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関東オークス傾向~中央勢せめてダート馬連れてきて~
nn6/10(水)に川崎競馬場で開催されるG2関東オークス(2100m 3歳牝馬限定)の傾向になります。
中央勢と地方ダートの牝馬勢が激突するこのレース。今年も南関東牝馬クラシックの2冠馬がスタンバイする地方勢に対し中央勢を見ると・・・芝のお馬さん多くないかい・・・?
まぁ・・・まずは傾向を見ていこう。
枠順
中央馬の参戦
毎年のようにこのレースに出走してくる馬というのはメンバーが酷いと思うのだが今年は違った意味で酷い。
ダート未知数に加えてそもそも実力も芝では頭打ち状態の馬や3歳牝馬で海外輸送明けなどどうも信用を置けない点が多い馬ばかりなのが気になるところ。
コース解説
あまり施行されない条件で重賞レースで使われることが多い。
向こう正面からスタートして1周半のロングレース。だいたいは前半がゆったり流れて2周目の向こう正面からペースが上がることが多い。基本的には逃げ馬が有利になるが今年のエンプレス盃のように前半からずっとハイペースな展開になれば言うまでもなく差しが決まる。
関東オークス傾向
地方馬、中央馬の成績比較(過去10年)
このレース最大の特徴はとにかく地方馬が毎年のように馬券に絡んでくるという点。さすがに勝ちきるところまではいかない馬が多いが過去10年を見ても中央馬で決したのは2013年の一度だけという結果を見てもこれは明確。ゆえに難しいレースともいえる。
そしてこのレース最大の難しさは地方競馬をやっている人間でもどの地方馬が絡んでくるのがが読めないという点にある。
例えば昨年のトーセンガーネットのように南関東の牝馬クラシック2冠を達成している馬であれば入れやすいが過去の地方馬のオッズを見てもなかなか買いにくい馬が絡んでくる点は厄介。というのも地方馬は地方馬で2100mという施行条件が初めての馬が多く距離適性の有無でつぶれる馬も多いという点が理由として挙がる。
種牡馬別傾向(過去10年)
出走馬川崎2100m産駒別成績(2015年6月~)
過去10年において出走の多いクロフネ産駒はその多くが馬券外になっており距離の限界が見える。キングカメハメハ産駒やスペシャルウィーク産駒など中距離実績のある馬の方が好走する傾向にあるだけに中央馬、地方馬含めて血統のベースはこの辺に置くとよいかもしれない。
レーヌブランシュはクロフネ産駒、クリスティは父がキズナ、母父がクロフネとダートを走るにしてもマイル寄りだが果たして?
騎手別傾向(過去10年)
このレースと言えば戸崎騎手!というイメージなのだが先日復帰したばかりということで今回は不在。
大野騎手や岩田騎手といった地方ダートを得意する騎手は不在が多い。
地方勢も今年交流重賞での好走が目立つ森騎手こそ今回出走メンバーに入るも山崎騎手、御神本騎手といったメンバーは不在のことからこれまた読みにくいところ。
川崎2100m騎手別成績(直近1年)
施行がほとんどないので複数勝利騎手が不在。
地方トップ騎手の森騎手は意外とこの条件が苦手のためこの1年は有力馬に騎乗しながら馬券外になるシーンも多く見られる。
人気別成績(過去10年)
上位人気信頼レースではあるが紐が荒れるため非常に難しいレース。
それを示す通り3連系の配当は毎年のように高めで決まっている。今年は中央馬も力未知数が多いことから地方馬が絡んでも中央馬が絡んできても恐らく高めに決まる可能性がある。
枠番別傾向(過去10年)
比較的に大外が絡みやすいと言われる2100mだがこのレースでは5枠や4枠といった枠の真ん中が絡んでくる。そして内枠は他頭数でも揉まれてしまうため成績が下がりやすい傾向にある。
馬番で見ると6番が勝てはしないが7回馬券になるという好相性を誇る。
今年このラッキーナンバーには川崎のミステリーベルンが入る。
この馬は地方勢でもレベルの低い部類だが果たして?
川崎2000m・2100m枠番別傾向(直近1年)
2000m
2100m
どちらを見ても外枠の勝率が比較的には高い。
後半からペースが上がる展開になれば基本的には外から捲る馬が有利になることや内枠はスタートから距離のロスを嫌ってスタートの上手い馬が内に寄せることで進路取りが決まらないケースなど理由は様々に存在する。
その他
① 地方馬を知らない人のために有力馬の簡単な紹介
2 ルイドフィーネ(笹川)
南関東のS1重賞では常に馬券に絡み続けている一頭。決して勝ちきれないがこれまであまり距離の有無に左右されない点は評価が出来る。
鞍上の笹川翼騎手は今年重賞の3着キラーといわんばかりにとにかく絡む。先日の東京ダービーでも上位人気が全滅する中で唯一3着で絡んでいるだけにこのレースでも地方勢の紐穴候補筆頭かもしれない。
11 アクアリーブル(矢野)
南関東牝馬クラシック2冠馬で母のアスカリーブルは地方馬ながら2012年にこのレースを勝利している由縁のある血統。管理をしていた佐藤賢二調教師は今年の5月にこの世を去った関係から米谷厩舎へ移籍。
先日の東京ダービーでは同じように佐藤厩舎から移籍したブラブールが当日に出走取消になったことからわかる通り環境の変化から馬にストレスがかかり見えない変化が起こっている可能性なども気になるところ。
13 テーオーブルベリー(森)
浦和桜花賞では逃げたボンボンショコラを追走する形で2着も東京プリセンス賞ではまったく見所のないまま敗戦。
前走ののじぎく賞では脚質転向がハマり差しが決まっ手の勝利だが、園田競馬場への輸送のダメージや前走がメイチであればここでの状態は気になるところ。
12 レイチェルウーズ(本田)
南関東クラシックが始まる前には浦和桜花賞か東京プリンセスのどちらかは軽々獲れると言われていた一頭。蓋を開けてみるとどちらも馬券にもならない体たらくを見せてしまう。
浦和桜花賞は策略的な敗戦ゆえ仕方のないところはあったが、前走の東京プリンセス賞では距離の壁なのかヘニーヒューズ産駒の悪いところでもある超早熟が出てしまったのかは定かではないが底が見えてしまったのは確か。
前走1800mでも競馬にならなかった馬が得意の左回りになったとはいえ距離延長と大外はかなりのマイナス要素。
② 前走はやはりダート?
距離別実績を見るとわかる通り基本的にはダート馬が来るケースがほとんどで前走から芝で来たケースはわずか2回のみ。
もちろんこの時期に牝馬がダートを走っているケースが珍しいので、血統や距離の限界から思考を変更してダートへ挑戦ケースもあるだけに判断が難しい面でもある・・・。
今回は中央馬の大半が外枠に入ったことで砂を被る展開にもなりにくいことから砂へ対応できるかどうかのみが鍵になる。これに関してはレースをしてみないとわからない点が多いだけにこちらでも何とも言えない。
傾向まとめ
① 地方馬好走レース。中央馬と地方馬の力関係の見極め
② 中距離ダート血統好走レース。2100mの距離不安は度の馬も同じ
③ 高配当レース。恐らく3連系は小点数で狙うのは困難
④ 内枠は相性悪い。真ん中から外枠に攻略のヒントがある
以上の点より予想をしていきます。よろしくお願いします。
推奨馬
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