7月27日・28日の予想コメントと的中結果
【7月27日・28日の予想コメントと的中結果】(超万馬券予想の的中結果、日曜メインレース+新潟8R+札幌12R、日曜新潟12R(無料公開)、土曜メインレース+新潟8R+札幌12R)
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【超万馬券予想の的中結果】
■7月28日(日)
麒麟山特別
3連単 32万5,490円
3連複 5万4,400円
馬 連 1,470円
単 勝 890円(10%)
複 勝 260円(90%)
◎ヒューゴ1着(5人気)
新潟11R
3連単 28万5,380円
3連複 7万9,830円
馬 連 3,500円
複 勝 490円(50%)
◎オルノア2着(7人気)
ポプラS
3連単 11万2,930円
3連複 3万2,610円
複 勝 970円(40%)
インヴァリアンス3着(8人気)
クイーンS
複 勝 360円(40%)
◎アルジーヌ3着(7人気)
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■7月27日(土)
新潟8R
3連単 29万2,160円
3連複 1万8,230円
馬 連 3万9,150円
複 勝 500円(60%)
◎ホルトバージ2着(10人気)
STV賞
馬 連 6,080円
単 勝 1,670円(10%)
複 勝 410円(50%)
フェアエールング1着(7人気)
関越S
馬 連 1,600円
複 勝 180円(90%)
◎トゥデイイズザデイ2着(5人気)
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【日曜メインレース+新潟8R+札幌12R】
クイーンS
3連単 8万5,950円
3連複 1万5,280円
馬 連 3,020円
ワイド 1,310円
ワイド 1,740円
単 勝 960円(10%)
複 勝 300円(40%)
◎コガネノソラ1着(5人気)
◎××でヒット
新潟8R
3連単 4万8,500円
3連複 9,690円(×2)
馬 連 1,240円(×4)
ワイド 510円(×4)
ワイド 2,290円
ワイド 1,730円
単 勝 690円(20%)
グッジョブ1着(4人気)
札幌12R
3連単 8,330円
3連複 4,060円(×2)
馬 連 400円(×9)
ワイド 220円(×9)
ワイド 1,260円
単 勝 150円(100%)
◎エリカサファイア1着(1人気)
◎▲でヒット
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新潟7R
アイビスサマーダッシュ(GIII) 雨は降らないか…、◎は直線競馬に高い適性、○は攻め強化で一発も、▲は初芝でも怖さあり
新潟の芝1000m(直)で争われるGIII競走。
日本で唯一となる、コーナーなしの直線のみのコース。外回りコースの4コーナーの奥まで敷かれた長い引き込み線からのスタートになる。
最初の250mほどは緩めの上り坂。上り切ると下りに転じ、100mほど走って外回りの4コーナー出口に到達する。下り残り約550mの地点まで、そこから小さい山を上って下る。そして、残り約350mからは平坦になっている。
通常のコースは使われることで内が荒れていく。直線競馬では荒れていないキレイな馬場を求めて外に動いていくのが一般的なコース取り。よって、早めに外に寄せられる外枠が有利になる。
開催が進むと内の荒れ方も進むので、8枠、7枠といった外枠に入った馬の活躍が目立つようになる。ただ、外に密集すると捌けなくなるケースが出てきて、運も必要になってくる。
前で運びたい馬が内枠を引くと、外に行こうと斜めに走って脚を使う分と外の方が馬場が良い分、外にスピード負けするような見え方になって厳しくなることが多い。
内枠の場合、下げてから大きく外に動かし、外で脚をタメて末を伸ばすというのが時に見られる好走パターンになる。なお、開催が進んでいない段階では、稀にではあるが内ラチ沿いを走らせて好走するケースが出てくる。
速いラップでレースが推移すると、ラスト1ハロンのラップが一気に落ちる。1000m戦というのは、競馬の世界のカテゴリーで短距離戦として問題はないが、人間の競技に当てはめると中距離戦。スピードだけで乗り切れるものではなく、先行するにしろ差すにしろ、どこかでしっかりと息を入れることが必要になる。
芝は開幕週でAコース使用になっている。野芝のみの状態で施行。金曜の段階でJRAから「第1回新潟競馬前にAコース部分の芝張替えを実施し、第1回新潟競馬終了後にBコース部分を中心として芝張替えを実施しました。芝の生育状況は概ね順調で全体的に良好な状態です」と発表があった。
土曜は天候が定まらず、昼からは時にザッと雨が降った。それでも芝はずっと良馬場。1Rの2歳未勝利(芝1800m(外))で1分45秒5という2歳レコードが出て、メイン(7R)の関越S(芝1800m(外))はクルゼイロドスルが1分44秒0のコースレコードで勝利した。
日曜は大雨が降るという予報だったが、午前の段階で雨雲レーダーを確認すると、何とか我慢してくれそうな感じである。ただ、とにかく不安定なので、ゲリラ的に強い雨が降るかもしれない。
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フルゲートの18頭立て。あまりに天候が不安定で、前段階で馬場を読むのは難しい。良馬場として予想を組み立てることにした。
矢作芳人厩舎(栗東)の5歳牝馬チェイスザドリームに◎を打った。
春の韋駄天Sが初の直線競馬。13番枠からのスタートで内にモタれて走りながらもスピードを見せ、逃げるマウンテンムスメを内から交わして快勝した。春の馬場で55秒0(良)なら時計は上々。まだ余力があったし、この舞台の適性は高い。
もともと坂路で動き、自己ベストは48秒3である。この時は飛ばす形でラストが13秒0かかっていて、前半の3ハロンが35秒3になる。また、2ハロン目に11秒3という強烈なラップを記録した。
このレースへ向けての調整は順調。1週前に坂路で49秒1-36秒5-12秒8をマークし、今週は無理せず53秒7-12秒5で追われた。体はできているし、軽快な動きで仕上がりは良さそうだ。
ヤネは坂井瑠星。同馬とのコンビでは(0.0.0.5)だが、4着はある。腕力もセンスも高いレベルにあるジョッキーで、不安なところはない。直線競馬のイメージがないが、しっかりと対応してくるだろう。韋駄天Sでモタれたことも、もちろんわかっているはずなので。
13番枠というのは悪くなく、ただ、馬の後ろに入る形の競馬になる可能性がある。その場合に慌てず脚をタメ、進路を見つけて伸ばしてもらいたいところだ。スムーズに運べば、重賞制覇のシーンがある。雨は降らない方がいいだろう。
和田正一郎厩舎(美浦)の6歳牝馬マイヨアポアも注目される存在。
直線競馬は昨年の夏に3勝クラスを54秒7(良)で勝っている。5番枠からのスタートで大きく外に持っていき、残り200mから内に動いて抜け出すという内容。内枠の場合この騎乗はありだが、距離的なロスがあったのは確かである。また、ゴールを過ぎてからも走ろうとしていて、とにかく強かった。
春の韋駄天Sは脚部不安明け。ウッドコースで5ハロン70秒9が最も速い攻めで、普通は使わないのではというぐらいの状況だった。それでも流れに乗って追走ぶりは良かったし、0秒4差の6着なら十分すぎる結果である。
その後は放牧に出され、今回は攻めの強度が違う。1週前にウッドコースで65秒5-12秒0で追われ、今週は終い重点で70秒9-11秒6をマークした。馬体は前回より締まっていて、動きもキビキビして推進力があった。
ヤネはテン乗りで石川裕紀人。流れを考えて冷静に乗ってくるジョッキーで、うまく誘導してくれそうだ。8番枠と外ではないが、むしろレースはしやすいかもしれない。チェイスザドリームと同様にスムーズなら戴冠も可能に。ただ、こちらも雨が降ると微妙である。
▲は西の6歳馬デュアリスト。初の芝、初の直線競馬になるが、ダートの短距離でスピードを見せている馬は、直線競馬で好走するケースが多い。
昨夏の福島ダ1150mの安達太良Sでは、斤量が60キロ、さらに3~4コーナーで不利がありながらクビ+ハナ差の3着に伸びている。勝ったのがチェイスザドリームで、こちらは55キロだった。
今回は4ヵ月半ぶりの実戦で、坂路で50秒9など好時計を連発している。福永祐一厩舎に転厩して2戦目になり、本気で仕上げてきた感じだ。
枠は外の14番枠なら悪くない。問題はヤネが甘さが目立つ小沢大仁という点。舞台は特殊な直線競馬、パワーのあるデュアリストを御して力を引き出すことができるかどうか…。それでも斤量は前走から2キロ減って57キロになるし、穴として期待してみたい。
以下、モズメイメイ、ディヴィナシオン、ファイアダンサー、グレイトゲイナーなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
午前の段階で、◎チェイスザドリームは単勝360円の1番人気、○マイヨアポアは単勝1,220円の6番人気、▲デュアリストは単勝1,720円の9番人気。波乱が起きておかしくない一戦で、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎13番チェイスザドリーム
○8番マイヨアポア
▲14番デュアリスト
△15番モズメイメイ
※16番ディヴィナシオン
×10番ファイアダンサー
×9番グレイトゲイナー
×11番アビッグチア
×12番ウイングレイテスト
×17番テイエムスパーダ
×6番クムシラコ
×18番メディーヴァル
【単勝】13番(50%)・8番(10%)
【複勝】8番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
8→全通り
【馬連&ワイド】
8-13(×2)
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【3連複】(軸2頭ながし)
8.13→全通り(16点)
13.14→全通り(16点)
8.14→全通り(16点)
13.15→全通り(16点)
8.15→全通り(16点)
13.16→全通り(16点)
8.16→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
13.8→全通り(96点)
13.8→10(×3)(18点)
13.8→5.12.15.16(24点)
13.14→全通り(96点)
13.14→10.12.15.16(24点)
8.14→全通り(96点)
【3連単】(軸2頭ながし)
1着:13
3着:8
相手:10.12.15.16(4点)
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札幌11R
クイーンステークス(GIII) 道悪での戦いに、◎は51キロで要注目、○は重で勝ち鞍あり、▲は札幌に実績が
牝馬が争うGIII競走で、舞台は札幌の芝1800m。
右回り。正面直線からの発走、コーナーは4つ。全体に円形に近いコース形態で、1~2コーナーも3~4コーナーも緩やかなカーブになっている。また、全周にわたって起伏は小さい。
スタートから1コーナーまでの距離は約180mと短くなっている。1~2コーナーを回り、向正面を走り切り、3~4コーナーを回り、直線を走り切ってゴールすることになる。
直線距離は266.1m(Aコース使用時)。コース全体の高低差は0.7m。なお、寒冷な気候への対策として、洋芝が使用されている。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝のみの状態で施行。金曜の段階で、JRAから「1週使用しましたが、大きな傷みもなく引き続き良好な状態です」と発表があった。
土曜の芝は良馬場で上々のコンディション。ただ、夜から雨が降り、かなりの雨量になった。午前の段階で重。10時ごろに雨は上がったが、メインの時までに大きく回復することはないだろう。
ただ、1Rの3歳未勝利(芝1500m)は、1分30秒1で決着して、ラスト1ハロンが11秒5だった。グチャグチャでヒドく時計がかかる状態にはなっていないようだ。
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14頭立てでフルゲート。3歳馬はアローワンスが大きく、最軽量が51キロになる。4歳以上の最重量は57キロで、6キロという上下差がある中で争われることになった。
強い雨が降って馬場は悪く、ジョッキーがそれを意識したとしてもレースが流れそうなメンバー。全体にタフな競馬になるだろう。
菊沢隆徳厩舎(美浦)の3歳馬コガネノソラに◎を打った。
2歳の秋から3歳の春まで、すべて芝1800mを使って3連勝。未勝利勝ちと1勝クラス勝ちは稍重で、府中のスイートピーS(L)勝ちは1分45秒6(良)の好時計だった。
オークスは伸びを欠いて12着に終わったが、スイートピーSの反動があったかもしれないし、距離も長かったか。直線で挟まれる不利がなくても結果は出なかっただろう。
その後は放牧に出され、牧場から函館競馬場に入って入念に乗り込んできた。1週間にはウッドコースで67秒級-12秒級をマークし、今週は芝コースで53秒級-12秒級で追われている。体は細身だが、実が詰まっているという印象。動きはキビキビしていたし、いいデキにありそうだ。
岡田一族の生産馬・所有馬で、ゴールドシップ×ロージズインメイという配合。力の要る馬場で走れているのは納得だ。洋芝で重となるとまた違うが、こなす可能性はある。
ヤネは岡田一族の主戦級の扱いになっている丹内祐次。テン乗りにはなるが、函館でずっと稽古をつけていて、特徴はつかんでいるはずである。
そして、斤量が51キロ。重たい馬場の中で軽い数字で走れるのは何より大きい。スイートピーSのようにタメる形から末を伸ばせるのは強みになるし、上位に食い込むシーンがあっても。人気も手ごろなので狙ってみたい。
上原博之厩舎(美浦)の5歳馬ウインピクシスは穴で気になる存在。
コガネノソラと同じく岡田一族の生産馬・所有馬になり、ゴールドシップ×ロージズインメイと配合も同じだ。小倉の芝1800mで3勝クラスを逃げ切った時が重馬場で、重より悪い馬場で1着があるのは同馬だけになる。
昨年のクイーンSは2番手からの競馬で2着。今年も前で競馬をすることになるだろうが、昨年よりも厳しい展開になりそうで、状況に応じて少し下げることも考えてもらいたい。ヤネはテン乗りで横山和生になる。
札幌入りして2本追ったのは昨年と一緒。昨年は最終追いが芝コースだったが、今年はダートコースに入れて66秒台-12秒台でしっかりと追われた。馬場を味方につけての一発がないか。
▲は西の4歳馬ドゥアイズ。春のヴィクトリアマイルでは、直線で内と接触しながら2着とクビ+クビ差の4着に応戦している。
テンションが高くなっている感じなのが鍵になるが、気持ちが強くて持久力に富み、札幌では札幌2歳Sを2着した実績がある。道悪で内が悪くなっていくようだと、13番枠というのはプラスになるだろう。55キロで走れるのはいいし、争覇圏に浮上しても。
以下、イフェイオン、モリアーナ、エリカヴィータ、アルジーヌ、ボンドガールなど、軽視できない勢力が多くいる。
午前の段階で、◎コガネノソラは単勝860円の4番人気、○ウインピクシスは単勝1,890円の10番人気、▲ドゥアイズは単勝660円の3番人気となっている。馬場や斤量差から、何が起こっても驚けない。連勝式は高配当期待で手を広げて買っていくことにした。
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◎12番コガネノソラ
○8番ウインピクシス
▲13番ドゥアイズ
△3番イフェイオン
※14番モリアーナ
×11番エリカヴィータ
×7番アルジーヌ
×1番ボンドガール
×6番コンクシェル
×2番ウンブライル
×9番スタニングローズ
【単勝】12番(10%)・13番(20%)
【複勝】12番(40%)・8番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
8→全通り
13→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
12→全通り(78点)
8→全通り(78点)
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【3連単】(軸1頭マルチ)
12→全通り(468点)
【3連単】(軸2頭マルチ)
8.13→全通り(72点)
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新潟8R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1200m戦。ダートは午前の段階で良馬場で、良のまま進行するか。雨が降って状況が変わる可能性もある。
フルゲートの15頭立て。斤量のアローワンスがある3歳馬は8頭いて、全体で減量騎手の起用が7頭になる。結果、58キロから50キロまで、8キロという大きい斤量が出ることになった。
スピードある軽量の3歳馬はもちろん注目されて、4歳以上で減量のない組にも力のある勢力が多い。競馬としてはおもしろいかもしれないが、いろいろな入り方が可能で馬券は悩まされる。
◎ソーニャシュニクは3歳の牝馬で、父はドバイワールドカップを連覇したサンダースノー。3歳の緒戦は1月28日で、3月24日の2カ月の間に5走もしている。しかも、2走が京都遠征、2走が阪神遠征だった。そんな過酷な使われ方をしながら、3着と5着がある。
中間は放牧に出され、美浦に戻ってから意欲的に乗られている。追い日はウッドコースで65秒1-12秒1、65秒0-11秒6、68秒0-12秒4で、挟んだ日曜には坂路で速めを乗った。リフレッシュ効果は大きいし、成長して馬体が増えているようだ。
ヤネは大井の笹川翼。今年の7月19日、29歳の最後の日に地方通算2,000勝を達成している。とにかくパワーがあり、豪快に馬を伸ばしてくる。中央での騎乗は、2着が最高で勝ち星がない。
斤量は53キロ。左回りは初めてになるので、その点は課題になる。あと、気にかかるのは、管理するのが武井亮師であること。同馬の使い方にしてもそうだし、シュトラウス(3歳オープン)に関してはいろいろと問題があった。シュトラウスは気性が悪すぎるところがあったが…。
ソーニャシュニク自身が1勝クラスで上位の素質を持っているのは明らかである。良馬場だった場合に息が保つかが鍵になるし、不安な点はあるのは確か。それでも、スムーズに走って力を出すことができれば好勝負になっていい。配当面で妙味もあるので狙ってみる。
○フレイミングパイはリアルインパクト×パイロという配合の3歳牝馬。京都ダ1200mで未勝利を快勝し、小倉ダ1000mの昇級緒戦では4コーナーで外に膨れながらしっかりと伸びて2着に上がった。中間は栗東の坂路で51秒8をマークするなどしていて、デキはさらに上向いている感じである。
ヤネは柴田裕一郎。未勝利勝ちの時に跨ってたいたが、力量的には危なっかしいところがある。馬自身は左回りが初めてで、枠は大外の15番枠。リズム重視で脚をタメてほしいところで、ただ、ずっと外を回されるのも良くない。
3歳のアローワンス+柴田裕の3キロ減で斤量が50キロ。この点は非常に大きく、ロスなく立ち回れば勝ち切るシーンまで。
▲グッジョブは現級では末脚上位の西の4歳馬。休養前は使い詰めで結果を出していて、最後の6着はさすがに厳しい状況だった。
リフレッシュさせて乗り込んできた効果は大きい。ガッツリ追ってくる坂井瑠星というのは魅力だし、58キロの分がどうかだけ。
△ビーストアタックは骨折明け、転厩緒戦で1年ぶりの実戦。が、美浦のウッドコースと坂路で負荷をかけて乗り込んできた。
グッジョブと同様に現級では末脚が上。まだ少し太いかもしれず、56キロで3歳馬との斤量差が鍵になるが、上位浮上があっていい。
※エンジェルスノーと×の1番手ビバップはスピードある3歳馬で、斤量がそれぞれ51キロ、52キロである。以下、サトノアルペジオ、エスペラード、パイアイヤーなど、警戒が必要な勢力は多い。
午前の段階で、◎ソーニャシュニクは単勝790円の5番人気、○フレイミングパイは540円の1番人気、▲グッジョブは単勝580円の4番人気となっている。展開次第で結果が大きく変わるレースで、連勝式は高配当待ちで手広く買っていきたい。
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◎6番ソーニャシュニク
○15番フレイミングパイ
▲2番グッジョブ
△9番ビーストアタック
※10番エンジェルスノー
×8番ビバップ
×7番サトノアルペジオ
×14番エスペラード
×11番パイアイヤー
×12番ラブコメディ
×1番アシャカデュメ
×13番ライジン
【単勝】6番(10%)・15番(20%)・2番(20%)
【複勝】6番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
15→全通り
2→全通り
【馬連&ワイド】(ボックス)
2.6.9.15(×2)
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【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(91点)
【3連複】(軸2頭ながし)
6.15→全通り(13点)
2.6→全通り(13点)
2.15→全通り(×2)(26点)
9.15→全通り(13点)
2.9→全通り(13点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.15→全通り(78点)
6.2→全通り(78点)
15.2→全通り(78点)
6.9→全通り(78点)
15.9→全通り(78点)
2.9→全通り(78点)
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札幌12R
3歳以上2勝クラス
2勝クラスのダ1700m戦、牝馬限定。ダートは朝の段階で不良馬場だった。午前10時ごろに雨は上がったが、乾いていっても重までだろう。
牝馬限定戦で10頭立て。が、驚くぐらいに良血馬がそろっている。
◎エリカサファイアは東の3歳牝馬で、キズナ×クロフネという配合、母はダ1400mで3歳オープンを勝ったディーズプラネットである。
今年の春からダートを使い出して1着、2着、1着。函館ダ1700mの前走では、後手に回りながら直線でグッと伸びて抜け出した。勝ち時計は1分44秒7(良)。当日の牡馬混合の2勝クラスが1分45秒4で決着していて、これを0秒7も上回った。
490キロ級の大きな牝馬、速い時計で走って函館に戻って中1週。かなり厳しい状況ではあるが、函館では大きめといえ長めから乗っている。管理するのは大型馬には慣れている堀宣行師で、師がゴーサインを出したのならと信じたいところだ。
斤量は引き続き53キロ。馬場は速くなっても問題なさそうだし、連勝を決めるシーンがある。
○デュードメールは姉にローブティサージュ(阪神ジュベナイルフィリーズ))が、▲カプラローラは姉にダイワダッチェス(フェアリーS3着)が、△アーレンダールは兄にタップザット(全日本2歳優駿2着)がいる。3頭とも距離が課題だが、末脚には注目すべきだ。
※ミッキーマカロンは兄にラーゴム(きさらぎ賞)、弟にエコロブルーム(ニュージーランドトロフィー)がいる。
×の組は、アルタビスタは母が名牝ブエナビスタで、フローラルビアンカは兄にボンディマンシュ(ダートでオープン入り)がいる。
そして、タガノチョコラータは兄にタガノビューティー(かしわ記念2着)とタガノブルグ(NHKマイルカップ2着)がいて、シャドウレディーは母がパールシャドウ(オープン入り)である。
午前の段階で、◎エリカサファイアは単勝130円の1番人気。連勝式は配当を合わせずらい。○デュードメールと△アーレンダールは人気がなく、▲カプラローラと※ミッキーマカロンを加えた4頭を相手の主力として買うことにした。望みは薄いだろうが、適度に狂って大きめの配当になってくれると理想的。
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◎10番エリカサファイア
○1番デュードメール
▲5番カプラローラ
△9番アーレンダール
※4番ミッキーマカロン
×2番アルタビスタ
×7番フローラルビアンカ
×6番タガノチョコラータ
×3番シャドウレディー
【単勝】10番(100%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
10→5(×8)
10→4(×5)
10→6.7(×3)
10→1.9
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【3連複】(軸2頭ながし)
1.10→全通り(8点)
5.10→全通り(×2)(16点)
9.10→全通り(8点)
4.10→全通り(8点)
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【3連単】(フォーメーション)
1着:10
2着:1.4.5.9
相手:全通り(32点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:10
3着:1.4.5.9
相手:全通り(32点)
【3連単】(ボックス)
1.4.5.9.10(60点)
1.5.10(6点)
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【日曜新潟12R】(無料公開)
麒麟山特別
3連複 5万4,400円
馬 連 1,470円(×6)
ワイド 640円(×6)
ワイド 1万2,950円
複 勝 260円(40%)
ヒューゴ1着(5人気)
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新潟12R
麒麟山特別
2勝クラスのダ1800m戦。今週は新潟も札幌も天候がはっきりせず、馬場状態がまるで読めない。日曜はアイビスサマーダッシュ(7R)の直前から雨が降り、一旦は収まったが、レースが終わって強く降り出した。ダートは稍重に…。そして、すぐに雨は上がった。最終12R(18時25分発走)の時にどんな馬場になっているのか、やはり読みづらい。
フルゲートの15頭立て。アローワンスがあって斤量利がある3歳馬が2頭いる。揉まれずに前で運びたいタイプが複数頭いて、レースは流れそうだ。
◎イージーオンミーは東の4歳牝馬。ダイワメジャー×パイロという配合で、母はビービーバーレルはフェアリーS勝ちがあり、弟に今年のNHKマイルカップを3着したロジリオンがいる。
3月に中山ダ1800mで1勝クラスを快勝。続く中山の昇級戦は、思い切って内を狙ったものの、スペースができなくて追えずに終わった。それでも2着と0秒3差の6着で、スムーズなら連対していた可能性がある。
その後は放牧に出され、美浦に戻ってから追い日にウッドコース、日曜に坂路で乗って順調に調整されてきた。今週のウッドはラスト1ハロンが11秒6で、攻め駆けしない同馬にしては速い数字である。体は減っていないようだし、力を出せる仕上がりにありそうだ。
ヤネは同馬に乗って(1.3.0.2)の石橋脩。ムダに外に出すケースが多いところは心配だが、水準より少し上のレベルでしっかりと追ってくるジョッキーではある。
新潟のダートを走るのは初めてだが、初勝利を挙げたのが新潟の芝2000m(内)だった。左回りに関しては、こなす下地がある。馬場にもよるが、レースは流れて上がりのかかる展開になりそうだし、末脚がハマるシーンがあっていい。配当面で妙がある。
○ヒューゴは東の4歳馬。春に今回と同じ舞台を走り、直線で気を抜くところを見せながら3着に伸びている。良で1分52秒3と走破時計も評価できる数字だった。
中間は放牧に出され、美浦に戻ってからウッドコースと坂路で熱心に乗り込んできた。特別に速い時計はないが、加藤征弘厩舎のスタイルなので問題ないだろう。量自体は豊富だ。
ヤネは大井の笹川翼。パワフルに馬を伸ばしてくるジョッキーで、今年の7月17日の29歳最後の日に地方通算2,000勝を達成した。中央では勝っていないが、日曜の2Rで2着しているし、追いの強さに注目すべきである。
前走のようにヒューゴ自身は気性的に怪しく、そこを御してグッと伸ばしてもらいたいところ。人気は手ごろだし、狙う価値があるとみた。
▲アパイシュナールは東の3歳牝馬。当舞台で初勝利を挙げ、福島ダ1700mの1勝クラスを2番手からあっさり抜けて連勝を決めた。
今回はクラスが上がり、ほぼ確実に前2走よりもペースが速くなる。そんな厳しい状況ではあるが、成長軌道に乗った感があるし、岡田一族(サラブレッドクラブ・ラフィアン)の所有馬の底力は侮れない。前走に続いて2度目の騎乗となる戸崎圭太が終いの脚を残すような騎乗をすれば。
△マルチャレアルは西の3歳馬。祖母が桜花賞馬キョウエイマーチで、兄と姉が豪華な面々である。姉マルシュロレーヌは、21年に米GIのブリーダーズカップディスタフ(ダ9F)を制覇した。
ムラな気性だが、京都ダ1800mでの3歳1勝クラス勝ちが強く、潜在能力は高い。坂路で乗り込んで仕上がりは良さそうだし、スムーズに走って力を出し切ることができれば。ヤネは乗れる若手の団野大成。
以下はマンノステータス、アンジュフィールド、ミアステラ、ユイノマチブセなど。
16時59分の段階で、◎イージーオンミーは単勝760円の4番人気、○ヒューゴは単勝850円の5番人気、▲アパイシュナールは単勝330円の1番人気となっている。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。
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◎10番イージーオンミー
○8番ヒューゴ
▲13番アパイシュナール
△3番マルチャレアル
※6番マンノステータス
×5番アンジュフィールド
×1番ミアステラ
×15番ユイノマチブセ
×11番ウインアウォード
×7番アイファーグローブ
×9番カフェカルマ
【単勝】10番(10%)
【複勝】10番(50%)・8番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
10→3.13(×4)
10→6(×3)
10→5.8
8→全通り
8→3(×5)
8→13(×4)
8→6(×3)
8→5
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【3連複】(軸1頭ながし)
10→全通り(91点)
10→3.5.6.8.13(10点)
10→3.6.8.13(6点)
10→3.6.13(3点)
8→全通り(91点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.8→全通り(78点)
10.8→3(×3)(18点)
10.8→13(×2)(12点)
10.8→6(6点)
10.13→全通り(78点)
10.13→3(×5)(30点)
10.13→6(×2)(12点)
10.13→5(6点)
8.13→全通り(78点)
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【土曜メインレース+新潟8R+札幌12R】
札幌12R
3連単 8,640円(×2)
3連複 2,460円
馬 連 630円(×9)
ワイド 350円(×9)
ワイド 760円(×3)
複 勝 150円(90%)
◎カンザシ2着(3人気)
△◎×でヒット
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新潟7R
関越ステークス ◎は開幕週向きの先行力あり、○は3戦3勝の舞台で一発も
新潟の芝1800m(外)で争われるオープン特別。
左回り。向正面の2コーナー出口からのスタート。外回り使用でワンターンのコース。3コーナーまでの距離は約750mと長くなっている。
450mほど走り、残り約1350mの地点から上り坂に。3コーナーに入って残り約1000mまでの約350mの間に2mほどの高低差を上ることになる。
上りが終わると下り坂に。3コーナーに入って残り約750mまでの約250mの間に1.6mの高低差を下る。そこからは、ゆるい傾斜で上り→下り→上り→下りとアップダウンがある。
直線に入るのは、軽いアップダウンの最初の下りの途中。直線残り約350mから平坦になり、あとはゴールまで平坦である。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。コースが横に長い形になっているため、カーブは少し急である。
直線距離は日本の競馬場で最長となる658.7m(新潟の直線1000m(直)戦を除く)。外回りコースの高低差は2.2m。
芝は開幕週でAコース使用になっている。野芝のみの状態で施行。金曜の段階でJRAから「第1回新潟競馬前にAコース部分の芝張替えを実施し、第1回新潟競馬終了後にBコース部分を中心として芝張替えを実施しました。芝の生育状況は概ね順調で全体的に良好な状態です」と発表があった。
今週の土曜は、午前の段階で晴れていたが、昼前に雨が降り出した。1Rにエンブロイダリーが2歳レコードとなる1分45秒5で圧勝していて、夏の開幕週らしく、芝のコンディションは良い。
天候は安定しなくて、午後の雨量は読みづらいところがある。なお、7時の時点のクッション値は「7.2」。
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フルゲートを割って15頭立て。12番枠のシルトホルンがハナに行くことになるか。他の勢力が先導することになる可能性も。後続のジョッキーは、開幕週の速い馬場を意識しつつ乗ることになる。
新開幸一厩舎(美浦)の4歳馬シルトホルンに◎を打った。
3歳時にはラジオNIKKEI賞でエルトンバローズを半馬身差の2着に駆け、4歳になって春に府中の芝1800mでメイSを3着、エプソムカップ(GIII)を3着と続けて好走した。
エプソムカップは好スタートから序盤は先頭で、セルバーグが抜いていって2番手に。締まったラップで、楽でない競馬の中での3着である。
その後は放牧に出され、美浦に戻ってからウッドコースを中心に熱心に乗り込んできた。1週前は67秒1-11秒0。今週は大きく追走して外から先着し、65秒5-11秒3をマークした。陣営は「好仕上がり。暑さには強い方」とコメントしている。
ヤネは前走に続いて2度目の騎乗となる吉田豊。新潟の1800mを走るのは初めてで、箱の大きい外回りコースへの対応が鍵になる。前進気勢が強いところがあって、吉田にはジワッと行かせて直線で脚を使う体力を残す騎乗をしてもらいたいところ。人気は手ごろだし、狙っていきたい。
矢作芳人厩舎(栗東)の5歳牝馬グランスラムアスクも気になる存在。
新潟の芝1800m(外)では3戦して1着、1着、1着と無敗。2勝クラス勝ちと3勝クラス勝ちは、かなり厳しいローテーションの中で決めたものだった。なお、3勝とも逃げ切りである。
前走のエプソムカップでは、控える形を取り、メンバー中で最速となる33秒7の上がりを使って8着(シルトホルンと0秒1差)に伸びた。レースを覚えてきた感があるのは心強い。
攻めは1週前に芝コースで62秒級-11秒台で追われ、今週は坂路で大きめ。陣営の話から力を出せる状態にありそうだ。
西村淳也はテン乗りになるが、冷静なジョッキーで、うまく誘導してくれそう。あまりに時計が速いとどうかだが、得意の舞台で不気味さがある。人気薄。
▲は西の5歳馬トゥデイイズザデイ。弾け切れないところがあっても地力は確かで、中間はコース中心で攻めを強化してきたし、追いの強い坂井瑠星で怖い。
△セレシオンと※アスコルティアーモは3勝クラスからの勝ち上がり。どちらも芝1800mに高い適性があり、オープンでも十分に通用する。
以下はフライイライクバード、クルゼイイロドスル、ガストリックなど。
昼の段階で、◎シルトホルンは単勝630円の4番人気、○グランスラムアスクは単勝1,100円の7番人気。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎12番シルトホルン
○10番グランスラムアスク
▲13番トゥデイイズザデイ
△7番セレシオン
※9番アスコルティアーモ
×2番フライイライクバード
×4番クルゼイイロドスル
×8番ガストリック
×3番スパイラルノヴァ
×6番ハーランズハーツ
【単勝】12番(10%)
【複勝】12番(60%)・10番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
12→7.9.13(×6)
12→4(×4)
12→2(×2)
12→10
10→全通り
10→7.9(×3)
10→13(×2)
10→4
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【3連複】(軸2頭ながし)
12.13→全通り(13点)
10.12→全通り(13点)
10.13→全通り(13点)
7.12→全通り(13点)
7.10→全通り(13点)
9.12→全通り(13点)
9.10→全通り(13点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
12.10→全通り(78点)
12.13→全通り(78点)
10.13→全通り(78点)
12.7→全通り(78点)
10.7→全通り(78点)
13.7→全通り(78点)
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札幌11R
STV賞 ◎は岡田一族で成長軌道に、○は素質上位の3歳馬
3勝クラスの戦いで、舞台は札幌の芝2000m。
右回り。4コーナー奥の引き込み線からの発走、コーナーは4つ。全体に円形に近いコース形態で、1~2コーナーも3~4コーナーも緩やかなカーブになっている。また、全周にわたって起伏は小さい。
スタートから1コーナーまでの距離は約380m。1~2コーナーを回り、向正面を走り切り、3~4コーナーを回り、直線を走り切ってゴールすることになる。
直線距離は266.1m(Aコース使用時)。コース全体の高低差は0.7m。なお、寒冷な気候への対策として、洋芝が使用されている。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。洋芝(ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラス)の混生で施行。金曜の段階で、JRAから「1週使用しましたが、大きな傷みもなく引き続き良好な状態です」と発表があった。
先週の芝は土曜も日曜も良馬場だった。クッション値は、土曜の朝が「7.4」で、日曜の朝が「7.3」。芝2000mの競馬は3鞍あった。
土曜の2勝クラスは、ナックイルシーヴが1分59秒6でV。中位馬群で脚をタメ、直線で外めから長く粘り強く伸びて差し切った。レースは1000m通過が59秒2と流れていて、上がりは12秒1-12秒5-12秒2の36秒8だった。ナックイルシーヴが使った上がりは35秒4。
日曜は3歳未勝利をファインラインが2分00秒3で、1勝クラスをナイトスラッガーが2分00秒1でV。同じ攻め方というわけではないが、どちらも控える形から早めに動くところがあって渋太く勝ち切った。
なお、日曜に行われた芝1800mの2歳新馬では、キングスコールが1分47秒8の2歳レコードを樹立した。道中は2番手の追走で、3コーナー前で外が動いてきて早めに先頭に立たされる厳しい競馬。しかし、直線で追われると、グッと離して3馬身差で快勝した。レースの1000m通過は61秒5で、上がり11秒7-11秒6-11秒5の34秒8。上がりの3つのラップは特筆ものである。
今週の土曜は、朝の段階で曇りで良馬場。何とか我慢してくれそうな予報ではあるが、雨が落ちることがあるかもしれない。なお、午前8時20分の時点のクッション値は「7.5」となっている。
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フルゲートを割って14頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが57キロ、最軽量が52キロで、5キロの上下差がある。
13番枠のコスモフロイデがハナを主張するが、ダッシュが速いわけではない。6番枠のインスタキングが行くことになるかも。仮に前半から中盤が平均ペースで落ち着いたとして、後半で好位勢、差し勢が踏み出すのは早くなりそうだ。
清水久詞厩舎(栗東)の4歳馬マイネルエンペラーに◎を打った。
生産牧場はビッグレッドファームで、馬主はサラブレッドクラブ・ラフィアン。ゴールドシップ×ロージズインメイという岡田一族らしい配合で、全姉にオークス馬ユーバーレーベン、兄に新潟記念勝ちのマイネルファンロンがいる。
5ヵ月ぶりの実戦だった函館の五稜郭Sで2着。馬群の中を進んで直線は捌きづらくなったが、外に出すとグイグイと伸びてしっかりと連対した。ゴールした時に余力が残っていた。
1週前は函館でやって、その後、札幌競馬場に移動。水曜にダートコースで追われ、大外を回って70秒級-12秒級をマークした。陣営は「使って状態が上がった」と話している。
トップハンデと言っても57キロなら問題なく、ヤネは引き続きガッツリ追ってくる横山武史。馬自身も札幌の2000mなら前回より流れに乗りやすくなる。
ただ、引いたのが最内の1番枠。人気の一角だけに他のジョッキーも進路を開けないようにする可能性があり、うまく捌けるかが最大のポイントになる。
かように課題はあるが、4歳馬で血統的にもこれから力をつけていきそうな素材。飛躍への期待を込めて中心に推すことにした。
鹿戸雄一厩舎(美浦)の3歳馬シュバルツクーゲルも注目される存在。
キズナ×モンズーンという重厚な配合で、母は独オークス2着馬。2歳時には新馬戦を快勝して、東京スポーツ杯2歳Sで2着に好走している。3歳の弥生賞は内にモタれての5着。皐月賞は除外になり、青葉賞は伸びを欠いて10着に終わった。
これまでは体がしっかりしておらず、直線で追われてかなり頭が高くなっていた。しかし今回、放牧に出して良くなったようで、函館競馬場に入ってからウッドコースで長めから本数を乗れている。
実が入ってきたと思われ、実戦で頭は下がってきそうだ。そして、アローワンスを考えると軽くないハンデといえ、54キロというのは数字的にはアドバンテージになる。ヤネはテン乗りで武豊。ここで結果を出すと、秋の重賞やGIが視界に入ってくる。
▲は西の4歳馬カネフラ(55キロ)。父はグランデッツァで、祖母がオークスとエリザベス女王杯を制したダンスパートナーになる。自分から行かないところがあるが、追われて長く脚を使ってきて、長欠を挟んでの1勝クラスと2勝クラスの連勝は強い競馬だった。
休養前の一戦は距離がマイルで、ヤネは甘さが目立つ小沢大仁。直線の立ち上がりで外に行きすぎてロスが大きかったが、速い時計の中を0秒2差(6着)に詰めた。
その後はリフレッシュ放牧を入れ、函館のウッドコースで入念に乗り込んできた。2度の除外があったが、きっちりと仕上がっている感じだ。藤岡佑介はテン乗りになるが、うまくエンジンをかけられると穴を開けるシーンがある。
△は西の4歳馬ホウオウスーペリア。五稜郭Sで外から5着に伸びていて、叩き2戦目、ハンデ56キロ、追える佐々木大輔で怖い。なお、岡田一族(岡田スタッド)の生産馬になる。
※は五稜郭S3着のニューノーマル(54キロ)で、以下はスミ、フェアエールング、ルージュアルル、ショウナンアデイブなど。ハンデ戦ということもあるが、全14頭に注意を払う必要がある。
昼の段階で、◎マイネルエンペラーは単勝440円の1番人気、○シュバルツクーゲルも単勝オッズは440円。入線順が狂ったり、伏兵馬が絡む可能性は十分にある。連勝式は高配当馬券になるのを待つ形で、手を広げて買っていくことにした。
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◎1番マイネルエンペラー
○8番シュバルツクーゲル
▲4番カネフラ
△9番ホウオウスーペリア
※12番ニューノーマル
×14番スミ
×5番フェアエールング
×2番ルージュアルル
×7番ショウナンアデイブ
×11番アスクドゥポルテ
×13番コスモフロイデ
×10番バールデュヴァン
【単勝】1番(10%)
【複勝】1番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
1→全通り
1→7.8(×8)
1→9.14(×4)
1→5.6(×2)
1→4.11.12
8→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
1→全通り(78点)
【3連複】(軸2頭ながし)
1.8→全通り(12点)
1.8→7(×9)(9点)
1.8→9.14(×6)(12点)
1.8→4.5.6.12(×2)(8点)
1.7→全通り(12点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
1.8→全通り(72点)
1.8→7(×7)(42点)
1.8→9(×4)(24点)
1.8→14(×3)(18点)
1.8→4.5.6.12(24点)
1.4→全通り(72点)
1.4→7(6点)
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新潟8R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1800m戦。ダートは金曜の夕方が稍重で、土曜の朝になって良に回復した。天候は怪しく、発走時刻の16時20分までに雨が降って馬場に影響を与えることになるのかは読めない状況になっている。
フルゲートの15頭立てで、アローワンスがあって斤量利を得られる3歳馬が10頭と多くなっている。実績的には3歳のソレイルビュレットが断然の存在。あっさり決めるかもしれないが、巨漢馬でいろいろと課題もある。他の勢力も問題点はあって、そんな中で複数の伏兵馬を狙うことにした。
◎ティンクは成長余力がある東の3歳牝馬。2歳の秋にはオープン特別で4着していて、3歳になって緒戦のフェアリーS(GIII)で0秒4差の8着と上々の走りを見せている。春の中山は3着、3着で、福島の前走は力み気味の走りになっての5着だった。
前走時は美浦のウッドコースで65秒8-11秒3の好時計が出ていたが、この中間も好ムード。最終追いではパクスオトマニカ(オープン)を追いかけて内に併せるメニューで、66秒5-11秒5で同入した。デキは良さそうだ。
今回は初ダートになるが、走法からは対応できそう。ヤネはテン乗りではあるもの、冷静に誘導する西村淳也である。斤量は引き続き53キロだし、左回りは府中で経験済み。穴を開けるシーンがあっても。
○ショーヘーフェイスは西の4歳馬。祖母が桜花賞4着のゴッドインチーフで、兄に地方で19勝したオヤコダカがいる。昨夏に現級で2着、4着と駆けていて、4着時は攻めが大きめで16キロ増での結果だった。
今回は1年ぶりの実戦。坂路中心に乗り込み、2週前の段階で51秒5が出ている。550キロ級の巨漢馬で、使って次がどうかはわからない。息が保つかが鍵になるが、素質の高さで緒戦から動いてくる可能性がある。ヤネは乗れる若手の団野大成。
▲バナマンテソーロは東の3歳馬。久々だった福島芝2000mの前走で、好位で立ち回って4着に駆けた。前走で馬体が減っていたが、攻めで順調に乗られて上積みはありそう。初勝利を挙げたのが新潟のダートだし、これも穴候補になる。ヤネは強くしっかりと追ってくる木幡巧也。
△は3歳オープンの青竜Sでクビ差の2着に差し込んだソレルビュレットで、※は中1週が鍵でも小倉の昇級戦で2着している3歳のジーベック。以下、ホルトバージ、ダノンピレネー、セブンマイスター、ハンデンカイザーなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
昼の段階で、◎ティンクは単勝1,820円の6番人気、○ショーヘーフェイスは単勝2,280円の7番人気、▲バナマンテソーロは単勝1,330円の3番人気。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎8番ティンク
○15番ショーヘーフェイス
▲13番バナマンテソーロ
△4番ソレイルビュレット
※7番ジーベック
×3番ホルトバージ
×5番ダノンピレネー
×1番セブンマイスター
×6番ハンデンカイザー
×2番ウィープディライト
×14番ポリクシニーズ
×10番ケイアイエルナト
【単勝】8番(10%)
【複勝】8番(50%)・15番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→4(×8)
8→7(×3)
15→全通り
15→4(×6)
15→7(×3)
13→全通り
13→4(×3)
13→7
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【3連複】(軸1頭ながし)
8→全通り(91点)
【3連複】(軸2頭ながし)
4.8→全通り(13点)
13.15→全通り(13点)
4.15→全通り(13点)
4.13→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
8.15→全通り(78点)
8.13→全通り(78点)
15.13→全通り(78点)
8.4→全通り(78点)
15.4→全通り(78点)
13.4→全通り(78点)
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:4
相手:8.13.15(×3)(18点)
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:7
相手:8.13.15(6点)
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札幌12R
3歳以上2勝クラス
2勝クラスのダ1000m戦。ダートは朝の時点で良になっている。天気に関しては、我慢してくれそうではあるが、怪しい空模様で雨が降る可能性がなくはない。
12頭立て。アローワンスがあって斤量利が得られる3歳馬が4頭いて、3歳馬への騎乗を含めて減量騎手(1キロ~3キロ)が4人となっている。
揉まれずに前で運びたいスピード馬がそろい、序盤のポジション争いは激しくなりそうだ。何かがポンと行って他があまり追いかけないというケースも考えられなくもないが、どんな形でもラップは速くなるだろう。
◎カンザシは東の5歳牝馬。現級で2着が3回、3着が2回と実績がある。函館の前走は転厩緒戦で18キロ増の馬体で、ダ1000mという条件は初。集中していない感じでスタートで遅れたが、直線は外からしっかりと伸びて3着に上がった。自身の上がりは走りやすい重馬場の中で34秒3だった。
今回は中2週になり、時計は函館のウッドコースで2本。最終追いでは札幌11Rに出走するインスタキングと併せて同入している。500キロ級の牝馬だが、反動もなく上向いている感じだ。
ヤネは新人の高杉吏麒。3キロ減が利き、53キロで走れるのは非常に大きい。テン乗りでも、最終追いで跨って感触はつかんでいるだろう。
起伏のある函館から平坦の札幌に替わって追い込めるかだが、コーナーが緩いので勢いはつけやすいはず。先行勢が苦しくなり、自身もスムーズなら上位争いに食い込んでくる。
○フーコサンライズは西の3歳牝馬で、祖母がファンタジーSを勝ったマルモセーラになる。函館ダ1000mで1勝クラスを勝ち、この条件での戦績は(2.1.1.0)となった。
詰めて使っていたので3週開け、函館のウッドコースで乗られてデキは良さそう。2勝クラスの流れは忙しそうだが、10番枠を引いてゴチャつかないで済みそうだし、うまく脚をタメつつ追走できれば。ヤネは引き続き追いの強い佐々木大輔。
▲は差す競馬ができるようになった5歳の牝馬マキアージュ(2キロ減騎手)で、△は短距離ダートで底が割れていない、スピードある3歳の牝馬ジョーローリット(1キロ減騎手)。以下はシュガーフロート、ステルナティーア、サイレンスゴールド、ポメラートなどで、切り捨てていい勢力はいない。
昼の段階で、◎カンザシは単勝580円の2番人気となっている。激戦になってレースが壊れる可能性がないとは言えない。連勝式は崩れて大きな配当になるのを待つ形で、手を広げて買っていくことにした。
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◎8番カンザシ
○10番フーコサンライズ
▲5番マキアージュ
△2番ジョーローリット
※12番シュガーフロート
×9番ステルナティーア
×6番サイレンスゴールド
×11番ポメラート
×7番スコーピオン
×3番マジックタッチ
【単勝】8番(10%)
【複勝】8番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→2(×8)
8→10(×6)
8→5.6(×3)
8→7(×2)
8→1.9.11
10→全通り
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
8→全通り(55点)
【3連複】(軸2頭ながし)
8.10→全通り(10点)
2.10→全通り(10点)
──────────────
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:8
相手:全通り(110点)
【3連単】(軸1頭ながし)
2着:8
相手:全通り(110点)
【3連単】(軸2頭マルチ)
8.10→全通り(60点)
8.2→全通り(60点)
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