【データ予想】チャンピオンズカップ・2023
優勝馬
中央競馬で2つしかないダートのG1レース。
13年まではジャパンカップダートとして東京競馬場や阪神競馬場で行われていた。
優勝賞金は国内ダートレースで最高の1億2000万円。
ダートの強豪がこぞって参戦してきてチャンピオンズの名にふさわしいレースが繰り広げられる。
ここを勝った馬がJRAの最優秀ダートホースに選ばれるケースが多く、賞金以上の価値がある。
昨年は3番人気のジュンライトボルトが優勝して石川騎手に初G1をプレゼントした。
人気
1番人気で勝ったのは18@ルヴァンスレーヴと21@テーオーケインズの2頭。連対率は50%で信頼度は平均を下回る。
勝ち馬の人気は分散していて、穴狙いも十分成り立つ。
三連単の平均配当は10万円。
上位人気(想定)・・・セラフィックコール、レモンポップ、クラウンプライド、テーオーケインズ
性齢
5歳が4勝で他世代をリード。連対率だと3歳が上回る。
3歳で勝利した19@クリソベリルと18@ルヴァンスレーヴはともにJDD1着で、さらに古馬との対戦で勝利していた。
7歳以上は2着止まりになっている。
牝馬は出走頭数自体が少なく【1-0-0-5】。勝ったのは15@サンビスタ。
牝馬・・・アイコンテーラー、アーテルアストレア
前走レース
交流重賞のJBCクラシックと南部盃(表記はマイルG1)を走っていた馬が中心。
前走が中央のダート重賞レースだった場合は2・3着に入るケースが多い。
JBCクラシック・・・ノットゥルノ、テーオーケインズ、メイショウハリオ、ウィルソンテソーロ、クリノドラゴン
南部盃・・・レモンポップ、ジオグリフ
前走着順
勝ち馬の全頭が前走5着以内だった。
前走6着以下でも2・3着になることはあるが、1秒以上離されているようだと巻き返しは難しくなる。
前走6着以下・・・ジオグリフ、ドゥラエレーデ、クリノドラゴン
種牡馬
キングカメハメハとゴールドアリュールで連対馬の9頭を占めている。
該当馬・・・グロリアムンディ
ダート実績
1着馬の5頭は、ダートのG1もしくはJpn1の交流重賞勝ち鞍があった。
例外は22年の勝ち馬のジュンライトボルト。同馬はダート転向後4戦3勝だった。
G1(Jpn1)勝ち・・・レモンポップ、テーオーケインズ、ノットゥルノ、メイショウハリオ
生産者
ノーザンファーム生産馬がG1レースを12連勝中(ヴィクトリアマイル~)。
昨年もジュンライトボルトが勝利しておりこの勢いは無視できない。
該当馬・・・セラフィックコール、グロリアムンディ、ジオグリフ、ドゥラエレーデ
脚質
中京のダートは全般的に前に行った馬が有利。
コーナーのカーブがきつく多頭数のため、差し追い込み馬は距離ロスを覚悟で大外を回るか、いちかばちかでインを強襲する必要がある。
馬番
スタートして250mほどで最初のコーナーがあり、出たなりでポジションの取れる内枠が有利。
データからも勝ち馬は2~9番に偏っている。
2~9番・・・メイショウハリオ、ジオグリフ、テーオーケインズ、ドゥラエレーデ、グロリアムンディ、ウィルソンテソーロ、アーテルアストレア、クラウンプライド
まとめ
上位人気になりそうなセラフィックコールだが、年齢の項目で書いたように3歳で連対した4頭中3頭にはJDDでの連対経験があり、クラウンプライドにしてもUAEダービー1着・日本テレビ盃2着という実績があった。脚質も苦戦している追い込みなので思い切って軽視したい。
過去10年、その年のフェブラリーSの勝ち馬の成績を調べてみたところ【1-0-1-6】。1着になったのは17年のゴールドドリームのみだった。南部盃を圧勝したレモンポップだが信頼度はそこまで高くないのかもしれない。年齢の項目と脚質面でプラスの要素もあるので次点には残したい。
リピーター回数が6回のデータがあり、JBCクラシック組の中から一昨年の勝ち馬であるテーオーケインズを推奨馬にしたい。年齢・脚質面も合致。過去にはチュウワウィザードやサウンドトゥルーがJBCクラシック3着から巻き返した。
穴は二桁人気馬もたまに馬券になっているデータから3歳馬かつノーザンファーム生産馬のドゥラエレーデをあげる。交流重賞の好走歴はないがUAEダービー2着の実績があり、勝ち馬はブリーダーズカップ・クラシックで2着になったデルマソトガケ。父父はキングカメハメハなので血統的にも筋通っている。
あとは枠順が大事。もし外枠に入るようなら推奨馬を入れ替えたい。