札幌記念　振り返り

雨が降り、稍重馬場となった札幌記念。土砂降りではなかったのであったが、パンパンでもないという状況は馬にとっては、恵みの雨になるかどうか。

本命はジャックドール。昨年の勝利馬でコース、距離、洋芝は文句なし。道中手ごたえ良さそうだったが、第3コーナーから勢いが出ず沈んでいった。

プログノーシスは人気に応える勝利で圧倒的だった。川田騎手が「ゲートで落ち着きがなかった」と言っていたが、スタートはしっかり決まり、後は馬なり、そして最終コーナーへという強い競馬。


2着に入ったトップナイフは、松山騎手の手腕が光るレース運びだった。スタートに難がある馬だがスタート自体はうまくいっていたようだ。
その後無理はせず、内側に馬を持っていったところが良かった。馬群をかけわけるより、距離ロスがない道をうまく選ぶことができた。あの一瞬の判断はさすがである。結果は2着。

やや荒れとなった札幌記念。来年も楽しみだ。