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11月5日・6日の予想コメントと的中結果

【11月5日・6日の予想コメントと的中結果】(日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)

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【日曜メインレース】

東京11R
アルゼンチン共和国杯(GII) 【推奨度:C】 ハンデ戦で混とん、伏兵馬3騎を狙う

東京の芝2500mで争われるGII競走。

左回り。正面直線の4コーナー寄りからのスタート。最初の100mほどは上り坂になっている。そこからは平坦で、1コーナー途中から緩やかな下り坂に。下りは向正面の中ほど続く。残り約1300mの地点からは100m弱の間に高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150m~約900mまでは下り勾配になっている。

下り切ってからは緩い上り坂に転じる。直線に入って残り460m~300mは高低差が約2mある上り坂を上ることに。上り切ってからは平坦だが、距離は300m残っている。直線距離は525.9m。全体の高低差は2.7m。

芝は連続開催の5週目で、Bコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「コース全体の内柵沿いに軽い傷みがあります」と発表があった。

土曜の芝のレースを見ると、3勝クラスの芝1800m戦が1分45秒4(良)で決着。2番手を進んだエピファニーが抜け出して勝利し、2着は逃げたノースザワールド、3着は内めから脚を使ったベジャールだった。レースの1000m通過は60秒1で、上がりは11秒0-11秒9-11秒5の33秒4だった。

JRAから発表があったように、内は傷みがある状態。傷みがあるというより、“芝が剥げている”と言う表現が適切だろう。ただ、馬場が固くなっているのか、直線で内を通っても伸びを出せるし、上がりも速くなる傾向にあった。

ただ、外めから差し込んでくるケースもあった。馬場の見た目ではなくて結果からは、土曜は内外の差はない感じだった。

日曜は晴れて良馬場見込み。レースを重ねて傾向は変わっていく可能性があり、推移には注意したい。ジョッキーの攻め方を見ておくべき。

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フルゲートの18頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが57.5キロ、最軽量が51キロで6.5キロの上下差がある。

1番枠にキングオブドラゴン、14番枠に初ブリンカー着のアフリカンゴールド…。どちらも陣営が積極的な競馬をすると明言していて、序盤に競り合う可能性がある。好位を進むのは、ブレークアップ、テーオーロイヤル、ボスジラ、ヒートオンビートあたりになりそうだ。

ペースは流動的で、どんな競馬になるかも流動的。タテに長い展開になるかもしれないし、走ってみないとわからない部分が大きい。

戸田博文厩舎(美浦)の6歳馬ラストドラフトに◎を打った。

キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制したノヴェリストの産駒で、母は桜花賞馬マルセリーナ、弟にこのレースに出走するヒートオンビート。デビュー2戦目に京成杯を勝ち、4歳だった20年に当レースを56キロのハンデで2着している。

6歳になって春の目黒記念は5着だったが、使っていって上がり目がない状態だったか。秋緒戦のオクトーバーSでは、58キロを背負いながら馬群を割って伸びて2着に食い込んでいる。

中2週と詰まった間隔でも、攻めでしっかりとやられている。今週は三浦皇成が跨ってウッドコースに入れ、66秒3-11秒8をマークした。走る意欲にあふれ、回転の速いフットワークで素晴らしい伸びを見せた。デキは相当にいいとみて間違いない。

ハンデは56キロ、前走からは2キロ減。2500mは少し長い感じではあるが、こなした実績がある。問題は三浦がうまくみちびけるかだ。

三浦は同馬とコンビを組んで(0.1.1.7)。そもそもが馬群に入ると引き気味になって捌けなくなるジョッキーだが、同馬に関してはさらにヒドく、詰まるケースが多いし、考えられないくらいに外に出して競馬を終わらせることもある。

1度や2度なら許されることもあるが、これだけうまく乗れない競馬を重ねて主戦から降ろされないのは非常にめずらしい。厩舎や馬主(社台ファーム)は、心優しいとかでなく、問題ありだろう。

「また捌けずに力を出し切れなかったか…」と悲しい思いをする可能性があるが、スペースができれば三浦とて伸ばしてはくる。馬自身のデキの良さは見逃すことはできないし、配当面で妙味もあるので狙っていきたい。

野中賢二厩舎(栗東)の6歳セン馬ダンディズムも穴で気になる存在。

春に今回と舞台が一緒の目黒記念に挑戦し、馬群を割る形で脚を使って0秒3差の7着で入線した。トモがハマるのが遅いので置かれるが、終いは確実に伸びてくる。

夏場は休ませ、栗東に戻ってから意欲的に攻められている。1週前にCWコースで長めからしっかりと追われて65秒9-11秒1。今週は坂路で素軽い走りを見せ、53秒5-11秒8を楽にマークした。目黒記念で減っていた馬体は戻っているようで、陣営は「春よりいいデキ」と話している。

ハンデは目黒記念と同じ54キロ。上がりが速くなる馬場でどうかというところはあるが、仕上がりの良さに賭けてみたい。

藤原英昭厩舎(栗東)の6歳馬カントルは3頭目の穴馬。

ダービー馬ワグネリアンの全弟でクラシックが期待されたが、骨折して棒に振ることになった。前走(3勝クラス)も1年1ヵ月という長いブランク明けだったが、速い馬場の中をしっかりと伸びて差し切っている。

その後は放牧に出され、栗東に戻ってからは坂路で乗り込んできた。コースで時計になるところを乗っていないのが少し気になるが、1週前にはダービー馬シャフリヤールと互角に動き、今週は終いにしっかりと追われて52秒6-37秒9-11秒6をマークしている。仕上がりは良さそうだ。

ヤネは前走に続いて岩田望来。2500mは少し長い印象があるが、中1週で走った府中の芝2400m戦(3勝クラス)でアイアンバローズとハナ差の2着に駆けたことがある。何より前走から3キロ減って54キロで走れるのは大きく、スムーズに折り合うと一発も。

△は3歳のキラーアビリティ。2歳GIのホープフルS勝ち馬で、春のダービーは終いに脚を使って6着だった。立て直して気配は良く、ハンデが55キロでヤネにクリスチャン・デムーロ。注目されて当然である。

※は追える坂井瑠星で持続する先行力が怖いキングオブドラゴン。以下はディアマンミノル、テーオーロイヤル、ブレークアップなど。

抜いてはいけない実力馬に印が付いていないが、単に印が回らなかっただけ。というか、切り捨てていい勢力はいないと感じる。

午前11時01分の段階で、◎ラストドラフトは単勝980円の4人気、○ダンディズムは同2,260円の10番人気、▲カントルは1,640円の7番人気。ハマると大きな馬券になるので、連勝式は手広く買っていきたい。

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◎11番ラストドラフト
○10番ダンディズム
▲8番カントル
△6番キラーアビリティ
※1番キングオブドラゴン
×9番ディアマンミノル
×5番テーオーロイヤル
×7番ブレークアップ
×13番レインカルナティオ
×17番ハーツイストワール

【単勝】11番(10%)
【複勝】11番(40%)・10番(30%)・8番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
10→全通り
8→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
10.11→全通り(16点)
8.11→全通り(16点)
8.10→全通り(16点)
6.11→全通り(16点)
6.10→全通り(16点)
6.8→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
11.10→全通り(96点)
11.8→全通り(96点)

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阪神11R
みやこステークス(GIII) 【推奨度:C】 広い世代の実力馬が集結、◎は鞍上込みでの期待

阪神のダ1800mで争われるGIII競走。

右回り。正面直線の4コーナー寄りからの発走。スタート地点は緩やかな下り勾配で、100mほど走って急坂を上ることになる。ゴール板の約100m前からは平坦。1~2コーナーを回り、向正面の残り1000mの地点まで平坦が続くことになる。そこからは緩めの下り坂になる。

3~4コーナーを回って直線に向かい、残り200mまでは下り坂。下り切ってから上りに転じ、約100mの間に高低差1.6mの急坂を上ることになる。上り切ってからの約100mは平坦。直線距離は352.7m。全体の高低差は1.6m。

クッション砂の砂厚は従来通りで9.0cm。土曜に組まれていた2勝クラスのダ1800m戦は、プロミスウォリアが早めの競馬で押し切り、勝ち時計は1分52秒5(良)だった。ラスト1ハロンは13秒4かかっていた。

3勝クラスのダ1200m戦は、カルネアサーダが2番手から抜け出してV。レースの前半3ハロンが34秒7、上がりが11秒8-12秒1-13秒0で、勝ち時計は1分11秒6(良)だった。

含水率は低く、パワーを要求される状態。「ダートのオープン馬にとって」と考えると、少しタフなぐらいの馬場か。

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フルゲートの16頭立て。1着馬にはチャンピオンズカップ(12月4日)の優先出走権が与えられる。

3歳世代から8歳世代まで、実力馬が集結。揉まれずに前で運びたいタイプが多くいて、レースは流れて引き締まったものになりそうだ。

上村洋行厩舎(栗東)の4歳馬ウィリアムバローズに◎を打った。

ダートでは(5.2.0.0)という戦歴。初のオープンだった春の卯月Sは後続に3馬身半の差をつける強さで、中山ダ1800mの良馬場を1分51秒6の好時計で走破した。秋緒戦のラジオ日本賞は2着に終わったが、陣営が「あくまで目標は次…」という仕上げの分があった。

その後は放牧に出され、栗東に戻ってからは意欲的な調整ぶり。2週前にCWコースで65秒5-11秒9、1週前にCWで65秒2-11秒7と長めから速い時計を出し、今週は坂路で52秒9-38秒9-12秒2を楽にマークした。走りは力強くて推進力があり、しっかりとデキを上げている。

パワフルな先行力で押すスタイルで、やはり問題は展開になる。5番枠に入り、4番枠にアイオライト、6番枠にメイショウフンジンと先行馬…。14番枠のサンライズホープも前に持っていくクチだ。10番枠のブリッツファングも流れに乗せていくだろう。

メイショウフンジンはダッシュは速くなく、途中から強引にハナに行かせたりする。巻き込まれてハイペースに乗っかることになりかねない。あと、ウィリアムバローズ自身がゲートでうるさいし、一完歩めが遅いことがあり、ここも鍵になる。

ヤネは横山武史。日本人離れした追いの強さが売りで、以前は強気な傾向にあった立ち回りも柔軟になってきた。21年にはGIを5勝。今年はGI勝ちがないが、GIIを3つ勝っている。難しい競馬になる可能性が低くない中、パートナーの力を引き出す誘導をしてもらいところだ。

差して脚を使える実力馬がいて、正直、そちらを上位に取るのが安全ではある。それでも、ウィリアムバローズの底を見せていない強さ、そして、叩いた上積み。あと、武史の腕に期待して中心に据えることにした。

相手の筆頭は、持続力ある末脚を持つ3歳のハピ。重賞で結果を出してきて、前走のシリウスSでは内を捌いて伸びて2着に上がった。その反動はないようだし、54キロの斤量利がある。

▲は3歳のタイセイドレフォン。レパードSではハピに先んじて2着していて、こちらも差して脚が使えて斤量が54キロである。久々でも乗り込みは十分で、ヤネは川田将雅。

△のハギノアレグリアスは、屈腱炎による長期休養から復帰し、太秦Sを力強く差し切って勝利した。目に見えない疲れがないかだが、攻めは積めているし、能力は通用する。

※のオメガパフュームは言うまでもなく実績最上位。東京大賞典を4連覇したというのは、ほとんどあり得ない偉業だ。斤量は59キロだが、この数字で平安SとアンタレスSを勝っている。仕上がりも進んだ。

×の1番手は攻めを強化してきたサクラアリュールで、以下はブリッツファング、クリンチャーなど。

午前11時22分の段階で、◎ウィリアムバローズは単勝580円の3番人気。全体のオッズを見て、例えば3連単の1番人気が4,920円と、思ったよりもついている。上位馬のボックスで買って配当を合わせることも可能だが、◎から少し手を広げて流していくことにした。

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◎5番ウィリアムバローズ
○8番ハピ
▲9番タイセイドレフォン
△12番ハギノアレグリアス
※3番オメガパフューム
×1番サクラアリュール
×10番ブリッツファング
×15番クリンチャー
×16番ヒストリーメイカー
×4番アイオライト

【単勝】5番(10%)
【複勝】5番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→3(×4)
5→8.9.12(×3)
5→1.2.4.15.16
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【3連複】(軸1頭ながし)
5→1.3.8.9.10.12.15(21点)
5→3.8.9.12(6点)
【3連複】
3-5-8(1点)
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【3連単】(軸1頭マルチ)
5→1.3.8.9.10.12(90点)
5→3.8.9.12(36点)
5→3.8(×2)(12点)

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【日曜後半レース】

福島12R
3連単  4万9,680円
3連複  1万3,550円
馬 連   1,600円(×2)
ワイド    650円(×2)
ワイド   2,100円
ワイド   2,720円
単 勝    450円(10%)
複 勝    220円(70%)
◎アスターディゴン1着(2人気)
◎▲でヒット

東京12R
馬 連 2,960円
ワイド 1,110円
ワイド 2,750円
単 勝  540円(10%)
複 勝  230円(40%)
◎ミスボニータ1着(3人気)

阪神12R
3連単  1,550円(×2)
3連複   370円(×4)
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馬 連  300円(20%)
ワイド  160円(80%)
◎ダノンティンパニー2着(1人気)
○◎△でヒット

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東京12R
3歳以上2勝クラス 【推奨度:C】 混戦、◎は素質とヤネに注目、○と▲は大穴候補

◎5番ミスボニータ
○14番ジッピーレーサー
▲2番マイトレジャーフジ
△10番アンセーニュ
※9番ジャングルキング
×11番ファロロジー
×12番ボルザコフスキー
×13番ニシノスーベニア
×7番カフェサンドリヨン
×3番スリートップキズナ

【単勝】5番(10%)
【複勝】5番(40%)・14番(20%)・2番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
14→全通り
2→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.14→全通り(12点)
2.5→全通り(12点)
2.14→全通り(12点)
5.10→全通り(12点)
10.14→全通り(12点)
2.10→全通り(12点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
5.14→全通り(72点)
5.2→全通り(72点)

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阪神12R
3歳以上2勝クラス 【推奨度:B】 ◎は前走が圧巻、○は素質が開花、◎-○の線が濃い

◎8番ダノンティンパニー
○4番ルージュスティリア
▲9番オーマイダーリン
△2番セルバーグ
※7番シューラヴァラ
×6番ジュンブルースカイ
×1番マテンロウエール
×5番リメンバーメモリー

【単勝】8番(70%)・4番(30%)
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【馬連】
4-8(20%)
【ワイド】
4-8(80%)
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.8→2.6(×4)(8点)
4.8→1.9(×3)(6点)
4.8→3.5.7(3点)
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【3連単】(フォーメーション)
1着:4.8
2着:4.8
3着:1.2.6.9(×2)(16点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:4.8
2着:4.8
3着:3.5.7(6点)

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福島11R
フルーツラインカップ 【推奨度:C】 ハイペース必至、差し勢にも不安が…、崩れ高配当待ち

◎12番ジゲン
○8番ワルツフォーラン
▲11番マーチリリー
△3番シゲルヒラトリ
※4番ショウゲッコウ
×2番ヤマトコウセイ
×13番ゴールドラグーン
×10番サウンドカナロア
×9番マラードザレコード
×5番ムジック

【単勝】12番(10%)
【複勝】12番(90%)
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【馬連&ワイド】(ボックス)
2.3.4.8.11.12.13
【馬連&ワイド】(ながし)
12→2.4.8.11(×2)
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【3連複】(ボックス)
2.3.4.8.11.12.13(35点)
【3連複】(ながし)
12→2.4.8.11(×2)(12点)
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【3連単】(軸1頭マルチ)
12→2.3.4.8.11.13(90点)
12→4.8.11(18点)
12→4.8(6点)

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福島12R
3歳以上1勝クラス 【推奨度:C】 混戦、◎は立て直して素質に期待、○と▲は穴候補

◎4番アスターディゴン
○14番フミバレンタイン
▲1番エナジーグラン
△16番フラッシュアーク
※3番テーオースパロー
×10番アリシアン
×6番マイネルチューダ
×15番ポメランチェ
×7番アルバリーニョ
×2番ブラックハート

【単勝】4番(10%)・14番(10%)・1番(10%)
【複勝】4番(70%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
14→全通り
1→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.14→全通り(14点)
1.4→全通り(14点)
1.14→全通り(14点)
4.16→全通り(14点)
14.16→全通り(14点)
1.16→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
4.14→全通り(84点)
4.1→全通り(84点)

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【土曜メインレース】

ファンタジーS
3連複  3万7,070円
馬 連 1万1,350円
ワイド   2,920円
ワイド   1,110円
複 勝    190円(80%)
◎ブトンドール2着(2人気)
×◎△でヒット

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東京11R
京王杯2歳ステークス(GII) 【推奨度:C】 みな完成前、思い切って伏兵馬をごそっと狙う

2歳馬が争うGII競走で、舞台は東京の芝1400m。

左回り。向正面からの発走。箱が大きく、ワンターンのコース。スタートして100mほどは緩やかな下り坂。そこから100m弱の間に高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150mから3コーナー途中の残り約900mまでは下り坂になっている。

下りが終わると緩い上り坂に転じ、4コーナーを回って直線に向かう。残り460mからは、160mの間に高低差が2mある坂を上ることになる。上り切ってからは平坦だが、距離は300m残っている。直線距離は525.9m。全体の高低差は2.7m。

芝は連続開催の5週目で、Bコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「コース全体の内柵沿いに軽い傷みがあります」と発表があった。

先週の芝は土曜も日曜も良馬場。古馬GIの天皇賞(秋)(芝2000m)は、パンサラッサが大逃げを打って沸かせた。1000mの通過は57秒4で、直線に向いて1600mの通過が1分32秒4。さすがに苦しくなって鈍り、外から伸びたイクイノックスが差し切って戴冠するという結末になった。勝ち時計は1分57秒5。イクイノックスがマークした上がりは32秒7だった。

レースのラスト2ハロンは12秒4-12秒7。パンサラッサは2着に残り、内を捌いて伸びたダノンベルーガが3着に入っている。

芝1400mの新馬戦(牝馬限定)は、ラスト2ハロンが11秒1-10秒9だった。1000mが63秒0という超スローの流れだったといえ、これは速い数字である。

Bコース1週目だったが、決め手のある馬が外から差すケースが見られた。内が伸びなかったわけではなく、内を通った勢力が上位を占める決着もあった。

今週はBコース2週目。内の荒れ方は進んでいくだろうし、そうなればジョッキーの意識も変わっていく。どんな動きが出るのか、推移を見守りたい。

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2歳馬同士の戦い。フルゲートの18頭で、牝馬が8頭いる。阪神11RのファンタジーSとダブル登録だった牝馬が5頭いたが、すべて府中で牡馬にぶつける選択を取った。

みな若さが残る段階で、18頭で争うというのは状況的には大変。芝は内が荒れ始めていて、展開も読みづらくなっている。人気を集めているロンドンプラン、ヤクシマ、ペースセッティングの3頭は、確かな力があるが、配当面で妙味は薄い。そこで、思い切って複数頭の伏兵馬を狙うことにした。

斎藤誠厩舎(美浦)の牝馬ミスヨコハマに◎を打った。

6月に函館でデビューし、北海道シリーズを4戦。函館2歳Sは中1週続きでスムーズさを欠くところがあっての5着で、すずらん賞では馬場の悪い内を通りながら3着に健闘した。

その後は放牧に出され、美浦に戻ってから熱心に乗り込んできた。10月16日にはウッドコースで長めから時計を出し、坂路にも入れて調整されている。最終追いは、外に古馬オープンのフルデプスリーダー、内に古馬2勝クラスのロードカテドラルを置いての3頭併せ。直線は楽な感じでグッと脚を使い、力のある古馬2頭を煽る動きを見せて先着を果たした。

当日輸送は初めてになり、府中も初で1400mも初。折り合いがつくかは重要で、あと、乗れるジョッキーではない斎藤新(斎藤誠師の息子)が5番枠からうまく操って捌けるかが鍵になる。高い能力を秘めていそうで、何か不気味…。人気はないし、一発がないか賭けてみる。

2頭目の穴馬はノーブルラン。6月のデビュー時は体に芯が入っていない感じだったが、その後に放牧に出して成長をうながし、9月の新潟戦では“自信あり”の外攻めで力強く抜け出して初勝利を飾った。

中間は放牧を挟んでの調整。◎と同様に攻めの動きが目立っていて、尾形和幸師(美浦)は「さらに良くなった」と話している。重賞でメンバーは一気に強くなるが、厩舎の期待に乗っかってみたい。

3頭目の穴馬はブーケファロス。2走前に新潟のダリア賞で0秒1差の3着に駆け、続くGIIIのサウジアラビアロイヤルカップは力んだ走りになって6着に終わった。

中間は坂路(美浦)で動いて気配は良好。折り合い面から1400mはプラスだし、リングハミに換えることでスムーズな走りになる可能性がある。ハマるシーンがあっても。

△サイモンオリーブは大幅に攻めを強化して怖さがあり、※マーブルマカロンは2戦目で初芝、初の1400mでもスピードは侮れない。

人気のロンドンプラン、ヤクシマ、ペースセッティングは、気性面で成長余地があり、多頭数の競馬への対応がポイントになる。素質、脚力は上位。

他にも気になる勢力がいる。印は多く打ったが、それでも回り切らなかった。

午前10時27分の段階で、◎ミスヨコハマは単勝3,510円の9番人気、○ノーブルランは同3,450円の8番人気、▲ブーケファロスは3,240円の7番人気。さらに△サイモンオリーブは8,480円の15番人気、※マーブルマカロンは5,640円の13番人気となっている。

やりすぎだろうという予想だが、それぞれがいいところを持っていて、穴を開けてくれることを期待したい。相当に大きな馬券になる可能性があり、連勝式は手広く買っていく。

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◎5番ミスヨコハマ
○15番ノーブルラン
▲12番ブーケファロス
△3番サイモンオリーブ
※6番マーブルマカロン
×14番ヤクシマ
×4番ペースセッティング
×18番ロンドンプラン
×9番エナジーチャイム
×16番スピードオブライト
×2番アンタノバラード

【複勝】5番(30%)・15番(30%)・12番(30%)・3番(10%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
15→全通り
12→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
5.15→全通り(16点)
5.12→全通り(16点)
12.15→全通り(16点)
3.5→全通り(16点)
3.15→全通り(16点)
3.12→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
5.15→全通り(96点)
5.12→全通り(96点)

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阪神11R
ファンタジーステークス(GIII) 【推奨度:C】 ◎は粗削りも好素材、○は攻めを強化して

2歳の牝馬が争うGIII競走で、舞台は阪神の芝1400m(内)。

右回り。向正面の2コーナー出口の奥、引き込み線からのスタート。内回りコースを使用。3コーナーまでの距離は443mとなっている。向正面の中ほどからは緩い下り勾配になっていて、3コーナー途中の残り約800mの地点から下りの傾斜が少しきつくなる。下りは4コーナーを回って直線半ばまで600m以上も続くことになる。

直線残り約200mからは一転して上り坂に。約120mの間に高低差1.8m(勾配1.5%)の急な坂を上る。上り切ってからの100m弱は平坦。直線距離は356.5m(Aコース使用時)。全体の高低差は1.9m。

芝は連続開催の5週目で、Aコース使用5週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「内回り3コーナー入口から4コーナー、外回り4コーナーから正面直線にかけてコース内側に軽微な傷みがありますが、全体的に良好な状態です」と発表があった。

先週は土曜も日曜も良馬場。古馬GIIのスワンS(芝1400m(内))は、好位で脚をタメていたダイアトニックが直線で少し外から一気に抜け出して勝負を決めた。勝ち時計は1分19秒8。レースの前半3ハロンは34秒1で、上がりは11秒3-11秒4-11秒9の34秒6だった。

2勝クラスの武田尾特別(芝1800m(外))はドーブネが逃げ切って勝利した。勝ち時計は1分46秒7。1000m通過は61秒6で、上がりは11秒5-10秒4-11秒0という速さだった。

荒れてタフという状態ではないが、高速馬場とまではいかない。内を通って好走するケースもあったが、中から外の方が伸びる感じだった。

今週はAコース使用5週目。先週と大きく変わらない傾向が出そうではあるが、レースを重ねれば馬場も変わっていくので、注意して見ていきたい。

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GIの阪神ジュベナイルフィリーズ(12月11日)につながる一戦。アロマデローサ、ブトンドール、バレリーナの3頭の牝馬に人気が集中している。

1番枠を引いたサツマノオンナがハナに行かせるか。クインズエルサ、バレリーナ、アロマデローサ、シルフィードレーヴは無理せず流れに乗るような形に。内回りの戦いで、ジョッキーの思惑次第で競馬の質は変わることになる。

池添学厩舎(栗東)のブトンドールに◎を打った。

7月2日に函館で新馬戦を勝ち、中1週でGIIIの函館2歳Sに挑んで連勝を決めた。函館2歳Sは、12番枠から好スタートを切り、下げて道中は中団の外。力んで走るところがあり、4コーナーから外を動かしていく雑な競馬になった。それでも渋太く脚を使い、逃げバテになったクリダームを交わして戴冠した。

その後は放牧に出され、牧場でしっかり乗り込んだとのこと。栗東に戻ってからも意欲的で、1週前にCWコースで終いに追われて68秒2-52秒5-10秒9をマークしている。今週は坂路に入れ、一杯にやられたわけでなく53秒2-37秒7-11秒5。開門直後の走りやすい馬場ではあったが、ラストの11秒5はその日の最速だった。

ヤネは引き続き鮫島克駿。前走でうまく乗れなかったし、距離が1400mになるので折り合いに注意して丁寧に運んでもらいたいところだ。さらに言えば、急坂のあるコースは初めてで、当日輸送も初になる。それらを克服するだけの素質を持っているのは間違いなく、意欲的な攻め馬込みで中心に期待したい。

相手の筆頭はクインズエルサ。ききょうS(中京)は3戦目ということもあって坂路で大きめをじっくり乗るという調整で、それでもレコード決着の2着と結果を出した。

今回は間隔を開け、攻めを強化してきた。1週前にはしっかりと追われて51秒4-36秒6-11秒7。ラスト1ハロンは速いし、その前も11秒9である。今週は終いに気合を乗せ、楽な感じでラストを12秒0で上がってきた。前走以上のデキで臨めるだろう。

初の阪神にも対応できて良く、ヤネは乗れる若手の団野大成。馬場は内が少し荒れているが、団野がそれを考えて3番枠からうまく誘導しそうだ。

▲は1番人気になっているアロマデローサ。ききょうSをレコード勝ちし、2戦2勝で負けがない。2戦ともに2着がクインズエルサだった。

1週前のCWコースでの追い切りは同厩のブトンドールに遅れたが、坂路の最終追いでは52秒8-38秒1-11秒9で気持ち良くスイスイと登坂していた。

少し追い足りない感じではあるので、その点がどうかだ。センスの良さから初の阪神にも対応できるはず。

△は攻めで動いて非凡さを感じさせるレッドヒルシューズで、※は連闘で挑んだ小倉2歳Sで2着に駆けたバレリーナ。以下はリバーラ、シルフィードレーヴ、ミカッテヨンデイイなど。

午前10時46分の段階で、◎ブトンドールは単勝400円の2番人気、○クインズエルサは同1,100円の4番人気。◎-○の馬連本線は1,810円と、いいオッズになっている。

単複は◎の単勝&複勝と○の単勝で。連勝式は手広く買っていき、うまく崩れて大きめの配当になってくれると理想的。

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◎5番ブトンドール
○3番クインズエルサ
▲11番アロマデローサ
△6番レッドヒルシューズ
※10番バレリーナ
×8番リバーラ
×12番シルフィードレーヴ
×2番ミカッテヨンデイイ
×9番サラサハウプリティ
×4番トゥーテイルズ

【単勝】5番(10%)・3番(10%)
【複勝】5番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
5→2.3.4.6.8.9.10.11.12
3→2.4.5.6.8.9.10.11.12
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
3.5→2.4.6.8.9.10.11.12(8点)
5.11→2.3.4.6.8.9.10.12(8点)
5.6→2.3.4.8.9.10.11.12(8点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
5.3→11(×3)(18点)
5.3→2.4.6.8.9.10.12(42点)
5.11→2.4.6.8.9.10.12(42点)

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【土曜後半レース】

東京12R
3歳以上2勝クラス 【推奨度:C】 ◎は良化して追えるマーカンド、○は素質上位で断然人気

◎10番アオイショー
○1番パラレルヴィジョン
▲7番サザンナイツ
△9番バニシングポイント
※6番マイネルクリソーラ
×8番シーニックウェイ
×4番ビートザウイングス
×5番トーセンメラニー
×2番タイセイコマンド

【単勝】10番(10%)
【複勝】10番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
10→1(×5)
10→2.4.5.6.7.8.9
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
1.10→6.9(×3)(6点)
1.10→8(×2)(2点)
1.10→2.4.5.7(4点)

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阪神12R
3歳以上1勝クラス 【推奨度:C】 ◎は50キロで粘り発揮を、○は◎を目標に差し切り狙う

◎12番ジューンレインボー
○11番トゥデイイズザデイ
▲4番バレエマスター
△3番レディーシス
※5番アンフィニドール
×9番バリコノユメ
×7番エバーシャドネー
×1番ミナモトフェイス

【単勝】12番(10%)
【複勝】12番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
12→11(×6)
12→1.3.4.5.7.9
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
11.12→7(×4)(4点)
11.12→3.4.5.9(×2)(8点)
11.12→1(1点)

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福島11R
河北新報杯 【推奨度:C】 混戦で展開面が鍵に…、◎は立て直して良化、○はB効果あり

◎4番レッドラパルマ
○5番ブルーカルセドニー
▲14番サラフィエル
△2番ラヴィータエベラ
※3番プリーチトヤーン
×6番ミッキーヌチバナ
×11番トーアシオン
×12番スクリーンプロセス
×8番サヴァビアン
×10番リュウグウハヤブサ

【単勝】4番(10%)・5番(10%)
【複勝】4番(50%)・5番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
5→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
4.5→全通り(13点)
4.14→全通り(13点)
5.14→全通り(13点)
2.4→全通り(13点)
2.5→全通り(13点)
2.14→全通り(13点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
4.5→全通り(78点)
4.14→全通り(78点)

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福島12R
3歳以上1勝クラス 【推奨度:C】 ハイペース必至、◎と○はタメつつスピードを活かせれば

◎11番アドマイヤラヴィ
○12番ナリタローゼ
▲4番メルヴィル
△6番グレイトミッション
※9番キタサンユーダイ
×7番トータルリコール
×8番ロードラスター
×13番モラトリアム
×16番ニシノリース
×14番グランチェイサー

【単勝】11番(10%)・12番(10%)
【複勝】11番(50%)・12番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
12→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
11.12→全通り(14点)
4.11→全通り(14点)
4.12→全通り(14点)
6.11→全通り(14点)
6.12→全通り(14点)
9.11→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
11.12→全通り(84点)
11.12→4(×2)(12点)

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騎手、調教師、馬主、エージェント、専門紙の記者などとのコネクション強化を図ります。有益な予想をお届けすべく、全力で取り組んでまいります。