小倉記念 振り返り

夏の日差しが降り注ぐ小倉競馬場。とてもいい天気で馬にも汗かきがよく見受けられた。人だけではなく馬もはしる前からかなりの疲労感があったに違いない。

本命はマリアエレーナ。昨年の勝利馬であるので、コース、距離などは申し分ないはずだった。しかしそれはスタート直後には不穏な空気を醸し出すことになる。
スタートで出遅れたのだ。普段はあまり出遅れることがないのだが、暑さなのか、勝利への焦りなのか。不利を受けたわけではない。完全に出遅れている。

その遅れを取り戻すかのごとく松山騎手は手綱をしごいてなんとか馬を前目につけようとする。その手綱に反応してなんとか4番手あたりまで戻すことができたが、ここで脚を使ってしまい、ラストの直線に影響し、末脚は伸び切らず。

一方の、勝利をしたエヒトは盤石の走りだった。スタートをしっかりと飛び出し、前目の競馬から第4コーナーから抜け出すことに成功。後続の追い切りも振り切り1着でゴール。
ゴールドエクリプスが見事な脚を魅せて3着だが、結果は前残りとなった。

マリアエレーナの調教を見直すとラストの200Mはたしかに良い走りであるが、600Mでみるとややゆるい調教といった感じ。もともと直線で抜け出す競馬を想定していたのだろう。それがスタート直後に脚をつかったもんだから。。。


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