【かきつばた記念】枠順確定
全日本的なダート競走の体系整備によりゴールデンウィークの名物となっていたかきつばた記念はハンデ戦から別定に変わったうえ、今年より2月末or3月頭に設定された。
その第26回 かきつばた記念(JpnIII)は29日に行われるため枠番と出走馬が26日に確定された。
出走馬と枠順はご覧の通り
データ的にはJRA勢が圧倒的有利な当レース。
サンライズホークは兵庫ゴールドトロフィー(JpnIII)、サマーチャンピオン(JpnIII)と重賞を連勝している。今年初戦となる当レースを勝利で飾りDG競走3連勝なるか。
2年前当レースで2着だったヘリオスは昨年も出走し3着に惜敗。しかし58.5㎏のハンデを背負い、相手が後にG1でも活躍するウィルソンテソーロ、昨年のフェブラリーS(G1)4着のドライスタウトだったこともあり差のない競馬をしたことは評価できる。別定となった今年は56㎏での出走だ。
DG競走4勝の実力馬シャマルは昨年は順調さに欠くところがあったが今年初戦の根岸Sを無事に走り切った。好位にスッとつける競馬が出来たうえ、最後まで脚を使えていた点に好感が持てる。完全復活なるか。
ペリエールは全日本2歳優駿(Jpn1)1番人気、ユニコーンSの覇者と実績は4歳屈指のものがある。鞍上のムルザバエフ騎手はNARでの勝利は無く、初Vへ注目したいところ。
そして2020年、21年と当レースを連覇したラプタスは管理する松永昌博師が引退のため最後の重賞出走馬となる。得意とするかきつばた記念でどんなドラマを見せてもらえるか大注目だ。鞍上は松永昌博師の弟子にあたる森一馬騎手。
地方勢にも目を向けて欲しい
地方重賞6勝の実績を持つスマイルウィは南関東屈指のマイラー。昨年のさきたま杯(JpnⅡ)、テレ玉杯オーバルスプリント(JpnIII)を共に2着とJRA勢にも引けを取らない実力がある。初めての名古屋遠征さえこなせてしまえば勝ち負けになっても驚けない。
地元勢ではトライアルを制したメルトやファルコンウィング、ロードランヴェルセ、ヒロシゲウェーブ、ハディア、セイヴァリアントと重賞級のメンバーがJRA勢に挑む。
発走は29日の19時35分。