阪神牝馬S傾向・予想~ミス前哨戦始動~
4/11(土)に阪神競馬場で開催されるG2阪神牝馬S(G2 芝 1600m 牝馬限定)の予想になります。
VMを目指す馬たちの始動戦、出したい馬たちの賞金加算レースなど陣営の意図は様々。そしてこのレースは過去を振り返ると距離がコロコロ変更することから過去の傾向通りにも決まらない可能性もあるがまずはこのレースの傾向を探っていこうと思う。
枠順
阪神牝馬S 傾向・特徴(過去10年)
種牡馬傾向
圧倒的ディープインパクトレース。特に1600mに変更になってからは4年連続で連対とこの距離で圧倒的信頼感の高い産駒らしい結果と言える。
このレースをディープが勝つ=ディープ向きの馬場なら翌日の桜花賞もやはり馬券の中心はディープインパクト産駒になる可能性が高い。
危険産駒
キングカメハメハ産駒
過去1度も馬券に絡んでいない相性の悪さが目立つ。今年はリバティハイツが該当すると同時に継種牡馬ロードカナロア産駒にも注目したい。
2015年以降の同条件の種牡馬成績はキングカメハメハよりやや優秀ではあるが信頼度は疑問符。
騎手傾向
特別優秀な騎手はいない。
阪神 芝 1600m に相性の良い騎手(過去3年)
川田騎手
19.13.15.36 勝率23%、複勝率 56.6%
重賞に限れば 3.2.2.5 勝率 25% 複勝率 58.3%
この条件に最も強い騎手。今年はダノンファンタジーに騎乗。
福永騎手
14.1214.52 勝率15 複勝率43.5%
牝馬限定 4.6.7.20 複勝率 46%
川田騎手の45.7%とほぼ同等の数字を記録。今年はビーチサンバに騎乗。
危険騎手
岩田康誠騎手
このレースもさることながら条件別でも6.5.5,53 複勝率23.3%とそもそも結果を残せていない。
今年はスカーレットカラーに騎乗。
人気別傾向
上位人気があまり信用できない。1番人気は複勝率50%を記録しているが4番人気が60%を残しているなど下位人気にまで満遍なくチャンスがある。
枠別傾向
外枠傾向ではあるが最後は脚質が問題。内の良いコースに進路を構えられる競馬が出来るかどうか現在の阪神では大きなポイントになる。
その他
① 4歳の栗東勢
勢いのある4歳が中心で年齢が上がるにつれて信頼度は右肩下がりになり特に関西馬が有利な傾向にある。ノーザン・社台関係のクラブ馬は規定により引退しているので6歳は個人所有が基本で天栄やしがらきの外厩も使えないだけにあまり信用できない。
② 前走斤量を背負った馬&実績馬が好走。
前走で55kg~56kg馬が馬券内30頭中15頭を占める。荒れる一方で斤量を背負うだけの馬はしっかりと好走する傾向にある。
上記2点から挙がる候補馬
ダノンファンタジー(川田)
重賞4勝、2歳時には同条件でG1制覇も達成している4歳ディープインパクト産駒。前哨戦に強い中内田厩舎で鞍上もこの条件で逆らいにくい川田騎手。3冠レースでは全て馬券外も春秋前哨戦はいずれも快勝と使うにつれて出来落ちするタイプ。
サウンドキアラ(松山)
年明けの京都金杯を快勝すると続く京都牝馬でも連勝している今最も勢いのある5歳ディープインパクト産駒。年明け3戦目の重賞という事でどこまで状態が維持されているかがポイントになる。
54kgとトップハンデより1kg少ないものの力は55kg組と同等と考えてよい。
ビーチサンバ(福永)
重賞制覇こそないが2歳時からトップレベルでレースを続けてきた4歳クロフネ産駒。4歳初戦は最後方からの競馬で5着と敗れただけに従来の逃げ先行競馬が出来るかがポイント。馬券には絡めても勝ちきれる力が足りないだけに迷走感もある。
傾向まとめ
① ディープインパクト産駒優勢、キングカメハメハ系劣勢レース
② 人気通り決まらない波乱レース
③ 4歳馬、関西勢優勢
④ 斤量を背負ってきた実績組が好走
以上の点から予想をしていきます。よろしくお願いします。
推奨馬
本命(今回この部分だけ無料にします)
13 ダノンファンタジー(川田)予想 1番人気
重賞通算4勝。そのうち3つが阪神コース(内2つが1600m)という好相性を誇る大本命。中6か月明けとなる今回だが怪我をしたわけでもなくここに合わせての初戦からでも充分に買える逸材。(裏を返すと次走でいらない馬)
枠が少し外側にはなってしまったがスタートの上手い馬なので早めに位置取りを決めて馬場の内側の伸びる位置からスローの瞬発力勝負に持ち込めるかがカギになる。後方待機から外を回すような競馬になれば最悪掲示板外まであるが1600m戦であれば自力でカバーできるだけの能力は持っているのでここでは通過点であってほしいところ。
3歳時の凡走は上りのタイムを見てわかる通り距離が持たない点にあり適性距離1400~1600+200mの限界の中でのレースであれば3歳時にはグランアレグリアくらいしか敵はおらず世代2番手がこんなところで凡走をされても少々困る。
上記の傾向でも触れた通り牝馬重賞、阪神1600mの川田騎手、ディープインパクト産駒というのは逆らえない点が多くこの馬も鉄砲明けは2.0.0.0といずれも重賞で勝利している点からも4歳に入り急激な劣化でも起きない限りは嫌う方が難しい。
最終追い切り
栗東 CW 5F 63-48.8-36.9-12.1
重心が低く後半は騎手が促すと力強い走りで突き抜ける内容。(休み明けでこんなに仕上げしてるから前哨戦の中内田厩舎と呼ばれる所以かもしれないが)
不安点
3歳時から馬体はスプリント適性が高いと言われてきた馬なので1600mが4歳になり長くなっている可能性。また3歳時は折り合いをつけるのに非常に苦労していた馬なだけに4歳になり気性面が悪化したか改善されたかがわからない初戦は多少怖さもある。
② 外枠からの発走で思い通りの位置が取れなかったときの競馬がどうなるか?外々を回される競馬でロスが生じるとリカバリーが効かない現在の阪神の馬場状態に対して危険性はある。
他の4歳勢は早熟疑惑でその初戦を凡走した馬たちが多い点からも今回は条件を限れば世代トップクラスの牝馬を素直に信じて本命を打ちたい。
2番手
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