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雲取賞予想~新たなステップレース。クラシック戦線への登竜門~

2/18(木)に大井競馬場で行われるS3雲取賞(1800m 3歳限定)の考察と予想になります。

2年前より重賞格付けとなり3回目を迎えるこのレース。初年度の勝ち馬ヒカリオーソはその年の東京ダービー、2着のミューチャリーはその年の羽田盃をそれぞれ制覇しました。

そして昨年の1着馬ゴールドホイヤーは羽田盃を制覇、2着のファルコンウィングは重賞勝利こそないが3歳戦線、そして古馬となった今年もオープンクラスで活躍をするなど新設重賞ながらその意義を成しているといえるだろう。

特徴的なのはこのレースで賞金を加算して休養を挟んだ馬が羽田盃を制覇している点。これまでの京浜盃⇒羽田盃のローテーションより時間をおいて馬の状態をベストに出来るという点では中央競馬の共同通信杯⇒皐月賞というローテーションにも類似するところがあります。

さて、重賞格上げ3回目の今回はどんな有力馬が飛び出すのでしょうか?

枠順

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画像 nankankeiba.com

今年も南関東のクラシック戦線を賑わしそうな馬が集まった。

まずは今年の3歳世代に有力どころを集めている浦和の小久保厩舎からランリョウオー、トランセンデンスが出走。ランリョウオーはG1全日本2歳優駿、トランセンデンスはG3JBC北海道2歳優駿にて2着と中央馬に先着、好走をしている。トランセンデンスは今年の浦和競馬にて行われたS3ニューイヤーカップにて快勝しており移籍後の重賞連勝に挑む。

そこに対するのはトランセンデンスと同様に北海道競馬より移籍した馬達だろう。

大井所属となるシビックドライヴはサンライズカップを制覇しており母系にはトゥザヴィクトリーがいる良血。ノーザンファーム生産で早い段階よりこのレースを水準に置いて調整が進められた。

船橋所属のノットリグレットはブリーダーズゴールドジュニアカップの2着歴があり社台ファーム生産の注目馬。鞍上には御神本騎手を構えてのレースとなるが果たして?

岩手競馬の南部駒賞を勝利し全日本2歳優駿にも出走したギガキングは船橋所属で和田騎手を背に移籍初戦となる。

そして現在2連覇中の川崎所属の馬では吉原騎手を背にヒートアップハートが出走。

キャロットファームの所有馬でデビュー前より注目されていたが気性の悪さが課題で以前にはゲートには入れなくてそのまま除外になったこともあるが、中間はノーザンファーム天栄⇒ミッドウェイファームの外厩調整で重賞タイトルを狙う。

現在の南関東クラシック戦線状況

今年の南関東の牡馬戦線は船橋所属のマカベウス、アランバローズVS浦和の小久保厩舎の様相が非常に強く大井、川崎所属の馬が全体的に低調。特にこれだけ大井所属が蚊帳の外になるのも珍しいほど今年はパッとしない。

川崎所属はそれ以上に深刻で現状ではこれといった光すら見えておらずどうしたものか状態。

好調小久保軍団、船橋所属の勢いそのままか、それに待ったをかける他地区の馬の出現となるか?

コース解説

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画像 うまめし.com様

外回りコースを使い3月の京浜盃、4月の羽田盃と同条件となる。

1600m内回りと同じ位置よりスタートすることから先行する馬は内枠の方が有利に運びやすいが外回りの分、捲りにいったり差しに行く馬は競馬がしやすい条件となる。

そのときのトラックバイアスにもよるが比較的には馬の力をそのまま発揮しやすい舞台。

ポイント

① 昨年末に散布した凍結防止剤の影響で力を要する馬場となっている。

まだ馬が成長しきってない3歳勢にとっては最後の直線でバテないスタミナが要求されそうで血統面、レース経験の有無が要求されそう。
② 昨年の東京大賞典の極端な前残り馬場からはいくらか解消された感があり馬場の外側も伸びる。

逃げ有利、差し有利などはなく比較的にフラット。
③ 南関所属馬たちはある程度は実力と格付けがされつつも未知数の道営勢には逆転の余地は秘める。

その一方で休み明け初戦となる馬もおり当日の馬体重や仕上がり具合に不安な点も。

推奨馬

あまり長く書いても仕方ないのでここからは推奨馬の解説に入る。

本命

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