日経新春杯~ディープ?キンカメ?いいえもう一頭狙うべき産駒がいます~

1/18日(日)京都では日経新春杯(G2 距離2400m)が開催される。

毎年このレースというと「レベルが低い残念G2」と変なイメージを付けられるが昨年の勝ち馬グローリーヴェイズは後の香港ヴァースの勝ち馬、5着の六とオブリガードは後のアルゼンチン杯の勝ち馬と色々言われながらも出世しており今年もメンバーレベルはかなり低いものの抜けた馬がおらず難解な一戦になりそう。

枠順

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種牡馬傾向(過去10年)

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この10年間で4勝がキングカメハメハ産駒、ディープインパクト産駒が2勝を記録している。

キングカメハメハ産駒自体は数の減少で距離実績のアベレージは近年下降傾向だが元々相性は良いので納得。

ディープインパクト産駒もこの条件にて昨年は複勝率62%、2017年には59%を記録しているのはさすがの一言。


人気別成績(過去10年)

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1番人気が圧倒的信頼できるレース。この10年で9回の馬券内という安定感は有馬記念に匹敵する(昨年1番人気が飛びましたが・・・)

毎年ある程度抜けた一頭がいるのでそこを軸に買えば大怪我はしない。2番人気、4番人気が複勝率50%を維持できているので1番人気→半分の可能性で2番か4番人気→その片方or穴気味なところの決着となる可能性が高いレース。

さて、ここからが大事なポイント。

皆さんはハービンジャー産駒が昨年京都の2400mに何回出走をして何頭が馬券になったかをご存じでしょうか?

正解はこちらです。

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そうです。去年は京都の2400mにおいてはハービンジャー産駒を購入さえしておけば必ず馬券になるほど相性抜群の条件なのです。

平場だけでしょ?とおもうかもしれませんが、同条件で行われた京都大賞典(G2)でもハービンジャー産駒のドレットノータスが勝利しており決して平場だけではないことは証明している。

冬開催が始まったばかりだが京都の芝は芝は重い状態となっており今年の冬開催まではこの相性の良さは継続されていきそうな予感がする。

今回の予想のポイント

① レース相性、条件相性のいいディープインパクト、キングカメハメハ産駒の取捨選択
② 1番人気を嫌わず信頼度の高さに期待する
③ ハービンジャー産駒の相性の良さで高額を狙う

以上の3点をベースに予想をしてまいります。よろしくお願いします。

本命

7 タイセイトレイル(川田)予想 4番人気

前走ジャパンカップは大敗したが敗因ははっきりしている。鞍上が途中で追わずレースを放棄したため。洋芝で結果を残している馬だけに馬場が悪くて負けたとは考えにくく評価を見直しての本命。

2走前のアルゼンチン共和国杯では後方から上り最速の33.5秒を使って先行して勝利した六とオブリガードと0.2秒差の2着という実績も残している馬で鞍上も川田騎手にチェンジした今回は人気が下がる点も含めて面白い一頭。

4歳以降は前走を除けばどのクラスでも堅実の走りを見せておりここでも最悪勝ちきれなくとも馬券内に入り込めれば・・・。

鞍上の川田騎手は昨年この条件で馬券外は一度だけ。それ以外の年にも非常に高い数字を記録いる。(ただし昨年唯一の馬券外はこのレース<ムイトオブリガード>)

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そう考えると去年も今年も似たような馬に鞍上しているような感じがするがこちらは決め手がある馬だけに後方待機からの追撃に期待したい。

対抗

2 レッドジェニアル(武豊)  予想1番人気

THE京都適性馬。

デビューから京都で馬券を外したのは前走菊花賞のみでその着順も6着と決して悪くない。デビュー5戦目には京都新聞杯にて後のダービー馬ロジャーバローズをしっかり差し切るなど能力の高さは言うまでもない。

以前の記事でこの馬は母父のマンハッタンカフェの血の影響で非根幹に強く根幹だと少し劣ると書いたことがあるがメンバーレベルもそこまで高くない今回かなりメンバーレベルが低い挙句に前走重賞初制覇のサトノガーネットが牝馬にも関わらず実質トップハンデの55kgを背負ったことを考えると実績と鞍上で56kgで止まったのは良かったと思う。※

※牝馬の場合牡馬斤量の-2kgと考えるのが通説のため

上記にも書いたがこのレースは過去10年1番人気が9回馬券に絡んでいる通り人気馬は滅多に飛ばない。キングカメハメハ産駒はこのレースを過去10年で4勝、母父のマンハッタンカフェの産駒もこのレースを過去10年で2着3回3着が2回と好相性の組み合わせ通しといえる。

鞍上武豊騎手は京都2400m通算257回の鞍上で複勝率52%と抜群の相性を誇っておりこの馬の京都適性面なども含めて馬券外にいくのは少し考えにくい。

当初本命推奨予定だったが神戸新聞杯の際に陣営が雨が降るとダメということを明言していたので金曜の夜から予定外の天候悪化で馬場が悪くなってしまったのが完全な誤算。能力はこのメンバートップなので一つ印を落とした。


3番手 

3 マスターコード(幸)予想9番人気

前走グレイトフルSは6着に敗れてしまっているがここは京都のハービンジャー産駒の実績と同時にハービンジャー産駒のもう一つの特徴である距離短縮を狙っての評価。

ハービンジャー産駒というのは前走より距離を短縮したレースにて好走するケースが稀にある。この馬自身も昨年5月の白川特別で勝利した際は前走2600mから2400mに距離を短縮した際であった。前走に対して100mを縮めただけでどれくらいそれが機能するかはわからないが昨年は産駒がどのように走っても100%馬券になっている実績を残した条件にて対象馬の評価を落とす理由がない。

また、今回はレースレベルも決して高くない中で牡馬ながら53kgとハンデにも恵まれた絶好のチャンスといえる。ハービンジャー産駒は決め手がない馬が多い中でこの馬の場合は近10走中9走で上り3位以内の脚を使えているだけに今回デビュー以来最も斤量に恵まれたのは幸運かもしれない。

ここだからこそ買える馬、ここでしか買えない馬だけにピンポイントで狙いたい一頭。

無論、重賞で勝ち切る力はさすがに備わっているように見えないので相手の1頭として評価した。オープンクラスなら文句なしの本命評価ではあるがこのメンバークラス相手でどこまでやれるかは疑問は残る。


4番手 

13 アフリカンゴールド(福永)予想 3番人気

レッドレオンを当初この位置につけようと思ったが鞍上の北村友一騎手がこの条件で2015年以降20レース連続馬券外という最悪の相性を誇っていることから逆に鞍上のデータが良いかつ天候悪化で馬場が悪くなったという点を考えて4番手に推奨。

まずこの馬の京都の大負けは2回。一度は菊花賞でこれは力負けなので仕方ない。もう一度は昨年のこのレース。これは鞍上がミナリクという下手くその極みなのでノーカウント。また去年と違う点として去勢をして気性の悪さを改善したというところも注目。

それ以外の京都レースでは未勝利戦1.2着が1度ずつと3勝クラスで2着が1回と堅実。

去勢の効果で気性が安定した点、ステイゴールド産駒の牡馬ということもあり4歳の夏ごろから成長力をつけてきたこともあり前走アルゼンチン共和国杯でもルメールの好騎乗もあったが3着に入り込んだ後はここを舞台に選びしっかり休ませて調整を進めてきた。

この馬の兄弟たちも大半が去勢されており去勢すると通常成績良化までに時間を要するのだが体質なのかはたまたそういう特性なのか安定するまでがものすごく早く去勢後に成績が向上する傾向にあるだけに去勢してからが本番というところもある。

またこのレースの相性の良いステイゴールド産駒はもちろん産駒別の成績もいい。(下記画像参照)

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鞍上の福永騎手もこの条件で毎年のように好走歴を残せているので鞍上で嫌うというのは矛盾しているということを認識したほうが良い。「福永だから詰まる」、「福永だからどうせ4着」ということをいう人がたまにいるがこの人の条件別のデータを見てもらうとわかるがどの競馬場でもどの距離でも高い数字や安定感を残しておりその時その時の印象がどうも先行しているケースがある。もっともこの人が詰まるのは現実だが。

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半兄はドバイワールドCを勝利している名牝の血を持つ馬だけにそろそろ勝利が欲しいところ。4番手評価だが血統面、鞍上面、馬場実績、距離実績様々な面で一番不安がない。

これ以上印をつけれる馬がいないので抑え程度の評価になりますが

6 モズベッロ(池添)予想2番人気

前走4着は敗因はしっかりしている。前が有利すぎた。その中でしっかり脚を伸ばして4着になっている強い結果なので今回後ろから行く馬が有利な競馬なら。

買い目

馬連

2.7→2.3.6.13

複勝

3

ワイド

3→2.7

個人的にはマスタコードに注目してるレースです。

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