菊花賞(2021)を父系・牝系の両面から分析予想してみた
GI馬不在で混戦模様の菊花賞(2021)の人気馬を父系・牝系の両面から血統分析しました。
ステラヴェローチェ(父:バゴ、牝系:4-r号族スウィープレス系)
・ダービー、皐月賞3着、前走の神戸新聞杯1着。実績は今メンバー中1番
・父バゴは2010年の菊花賞を勝ったビッグウィーク、2020年の有馬記念を勝ったクロノジェネシスが代表産駒。
・中央競馬に登録されたバゴ産駒389頭の内、芝2200m以上の重賞で、馬券内に来たのは、ビッグウィーク・クロノジェネシス・ステラヴェローチェの3頭しかいない。ステラヴェローチェにブラッシンググルーム系の血が隔世遺伝で目覚めている可能性は無くはないが、軽視が妥当。
・牝系としては、4-r号族スウィープレス系の最適距離は1600mで、代表産駒はレッツゴードンキ、サイレントプライド、クィーンスプマンテなど。2500m以上だと(0-0-0-5)。父系・牝系からも推せる要素は無い。
オーソクレース(父:エピファネイア、牝系:16-a号族ガロンラス系)
・ホープフルS2着、前走のセントライト記念3着。
・父エピファネイアは菊花賞勝ち、その父シンボリクリスエスから広がる父系は1600mから長距離までコンスタンスに活躍馬を輩出。
・母のマリアライトは宝塚記念馬。
・牝系の16-a号族ガロンラス系は、短距離からマイルまで活躍したストレイトガールや、阪神大賞典を勝って天皇賞・春3着のナムラクレセントなど、幅広い距離に対応可能。阪神競馬場との相性も良く、今回の菊花賞は父系・牝系どちらかからも絶好の舞台といえる。
レッドジェネシス(父:ディープインパクト、牝系:7号族エヌアールエー系)
・父ディープインパクトは阪神芝3000mとは好相性。
・牝系7号族エヌアールエー系は、ダンシングキイ牝系を内包。菊花賞馬ダンスインザダーク、天皇賞馬スズカマンボが代表産駒。
・長距離が得意そうな牝系との印象を受けるが、勝ち星は1600~2000mが中心。2000年以降の2400m以上の重賞成績は(2-0-1-42)複勝率6.7%と圧倒的に苦手にしている。
・父ディープインパクトは魅力的だが、牝系がとにかく長距離を苦手としているので、強く推せない。
下記の動画では、他の人気馬(タイトルホルダー・アサマノイタズラ・ディープモンスター)と人気馬以外の馬からの特注馬(エアサージュ)を解説しています。ぜひご覧ください。チャンネル登録もお願いしますっ!