオブロンドンに騎乗だが条件次第ではかなりの有力馬。
危険騎手
北村友一
5回乗って全て馬券外。昨年もこのレースでダノンスマッシュにてトラブルを起こしておりこの日が騎乗停止明け初日。3週間近くの騎乗停止で感覚の鈍りも考えると・・・。
人気別傾向
どうしても昨年のイメージから荒れると印象してしまうがその真逆で堅め決着が多い。
個人的な話をすると2016年の鬼堅決着の際は当時勤めていた会社の上司が荒れると見込んで穴馬に給料の大半を注ぎ込み大負けして破産したのを横で見ていたことがある。
昨年が荒れたから今年も・・・と難しいことを考えすぎないほうがいいかもしれない。
1番人気~3番人気が3着以内の全30回中19回を埋めているレースなので人気上位と多少穴馬を絡ませる馬券がおすすめ。
枠番別傾向
2枠が4勝している一方で最内が悪く外枠も外に進むにつれ悪化傾向にある。基本的に18頭立てレースで外枠の差しも決まるレースではあるが外に膨らみ過ぎると短距離レースゆえロスが生まれる。
更に今年の場合は年明けの開催がなかった点と先週の三連休は使用されていないことが芝の状態に影響を与え土曜日開催でも内有利、前有利なレースが見受けれた。
2枠は人気どころも穴もよく来るので枠決定後の馬の実力では人気薄でも特攻価値あり。
その他
① 前走に注目
黄色で塗りつぶした通りこのレースのステップレースとなるシルクロードS、阪急杯、オーシャンSのどれか3レースを使ったうえでこのレースに出走した馬が馬券内を埋め尽くしている。更に海外から参戦したエアロヴェロシティを除けば勝ち馬は全て前哨戦を起用している。
今回は有力どころに初の短距離挑戦馬が多いが休み明け初戦か前走がダート。フェブラリーSからの参戦馬はレッツゴードンキが2着という例もあるが年明けからレース起用がない馬は過去のデータ上かなり苦戦傾向にある。
外厩制度の発達で休み明け初戦から好走できる環境は整いつつあるが一瞬のスピードとスタートセンスが試される短距離では経験値も必要。
更に過去10年で1200mレース経験がないままこのレースで馬券になった馬は2019年覇者のミスターメロディのみというのもかなり気がかりなところ。
この点をポイントにデータが当てはまる馬と当てはまらない馬を仕分けするとこうなる。
ラブカンプー、ダイメイプリンセスなど消してもいい馬も更に除くとかなり絞られる。
② ロードカナロア産駒・ストームキャット系に注目。
2018年~2019年3/14日現在での中京1200mの種牡馬別実績を見るとロードカナロア産駒の活躍が目立つ。ロードカナロアの母系には中京1200mにて穴演出をするストームバード(及びストームキャット)の血が入っており適性の高さが注目される。(下記2015年以降の母父ストームバード系の成績)
昨年の勝ち馬ミスターメロディは父がストームキャット系だっただけにこの血の有無が勝負を分ける場合も。
該当馬の有力どころではシヴァージ、ステルヴィオ、ダイアトニック、ダノンスマッシュ、そして母系がストームキャット系のモズアスコットが挙がる。
③ 乗り替わり組に特徴
前走から乗替りで関東所属騎手(0-0-1-42)と異常なほど大苦戦。これは中京の開催に来るのが大半がローカル騎手であまり関東の騎手が乗らないのが大きい。夏開催は関東の騎手は福島や北海道へ行くことが大半、愛知杯や金鯱賞といった数少ない重賞も裏開催の重賞やオープンに乗ることが多い関東の騎手にとって年に数回しかない中京に加えて1200m戦はかなり酷になる。
知らない道を自動車でカーナビ無しで走らせれるのはだれでも嫌ですからね・・・。
今回の該当では有力どころではノームコア(ルメール→横山典)のみ。
<上記の点から挙がる候補>
ダノンスマッシュ
G3を4勝している実績もG1では力及ばずの競馬がロードカナロアの初年度産駒。
当初予定されていた重賞でまったく馬券にならない三浦騎手から主戦の川田騎手へドバイ中止の煽りを受けて変更になったのは大幅なプラス材料。
しかし、G1では足りない騎乗が続いていることに加えて前走の仕上がりが良すぎただけに取捨が余計に難しくなったようにも感じる。
タワーオブロンドン(福永)
前走は太め残り、調教も最悪で迎えた前哨戦にも関わらずしっかり3着に入り込んだ。この辺はさすがG1馬といえる。
休み明けいまいちな藤沢厩舎馬で天栄無関係のゴドルフィン所有馬ということで左回りの今回は買い案件だがこの馬には弱点が・・・。
セイウンコウセイ(幸)
昨年波乱を起こした3年前の覇者。
データ面では特にマイナスがないだけに枠次第で取捨が決まる。
CBC賞では超がつくほどの極悪馬場にも関わらず2着と実績を残すなど当日の馬場状況にも左右されない。近走の敗因がはっきりしてる点からわかる通り活躍するポイントが年齢と共に限られているだけに今年も狙い目になる可能性も。昨年ほど妙味はなくとも今年のメンバーなら妙味は充分。
傾向まとめ
① アドマイヤムーン産駒の活躍が目立つ
② 昨年のイメージが先行しているが堅め傾向のG1
③ 好走は2枠、外に行くにつれ不利になる傾向。
④ 前走ステップレースを使ったor使わない。
以上の点より予想をしていきます。よろしくお願いします。
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