千葉S~勝利は西に在り~
3/21(土)に中山競馬場にて開催される千葉S(ダート1200mハンデ)の予想になります。
実質G3クラスのメンバーが集まった短距離ダートレース。力が拮抗している難しいレースだが果たして?
まずはこのレースの傾向を探っていきたいと思う。
枠順
千葉S傾向
種牡馬別傾向
特別この血統が強いというのがあるレースではない。
2015年以降のこの条件の種牡馬別相性を見ると中山の1200mに強い産駒としてはサウスヴィグラス、ヘニーヒューズ、キンシャサノキセキ、ゴールドアリュールなどが挙がる。
有力どころではキンシャサノキセキ産駒で昨年のこのレースの覇者シュウジ、サウスヴィグラス産駒で前走大和S2着のヒデノヴィーナス、ゴールドアリュール産駒でバレンタインS覇者のショームが該当する。
人気別傾向
過去10年1番人気が4勝をしているがその一方で5回馬券外に落ちている。3番人気複勝率60%、2番人気複勝率10%という点を考えると上位人気を素直に信用していいのかわからないところもある。
10~12番人気に勝ち馬が2頭、3着が2回ある辺りが中山ダート1200m戦らしいといえる。
枠番別傾向
過去10年の結果を見ると明らかなとおり中山の1200戦らしく内枠劣勢、外枠有利。これは以前に別の予想でも書いたことがあるが外枠ほど芝のスタートが長くスピードが出たまま内に切れ込まれることで逃げ、先行馬が塞がってしまうことが一因にある。
内枠馬の好走条件としてはダートコースでも初速から前に行けるかつハイペースを維持したまま最後まで走るという過酷な条件が付く。力差の出る条件戦ならともかく施行条件が少なく実質G3レベルのメンバーが集まるダートの短距離条件においてはレベルが拮抗してなかなか難しい要件となる。
その他
① 勝ち馬は5~6歳の栗東勢
勝ち馬は5~6歳馬で8勝を記録。そしてその全てが栗東所属という大きな特徴がある。更に2着以降を見ても美浦所属の成績の悪さは明らかなだけに馬券の組み合わせは栗東中心がよさそう。
② ハイペースでも追い込みが決まらない
過去10年全て前半33秒から34秒前半のハイペースレース。
ところが勝ち馬、馬券内の大半は2~6番手辺りの逃げ、先行勢が大半。3コーナーを二桁着順で通過した馬で勝ち馬は1頭のみ、馬券内に限ってもわずか2頭と非常に限られてしまう。
追い込み一気より狙いは先行脚質の実力馬から。
該当としては昨年の勝ち馬シュウジ、ヒデノヴィーナスなどが候補になる。
ただしシュウジは7歳が不振、ヒデノヴィーナスは牝馬がなかなか好走できない点があるので気がかりではある。
傾向まとめ
① レース別好走血統は特にいない。中山1200m巧者血統が狙い目。
② 人気どころ人気薄満遍なく好機がある。
③ 外枠勢圧倒的有利、内枠勢圧倒的不利。
④ 5~6歳、関西勢、逃げ先行勢。
以上の点から予想をしていきます。よろしくお願いします。
推奨馬
本命
12 シュウジ(三浦)予想 2番人気
上記のデータで7歳不振以外は全て該当する昨年の覇者。7歳の初戦のジャニュアリーSでは59kgのトップハンデを背負いながら3着と好走しており力の衰えは特に感じない今回前走と力差がないにも関わらず1.5kg減ならデータを覆してくれるだろう。
鞍上の三浦騎手が少し不安点ではあるがあの三浦騎手を乗せても重賞で馬券内になれるだけの力は備えている馬なのでこの部分を嫌う必要はない。外からスタートを決めてハイペース濃厚でも前でバテることなく競馬が出来るのも魅力。
地方競馬のレースで大敗したこともあることからわかる通り良馬場でレースが出来ることになったのも味方しそう。連覇も期待できる。