11月23日・24日の予想コメントと的中結果
【11月23日・24日の予想コメントと的中結果】(超万馬券予想の的中結果、日曜重賞レース、土曜メインレース+後半レース)
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【超万馬券予想の的中結果】
■11月24日(日)
アプローズ賞
単 勝 490円(10%)
複 勝 180円(90%)
◎シゲルソロソロ1着(4人気)
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■11月23日(土)
シャングリラS
3連複 2万6,390円
カトレアS
単 勝 360円(10%)
複 勝 170円(90%)
◎ナチュラルライズ1着(2人気)
京都2歳S
複 勝 190円(80%)
◎クラウディアイ3着(4人気)
栂尾特別
複 勝 180円(90%)
◎ジーニアスバローズ3着(4人気)
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【日曜重賞レース】
ジャパンカップ
3連複 1万2,230円
馬 連 1,150円
ワイド 800円
ワイド 2,990円
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東京12R
ジャパンカップ(GI) ◎は成長してルメール&54キロ、○と▲は穴候補、△は最強馬で折り合えばV
東京の芝2400mで争われるGI競走。
左回り。正面直線からのスタート。300mほど走ってゴール板を通過し、1コーナーに入って、1コーナー途中から緩やかな下り坂になる。下りは向正面の半ばまで続くことになる。
向正面の残り約1300mの地点から、100m弱の間に高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150mから3コーナー途中の残り約900mまでは下り坂になっている。
下りが終わると緩い上り坂に転じ、4コーナーを回って直線に向かう。直線の残り460m~残り300mは高低差が約2mある急めの上り坂。上り切ってからは平坦だが、距離は300m残っている。直線距離は525.9m。コース全体の高低差は2.7m。
芝は連続開催の8週目で、Cコース使用2週目になっている。Aコースから6メートル外に内柵が設置されている。
野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「3コーナーから4コーナーおよび正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがあります」と発表があった。
土曜の芝は良馬場で、朝の段階のクッション値は「9.5」だった
1勝クラスではあるが、7Rに芝2400m戦が組まれていた。勝ったのはルメール騎乗のダノンホイットニー。11番枠からのスタートで出はひと息だったが、流れに乗せて中団の内めにつける。3~4コーナーはラチに近いところを走り、直線で外に動かすと長くしっかりと伸びて差し切った。
勝ち時計は2分24秒7。レースの1000m通過は61秒3、上がりは11秒7-11秒8-11秒9の35秒4で、ダノンホイットニーが使った上がりは34秒8だった。
11Rはリステッド競走のキャピタルS(芝1600m)で、ウォーターリヒトが1分32秒3で勝利した。ゲートの出はひと息で、うながして馬群に入れる。向正面で寄られて下がるシーンがあった。直線に向いて外に出し、グイグイと伸びて追い込み切った。
セッタレダストが飛ばして1000m通過は57秒6。レースの上がりは11秒8-11秒4-11秒5の34秒7で、ウォーターリヒトが使った上がりは33秒5だった。
直線は内が荒れて少し走りづらくなっているという印象。下級条件で内を通って勝ち切るケースがあったが、クラスが上がってレースが流れると外からの差しが決まっていた。三分~四分どころが最も伸びる感じだった。
日曜は晴れて良馬場で進行することが確実。含水率は土曜と同じで高めで、朝の段階のクッション値は「9.4」となっている。
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14頭立て。ホームの日本馬は11頭で、うち7頭がGI馬になる。海外からはフランス、アイルランド、ドイツから各1頭が参戦し、3頭はすべて国際GIを勝っている。
今年は確たる逃げ馬がいないのが特徴的。逃げる馬に関しても、道中の各馬の動きに関しても、想定しづらかったということが起こる可能性がある。
木村哲也厩舎(美浦)の3歳牝馬チェルヴィニアに◎を打った。
春にオークスで一冠目を奪取。スタートで少し外にヨレたが、馬群に入って脚をタメ、4コーナーで外に動かしていくと、直線で長くしっかりと伸びて差し切った。
秋はぶっつけで秋華賞に挑み、二冠目を手にした。体に実が入ったからか、ポンといいスタート切る。道中は中位で馬群の中。4コーナーで動きづらく、直線も捌くのに手こずって厳しい情勢だったが、進路ができるとグッと伸びて抜け出した。
ハービンジャー×キングカメハメハという配合で、母はオークス2着のチェッキーノ。スパッと切れる感じではないが、出ているラップは見た目以上に速く、そして、長く脚を使う。
秋華賞から中5週になり、短期放牧を挟んだ。美浦に戻ってからは、かなりハードに攻めている。10日(日)にはウッドコースで長いところから時計になり、8ハロンが111秒2、5ハロンは66秒2。13日(水)はウッドコースの併せ馬で先行して外から同入し、7ハロンが94秒8、5ハロンが65秒7、ラスト1ハロンが11秒7だった。
17日(日)には坂路で52秒9-12秒5を乗られる。20日(水)の最終追い切りは、ウッドコースで3頭併せの真ん中。抑えきれない手応えで同入し、時計は67秒9-11秒7だった。
大型牝馬でもともと少し緩く見せるところがあるのだが、今回はそう気にならず、トモがしっかりとついてきている感じだった。
それでも、この攻めだと「オーバーワークになっているかも…」と少し心配になる。陣営は1週前の段階で「まだ完成度は秋華賞と比べると劣る」と。しかし、今週は「一段階、上がってきた」とコメントしている。
「馬体を維持できている」とも話し、調教後の馬体重は前走比12キロ増の502キロだった。「ハードに攻めて体力を上げつつも、やりすぎていることはない」と、木村哲也師の仕上げを信じたい。
木村哲也師&ルメールのタッグは、昨年に圧倒的な走りで勝利したイクイノックスと同じ。重要になる展開面も、秋華賞の感じなら行き脚がつきそうだ。攻めがオーバーワークでなっていなければ、ではあるが。
それがなければルメールがペースを考えて適度なポジションで流れに乗せ、後半の追い出すタイミングも直線で走らせるコースも的確に選択するだろう。
馬自身は府中の芝2400mという舞台はピッタリ。アローワンスがあって54キロで走れるのも大きなアドバンテージになる。4歳以上の牡馬、それも一線級との戦いになるが、戴冠するシーンがあっていい。
相手の筆頭には、伏兵のドゥレッツァを置いた。尾関知人厩舎(美浦)の4歳馬。3歳時にルメールを背に菊花賞を制している。
菊花賞は大外17番枠からのスタートで、ルメールが意図したわけではない感じでハナへ。レースが進んで向正面に来ると、マクられて好位のインに収まる。タフな設定の菊花賞でこうなったら常識的にはアウトだが、ルメールがリズムを崩さないようにジッと我慢させ、直線で早めに抜けて3馬身半差で快勝した。とにかく強かった。
今回は8月のイギリス遠征以来の実戦。1週前にウッドコースで65秒9-11秒4で先着し、今週はウッドコースで単走で66秒6-11秒2で追われた。1週前はもうひとつという感じもあったが、今週はブレがなく、一歩が大きい推進力ある走りでグイグイと伸びていた。これでさらに良くなってきそうだ。
府中は2戦2勝。メンバー的に前で取って展開利を得られるかもしれない。ルメールはチェルヴィニアに乗るが、ビュイックなら何の心配もない。不気味な存在だ。
▲は高柳瑞樹厩舎(美浦)の5歳牝馬スターズオンアース。当舞台は3歳時にオークスを大外枠から快勝し、昨年のジャパンカップでは2着リバティアイランドと1馬身差の3着に駆けた。
今年は春の海外遠征以来で8ヵ月ぶりの実戦。美浦に戻ってからの調整は順調である。1週前には、川田将雅が跨ってウッドコースに入れ、65秒1-11秒3でパワフルに先着。今週はウッドコースで相手に合わせた形で内から同入し、それで65秒8-11秒7が出ている。
調教後の馬体重は510キロで、これは昨年の有馬記念(2着)よりも16キロ大きい数字になる。ボテッとしていることはないのだが、すっきりしているとは言えない。高柳師も「少し重いのかな」と話している。
それでも動き自体は良くて、師は「昨年よりも状態は上」と話している。その昨年は、右前脚の不安で天皇賞(秋)を回避するという経緯があった。
ヤネは桜花賞を勝った時に跨っていた川田将雅。今回も外枠(大外14番枠)を引いたが、馬は慣れているだろうし、特に問題はないだろう。右にモタれる面があり、そこは川田が意識してエスコートするはずだ。
あとは、当日に絞れているかと、長欠明けの分で最後のひと伸びが利くかが鍵になる。攻めで豪快に動いている点は見逃せず、上位に評価することにした。
△は友道康夫厩舎(栗東)の5歳馬ドウデュース。天皇賞(秋)はスローの中で行きたがるのをなだめ、直線も追い出しを待つ形だった。「秋に3戦することを考えているのだろう」、「最大目標は獲っていないジャパンカップなのかも」と、レース中に思えるような武豊の騎乗ぶりだった。
しかし、エンジンがかかると猛然と伸びて他を飲み込み、32秒5の上がりで勝ち切ってしまった。今さらでなんだが、ドウデュースのパワーと切れ味は凄まじいものがある。
そこから中3週。1週前に武豊が跨ってCWコースに入れ、65秒7-10秒9でパワフルに先着した。日曜に坂路で乗り、最終追いをポリトラックでやるのはいつものパターンである。
調教後の馬体重は前走比14キロ増の518キロ。長距離輸送があることを考えれば、大きすぎる数字ではないだろう。
気性、馬体、血統からはマイラー寄りだが、相当なスタミナを持っていて、昨年に有馬記念を勝った時も早めに動いて最後はユタカが少し緩めるぐらいだった。
今回も折り合いが鍵になるが、少しハミを噛むぐらいなら脚は使ってくるし、うまく息が入れば府中の2400mでもマクり気味に動いていく可能性がある。
イクイノックスを抑え、2分21秒9のレースレコードでダービーを勝った舞台。リズム良く走れば、あっさり決めるシーンまである。
※は天皇賞(秋)で馬群を縫う形で4着に伸びた西の5歳馬ジャスティンパレス。久々を叩いて攻めの動きが良くなり、距離延長はプラスになる。初コンビとなるクリスチャン・デムーロは、1週前に稽古で跨って感触をつかんだ。
以下は、シンエンペラー、ソールオリエンス、オーギュストロダン、ゴリアットなど。
午前の段階で、◎チェルヴィニアは単勝410円の2番人気、○ドゥレッツァは単勝1,760円の7番人気、▲スターズオンアースは単勝1,280円の5番人気、△ドウデュースは単勝230円の1番人気となっている。
置きにいくというか、確率を考えるならチェルヴィニア-ドウデュースの線で絞って攻めるのがいいだろう。ただ、やはりドゥレッツァとスターズオンアースが気になる。
この2頭が好走して大きな配当になることに期待し、連勝式は手を広げて買っていくことにした。
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◎9番チェルヴィニア
○10番ドゥレッツァ
▲14番スターズオンアース
△3番ドウデュース
※4番ジャスティンパレス
×7番シンエンペラー
×12番ソールオリエンス
×8番オーギュストロダン
×1番ゴリアット
×5番シュトルーヴェ
×13番ファンタスティックムーン
【単勝】9番(20%)
【複勝】9番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→3(×21)
9→4(×9)
9→14(×7)
9→1.8.10(×3)
9→7(×2)
9→2.12
10→全通り
14→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(78点)
【3連複】(軸2頭ながし)
9.14→全通り(12点)
3.9→全通り(×2)(24点)
4.9→全通り(12点)
10.14→全通り(12点)
3.10→全通り(12点)
3.14→全通り(×2)(24点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.10→全通り(72点)
9.10→3(×3)(18点)
9.10→4(×2)(12点)
9.14→全通り(72点)
9.14→3(×8)(48点)
9.14→4(×4)(24点)
9.14→1.7.8.10(24点)
9.3→全通り(72点)
【3連単】
3-9-10(×3)・3-9-14(×7)(10点)
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京都12R
京阪杯(GIII) 3連単の1番人気が万馬券、◎○▲はデキ良くスムーズなら好勝負
京都の芝1200m(内)で争われるGIII競走。
右回り。向正面からの発走、内回りコースを使用。スタートして100mと少し走ると京都名物の“坂越え”を迎える。なお、外回りコースよりも越える山は低い。
まず、約200mの間に3mほどの高低差を駆け上がる。3コーナー入り口から平坦に。200mほど平坦を走り、残り約750mから急な下り坂になる。4コーナーに入る残り約600mまでの約150mの間に約3mの高低差を駆け下りることになる。
急な下りは4コーナーの入りで終わり、そこからは緩い下り坂が続く。4コーナーを回り切り、直線に入って残り約300mからはごく軽い上り坂になっている。直線距離は323.4m(Cコース使用時)。内回りコースの高低差は3.1m。
芝は連続開催の8週目で、先週までのBコースからCコース使用に替わっている。Aコースから直線部7メートル、曲線部6メートル外に内柵が設置されている。
野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「柵の移動に伴い、正面直線以外の傷みはカバーされ概ね良好な状態です」と発表があった。
土曜の芝は良馬場で、朝の段階のクッション値は「11.3」だった。
12Rに2勝クラスの芝1200m(内)戦が組まれていて、アンクルクロスが1分08秒2で勝利した。好スタート切って、下げて中団でタメる競馬に。直線で追い出すと、外から鋭く伸びて抜け出した。勝ち時計は1分08秒2。レースの前半3ハロンは34秒3、上がりは11秒1-11秒3-11秒5の33秒9で、アンクルクロスが使った上がりは33秒0だった。
11Rは2歳重賞の京都2歳S(芝2000m(内))で、1番人気のエリキングが2分00秒9で戴冠した。好位の後ろの外を進み、直線で外からグッと伸びて抜け切った。レースの1000m通過は61秒9で、上がりは11秒6-11秒5-11秒4の34秒5。エリキングが使った上がりは34秒2だった。
Cコースに替わって初日だったが、やはり内は荒れた状態。ジョッキーたちは直線で内を避ける傾向にあり、外を伸ばして好走するケースが多かった。ただ、荒れていると言っても、ラップや勝ち時計はそれなりに速い数字が出ていた。
日曜は朝から怪しい空模様。雨は我慢してくれそうな予報ではあるが、安心はできない。なお、朝の段階のクッション値は「11.4」となっている。
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フルゲートの18頭立て。開催8週目で内が荒れ、しかし時計は出るという難しい馬場になっている。
勢いや実績からはビッグシーザーとウインカーネリアンが上位だが、それぞれ3番枠、1番枠と楽でない内を引いた。それでも立ち回り次第で好勝負になるだろう。レース自体、「やってみないとわからない」という部分が大きい。
午前11時の段階の1番人気のオッズを見ると、単勝が620円、馬連が1,380円、3連複が3,150円、3連単が1万2,370円…。普通ではない数字だが、それで当然とも言える。
音無秀孝厩舎(栗東)の4歳牝馬モズメイメイに◎を打った。
3歳時にはロケットスタートから葵Sを逃げ切って重賞制覇。その後は結果が出ず、4歳になって無理せず脚をタメることを覚え込ませるようになった。
4走前から国分恭介が乗って3着、1着、3着、10着。10着だったスプリンターズSは、GIで上積みもなかったようなので致し方ない敗戦だろう。その他の3戦はアイビスサマーダッシュの勝利を含め、すべて馬券に絡んでいることになる。
ただ、そもそもレベルが低くて安心して見ていられない国分恭介。上位に持ってきた3戦も、うまく誘導していたわけではない。「国分恭がうまく乗れなかったのに好走した」と、モズメイメイを褒めることもできる。
中間は放牧に出してリフレッシュ。栗東に戻ってから音無流で力の要る坂路でしっかりと乗り込んできた。1週前は50秒6-36秒9-12秒5、今週は51秒6-37秒1-12秒7。舌を出して少し一生懸命に走りすぎるところはあるが、このやる気こそがリフレッシュ効果だろう。馬体もできているし、いいデキで臨めそうだ。
ヤネが心配でも◎としたのは、外の14番枠を引いたからである。内に複数頭、外に複数頭、積極的に出ていくタイプがいて、ゲートを出て早めに内に寄せ、折り合いに注意して脚をタメればいい。
しかし、時計がかかる馬場というわけではない。切れ味を残せたとして、外に出しすぎたり、捌くのに少し手間取ったりしたら、前をつかまえられなくなる。それを国分恭介ができるかどうか…。
不安な点はあるが、それは他もみな一緒。うまく立ち回って、2つ目の重賞タイトルを獲ることに期待したい。
吉村圭司厩舎(栗東)の5歳馬エイシンスポッターも注目される存在。
昨年の当レースは、トウシンマカオが2馬身差で快勝し、2着ルガル(のちにスプリンターズSをV)と半馬身差の3着だった。
京都はそれ以外で2戦して2勝。1勝は芝1200m(内)のオープン特別で、不良馬場の中をパワフルに伸びて差し切った。もう1つは芝1400m(外)のリステッド競走で、スローでレースのラスト2ハロンが10秒7-11秒0と速くなった中を強烈に切れて外から追い込み切っている(自身の上がりは32秒5)。
スプリンターズSは0秒5差の9着で、その後はここを目標に坂路でしっかりと乗り込んできた。いつも速い時計でバリバリとやるわけではなく、今週は52秒6-12秒3。動きはキビキビしていて、前向きさもあった。モズメイメイと同様に、フレッシュな状態で挑むことができそうだ。
ヤネは信頼を置きづらいところがあるホリー・ドイル。しかも、テン乗りになる。12番枠は理想的に近いところで、外に出しすぎないか、直線で捌けるかが鍵になるのは、モズメイメイ&国分恭介と同じだ。脚力は互角で、スムーズなら重賞初制覇を決めるシーンがある。
福永祐一厩舎(栗東)の5歳牝馬ドロップオブライトも狙いたくなる存在。
福永厩舎に転厩し、4戦目に中京のCBC賞で重賞制覇。1番枠からうながして好位につけ、直線で内から抜けて押し切った。54キロのハンデもあったが、完勝と言える内容だった。
今回は約3ヵ月ぶりの実戦。坂路でしっかりと乗られ、1週前に幸英明が跨って50秒5-35秒8-12秒0の好時計をマークした。ラストから2ハロン目は、何と11秒3である。今週は無理せず54秒6の時計で、それでも終いは12秒0で推進力ある伸びを見せていた。
福永師は調教師としての能力が明らかに高い。騎手としては自身を実績ほどは評価していなかった感じで、早めに転身したのにも納得がいく。
左回りが理想かもしれないが、右回りも問題なし。斤量が2キロ増えて56キロになるのは楽でなく、ただ、自身が苦にする数字ではない。
タイトな馬群に入れる競馬はあまりしてこなかったので、7番枠でゴチャついて気持ちが切れないかは少し心配である。荒れた馬場は得意な部類だ。
幸英明は前走も含めて3度目の騎乗。モズメイメイ、エイシンスポッターと同じで、スムーズに運ぶことができれば争覇圏に食い込んでくる。
△は折り合いがポイントで、ひと脚タメられれば上位浮上が可能になるグランテスト。※は攻めで上昇ムードを見せ、腕の立つ西村淳也ならスピードを活かしつつ脚を残す騎乗ができていいチェイスザドリーム。
以下、カンチェンジュンガ、レッドヒルシューズ、アグリ、ビッグシーザー、ウインカーネリアン、プルパレイなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
午前の段階で、◎モズメイメイは単勝730円の3番人気、○エイシンスポッターは単勝630円の2番人気、▲ドロップオブライトは単勝790円の4番人気となっている。
上にも書いたように、3連単の1番人気が万馬券という混とんとしたスプリント重賞。連勝式は◎○▲の3騎を中心に手広く買っていきたい。
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◎14番モズメイメイ
○12番エイシンスポッター
▲7番ドロップオブライト
△10番グランテスト
※15番チェイスザドリーム
×11番カンチェンジュンガ
×17番レッドヒルシューズ
×6番アグリ
×3番ビッグシーザー
×1番ウインカーネリアン
×4番プルパレイ
×8番サブライムアンセム
×13番テイエムスパーダ
【単勝】14番(40%)・12番(30%)・7番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
14→全通り
12→全通り
7→全通り
【馬連&ワイド】(ボックス)
7.12.14(×3)
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【3連複】(軸2頭ながし)
12.14→全通り(16点)
12.14→3(×5)(5点)
12.14→1.11(×2)(4点)
12.14→6.7.10(3点)
7.14→全通り(16点)
7.14→3(×3)(3点)
7.14→1.6.10.11(4点)
7.12→全通り(16点)
7.12→3(×4)(4点)
7.12→1.6.10.11(4点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
14.12→全通り(96点)
14.12→3(×5)(30点)
14.12→1.6.7.10.11(30点)
14.7→全通り(96点)
14.7→3(×2)(12点)
12.7→全通り(96点)
12.7→3(×3)(18点)
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【土曜メインレース+後半レース】
東京12R
3連単 2万6,560円
3連複 4,400円(×3)
ワイド 230円(×18)
ワイド 1,560円(×2)
複 勝 140円(80%)
◎アンリーロード3着(2人気)
○×◎でヒット
京都2歳S
3連単 3,470円
3連複 1,320円
ワイド 320円
ワイド 580円
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東京11R
キャピタルステークス(L) ◎は気性に課題もビュイック起用で、連勝式は高配当待ちで手広く
東京の芝1600mで争われるリステッド競走。
左回り。向正面の2コーナー出口からの発走、ワンターンのコース。スタートして300mほどは緩やかな下り坂。残り1300mを過ぎてから、100m弱の間に高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150mから3コーナー途中の残り約900mまでは下り坂になっている。
下りが終わると緩い上り坂に転じ、4コーナーを回って直線に向かう。直線の残り460m~残り300mは高低差が約2mある急めの上り坂。上り切ってからは平坦だが、距離は300m残っている。直線距離は525.9m。コース全体の高低差は2.7m。
芝は連続開催の8週目で、Cコース使用2週目になっている。Aコースから6メートル外に内柵が設置されている。
野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「3コーナーから4コーナーおよび正面直線の内柵沿いに軽微な傷みがあります」と発表があった。
先週の芝は土曜も日曜も良馬場。両日ともに含水率は高めで、朝の段階のクッション値は、土曜が「9.4」で日曜が「9.6」だった。
土曜に行われた2歳重賞の東京スポーツ杯2歳S(芝1800m)は、クロワデュノールが1分46秒8でV。3番手で抑えつつ脚をタメ、直線で早めに逃げたサトノシャイニングに並ぶと、長く叩き合って最後はしっかりと交わした。レースの1000m通過は60秒9で、上がりは11秒3-10秒9-11秒2の33秒4。クロワデュノールが使った上がりは33秒3だった。
日曜は好時計決着が相次いだ。2Rの2歳未勝利(芝1800m)は、ロートホルンが6馬身差で逃げ切って1分45秒9、3Rの2歳未勝利(芝1600m)はパワースナッチが好位の内から抜けて1分33秒5と、未勝利でこの数字である。
8Rの赤松賞(2歳1勝クラス(牝馬限定)、芝1600m)はマピュースが好位追走から直線で4頭分ほどの外から抜けて1分33秒9で勝利し、10Rの秋色S(3勝クラス、芝1600m)はレガトゥスが2番手から抜けて1分32秒2という速い時計で快勝した。
芝のレースは2日で13鞍。ラスト1ハロンのラップを見ると、12鞍までが11秒0~11秒7の間に収まっている(残る1鞍は12秒3)。
Cコース初週だったが、直線は内の二分どころまで芝が少し剥げた状態だった。ここを走って勝ち切るケースが複数あり、三分どころぐらいを伸ばして勝利するケースも複数あった。
今週の土曜は、晴れて良馬場見込み。含水率は高めで、朝の段階のクッション値は「9.5」となっている。
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フルゲートの18頭立て。実績馬がいて、上昇馬がいて、しかし、折り合いなど気性面に課題のある馬が多いという印象である。直線は横に広がっての見応えある追い比べになりそうだ。
木村哲也厩舎の4歳牝馬ウンブライルに◎を打った。
父はロードカナロア、母はラルケット(その父ファルブラヴ)で、全兄にマイルチャンピオンシップを勝ったステルヴィオがいるという良血馬である。真面目に走り切らないところがあるが、高い性能を備えていることは十分に見せてきた。
3歳時にはNHKマイルカップで大外から追い込んでアタマ差の2着(勝ち馬シャンパンカラー)。4歳の春には、阪神牝馬Sでマスクトディーヴァの2着に駆け、続くGIのヴィクトリアマイルでは0秒4差の6着に応戦している。
夏のクイーンS(札幌)は10着に終わったが、直線で内にモタれていて、右回りはあまり良くない感じだ。
その後は放牧に出して立て直し、美浦に戻ってからは追い日はウッドコース、日曜は坂路というのを基本に熱心に乗り込んできた。
2週前にはウッドコースでレガレイラと併せて66秒7-11秒1で同入。今週はウッドコースで3頭の併せ馬で、ウンブライルは最内、中にはチェルヴィニアがいた。67秒7-11秒7の時計で3頭で並んでゴールしている。
馬体重は増えているようだが、見た目にはしっかりして悪くないし、動きも力強い。万全とまではいかないかもしれないが、力を発揮できる仕上がりにありそうだ。
ヤネはイギリスのトップクラス、GIを多く勝っているウィリアム・ビュイック。外国人騎手にも乗れるジョッキーとあまり乗れないジョッキーがいるが、ビュイックは前者で、それも上級である。なお、JRAは通算46勝で、重賞を6勝している。
テン乗りで難しいウンブライルを御すのは簡単ではないだろう。が、これまで以上の力を引き出す可能性もある。馬自身は府中のマイルというのはベストの舞台だし、好勝負を期待したい。
相手の筆頭は、東の3歳馬トロヴァトーレ。前進気勢が強くて危ういところがあるが、1600mと1800mを使った前3走では高いパフォーマンスを演じている。
中間は放牧に出してひと息入れた形。入念に乗り込んで仕上がりは良さそうだ。大外の18番枠を引いて下手に出していくと引っ掛かりそうだが、その点は乗り慣れているルメールに任せるしかない。オープンに上がっても素質は上位で。
▲は西の5歳馬サンライズロナウド。気性が悪くて攻めで速いところを乗れないほどだが、相当な能力の持ち主である。実戦では力んで息を入れるのが難しく、それでも直線で脚を使ってくる。さらに、ゴールを過ぎてグッと先頭に出ることが多い。力むのがヒドくなければ勝ち負けまで。もう少し気性がまともになれば、GIでも戦える。
△は西の5歳馬マテンロウオリオン。ウンブライルと同じく、3歳時にNHKマイルカップ(勝ち馬ダノンスコーピオン)で2着(クビ差)に駆けている。その後は馬券に絡んでいないが、馬体を絞ったスワンSで0秒4差の7着に差し込んでいて、中間は攻めで好時計をマークしての気配がいい。
※は西の5歳馬アスクコンナモンダ。昨年の当レースで3着に駆けていて、前走のポートアイランドS(L)でオープン初勝利を決めた。スパッとは切れないが、底力があって確実に伸びてくる。
×の1番手は当舞台で1分31秒6の好時計勝ちがあるモズゴールドバレルで、以下、ウォーターリヒト、ロジリオン、レッドモンレーヴなど、警戒が必要な勢力は多い。
午前の段階で、◎ウンブライルは単勝880円の5番人気となっている。1番人気は○トロヴァトーレで単勝340円。
◎ウンブライルは手ごろな人気で、他に気になる伏兵馬が多くいる。ビッグな馬券になる可能性があって、連勝式は大きく手を広げて買っていきたい。
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◎13番ウンブライル
○18番トロヴァトーレ
▲7番サンライズロナウド
△3番マテンロウオリオン
※5番アスクコンナモンダ
×10番モズゴールドバレル
×9番ウォーターリヒト
×2番ロジリオン
×1番レッドモンレーヴ
×16番ラケマーダ
×17番エアロロノア
×14番ドナベティ
【単勝】13番(20%)
【複勝】13番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
13→18(×9)
13→2(×4)
13→1.7(×2)
13→5.9
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【3連複】(軸1頭ながし)
13→全通り(136点)
【3連複】(軸2頭ながし)
13.18→全通り(×2)(32点)
7.18→全通り(16点)
3.18→全通り(16点)
3.7→全通り(16点)
5.18→全通り(16点)
5.7→全通り(16点)
3.5→全通り(16点)
10.18→全通り(16点)
7.10→全通り(16点)
3.10→全通り(16点)
5.10→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
13.18→全通り(96点)
13.7→全通り(96点)
13.3→全通り(96点)
13.5→全通り(96点)
13.10→全通り(96点)
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京都11R
京都2歳ステークス(GIII) ◎は良血で持久力十分、○は成長度合い大きく
2歳馬が争うGIII競走で、舞台は京都の芝2000m(内)。
右回り。正面直線からの発走、内回りコースを使用。Cコース使用時は180mほど走ってゴール板を通過するが、そこまでは起伏が小さい。
ゴール地点~1コーナー、1~2コーナー、向正面に入ってしばらくはずっと平坦。そして、残り約1100mの地点に達すると、京都名物の“坂越え”を迎える。なお、外回りコースより越える山は低い。
まず、約200mの間に3mほどの高低差を駆け上がる。3コーナー入り口から平坦に。200mほど平坦を走り、残り約750mから急な下り坂になる。4コーナーに入る残り約600mまでの約150mの間に約3mの高低差を駆け下りることになる。
急な下りは4コーナーの入りで終わり、そこからは緩い下り坂が続く。4コーナーを回り切り、直線に入って残り約300mからはごく軽い上り坂になっている。直線距離は323.4m(Cコース使用時)。内回りコースの高低差は3.1m。
芝は連続開催の8週目で、先週までのBコースからCコース使用に替わっている。Aコースから直線部7メートル、曲線部6メートル外に内柵が設置されている。
野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「柵の移動に伴い、正面直線以外の傷みはカバーされ概ね良好な状態です」と発表があった。
先週は土曜も日曜もどんよりした空模様。土曜は6Rから10Rのころまで小雨が降り、日曜は降らずに済んだ。芝はすべて良馬場だったが、土曜の後半のレースは降雨の影響があったと感じられた。なお、朝の段階のクッション値は、土曜が「11秒0」で日曜が「10.5」だった。
まず、土曜…。水を含んだ後半レースになるが、11Rと12Rが芝2000m(内)戦だった。11RのアンドロメダS(L)は、デシエルトが3馬身差で逃げ切って勝ち時計が1分58秒6。2勝クラスの12Rは、ナムラフッカーが大外から追い込み切って2分01秒4で勝利した。
次に日曜の後半レース…。9Rは3勝クラスの芝2400m(外)戦で、ヴェローチェエラが外からマクり気味に進出し、早めに先頭に立って2分24秒5で快勝した。11Rのマイルチャンピオンシップ(芝1600m(外))は、ソウルラッシュが外めから力強く抜け出して1分32秒0で戴冠。12Rは2勝クラスの芝1600m(外)戦で、2番手を進んでいたワールズエンドが直線入り口で先頭に出て、直線でかなり外まで動かしてしっかりと押し切った(勝ち時計は1分33秒1)。
今週の土曜は曇りがちの天候。安心はできないが、雨は降らずに我慢してくれそうな感じである。なお、朝の段階のクッション値は「11.3」となっている。
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8頭立て。良血馬が複数頭、将来が楽しみな素質馬が複数頭いる。暮れのGIや来年のクラシックを占う意味で、見逃せない一戦になった。
池添学厩舎(栗東)のサラコスティに◎を打った。
エピファネイア×ディープインパクトという配合。母はサロニカで、祖母サロミナはサリオス(朝日杯フューチュリティS1着、皐月賞2着、ダービー2着)、サラキア(エリザベス女王杯2着、有馬記念2着)などの活躍馬を産んだ。
6月のデビュー戦はスタートでトモがしっかりと入らずに後手に回り、直線で伸びを見せたもののエリキングの2着に終わった。
2戦目は夏の中京(芝2000m)で、ハナを奪って軽快に逃げ、直線で楽な感じで後ろを離して9馬身差で圧勝した。時計の出やすい馬場ではあったが、2分00秒4(良)は上々の数字。上がりは11秒4-11秒0-11秒6の34秒0で、後半の1000mを57秒7で走ったことは強調できる。
その後は放牧に出され、今回3ヵ月ぶりの実戦。1週前にCWコースで大外を回って66秒3-11秒8をマークし、日曜に坂路で55秒7-12秒7、水曜に坂路で55秒7-12秒6を乗られている。ブレのない走りで推進力があり、きっちりと仕上がっている感じだ。
ヤネはクリスチャン・デムーロ。テン乗りになるが、2週前と1週前に稽古で跨っていて、感触はつかんでいるだろう。
ハナにこだわるわけではないが、メンバー的に行くことになる可能性が高い。陣営は「止まる感じがない」と持久力を評価していて、馬場の悪い中でも後ろに脚を使わせるイメージで乗ってきそうな感じがある。
直線は内を避けるかもしれず、そこはC・デムーロの判断になる。前走の走り、攻めの動き、血統…。強くなっていきそうな素材で、レースぶりに注目したい。
橋口慎介厩舎(栗東)のクラウディアイも期待される存在。
デビューは夏の中京(芝2000m)。スローの中で好位のインを進み、直線でラチ沿いを抜けて快勝した。勝ち時計が2分02秒6(良)と平凡なのはペースから当然で、レースの上がり2ハロンは11秒1-11秒1と速い数字だった。
男馬で416キロという馬体重だったが、跳びは大きめで、伸びやかで力強い走りが目を引いた。
勝ったあとは放牧に出して成長を待ち、初戦よりもハードに乗り込んでいる。3週前に坂路で52秒3を出し、2週前はCWコースで大外を回って楽に65秒4-11秒6、今週は坂路で53秒6-12秒5。体が大きくなって動きはパワフルで、明らかに成長している。輸送と落ち着き度合い次第だが、馬体重は10キロ増以上になりそうだ。
相手強化、初の右回り…。条件は楽でないが、“上がり幅”という意味合いでは同馬が最上位かもしれない。ヤネは抜群に乗れる西村淳也。人気の面からも狙い目がある。
▲は2戦2勝のエリキング。3代母が歴史的名馬ユーザフレンドリー(英オークス1着、愛オークス1着、凱旋門賞2着など)で、潜在能力は相当なモノがある。まだ一杯に造り込んでいない感じはあるが、それでも3連勝があっていい。中内田充正厩舎&川田将雅のゴールデンコンビ。
△は京都芝1800m(外)での新馬勝ちがソツがなくて着差以上の強さだったウォータークラーク。以下はテイクイットオール、ジョバンニ、スリーキングスの順番で、印が回っていないローレルオーブも脚は持っている。
午前の段階で、◎サラコスティは単勝320円の2番人気、○クラウディアイは単勝750円の4番人気となっている。連勝式は1番人気ではないこの2騎を中心に手広く買っていきたい。
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◎2番サラコスティ
○5番クラウディアイ
▲8番エリキング
△3番ウォータークラーク
※1番テイクイットオール
×4番ジョバンニ
×7番スリーキングス
【単勝】2番(10%)
【複勝】2番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
2→全通り
5→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
2→全通り(21点)
【3連複】(軸2頭ながし)
2.8→全通り(6点)
5.8→全通り(6点)
3.5→全通り(6点)
3.8→全通り(6点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
2.5→全通り(36点)
2.5→8(×12)(72点)
2.5→4(×3)(18点)
2.5→3.7(12点)
2.8→全通り(36点)
5.8→全通り(36点)
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東京12R
3歳以上2勝クラス
2勝クラスの芝1600m戦。
14頭立てになり、成長余力を残している3歳馬が5頭。あと、岡田一族絡みが4頭いる。
◎アンリーロードは西の4歳牝馬。3歳時にはマスクトディーヴァが日本レコードで勝ったローズS(阪神芝1800m(外))で4着に駆けている。
2勝クラスで勝ち切れていないが、中山芝1600mの前走では、直線で外に動かすロスのある競馬になりながら0秒1差の3着に差し込んだ。
中間は放牧に出してリフレッシュさせ、栗東に戻ってからは意欲的な調整ぶり。10月30日の段階でCWコースで65秒8が出ていて、今週は坂路で53秒4-12秒6を楽にマークした。先週に除外されて延びた影響が気になる点ではある。
府中は2勝目を挙げたコース。テン乗りにはなるが、ルメールならコンタクト重視でうまく力を引き出してくれるだろう。陣営は「体が大きくなって成長している」と。飛躍する可能性を秘めていて、好勝負を期待したい。
○ミラビリスマジックは東の3歳牝馬。母が桜花賞3着のソーマジックで、上にマジックキャッスル(秋華賞2着、ヴィクトリアマイル3着)、ソーヴァリアント(チャレンジカップ連覇)、ソーダズリング(京都牝馬S)など、活躍馬が並ぶ。
デビュー後に連勝し、チューリップ賞で6着(0秒6差)と上々の走り。半年ぶりだった2勝クラスの前走では、速い時計の中でしっかりと2着に伸びた。
これまでと比べて攻めの負荷が軽めなのがどうかだが、陣営は「前走以上の状態にある」と。ビュイックを起用してきたし、どんな走りを見せるか楽しみ。
▲は2歳時にオープン特別のクローバー賞を勝っていて、攻めで好時計を連発して立ち直ったムードがあるコスモディナー。△は地方在籍時にクロッカスS(L)で4着していて、中央入り緒戦はチグハグな競馬になっての4着だったエイムフォーエース。
以下、スマートスピア、ナヴォーナ、ホウオウシェリー、ハワイアンタイムなど、軽視できない勢力が多くいる。
午前の段階で、◎アンリーロードは単勝400円の2番人気となっている。1番人気は○ミラビリスマジックで単勝310円。
連勝式で3連複と3連単は◎と○の軸2頭にしないと配当が合わない。しかし、大きな馬券になる目を入れておきたいので、崩れ待ちで手広く買っていくことにした。
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◎10番アンリーロード
○12番ミラビリスマジック
▲14番コスモディナー
△3番エイムフォーエース
※13番スマートスピア
×2番ナヴォーナ
×9番ホウオウシェリー
×7番ハワイアンタイム
×6番コスモスプモーニ
×8番ジュドー
×5番ワザモノ
【単勝】10番(20%)
【複勝】10番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
10→12(×17)
10→9(×7)
10→2.3.13(×4)
10→5.14
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【3連複】(軸1頭ながし)
10→全通り(78点)
【3連複】(軸2頭ながし)
10.12→全通り(×2)(24点)
9.10→全通り(12点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.12→全通り(72点)
10.14→全通り(72点)
10.3→全通り(72点)
10.13→全通り(72点)
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京都12R
3歳以上2勝クラス
2勝クラスの芝1200m(内)戦。エンプレスペイ(3番)が出走取消になっている。
今週からCコースに替わるといえ、特に直線は内が荒れた状態。芝の状況は1つのレースを消化するごとに変化することになる。
ジョッキーたちがどう動かすかなど、展開を読むのは難しい。というか、「やってみないとわからない」というのが正解である。
◎メイショウミリオレは西の3歳牝馬。今年の春に福島の芝1200mで未勝利を快勝し、続いて京都芝1200m(内)で3歳1勝クラスを勝った。どちらも高杉吏麒が騎乗し、3歳1勝クラス勝ちは内を割って伸びたものだった。
2勝クラス緒戦は0秒3差の6着、2戦目の中京戦は大外16番枠でゲートでアオり、直線で伸びを出せなかった。
中間は立て直しを図り、CWコースと坂路で熱心に乗り込んできた。1週前と今週はオープンのモズゴールドバレルと併せて同入している。
今回は勝っている京都。引き続き高杉で、2キロ減が利いて53キロになる。ただ、乗り慣れているといっても、甘さがあって信頼は置けない高杉。難しい馬場で難しい競馬になり、うまく立ち回って力を引き出せるかが鍵になる。
馬自身、2勝クラスで通用する脚力を持っているのは確か。人気面で妙味もあるので狙っていきたい。
○アンビバレントは西の4歳馬。現級で3着した実績があり、4走前の7着(0秒4差)は直線で詰まらなければ2着に上がっていただろう。13着だった札幌の前走も、直線で捌けずに満足に追えなかった。
中間はメイショウミリオレと同様に放牧に出して立て直し、栗東に戻ってからCWコースと坂路でしっかりと乗り込んできた。2週前と1週前に格上馬と併せ馬を行い、日曜、水曜と坂路で楽に動いている。仕上がりは良さそうだ。
ヤネは2度の騎乗歴がある池添謙一。無駄に外に出すケースが多いジョッキーだが、馬場を考えるとそれがハマる可能性がある。12番枠というのは悪くない。
岡田一族のノルマンディーサラブレッドレーシングの所有馬。かなりの人気薄で、激走がないか。
▲バンドシェルはゲートの出に課題があるが、前走では32秒9の上がりで2着に追い込んでいる。クリスチャン・デムーロ起用で。△ワンダーキサラはスピード能力が高く、攻めで好時計をマークしている。14番枠から内を見つつ、うまく立ち回れば。
※は前5走ですべて掲示板に載っている岡田一族の生産馬・所有馬イグニションで、以下、タイキヴァンクール、コーティアスマナー、トリップトゥムーン、スマートルシーダなど、侮れない勢力が多くいる。
午前の段階で、◎メイショウミリオレは単勝1,220円の6番人気、○アンビバレントは単勝3,480円の11番人気となっている。
ハマると大きな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎9番メイショウミリオレ
○12番アンビバレント
▲15番バンドシェル
△14番ワンダーキサラ
※11番イグニション
×13番タイキヴァンクール
×4番コーティアスマナー
×16番トリップトゥムーン
×5番スマートルシーダ
×8番アンクルクロス
×7番ヴィアドロローサ
×6番インプロバイザー
×1番カリーシ
【単勝】9番(10%)・12番(10%)
【複勝】9番(50%)・12番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→15(×6)
9→4.13(×3)
9→1.8.14
12→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(91点)
12→全通り(91点)
【3連複】(軸2頭ながし)
9.15→全通り(×2)(26点)
9.14→全通り(13点)
4.9→全通り(13点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.12→全通り(78点)
9.15→4(×4)(24点)
9.15→13(×3)(18点)
9.15→1.8.14(18点)
12.15→全通り(78点)
9.14→全通り(78点)
12.14→全通り(78点)
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