菊花賞~ディープの後継は太陽神が受け継ぐ~
菊の季節に桜が満開
かつて実況を務めた杉本清さんがサクラユタカオーが勝利したときに残したゴール前の名言である。
あれから数十年また菊の季節に桜を背負った男達の活躍に日本は注目を集めている
そして本日もラグビーワールドカップ日本代表の試合が控えており南アフリカとの激戦が予想される。
前置きが長くなったが本日は菊花賞である。皐月賞馬は天皇賞、ダービー馬は電撃引退とG1馬不在のレースではあるがその一冠を虎視眈々と狙うメンバーが揃った。
本命
1 ザダル(石橋)
そ
新馬戦では輸送先で暴れまくってレース取り消しという不運から始まったがそこからは怒濤の3連勝でダービートライアルのプリンシバルSを勝利。しかしこのプリンシバルSがゲリラ雷雨による開催延期でダービーまで中1週、脚元の不安もあり回避し放牧へ。
前走も重馬場の中山2200mと血統からは不向きな状況であったが道中スムーズに運ぶと最後の直線でも伸び悩むことなく3着を確保。オープン勝利があることからセントライト記念を絶対に勝ちにいく必要もないことから仕上げもまずまずでこの結果は評価できる。
また父トーセンラーは最強の京都巧者。菊花賞、天皇賞、京都記念、京都大賞典、マイルCS…距離など関係ない京都であればこの馬はとにかく走って結果を残し続けたディープインパクトの京都適正だけを究極に抽出した馬だった。
実を言うと前走の結果とは裏腹に当初は切るところまで悩んだ。というのも京都の今の馬場は連日の雨とその中での強行開催で芝の痛みが酷くとても高速決着は望めない。
そのなかでディープインパクトにミスプロ系の牝馬をつけた父と同じくミスプロ系の牝馬とごりごりのアメリカ色の馬はどうなのだろうかと感じた点
また天気が悪い想定から、ディープインパクト産駒の良さ、そしてトーセンラー自身も重馬場を大の苦手にしていたことから欧州血統(例サドラーズウェルズの母父をもつサトノルークス)が最適では?という予想であったが想像より馬場の回復が望めることからキレ重視にシフトチェンジした。
石橋騎手も2012年に天皇賞(春)をビートブラックで制覇している通り長距離の実績もある。
前走からの上積み、課題の輸送を問題なくいけた、距離のロスがない1枠
このレースはここ数年みるとキタサンブラック(父ブラックタイド)、サトノダイヤモンド(父ディープインパクト)、キセキ(母父ディープインパクト)、フィエールマン(父ディープインパクト)と同じ血をもつ馬たちが勝ちを続けている。
今年急死したディープインパクトの後継種牡馬からは未だにG1制覇は出ていない。かつて現役時に主戦武豊に『ディープインパクトに一番似ている』といわしめた太陽神が京都に満開の桜を咲かせることだろう。
対抗はヴェロックス。展開、相手、距離に左右されず安定してる。やはり軸となるとこの馬しかいない。
祖父にハーツクライ
母父モンスーン
父ジャスタウェイ
キレとスタミナと成長力全てを兼ね備えた世代トップクラス馬。戦ってきた馬との力関係を考えてもここは馬券にならないのは考えにくい。
単勝 1
馬連BOX 1,12,13,14