
安田記念傾向~激突マイル頂上決定戦~
6/7(日)東京競馬場で開催されるG1安田記念(芝 1600m)の予想になります。
最強牝馬アーモンドアイVS春秋マイル王インディチャンプの2強ムードに加えて藤沢厩舎の最強牝馬などもスタンバイする超激戦のまずは傾向を探っていく。
枠順
安田記念傾向・特徴(過去10年)
種牡馬別傾向
まず大きな特徴としてディープインパクト産駒が非常に弱い。
2勝は2011年当時3歳で挑んでこのレースを制したリアルインパクト、2017年のサトノアラジンの2頭だが東京のマイルレースでありながら非常に相性が悪いというのは意外な傾向かもしれない。
対照的にスクリーンヒーロー、ハーツクライ、ローエングリンなど少し力を要する血統に分があるというのも見逃せない要素。今年は高速決着でありながら芝がすごく軽いというわけでもない血統傾向のレースが続いているだけにアーモンドアイなど高速馬場にうってつけの馬には不利になる可能性も否定できない。
危険産駒
ダイワメジャー
元々成長力の奥行きがないことに加えて古馬になると能力が劣化してしまうことから古馬戦では分が悪い。
今年はG1を3勝しようやくダイワメジャーのまともな後継種牡馬となれそうなアドマイヤマーズがいるが果たして?
騎手別傾向
三浦騎手が謎に馬券に絡むレース。こんなG1が他にあるのか・・・?
東京のマイルレースで成績のある福永騎手が2勝をマークしている。G1だと・・・という扱いを受けている川田騎手もこのレースでは2勝をマークしているなど日本人騎手の勝利が目立つのもこのレースの特徴と言える。
危険騎手
池添謙一騎手
過去人気馬に騎乗する機会が少ないとはいえ相性の悪さが目立つ。勝負強い池添騎手としては少々意外なデータともいえる。
そもそも池添騎手は東京のマイルコースを得意ともしていないことを考えるとアーモンドアイの騎乗変更に伴いコンビ継続となったグランアレグリアは危険な人気馬になる可能性も高い。
人気別傾向
1番人気が順当に馬券に絡みやすいレースの一方で相手や勝ち馬が波乱を起こすケースが非常に多い。
2018年矢作厩舎怒りの連闘でこの舞台へぶつけてきたモズアスコット、2017年のサトノアラジン、2016年圧倒的1番人気に支持されたモーリスを破ったのは8番人気のロゴタイプなども記憶に新しい。
昨年もレース中のアクシデントがあったにせよアーモンドアイが3着に敗れるなど戦前と結果が大きく異なるレースという印象がやはり競馬ファンの中にも大きく印象付けされているレースだろう。
枠番別傾向
Cコース2週目なのでやはり外枠は依然として不利になり内枠は前週ほどの恩恵はないにせよ有利に働きやすい。東京の現在の前残り傾向とタイムよりスタミナを要する状況を考えると後ろから上り一辺倒で追い込むタイプには少し分が悪い可能性もある。
その他
① 高齢馬には分が悪い
データとして明確に出ているが勝ち馬は6歳までが基本で7歳以降になると高速馬場の瞬発力にはズブさから基本的には対応できない。穴馬を探す際はついついこういう高齢馬のかつての栄光がある馬を選びがちだが基本的には凡走することが多いので年齢がなるべく若い馬から穴馬を探すのが良いかもしれない。
② アーモンドアイの取捨選択
今回恐らく多くの人が悩むこの問題。あの体質の弱い馬が中2週でレースに挑んできて大丈夫なのか?という部分とクロスするように「どうせアーモンドアイ買ってれば当たると思ってるにわか多いけどこれ飛んだら配当妙味あるよな」というあまのじゃく思考の人もいるだろう。
今回はこのキーになるアーモンドアイの現在の状況をまとめてみようと思う。
まず追い切り
1週前
美浦 南CW 73.1-57.2-42.4-13.8
正直一週前はかなり物足りない内容だった。基本的にはレース後は天栄で気持、体力もリフレッシュして戻されてから調教をするタイプの馬だけに在厩の今回は感触を確かめるような騎乗という印象。
最終追い切り
美浦 南CW 66.5-51.8-37.9-12.4
今週から関西・関東関係なく騎手が追い切りに跨れることからルメール騎手が久しぶりに追い切りに騎乗をするとさすがに先週とは大きくタイムを変化させてきた一方で終いのタイムはやはりいい時に比べると物足りない。
一部の話では終いが11.8という噂があっただけに各新聞社やメディアごとの時計の測り方の差で違う情報が錯綜しているのは注意が必要。
今回はJRA公式のタイムを参考にさせてもらったがいつものような休み明け120%のアーモンドアイというよりは状態維持or前走よりでき落ちの可能性も否めないアーモンドアイと個人的には見る。
最終追い切り後の陣営コメント
ルメール騎手「(状態は)良さそうです。今朝はいい追い切りをしました。いつも通りな感じ。彼女は心身ともに充実しています。フットワーク、息とか全部良かった」
国枝調教師「もともと調教でも動く馬で、今朝(3日)はリードホースをつけて、理想的な追い切りができた。前走が楽な勝ち方で反動もなく、中2週でもいけるかなと。メンタル的に随分と落ち着いて無駄なことをしなくなったし、無観客競馬でエキサイトすることもなく疲れもなかった。不安材料はなく、懸念材料はないと思う」
ルメール騎手がいつもより少し歯切れが悪いような気がするが果たして・・・?
この馬に関しては枠を見て最終結論を出したい。
傾向から挙がる候補馬
アーモンドアイ(ルメール)
さすがにこの馬を無印ですね。とこの時点で断言するのは酷。(というよりは変態にもほどがある)
前走ヴィクトリアマイルでは不安点なんて何ですか?といわんばかりに馬なりで他を圧倒しルメール騎手もG1のレースを叩きの舞台だったと豪語するほどのパフォーマンスだった。
そこから中2週というのはこれまでにはないケースではあるがこれまで打ち破ってきたメンバーを考えると勝利して当たり前の立場であることには変わりはない。
東京競馬場で開催される古馬G1の芝レースでは唯一制していないのがこの安田記念のみということでこれを制覇という偉業となるだけに注目したい。
インディチャンプ
アーモンドアイがG1を馬なりで快勝したならこちらは京都のG2を馬なりで快勝してきた昨年の王者。
海外遠征こそ昨今の事情で断念したもののこちらはドバイ組と異なりあくまで無駄な旅行をすることなく国内のレースを使いながらここを迎えることが出来たのは大きい材料といえる。高速馬場、タフな馬場どちらもを昨年のマイル王座戦ではこなして他を圧倒している能力の高さはさすが王者というべき一頭。
ダノンスマッシュ(三浦)
ローテーションや当初この舞台へ出すことなど一切考えていなかったことを考えるとダノン包囲網のアテ馬であることは間違いないがなぜか安田記念だけは強い三浦騎手という点に加え、前走は1400mの東京コースを攻略できた馬の成長力は気になる点ではある。
ダノン3頭出しの中では怪我明けで状態不安の戸崎騎手、海外でタフな馬場を走らされた疲労が気になるダノンプレミアムよりは実は買える一頭。
ただしいつも書いている通り鞍上には期待をするだけ無駄。あくまで希望的要素。
今回もしっかり1頭の穴馬推奨がありますがそれは有料でお話しします。
傾向まとめ
① ディープインパクト産駒が非相性レース
② アーモンドアイの取捨選択と買い方
③ 人気薄の激走は突然やってくる。勝ち馬が堅いというのは妄想にしか過ぎなければ競馬に絶対はない。
④ 外枠は不利
この点から予想をしていきます。よろしくお願いします。
推奨馬
本命
ここから先は
¥ 150
もしこの予想を読んで的中した!大きな何かがあった際にはぜひお願いします。 図々しいかもしれませんがサポート大歓迎お待ちしております。