
12月14日・15日の予想コメントと的中結果
【12月14日・15日の予想コメントと的中結果】(超万馬券予想の的中結果、日曜メインレース、土曜メインレース)
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【超万馬券予想の的中結果】
■12月15日(日)
コールドムーンS
複 勝 440円(50%)
タイセイブレイズ3着(8人気)
中山12R
複 勝 170円(90%)
◎レッドロスタム2着(3人気)
ディセンバーS
単 勝 260円(10%)
複 勝 150円(90%)
◎エコロヴァルツ1着(1人気)
北総S
単 勝 250円(10%)
複 勝 130円(90%)
◎ハビレ1着(1人気)
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■12月14日(土)
出町特別
3連単 34万5,670円
3連複 6万2,720円
馬 連 8,430円
単 勝 520円(10%)
複 勝 220円(90%)
◎ネバーモア1着(4人気)
中山12R
複 勝 120円(90%)
◎ニットウバジル1着(3人気)
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【日曜メインレース】
ディセンバーS
3連単 1万6,550円
3連複 5,400円(×3)
馬 連 1,400円
ワイド 610円
ワイド 760円
ワイド 1,690円(×2)
複 勝 270円(50%)
複 勝 330円(30%)
○ジューンオレンジ2着(6人気)
◎バラジ3着(7人気)
※○◎でヒット
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中山11R
ディセンバーステークス ◎○▲△の4騎がすべて伏兵馬、ハマると大きな配当に
中山の芝1800mで争われるリステッド競走。
コース図(JRAのホームページ)はこちら
https://www.jra.go.jp/facilities/race/nakayama/course/index.html
芝は開催3週目で、Aコース使用3週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「3コーナーから4コーナーの内側に傷みが出始めましたが、その他の箇所については概ね良好な状態です」と発表があった。
土曜の芝は良馬場。ひいらぎ賞(芝1600m、2歳1勝クラス)では、デンクマールが2歳レコードとなる1分32秒4で逃げ切った。1000m通過は57秒3と速く、上がりは11秒6-11秒4-12秒1の35秒1だった。
日曜は晴れて良馬場で進行することが確実。朝の段階のクッション値は「10.0」となっている(土曜の朝は「10.2」)。
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フルゲートの16頭立て。ローテーションはバラバラで、レース間隔が開いている勢力が多い。荒れる要素はあり、複数の伏兵馬を狙うことにした。
◎バラジは鹿戸雄一厩舎(美浦)の5歳セン馬。岡田牧雄氏の所有馬らしく、スパッと切れる脚はないものの、ジリジリと渋太く脚を使う。前3走は目黒記念で0秒4差(8着)、新潟記念で0秒5差(8着)、オクトーバーSで0秒4差(4着)だった。オクトーバーSは速い馬場だったといえ、東京の芝2000mを1分57秒8で駆けている。
間隔が開いていて、先週の中日新聞杯を除外されたが、ウッドコースと坂路で入念に乗り込んできた。仕上がりは良さそうだ。
レースが適度に流れ、上がりが少しかかってくれるといい。ヤネは三浦皇成。怖がって乗るので微妙なところはあるが、5番枠からロスなく運び、後半の捌きがスムーズにいくと穴を開けるシーンがある。
○ジューンオレンジは長谷川浩大厩舎(栗東)の4歳牝馬。3歳時にはフィリーズレビューでクビ+クビ差の3着に駆けている。
右回りは内にモタれて追いづらくなるが、それでも2走前の京成杯オータムハンデキャップでは、直線で接触するシーンがありながら速い時計の中を5着に頑張った。
坂路でじっくりと乗り込んで仕上がりは良さそう。折り合いに進境がうかがえる今なら1800mもこなせるだろう。テン乗りになる横山武史が真っすぐに伸ばすことができれば。
▲ホウオウリアリティは東の6歳馬。1800mで時計が速くなりそうなのがどうかだが、初ブリンカー着で変わる可能性がある。ブリンカーを着けての最終追い切りでは、ウシュバテソーロを煽る動きを見せた。
△エスコーラは西の6歳馬。少し古い話になるが、3歳時に初勝利を挙げた時は、小倉芝1800mを1分43秒8のレコードで駆けた(1秒8差の大差勝ち)。巨漢馬で体がしっかりしてこないのは致し方なく、それでもこの中間は意欲的に攻めを積んでいる。混戦になれば。
※エコロヴァルツは西の3歳馬。三冠を含めて重賞でソコソコの走りをしていて、素質的には上位である。菊花賞を走ったあとでどうかだが、攻めはしっかりやっているし、マーカンド起用で。
以下、コントラポスト、ロングラン、アケルナルスター、セファーラジエルなど、軽視できない勢力が多くいる。
午前の段階で、◎バラジは単勝1,430円の7番人気、○ジューンオレンジは単勝910円の6番人気、▲ホウオウリアリティは単勝7,250円の16番人気、△エスコーラは単勝820円の4番人気となっている。
◎○▲△の4騎がすべて4番人気以下。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。
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◎5番バラジ
○7番ジューンオレンジ
▲11番ホウオウリアリティ
△10番エスコーラ
※2番エコロヴァルツ
×8番コントラポスト
×15番ロングラン
×14番アケルナルスター
×12番セファーラジエル
×16番ショウナンマグマ
×3番ノースザワールド
×1番プラチナトレジャー
×6番グランスラムアスク
【単勝】5番(10%)・7番(10%)
【複勝】5番(30%)・7番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
7→全通り
11→全通り
10→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
5→全通り(105点)
5→2.7.8.9.10.15(15点)
5→2.8.15(3点)
7→全通り(105点)
7→2.8.9.10.15(×2)(20点)
7→2.8.15(3点)
【3連複】(軸2頭ながし)
10.11→全通り(14点)
2.11→全通り(14点)
2.10→全通り(14点)
8.11→全通り(14点)
8.10→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
5.7→全通り(84点)
5.11→全通り(84点)
7.11→全通り(84点)
5.10→全通り(84点)
7.10→全通り(84点)
11.10→全通り(84点)
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京都11R
朝日杯フューチュリティステークス(GI) ◎はセンス良く上級の素材、連勝式は崩れ待ちで手広く
2歳馬が争うGI競走で、舞台は京都の芝1600m(外)。
コース図(JRAのホームページ)はこちら
https://www.jra.go.jp/facilities/race/kyoto/course/index.html
芝は連続開催の11週目で、先週までのCコースからDコース使用に替わっている(Aコースから直線部10m、曲線部9m外に内柵を設置)。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「柵の移動に伴い、正面直線以外の傷みはカバーされ概ね良好な状態です」と発表があった。
土曜の芝は良馬場。小雨がパラつくことがあったが、馬場に大きな影響は与えなかったと思われる。芝1200m(内)のタンザナイトS(L)はメイショウソラフネが1分08秒5でV。スローの中で好位を進み、直線で外に出すとグッと伸びて抜け出した。自身の上がりは33秒6だった。
2勝クラスの芝1600m(外)戦は、ムーンリットナイトが1分34秒0でV。中位馬群をなだめつつの手応えで追走し、直線で少し外に動かすと、しっかりと伸びて差し切った。レースの1000m通過は59秒7で、上がりは11秒7-11秒2-11秒4の34秒3。ムーンリットナイトが使った上がりは33秒8だった。
日曜は晴れて良馬場で進行することが確実。朝の段階のクッション値は「11.6」となっている(土曜の朝は「11.5」)。
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今年は京都で施行(通常は阪神)、フルゲート(18頭)を割って16頭立て。ダイシンラー(1番)は岩田康誠から横山典弘に変更になっている。
前走のレースを見て、道中でハミを噛んでジョッキーが御しづらくなっていた勢力がかなり多い。まるで牝馬のレース、阪神ジュベナイルフィリーズのようだ。このことは結果を左右する大きなポイントになる。
確たる逃げ馬はおらず、各陣営が作戦を隠しているような状態。いざゲートが開いて、何かが思い切っていくかもしれないし、探り合って隊列が決まるのに少し時間がかかるかもしれない。流動的な部分が多く、開催11週目で特殊な馬場であることも重なって、展開を読むのが難しくなっている。
須貝尚介厩舎(栗東)のアルテヴェローチェに◎を打った。
モーリス×ディープインパクトという配合。祖母の仔には、桜花賞2着、オークス3着のクルミナルがいる。
7月に札幌の芝1500mでデビュー、鞍上は武豊。4番手の外でセンスある立ち回りを見せ、直線で早めに先頭に立って押し切った。着差はクビだったが、2着のヒシアマンも力があるし、ラスト1ハロンを11秒5で駆けて抜かせそうな感じがなかった。ゴールした時に十分に余力が残っていた。
2戦目は10月のサウジアラビアロイヤルカップ(GIII)。舞台は東京の芝1600mで、雨が降って稍重だった。1番枠からいい出脚を見せ、気持ちが乗ってハナに行けそうな勢い。騎乗していたのは佐々木大輔で、厩舎から指示が出ていたか、抑えて引いてポジションを下げた。
3ハロンほどは少し噛んでいたが、5番手になってバラけたところを走ると息が入った。直線に向くと、外に構えて追い出しを待つ。ゴーサインが出されると外に流れる姿勢になって楽でなかったが、追う技術の高い佐々木が何とか伸ばして抜け切った。
レースはハイペースで流れていて、勝ち時計は稍重の中で1分33秒0と優秀な数字だった。競馬としては「行って、引いて、待って、追うと外に流れて」と、チグハグだったと言える。普通なら伸びるのも難しく、強さが際立つことになった。
その後は放牧に出され、このレースを目標に11月14日に栗東に戻った。そこからの乗り込みは順調。2週前と1週前は武豊が跨ってCWコースで併せ馬。どちらも古馬オープンのユティタム(中京のコールドムーンSに出走)を大きく追いかけ、並んで食い下がった。時計はそれぞれ65秒5-11秒4、64秒9-11秒1だった。
今週は助手が乗って坂路で併せ馬。相手に合わせて無理はせず、52秒3-38秒1-12秒1で先着した。適度に気持ちが乗り、軽さがありつつも力強い走りを見せていた。
調教後の馬体重は、前走比で10キロ増の468キロ。もっとボリュームアップする余地はあるが、今の段階で何の問題もないだろう。歴戦の須貝師がGIに合わせてきっちりと仕上げてきたという印象だ。
ヤネはユタカに戻る。初戦と2戦目のレースぶり、そして、気持ちが強いことから、おそらくは折り合いを重視して出たなりで脚をタメていくことになる。8番枠というのは悪くなく、ただ、内に押し込められるのは避けたいところだ。
前走の直線の態勢を見ると、現状では右回りの方がスムーズかもしれない。京都は初になるが、問題なく対応できるだろう。あと、前走時に稽古をつけていた佐々木は、走る馬と思いつつも、万全の状態ではないと感じていたようだ。デキは上がっていると感じられ、その意味でも今回は真っすぐに伸びていい。
須貝師は早い段階から「とにかく心肺機能がいい」、「大きなところを狙っていける」と、同馬の素質を称賛していた。もちろん、前半から中盤の息の入り、直線の捌きなどスムーズにいかないといけないが、直線で弾けて伸びるシーンが目に浮かぶ。2歳王者の座に就くのにふさわしい存在だ。
相手の筆頭は、西のパンジャタワー。気性、血統、馬体から1200m~1400mが理想ではあるだろう。が、京王杯2歳Sの勝ちっぷりが強く、デキの良さも目立っている。ヤネは主戦の松山弘平で、うまくコンタクトを取って脚を残すことができれば。
▲は東のニタモノドウシ。新馬戦、クローバー賞(2歳レコード)を連勝していて、瞬発力には見るべきものがある。長めからの攻めを豊富にこなして仕上がりは良好。マイルにも対応できそうだし、鞍上にムーアを迎えて注目される。
△は西のトータルクラリティ。京都の内回り芝1600mで新馬戦を勝ち、新潟2歳Sでは差し返す渋太さを見せて勝ち切った。見た目には大きくは変わらないが、馬体重が増えて成長している様子。ヤネは引き続き北村友一で、簡単には崩れないだろう。
※は西のタイセイカレント。中京の新馬戦は逃げ切り勝ちで、2戦目のサウジアラビアロイヤルカップはスタートで躓いて後手に回りながら2着に伸びた。矢作芳人厩舎らしくハードに鍛えていて、テン乗りでも腕の立つ坂井瑠星なら。
以下、アドマイヤズーム、ミュージアムマイル、クラスペディア、アルレッキーノなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
午前の段階で、◎アルテヴェローチェは単勝300円の1番人気になっている。単勝と複勝はシンプルに買えばいいが、連勝式は配当を合わせるのが難しい。
相手と点数を絞り込むか、ガミ入りの崩れ待ちで手広く買っていくかのどちらかを選択する必要がある。2歳戦で折り合いに課題のある馬が多いこともあり、後者で攻めることにした。うまく崩れて、大きめ、もしくは大きな配当になってくれると理想的。
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◎8番アルテヴェローチェ
○12番パンジャタワー
▲11番ニタモノドウシ
△10番トータルクラリティ
※16番タイセイカレント
×2番アドマイヤズーム
×4番ミュージアムマイル
×7番クラスペディア
×6番アルレッキーノ
×13番エイシンワンド
×3番ランスオブカオス
×1番ダイシンラー
×15番ドラゴンブースト
【単勝】8番(20%)
【複勝】8番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→4(×14)
8→10(×11)
8→2.12.16(×9)
8→11(×7)
8→6(×6)
8→3.15
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【3連複】(軸1頭ながし)
8→全通り(105点)
8→2.4.6.10.11.12.16(21点)
【3連複】(軸2頭ながし)
8.12→全通り(14点)
8.11→全通り(14点)
8.10→全通り(14点)
8.16→全通り(14点)
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【3連単】(フォーメーション)
1着:8
2着:10.11.12.16
3着:全通り(56点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:8
2着:全通り
3着:10.11.12.16(56点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:10.11.12.16
2着:8
3着:全通り(56点)
【3連単】(軸1頭マルチ)
8→10.11.12.16(36点)
【3連単】(ボックス)
8.10.11.12.16(60点)
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【土曜メインレース】
ターコイズS
3連単 2万5,450円(×3)
3連複 4,230円(×5)
馬 連 2,460円(×5)
ワイド 880円(×5)
ワイド 1,050円(×5)
複 勝 300円(40%)
◎ビヨンドザヴァレー2着(6人気)
×◎※でヒット
尾頭橋S
3連単 10万1,530円
3連複 8,920円
ワイド 1,310円
ワイド 920円
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中山11R
ターコイズステークス(GIII) 牝馬のハンデ重賞、軽量の伏兵馬を狙い撃つ
牝馬が争うGIII競走で、舞台は中山の芝1600m。
コース図(JRAのホームページ)はこちら
https://www.jra.go.jp/facilities/race/nakayama/course/index.html
芝は開催3週目で、Aコース使用3週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「3コーナーから4コーナーの内側に傷みが出始めましたが、その他の箇所については概ね良好な状態です」と発表があった。
今週の土曜は、晴れて良馬場で進行することが確実。朝の段階で含水率は高く、クッション値は「10.2」となっている。なお、良馬場だった先週のクッション値は、土曜が「9.8」で日曜が「9.6」だった。
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フルゲートの16頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが55.5キロ、最軽量が52キロで、3.5キロの上下差がある。重賞勝ち馬は5頭。GIで健闘したことがある牝馬も複数頭いて、楽しみな一戦になった。
ペイシャフラワーとマメコの両陣営が「ハナに行きたい」と話しているが、無理に競り合うことは避けたいだろう。この2頭が前半でどう動くかがで、ペースが大きく変わることになる。
人気になっているミアネーロ、アルジーヌ、ドゥアイズの3騎が上位の力を持っているのは間違いないが、軽量の伏兵馬を狙うことにした。
橋口慎介厩舎(栗東)の4歳馬ビヨンドザヴァレーに◎を打った。
3勝クラスをクリアするのに少し時間がかかったが、中身の濃い競馬を続けていた。京都芝1600m(外)の前走では、好ダッシュから2番手に下げ、直線で早めに先頭に立って危なげなく押し切るという内容。1分33秒0なら時計も悪くない。
ヤネは前走に続いて2度目の騎乗になる菱田裕二。中山を走るのは初めてだが、行き脚が速く、道中はなだめるぐらいの手応えで進むので、合わないことはないだろう。12番枠から内を見つつジワッと流れに乗れるといい。
大きいのは53キロのハンデ。前走の56キロから3キロも小さい数字で走れることになる。問題は上積みがあるかどうかという点。前走はかなりしっかりと仕上げていた感じで、中2週となる今回は坂路で大きめを乗っている。最終追いは52秒9-38秒6-12秒だった。
ただ、陣営は「元気いっぱい。スゴイお尻をしている」と。落ちてはいないようだし、これで輸送で消耗することがないと理想的である。好走するには条件が付くが、一発があって驚けない。
高橋康之厩舎(栗東)の4歳馬ペイシャフラワーが2頭目の穴馬。
9月に中京の芝1600mで3勝クラスをV。別定の56キロで逃げてスローに落とし、直線もしっかりと脚を使って押し切った。
初のオープンとなったカシオペアS(京都芝1800m(外))は、先行馬がそろっていたので控える競馬。直線は少し狭くなるシーンがあり、0秒9差の9着で悪い走りだったわけではない。
52キロのハンデは大きく、それにプラスにして気になる理由はデキの良さ。1週前にCWコースで長めからやって65秒2-11秒6で大きく先着し、坂路に入れた今週は51秒1-39秒1-12秒0でパワフルな動きを見せていた。
ヤネは同馬の4勝すべてで手綱を取っている永島まなみ。マメコの動き、他の勢力の動きを考えないといけないが、スピードを活かすことと体力を残すことのバランスを意識して立ち回ってもらいたいところだ。完ぺきに運ぶとあるいは。
藤原英昭厩舎(栗東)の3歳馬ワイドラトゥールが3頭の穴馬。芝でニュージーランドトロフィー、ダートでかしわ記念(JpnI)とユニコーンSを勝ったワイドファラオを兄に持つ良血馬である(父はカリフォルニアクローム)。
今年の1月に紅梅S(L)をV。桜花賞は1番枠から好スタートを切りながら抑えて下げ、直線は外へ外へと動かしてロスのある競馬になった。それでも馬群を割って脚を使い、0秒3差の6着で入線している(走破時計は1分32秒5)。是非は置いておいて、内を狙ってスムーズに捌けていたら、勝ち負けになっていたかもしれない。
秋になって京都の芝1400mで3勝クラスをクリア。競馬としては桜花賞と似た感じで、直線で外に動かし、エンジンがかかるとグイグイと伸びて差し切った。時計は1分20秒0だった。
課題となるのは馬体重。桜花賞の時は422キロ、前走は424キロで、なかなかボリュームが出てこない。ただ、単純にサイズの問題があって、結果を出している時は小さい数字でも張りがあって筋肉が付いている。
今回は2ヵ月ぶりの実戦。ビシビシとやれておらず、やはりふっくらとまではしていないが、CWコースと坂路でじっくりと乗ってきた。関東圏への輸送が初めてになるので、ここをクリアできるかだろう。
ハンデは53キロで、ヤネは紅梅S、桜花賞、前走で跨っていた北村友一。甘さのあるジョッキーではあるが、慎重にタメて乗ってはくる。うまく息が入り、後半の捌きがうまくいくと一発も。
△ミアネーロは中山に実績がある3歳馬。54.5キロのハンデはいいし、ルメール起用で注目される。初のマイルに不安はない。
※ドゥアイズは春のヴィクトリアマイルで、直線で接触するシーンがありながら4着に駆けた。ヤネはクリスチャン・デムーロ。ハンデ55.5キロ、初の中山でも。
×の1番手アルジーヌは中山巧者がそろう母系。馬体を増やして本格化していて、今回はひと息入った分がどうかになる。ヤネは西村淳也。ドゥアイズと同じく、ハンデは55.5キロで、中山は未経験になる。
以下、フィールシンパシー、アドマイヤベル、イフェイオン、コナコーストなど、警戒が必要な勢力は多い。
午前の段階で、◎ビヨンドザヴァレーは単勝1,130円の6番人気、○ペイシャフラワーは単勝2,400円の9番人気、▲ワイドラトゥールは単勝2,260円の8番人気となっている。
3頭すべてが人気薄。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。
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◎12番ビヨンドザヴァレー
○8番ペイシャフラワー
▲11番ワイドラトゥール
△7番ミアネーロ
※14番ドゥアイズ
×6番アルジーヌ
×5番フィールシンパシー
×2番アドマイヤベル
×4番イフェイオン
×16番コナコースト
×15番シングザットソング
×1番モズゴールドバレル
×3番キタウイング
【単勝】12番(10%)
【複勝】12番(40%)・8番(20%)・11番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
12→6.7.14(×4)
12→5(×2)
12→4
8→全通り
11→全通り
11→6.7.14
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【3連複】(軸1頭ながし)
12→全通り(105点)
12→4.5.6.7.14(×2)(20点)
12→6.7.14(×2)(6点)
【3連複】(軸2頭ながし)
8.11→全通り(14点)
7.8→全通り(14点)
7.11→全通り(14点)
8.14→全通り(14点)
11.14→全通り(14点)
6.8→全通り(14点)
6.11→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
12.8→全通り(84点)
12.11→全通り(84点)
8.11→全通り(84点)
【3連単】(ボックス)
6.7.8.11.12.14(120点)
【3連単】(軸1頭ながし)
12→6.7.14(×2)(36点)
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京都11R
タンザナイトステークス 上下差6.5キロのハンデ戦、53キロの伏兵馬3騎を狙う
京都の芝1200m(内)で争われるオープン特別。
コース図(JRAのホームページ)はこちら
https://www.jra.go.jp/facilities/race/kyoto/course/index.html
芝は連続開催の11週目で、先週までのCコースからDコース使用に替わっている(Aコースから直線部10メートル、曲線部9メートル外に内柵を設置)。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「柵の移動に伴い、正面直線以外の傷みはカバーされ概ね良好な状態です」と発表があった。
今週の土曜は、午前に小雨が降った。2Rの頃には止み、その時点で良馬場になっている。朝の段階のクッション値は「11.5」という数字。なお、良馬場だった先週の朝の段階のクッション値は、土曜が「11.5」で日曜が「11.6」だった(日曜は午後に小雨が降った時間帯あり)。
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フルゲートの16頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが57.5キロ、最軽量が51キロで、6.5キロの上下差がある。
芝は剥げているのに速いラップと時計が出る難しい状態。加えて今週から仮柵が外に動くので、伸びるところもジョッキーの動かし方も変わってくるだろう。午前に降った雨の影響は少ないと思われる。
連勝中のマル外の3歳馬ソンシが抜けた1番人気になっている。そうなって当然の素質馬ではあるが、軽ハンデ馬の中に気になる勢力が多くいて、そちらを狙うことにした。
◎シロンは小栗実厩舎(栗東)の5歳牝馬。キズナ×ファルブラヴという配合で、スピードとパワーを兼備している。オープン緒戦でも通用していい。
7月に新潟の芝1400m(内)を走った時は、逃げて執拗に競られ、テンの3ハロンが32秒4というとんでもラップになった。そして、1000mを55秒7、1200mを1分07秒0で通過する。さすがに失速したものの、0秒6差の8着なら十分に頑張った方だ。競ってきた相手はしんがりの18着に沈んでいる。
次走は中京芝1200mで不良馬場の中を0秒1差の3着に駆け、続いて新潟芝1200m(内)で好位の外からしっかりと伸びて勝ち切る強い競馬で3勝クラスをクリアした。
その後はひと息入れ、CWコースで乗り込んできた。そう速い時計は出していないが、ビシビシとやる方ではないので問題なさそうだ。
ヤネはテン乗りで松山弘平。前3走で騎乗していた酒井学は雑に動かすところがあり、この乗り替わりは歓迎要素になる。松山は最終追い切りで跨って感触をつかんだ。
ハンデは53キロ、京都コースには実績あり。ヒドく揉まれず、リズム良く走ることができれば好勝負が可能になる。配当面で妙味あり。
○カルチャーデイは四位洋文厩舎(栗東)の3歳牝馬。京都では2歳の秋にファンタジーS(芝1400m(外))で重賞勝ちを決めている。
全6戦のうち、ファンタジーSを含めて5戦で酒井学が乗っている。前走の信越Sは、逃げてシロンの3走前のように絡まれてハイペースになり、脚が上がって18着に敗れた。
中間は立て直しを図り、除外がありながらもしっかりと乗り込んできた。1週前に実戦で騎乗する横山典弘が稽古をつけている。馬体は426キロだった前走ぐらいあるといい。
ハンデは53キロ。内の3番枠を引き、横山典がどう乗ってくるか。1200mの距離は問題ないし、逃げ、もしくは好位で息が入れば粘りを見せてくるだろう。これも穴候補。
▲エイシンフェンサーは吉村圭司厩舎(栗東)の4歳牝馬。1勝クラスを勝った鞍から11戦していて、うち10戦で川又賢治が手綱を取っている。
川又は甘さが目立つジョッキー。エイシンフェンサーはパワーがあって前進気勢が強く、御し切れていないところがある。それでもこのコンビで夏の札幌で3勝クラスを勝ち、初のオープンとなったUHB賞で0秒2差の4着に駆けた。
今回は放牧明けで4ヵ月ぶりの実戦。残暑を避けて牧場から戻し、坂路で乗り込んできた。量的には豊富ではないが、最終追いではジョッキー騎乗(川又)だったといえラスト1ハロンを11秒6で上がっている。
ハンデは53キロで、3勝クラスを勝った時より3キロ小さい数字。京都は初になるが、これまでの走りから適性がないとは思えない。
あとは14番枠から川又がどう誘導するか…。抑えを利かせつつ、コースロスを軽減して誘導できると好勝負が可能になる。
△ソンシは中内田充正師&川田将雅のゴールデンコンビ。春に3歳重賞のファルコンSで3着に駆け、秋の2勝クラスと3勝クラスの連勝は強い競馬だった。オープンでハンデが56キロ、1200mを走るのは初めて。気性面で課題を残すし、攻めからビシッと仕上げた感じはないが、潜在能力は上位なので。
※メイショウソラフネは2走前に重賞のCBC賞で4着に駆け、前走のオパールSでは外を追走する形になりながらビッグシーザーとクビ差の2着に好走した。ハンデは引き続き56キロ。気性面で危ういところはあるが、折り合いがつけば勝ち負けに。ヤネは前2走で跨っていた酒井学。
以下はバースクライ、メイショウホシアイ、スリーパーダ、ジャスティンスカイ、カリボールなどで、切り捨てていい勢力はいない。
午前の段階で、◎シロンは単勝1,490円の8番人気、○カルチャーデイは単勝1,340円の7番人気、▲エイシンフェンサーは単勝1,100円の6番人気となっている。
3頭すべてが人気薄。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。
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◎11番シロン
○3番カルチャーデイ
▲14番エイシンフェンサー
△13番ソンシ
※12番メイショウソラフネ
×4番バースクライ
×2番メイショウホシアイ
×7番スリーパーダ
×16番ジャスティンスカイ
×8番カリボール
×10番ソウテン
×9番ゾンニッヒ
×6番ヤクシマ
【単勝】11番(10%)・14番(10%)
【複勝】11番(40%)・3番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
11→13(×7)
11→12(×3)
11→4.9.14.16
3→全通り
3→13(×4)
3→12(×2)
3→4.9
14→全通り
14→13(×8)
14→12(×5)
14→4.9.16
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【3連複】(軸1頭ながし)
11→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
11.13→全通り(×2)(28点)
11.12→全通り(14点)
3.14→全通り(14点)
3.13→全通り(×2)(28点)
3.12→全通り(14点)
13.14→全通り(×2)(28点)
12.14→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
11.3→全通り(84点)
11.14→全通り(84点)
3.14→全通り(84点)
【3連単】(ボックス)
3.11.12.13.14(60点)
11.12.13.14(24点)
【3連単】(軸1頭マルチ)
13→3.11.14(18点)
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:13
相手:3.11.14(6点)
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:13
相手:11.14(×3)(6点)
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中京11R
尾頭橋ステークス
3勝クラスのダ1800m戦。ダートは良馬場で、午前のレースを見ると、“少しタフ”といった状態になっている感じだ。
メイショウカゲカツが再ブリンカー着でハナを奪いに出る。コルドンルージュがどう出るかで、レースの質も結果も変わってくるだろう。
◎リチャは田中博康厩舎(美浦)の4歳馬。3勝クラスに上がってからは3着、4着、12着、4着で、前走は直線で踏みづらくなるシーンがありながら着差は0秒3だった。
中間は放牧に出して立て直し、ウッドコースと坂路を併用してハードに攻めてきた。レモンポップを管理していた田中博康厩舎らしいメニューで、陣営は「これまでで最も負荷をかけられた」と話している。
ビュッと伸びるイメージはないが、しっかりやった分で違いが出るかもしれない。ヤネにはドイルを起用してきた。外の12番枠を引いたのは悪くないだろう。自信を持っている分で強気に動かれると少しイヤだが、それでもデキの良さで食い下がってくるだろう。人気は手ごろだし、狙う価値があるとみた。
○マルブツプライドは福永祐一厩舎(栗東)の5歳馬。春に転厩緒戦で2着に駆け、骨折明けで7ヵ月ぶりの実戦だった前走で2着とクビ差の3着に伸びている。
中間は間隔を開け、1日(日)に坂路で51秒5を出すと、1週前はCWコースで65秒5-11秒3、今週は坂路で54秒5-12秒3を乗られた。前走とは時計が違い、大きく上向いているとみて間違いない。
ヤネは同馬で2勝している岩田康誠。左回りの中京には実績があるし、頭で来るシーンまで。
▲フルオールは斎藤誠厩舎(美浦)の5歳馬。初めてブリンカーを着用した9月の中京戦で2着に駆けて力を示した。次走は8着に終わったが、無理な中1週使いが応えたものである。
放牧に出して立て直し、美浦に戻ってからしっかりと乗り込んできた。1週前にウッドコースでオープンのノースザワールドと併せて同入し、今週は坂路で自己ベストとなる52秒7をマークした。
力量的には勝ち負けになって当然で、若い高杉吏麒が1番枠から能力を引き出す騎乗ができるかがポイントになる。
△コルドンルージュは落鉄するケースが多く、それでも実績を残している。仕上がりはいいし、押し切るシーンがあっても。
以下、メイクザビート、レプンカムイ、ヘニータイフーン、ハッスルダンクなど、軽視できない勢力が多くいる。
午前の段階で、◎リチャは単勝670円の3番人気、○マルブツプライドは単勝430円の1番人気となっている。
人気は割れ気味…。うまく崩れて、大きめ、もしくは大きな配当になることに期待し、連勝式は手を広げて買っていきたい。
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◎12番リチャ
○3番マルブツプライド
▲1番フルオール
△7番コルドンルージュ
※6番メイクザビート
×11番レプンカムイ
×2番ヘニータイフーン
×13番ハッスルダンク
×8番フジマサインパクト
×9番メイショウコガシラ
×10番フタイテンロック
【単勝】12番(10%)・3番(30%)
【複勝】12番(60%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
12→3(×7)
12→2(×5)
12→7(×3)
12→1.6.9(×2)
12→4.10
3→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
12→全通り(66点)
【3連複】(軸2頭ながし)
3.12→2(×10)(10点)
3.12→7(×5)(5点)
3.12→1.6.9(×3)(9点)
3.12→4(×2)(2点)
3.12→10.11(2点)
1.3→全通り(11点)
3.7→全通り(11点)
1.7→全通り(11点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
12.3→全通り(66点)
12.3→2(×10)(60点)
12.3→7(×5)(30点)
12.3→6.9(×3)(36点)
12.3→1.4(×2)(24点)
12.3→10.11(12点)
12.1→全通り(66点)
12.1→2(×2)(12点)
12.1→6.7(12点)
3.1→全通り(66点)
12.7→全通り(66点)
3.7→全通り(66点)
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