2月17日・18日の予想コメントと的中結果
【2月17日・18日の予想コメントと的中結果】(超万馬券予想の的中結果、日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)
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【超万馬券予想の的中結果】
■2月18日(日)
大和S
3連単 10万7,340円
3連複 1万3,920円
馬 連 2,630円
複 勝 140円(90%)
◎タイセイブレイズ2着(1人気)
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■2月17日(土)
金蹄S
複 勝 150円(70%)
グリューヴルム2着(3人気)
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【日曜メインレース】
フェブラリーS
3連単 153万 500円
3連複 19万7,060円
馬 連 2万7,850円
ワイド 5,500円
ワイド 1万1,050円
単 勝 3,800円(10%)
複 勝 850円(50%)
◎ペプチドナイル1着(11人気)
◎××でヒット
小倉大賞典
3連複 2万2,740円
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東京11R
フェブラリーステークス(GI) ◎はマイルで型にハマると一発あり、○もデキ良く大穴候補
東京のダ1600mで争われるGI競走。
左回り。2コーナー奥の引き込み線からの発走。箱が大きく、ワンターンのコース。スタートして150mほど芝コースを走る。さらに緩やかな下り坂になっていて、スピードが出やすい。下りは向正面の残り約1200mの地点まで続き、そこから3コーナー途中にかけて小さめの山を上って下る。
下りが終わって、直線入り口までは平坦。直線に入ると、約300mの間に2.4mの高低差がある坂を上ることになる。上り切ってからの約200mは平坦。直線距離は501.6m。コース全体の高低差は2.5m。
クッション砂の砂厚は、従来通りで9.0cm。先週は凍結防止剤が散布されたが、今週は散布されていない。土曜の競馬を見ると、ダートはパサパサで少しタフな状態になっている。
日曜は良馬場見込みで、土曜と同じような状態と考えておいていいだろう。「少しタフ」とは書いたが、GIに出走するダートホースにとってすれば、普通に走れるぐらいの馬場であるかもしれない。
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中央のダートでの実績を見ると、GI勝ち馬はおらず(芝ではシャンパンカラーがNHKマイルカップ、ドゥラエレーデがホープフルSを制覇)、重賞勝ち馬は4頭となっている。
地方の交流重賞は、JpnI勝ち馬が4頭で、JpnII勝ちとJpnIII勝ちを含めると6頭が勝っている。
内枠からイグナイター(園田)、ミックファイア(大井)、スピーディキック(浦和)の3騎は地方からの参戦。シャンパンカラーとガイアフォースは初ダートになる。
ウシュバテソーロ、レモンポップという2頭の王者は海外遠征を選択。チャンスありと見て、いろいろな路線からGIに挑戦してきた。今年のフェブラリーSは、多彩なメンバーで、おもしろくもあり、難しい面もある一戦になった。
そんな状況だが、人気はオメガギネス、ウィルソンテソーロ、ドゥラエレーデの3騎に集中している。
大穴狙いで、武英智厩舎(栗東)の6歳馬ペプチドナイルに◎を打った。
5歳の夏、函館ダ1700mでの大沼S(L)→マリーンSの連勝が異様とも言える強い競馬。揉まれると脆いところがあってその後は安定して走れていないが、2走前のベテルギウスS(L)では、59キロを背負いながら馬群を割って伸びて差し切った。前走の東海Sは囲まれて力んだ走りになってしまい、伸びを欠いて6着に終わっている。
大きな休みを入れずに使ってきているが、中間も栗東の坂路でしっかりと乗り込んできた。4日(日)に55秒2-12秒2、7日(水)に55秒1-12秒5、10日(土)に52秒0-12秒3、14日(水)に55秒8-12秒6。10日が本追い切りのようなもので、前向きで力強い走りを見せていた。16日(金)にも大きめを乗っている。
マイルの距離を走るのは初めてになるが、前進気勢が強すぎるところがあるし、これまでのレースぶりから向かないはずがない。箱の大きい府中にも適性があり、ダ2100mで3勝クラスを勝った時が3馬身差の完勝だった。
ゴチャつくのは避けたいので内枠だとイヤだったが、中の9番枠。さらに10号馬より外を見ると、15番枠のドンフランキーが積極的に前に行き、他の6頭はタメる形で構えそうだ。“揉まれずに好位の外”という理想の形が叶いそうである。
ただ、ドンフランキーやドゥラエレーデ、イグナイターの出方次第でペースや内の隊列は変わってくる。藤岡佑介にはポジションを気にしすぎず、折り合いと脚を残すことを重視して乗ってもらいたいところだ。
藤岡佑に関しては、やる気とパワーがある馬だと抑え込めずに持っていかれることが多い印象があり、その点は心配である。GIの舞台でいろいろと噛み合わないといけない。それでも、すべてがうまくいった時に上位を争うだけの能力、脚力はあると感じる。昼の段階で単勝5,000円台の14番人気…。一発、狙ってみる。
浦和(藤原智行厩舎)から挑戦する5歳牝馬スピーディキックにも穴で期待してみたい。
4歳だった昨年もフェブラリーSに挑戦。中盤でモタつくところがあり、直線は御神本訓史が馬群に突っ込ませた。うまくは捌けず、軽いものを含めると3度も4度も詰まって手を緩めていた。それで結果は6着。スムーズだったら少なくとも3着には上がっていたと思われる。
あれから1年…。しばらく勝ち星から遠ざかることになったが、前走の東京シンデレラマイルでは、直線の立ち上がりで内からぶつけられて外に弾かれながら構わず抜けて勝利した。
そして、中間の稽古は実に意欲的。12日(月)の野田トレセンでの追い切りでは、やる気を前面に出してグイグイと伸びていた。輸送したあとのテンションは課題になるが、昨年よりも充実したデキで再チャレンジすることができそうだ。
ヤネは引き続き御神本。昨年のことがあるので、策を持って臨むだろう。外に出すのか、それでは厳しいとみて、昨年と同様に割りにかかるか…。どういう形になるにせよ、「今のデキならあるいは…」と思わせるところがある。昼の段階で単勝7,000円台の15番人気と、ペプチドナイルより人気がない。
▲オメガギネスはキャリア5戦で(3.2.0.0)の4歳馬。トモに課題があったことがウソのように本格化した。府中のマイルはおそらくベスト。先週、今週と攻めでかなり速い時計が出ていて、その疲れが出ていないようなら。ヤネはルメール。
△ドゥラエレーデはホープフルS勝ち馬で、芝とダートでのGI制覇を狙う。チャンピオンズカップの3着、東京大賞典の3着と中身の濃い走り。そして、坂路(栗東)の追い切りでは49秒1の猛時計を叩き出した。マイルも問題なく、先行力と粘り強さが脅威になる。ヤネはムルザバエフ。
※ウィルソンテソーロはチャンピオンズカップで追い込んで2着、東京大賞典で逃げて2着。確実に地力を強化し、GIを狙えるところまできた。条件クラスでのものといえ、府中のダ1600mは2戦2勝で、ともに楽勝。松山弘平はテン乗りになる。
×ミックファイアは無敗のままジャパンダートダービーを制し、南関東三冠馬となった。が、盛岡のダービーグランプリは輸送でカイバを食わなくなり、そんな状態で何とか勝利する。さすがにガタッときて、復帰戦で東京大賞典では大敗(8着)を喫した。
しかし、中間は大井本場で精力的に乗り込んでいる。7日(水)に外傷を負ったのは誤算だったが、14日(水)の追い切りを見る限りでは影響はなさそうだ。
前進気勢が強く、芝でも走れそうなフットワーク。府中のダ1600mに高い適性があるのは間違いない。輸送が鍵になるし、3番枠で揉まれた時にどうか…。今回は条件的に厳しいが、ポテンシャルは相当に高い。ヤネは騎乗歴がある矢野貴之。
以下でキングズソード、レッドルゼル、ガイアフォース、タガノビューティー、セキフウらにも注意を払いたい。
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◎9番ペプチドナイル
○12番スピーディキック
▲5番オメガギネス
△4番ドゥラエレーデ
※14番ウィルソンテソーロ
×3番ミックファイア
×11番キングズソード
×13番レッドルゼル
×7番ガイアフォース
×10番タガノビューティー
×8番セキフウ
×1番イグナイター
【単勝】9番(10%)・12番(10%)
【複勝】9番(50%)・12番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→5(×2)
9→4.14
12→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(105点)
9→4.5.14(×3)(9点)
12→全通り(105点)
12→4.5.14(3点)
【3連複】(軸2頭ながし)
5.9→全通り(14点)
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【3連単】(軸1頭マルチ)
9→全通り(630点)
9→4.5.14(18点)
【3連単】(軸1頭ながし)
3着:9
相手:4.5.14(×2)(12点)
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小倉11R
小倉大賞典(GIII) ◎は超人気薄で噛み合えば激走も、○は53キロでスムーズなら
小倉の芝1800mで争われるGIII競走。
右回り。正面直線からのスタート、コーナーは4つ。150mほど走ってゴール板に達し、そこから上り坂になる。上りは350mほど続き、3mという大きめの高低差がある。上り切ってから下りに転じ、向正面の中ほどまで300mの間に約2mの高低差を下る。そこからは平坦になる。
3コーナーに入って少し走ると緩めの下り坂に。4コーナー途中の残り400mから平坦になり、293mある直線は完全に平坦になっている。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。コース全体の高低差は3m。
芝は連続開催の6週目で、Cコース使用2週目になっている(Aコースから3m外に仮柵を設置)。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「向正面から3コーナー、4コーナーおよび正面直線の内側に傷みがあります」と発表があった。
開催が進んで芝は荒れた状態だが、ローラーをかけて対処はされている。土曜は良馬場で、速めの時計が出ていた。外めの方が伸びがいいが、競馬の質次第で内を攻めて好走することも可能になっていた。
日曜は晴れて良馬場で進行することが確実。朝の段階のクッション値は「9.6」で、含水率は高めになっている。なお、土曜の朝のクッション値は「9.2」。
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ディープモンスター(1番)が出走取消になって15頭立て。トップハンデは58.5キロ、最軽量は53キロで、5.5キロの上下差がある。
重賞勝ち馬は7頭で、GIで馬券に絡んだことがあるのはカテドラル(NHKマイルカップ3着)の1頭のみである。
大穴狙いで、手塚貴久厩舎(美浦)の9歳馬マイネルファンロン(56キロ)に◎を打った。
6歳だった21年の夏に新潟記念で大外一気を決めて重賞制覇。7歳の時にはタイトルホルダーがレコード勝ちしたの宝塚記念で5着(0秒9差)に健闘している。
そして、近況…。2走前の中日新聞杯は、道中で噛むところがあり、直線で外へ外へと動かしながら伸びを見せて7着(0秒5差)だった。9歳緒戦の中山金杯は、スタンド前でゴチャつき、1コーナーでゴチャつき、道中で少し力み、直線は少し前が壁になるシーン。まったくメチャクチャな競馬で、それで着差は0秒6(10着)だった。
中間はウッドコースと坂路を併用して意欲的な調整ぶり。11日(日)のウッドコースが本追い切りになり、ジョッキー騎乗といえ65秒2-12秒1の好時計をマークしている。いいデキにあるとみていいだろう。
ヤネは丸山元気。チグハグな誘導になるケースが多いジョッキーで、実際に前2走で同馬に乗って力を引き出してあげることができなかった。今回は3度目の騎乗。馬自身は9歳でも闘争心は十分で、それをうまく活かしてほしいところだ。昼の段階で単勝5,000円台の13番人気…。型にハマると激走も。
大久保龍志厩舎(栗東)の5歳牝馬ゴールドエクリプスも注目される存在。
昨年の夏に小倉記念で外を動くロスのある競馬で3着。次走で3勝クラスを勝ち、エリザベス女王杯の大敗(14着)は相手というより結果的に攻めを強くやりすぎたかもしれない。
立て直しを図り、2週前に栗東の坂路でラスト1ハロン11秒5、1週前はCWコースで66秒4-11秒4、今週は坂路で楽に53秒3-37秒9-12秒1。そう強くやっていないが、これでいいだろう。動きは力強いし、力を出せる仕上がりにありそうだ。
ヤネは角田大河。追いに関してもセンスに関しても不安のある若手だが、小倉記念で跨っていたので、同馬はつかんでいるはずだ。53キロとハンデは軽く、スムーズに立ち回ると上位に食い込んでくる。
▲エピファニー(57キロ)は能力的には上位で、ただ、暴走して走ってしまうやっかいな気性。乗れない杉原誠人が抑え込めるかだが、熱心に稽古をつけてコンタクトを取ってきたので。
△はズブさがあるものの長く脚を使って伸びてくるロングラン(57キロ)で、以下、ダンディズム、アドマイヤビルゴ、アルナシーム、アサマノイタズラ、クリノプレミアムなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
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◎10番マイネルファンロン
○14番ゴールドエクリプス
▲12番エピファニー
△11番ロングラン
※3番ダンディズム
×6番アドマイヤビルゴ
×7番アルナシーム
×4番アサマノイタズラ
×5番クリノプレミアム
×15番ホウオウアマゾン
×2番カテドラル
【単勝】10番(10%)・14番(10%)
【複勝】10番(20%)・14番(60%)
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【馬連&ワイド】
10→全通り
14→全通り
14→3.7.11.12(×4)
14→2.5.8.15
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【3連複】(軸1頭ながし)
10→全通り(91点)
【3連複】(軸2頭ながし)
12.14→全通り(13点)
11.14→全通り(13点)
11.12→全通り(13点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.14→全通り(78点)
10.12→全通り(78点)
14.12→全通り(78点)
10.11→全通り(78点)
14.11→全通り(78点)
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【日曜後半レース】
大和S
3連複 1万3,920円
馬 連 2,630円(×2)
ワイド 880円(×2)
ワイド 1,310円(×2)
複 勝 140円(80%)
◎タイセイブレイズ2着(1人気)
×◎△でヒット
京都12R
3連単 940円(×3)
3連複 400円(×2)
馬 連 240円(×15)
ワイド 140円(×15)
ワイド 200円(×9)
単 勝 150円(100%)
◎セーヌドゥレーヴ1着(1人気)
◎××でヒット
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東京12R
大島特別
2勝クラスのダ1400m戦。混戦ムードがただよっていて、朝の段階では3連単の1番人気が万馬券だった。前で器用に運べるタイプが少ないのも特徴的。非常にやっかいな一戦である。
◎エリンアキレウスは7ヵ月半ぶりで転厩緒戦だった前走で1勝クラスをクリア。外からジワッと上がって2番手につけ、直線で粘り強く伸びて勝ち切った。頭が高くなってモタつくところはあったが、ゴールしたあともスーッと脚を使っていて、余力が残っていた。左チークピースは効果があったようだ。
28キロ増での542キロでも特に太くは見せなかった。勝って中1週になる点がどうかだが、美浦ウッドコースの併せ馬で66秒7-12秒4で先着していて疲れはなさそうだ。
ヤネは引き続きレイチェル・キング。昇級して上がりが速くなると厳しくなるが、ダートはパサパサの状態だし、キングが考えて乗ってくるだろう。4歳馬で成長余地が残っていて、穴として狙ってみたい。
○ニシキギミッチーは兄にカワキタレブリー(NHKマイルカップ3着)がいる4歳馬。ひと息入っていた前走で渋太く伸びてクビ差の2着に好走した。昨春の京都での3歳1勝クラス勝ちは2番手からあっさり抜けて強い競馬だったし、持っている能力は高い。
レース間隔は中2週で、今週は美浦のウッドコースでラスト1ハロン11秒4をマークした。陣営の話からも、反動はないとみてよさそうだ。ゲートで踏ん張ってしまうところが課題で、急きょの乗り替わりとなった武豊がそこをうまく対処できれば。
▲レオカクテルは久々で3着して連闘策、△マウントベルはリフレッシュ放牧明けでも実績は十分、※エミサキホコルは上積みは微妙ながら素質は上位で。
以下、多く打っても印が足りない。というか、切り捨てていい勢力がいない。
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◎3番エリンアキレウス
○1番ニシキギミッチー
▲6番レオカクテル
△13番マウントベル
※14番エミサキホコル
×2番カプラローラ
×12番グラスシフォン
×5番ロジヴィクトリア
×4番マブストーク
×11番ジューンポンポン
×9番ストライク
×16番カールスモーキー
【単勝】3番(10%)・1番(10%)
【複勝】3番(40%)・1番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
3→1.2.13.14
1→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
3→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
1.3→全通り(14点)
1.6→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
3.1→全通り(84点)
3.1→2.13.14(×2)(36点)
3.1→12.15(12点)
3.6→全通り(84点)
1.6→全通り(84点)
1.6→2.13.14(18点)
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京都11R
大和ステークス
ダ1200mで争われるオープン特別。ダートは朝の段階で稍重で、その後、良に回復した。折り合いに課題があったり、揉まれて強くないというタイプが多いメンバー。展開次第で結果は変わることになる。
◎タイセイブレイズは5歳の秋から充実期に入っている。阪神での3勝クラス勝ちが強く、オープン緒戦となった中山の前走では、直線で外に動かして伸びて2着に上がった。
中間は栗東のCWコースと坂路でしっかりと乗られている。オープン馬とも意欲的に併せていて、引き続きデキは良さそうだ。
ヤネはテン乗りでミルコ・デムーロ。信頼度は低くなっている印象で、今年に入ってまだ勝ち星がない。が、1週前に稽古で跨ったし、12番枠ならレースは組み立てやすいはずなので、的確に誘導してもらいたいところだ。軸として期待したい。
○ヘラルドバローズは前走の12着は落鉄があったもの。2走前には強敵相手にアタマ+ハナ差の3着に駆けている。遠征後の連闘になる点がどうかだが、初の1200mは問題ないし、13番枠から揉まれず運べば一発も。
▲ゼットレヨンは連勝して勢いがあり、△イスラアネーロは前走がまともに掛かったもので変わる余地がある。※パラシュラーマは松若風馬が心配でも力は通用して、以下、ボイラーハウス、チェイスザドリーム、ベルダーイメル、ヴァガボンドなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
連勝式は「◎タイセイブレイズを中心に手広く買い、薄めに抜けると理想的」という狙いで。3連単に関しては、2着付け、3着付けを考えるべきではあるのだが、1着に固定して攻めている。
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◎12番タイセイブレイズ
○13番ヘラルドバローズ
▲2番ゼットレヨン
△5番イスラアネーロ
※1番パラシュラーマ
×8番ボイラーハウス
×3番チェイスザドリーム
×6番ベルダーイメル
×9番ヴァガボンド
×7番メイショウミツヤス
×4番スズカコテキタイ
【単勝】12番(20%)
【複勝】12番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
12→1(×6)
12→2.3(×5)
12→9(×3)
12→6(×2)
12→4.5.7.13
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【3連複】(軸1頭ながし)
12→全通り(66点)
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【3連単】(軸1頭ながし)
1着:12
相手:全通り(132点)
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:12
相手:1.2.3.9(12点)
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:12
相手:1.2.3(×2)(12点)
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京都12R
4歳以上2勝クラス
2勝クラスの芝1600m(外)戦。芝は開催4週目で、先週までのCコースからDコース使用に替わっている。全体にボコボコした芝で、外を気持ち良く走らせた方が伸びがいい。
◎セーヌドゥレーヴはダイワメジャー×フレンチデピュティという配合の4歳牝馬。姉にプリュムドール(ステイヤーズS2着)がいて、母系からダービー馬タニノギムレットが出ている。
昨秋の3戦が中身の濃い走りだった。ローズS(GII)は日本レコードで決着する中で、好位追走から直線で早めに先頭に立つという競馬。自身はマイルを1分31秒5前後で通過していて、9着でも十分に好内容である。
その後は2勝クラスを2戦連続でクビ差の2着。2走前の勝ち馬ニホンピロキーフは3勝クラスに上がって2着していて、前走の勝ち馬はディオは重賞で2度の入着歴がある素質馬である。
中間は栗東のCWコースと坂路でしっかりと負荷をかけられ、先週の土曜には坂路で50秒1-36秒4-12秒3の好時計をマークした。いい仕上がりにあるとみて間違いない。
土台が強い岡田一族の生産馬・所有馬で、ヤネはガッツリ追ってくる坂井瑠星。強いメンバーではないし、きっちりと決めてもらいたいところだ。
単複は◎セーヌドゥレーヴの単勝一本で。連勝式は手広く買って薄めに抜けるのを待つ攻め方でいきたい。相手で売れているのはムーンリットナイト。同馬は確かに力があるが、使い込んでいて上積みがあるか微妙ではある。コンクイスタ、メイショウラナキラ、オブデュモンド、ミツルハピネスら、他の勢力が頑張ってくれれば。
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◎8番セーヌドゥレーヴ
○2番コンクイスタ
▲5番メイショウラナキラ
△3番オブデュモンド
※4番ミツルハピネス
×9番アスクエピソード
×1番ムーンリットナイト
×7番バーンパッション
【単勝】8番(100%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→1(×14)
8→2.9(×8)
8→5(×5)
8→3.4(×3)
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【3連複】(軸1頭ながし)
8→全通り(28点)
8→1.2.3.4.5.9(15点)
8→2.3.4.5.9(10点)
8→2.5.9(×2)(6点)
8→2.9(×3)(3点)
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【3連単】(軸1頭ながし)
1着:8
相手:全通り(56点)
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:8
相手:1.2.3.4.5.9(30点)
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:8
相手:1.2.5.9(12点)
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:8
相手:2.5.9(×2)(12点)
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【土曜メインレース】
ダイヤモンドS
3連単 3,670円(×5)
3連複 820円(×9)
馬 連 530円(×10)
ワイド 230円(×10)
ワイド 270円(×6)
ワイド 280円(×6)
◎ワープスピード3着(3人気)
▲△◎でヒット
京都牝馬S
馬 連 650円
ワイド 330円
ワイド 1万8,310円
単 勝 380円(40%)
ソーダズリング1着(2人気)
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東京11R
ダイヤモンドステークス(GIII) ◎と○はスタミナ豊富でハンデ手頃、▲と△は攻め動いて
東京の芝3400mで争われるGIII競走。
左回り。向正面の中間からの発走。大きなコースを1周半することになり、コーナーを回るのは6回になる。スタート地点は勾配のキツイ上り坂で、100mほど走って平坦に。50m強を走って下り坂になり、下りは3コーナー途中の残り約900mの地点まで250mほど続く。
下りが終わると緩い上り坂に転じ、4コーナーを回って直線に向かう。残り460m~残り300mは高低差が約2mある急めの上り坂で、上り切ってからは平坦に。300m走ってゴール板を過ぎ、1コーナーに入って少し行くと下り勾配になる。下りは向正面のスタート地点付近まで続き、高低差は1.9mある。
そこからは1周目の繰り返し。直線でふたたび約160mある急めの坂を上り、平坦を300m走ってゴールに到達する。直線距離は525.9m。コース全体の高低差は2.7m。
芝は開催4週目で、Dコース使用4週目になっている(Aコースから9m外に内柵を設置)。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「3コーナーおよび正面直線の内柵沿いに傷みがあります」と発表があった。
先週は土曜も日曜も芝が良、ダートが稍重だった。芝のクッション値は、土曜の朝が「9.4」で、日曜の朝が「9.7」。
まず土曜の競馬…。2勝クラスの芝2400m戦は、メイテソーロが2分24秒3の時計でV。中位で脚をタメ、直線で内を割って伸びて勝ち切った。3歳の牝馬が争ったクイーンカップ(GIII・芝1600m)は、クイーンズウォークが1分33秒1でV。抑えてポジションが下がっていく形になり、直線に向くと外から豪快に伸びて差し切った。自身の上がりは33秒4だった。
次に日曜の競馬…。3勝クラスの芝1800m戦は、コンクシェルが1分45秒5でV。離れた2番手を進み、直線で早めに抜け出して3馬身差で快勝した。3歳重賞の共同通信杯(GIII・芝1800m)は、ジャスティンミラノが1分48秒0でV。スローの中で2番手に上がって脚をタメ、直線残り200mの前で先頭に立って押し切った。1000m通過が62秒7と異常な数字であまり参考にならないレースではあり、レースのラスト2ハロンは10秒9-10秒8と続けて10秒台だった。
今週の土曜は「曇りで、昼前から昼過ぎは晴れ」という予報。雨に降られることはなさそうだ。クッション値は朝の段階で「9.6」で、含水率は高めになっている。
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10頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデは58.5キロ、最軽量は49キロで、9.5キロの上下差がある。
一昨年の当レースの勝ち馬であるテーオーロイヤル、21年に青葉賞を勝ったワンダフルタウンと、重賞勝ち馬は2頭いる。
高木登厩舎(美浦)の5歳馬ワープスピードに◎を打った。
父ドレフォンは、ストームキャット系で、短めの距離のダートで活躍する産駒が多い。母の父はディープインパクトで、姉にディヴァインラブ(菊花賞3着)、弟にパクスオトマニカ(プリンシパルS1着)がいる。なお、馬主はタイトルホルダーを所有していた山田弘氏。
3勝クラス在籍時は、昨年の6月に府中の芝2400mを2分23秒3の時計でハナ+クビ差の3着。次走は直線で捌きづらくなるところがあって、チャックネイト(のちにアメリカジョッキークラブカップを制覇)と0秒1差の4着だった。次に京都芝3000m(外)を使い、直線で外から早めに抜け出て勝利している。
オープン緒戦は中山芝3600mのステイヤーズS(GII)。バラけた競馬の中で5番手を進み、勝負どころで手応えが渋くなる。直線は内からジリジリと脚を使って4着で入線した。
その後は放牧に出され、ここを目標に美浦に戻した。1月17日にウッドコースで速めの時計を出し、高木流でコースと坂路を併用してじっくりと乗り込んできた。
1月31日には僚馬のウシュバテソーロと併せていて、最終追いはウッドコースの併せ馬で68秒-11秒7で同入した。馬体はきっちりとできていて、動きはキビキビしている。いい仕上がりにあるとみていいだろう。
ヤネは同馬に乗って(1.2.2.4)の菅原明良。外に出そう出そうとするイヤなところがあるジョッキーだが、追いはしっかりしている。馬自身は府中コースだとノビノビと走れる感じで、3400mの距離も問題ない。ハンデが56キロというのも悪くない材料だ。
スパッと切れるタイプではなく、陣営が「積極的なレースを」と話しているので強気の運びになる可能性がある。その点が少し心配だが、強引すぎることがなければ渋太く脚を使ってくるだろう。中心に期待する。
上原博之厩舎(美浦)の4歳セン馬ニシノレヴナントも注目される存在。
父は1000m~1200mで活躍したネロ。その父はストームキャット直仔のヘネシーになる。母系を見ると、母の父はブリーダーズカップターフを連覇し、ジャパンカップで4着したこともあるアイルランド産のコンデュイット。そして、3代母がニシノフラワー(桜花賞、スプリンターズS、阪神3歳牝馬S(現阪神ジュベナイルフィリーズ))である。
ネロは西山茂行氏の所有馬で西山血統。ちなみに、ニシノフラワーの母はディプリシトで、ニシノレヴナントは「デュプリシトの3×4」のクロスがある。また、「サンデーサイレンスの3×4」というクロスがあることも付け加えておきたい。
3歳の12月に中山の芝2500mを3勝クラスをV。直線は内にモタれていたが、それでもグイグイ伸びて差し切るという内容だった。左回りでもフラつくところがあって、いかにも若い。それでオープンまで上がってきたのだから、相当な能力、スタミナを持っているのは疑う余地がないところだ。
今回、レース間隔は中7週。5ハロンで速い時計は66秒0-11秒4で追った今週のみだが、体つきは少し細いぐらいで、動きに推進力があり、動ける態勢にありそうだ。
ヤネは同馬の全4勝で手綱を取っている大野拓弥。ハンデは55キロで手頃な数字である。集中して走り切れるか、あと、モタれないかがポイントになるが、重賞で通用して不思議はない。
▲は西の6歳馬テーオーロイヤル。4歳だった一昨年に54キロのハンデで当レースを快勝し、次走で天皇賞(春)を3着に健闘している。天皇賞は7馬身差で圧勝することになるタイトルホルダーに真っ向勝負を挑んでの結果で、2着ディープボンドとの差は1馬身だった。
骨折して長い休養が入ったが、2戦目のステイヤーズSで2着に差し込むあたりはさすが。その後は放牧に出され、栗東に戻ってからCWコースと坂路で熱心に乗られてデキはさらに上がっている感じがある。
ヤネは同馬の全5勝でコンビを組んでいる菱田裕二。58.5キロのハンデは自身がこなせない数字ではないし、勝ち負けになって当然である。
△は東の5歳牝馬サリエラ。兄にサリオス(朝日杯フューチュリティS、皐月賞2着、ダービー2着)、全姉にサラキア(エリザベス女王杯2着、有馬記念2着)がいる良血馬である(父はディープインパクト)。
昨年の春には目黒記念を55.5キロのハンデで0秒1差の3着。男馬相手のGIIで戦えることははっきりしている。秋のエリザベス女王杯では、後方追走から4コーナーで大外を動かしていく競馬で0秒3差の6着まで詰めた。
小柄な牝馬で順調に使い込めないところがあり、この休み明けは美浦のウッドコースを中心にハードに乗られてきた。同馬にしては、かなりいい方の部類に入る仕上がりの良さである。
ハンデは55.5キロで問題なく、ヤネは同馬に乗って(2.1.1.1)のルメール。3400mの距離は「走ってみて少し長かった」となる可能性はあるが、折り合いはつくし、ルメールがしっかりと対処してくるだろう。やはり有力候補。
この4頭が上位で、以下はハーツイストワール、トロピカルライト、グランスラムアスク、ヒュミドールなど。
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◎5番ワープスピード
○6番ニシノレヴナント
▲9番テーオーロイヤル
△8番サリエラ
※7番ハーツイストワール
×3番トロピカルライト
×10番グランスラムアスク
×2番ヒュミドール
×1番ワンダフルタウン
【単勝】5番(10%)・6番(20%)
【複勝】5番(70%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
5→全通り
5→8.9(×5)
5→3.7
6→全通り
6→8.9(×4)
6→3.7
【馬連&ワイド】
5-6(×4)・8-9(×10)
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
5.6→全通り(8点)
5.6→9(×5)(5点)
5.6→8(×4)(4点)
5.6→3.7(2点)
【3連複】
5-8-9(×9)・6-8-9(×7)(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
5.6→全通り(48点)
5.6→8.9(×2)(24点)
【3連複】(ボックス)
5.6.8.9(24点)
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.8→5.6(×3)(36点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:8.9
2着:8.9
3着:5.6(×2)(8点)
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京都11R
京都牝馬ステークス(GIII) ◎は底見せず重賞でも、○はデキ絶好、▲は実績上位
牝馬が争うGIII競走で、舞台は京都の芝1400m(外)。
右回り。向正面の2コーナー出口からのスタート、外回りコースを使用。最初の200mは平坦で、残り約1200mの地点に達すると京都名物の“坂越え”を迎える。
3コーナーに入って残り約850mまで上りが続き、約350mの間に4mの大きな高低差を上ることになる。上り切ると下りに転じ、4コーナー手前の残り約700mまで約150mの間に3m強の高低差を一気に駆け下りる。
急な下り坂は4コーナー手前で終わるが、そこからも緩めの下り坂が続く。4コーナーを回り切り、直線に入って残り約300mからはごく軽い上り坂になっている。直線距離は398.7m(Dコース使用時)。コース全体の高低差は4.3m。
芝は連続開催の7週目で、先週までのCコースからDコース使用に替わっている(Aコースから直線10m・曲線9m外に仮柵を設置)。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「柵の移動に伴い、大きく傷んだ箇所は概ねカバーされましたが、向正面直線および正面直線にカバーしきれない傷みがあります」と発表があった。
先週は土曜も日曜も良馬場だった。
土曜に行われたリステッド競走の洛陽S(芝1600m(外))は、ドゥアイズが1分32秒6で勝利した。ハイペースで流れる中で中団の追走に。直線に向いて外から伸びて早めに先頭に立つと、渋太く脚を使って押し切った。レースの1000m通過は57秒3で、上がりは12秒2-11秒6-11秒5の35秒3。ドゥアイズが使った上がりは34秒3で、2着に追い込んだトランキリテの上がりは33秒4だった。
日曜に行われたGIIの京都記念(芝2200m(外))は、プラダリアが2分12秒1でV。先団がバラける競馬の中で中位の前でなだめて脚をタメる形に。直線は外に進路を取り、内を伸びたベラジオオペラをねじ伏せて勝ち切った。レースの1000m通過は59秒7で、上がりは12秒3-11秒6-11秒8の35秒7。プラダリアが使った上がりは34秒8だった。
内回りの競馬を見ると、土曜の3歳1勝クラスの芝1600m(内)戦は、オフトレイルが1分34秒9でV。後方で脚をタメ、直線で外から伸びる形で差し切った。通ったのは馬場の三分~四分どころだった。自身の上がりは33秒7。
同じく土曜、3勝クラスの芝2000m(内)戦は、エアサージュが2分00秒6でV。スローの2番手を進み、直線で少しずつ外に動かしながら早めに先頭に立って押し切った。自身の数字になるラスト1ハロンは11秒3だった。
今週の土曜は「曇りときどき晴れ」という予報。雨に降られることはなさそうだ。朝の段階のクッション値は「8.9」で、週中に雨が降った分で含水率は少し高くなっている。
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フルゲートの18頭立て。重賞勝ち馬は7頭で、一昨年にロータスランドが当レースを制している。GIで馬券に絡んだことがあるのは、ロータスランド(高松宮記念2着)とナムラクレア(桜花賞3着、高松宮記念2着、スプリンターズS3着)の2頭。
馬場はボコボコしていていて、特に内が荒れた状態。ジョッキーたちは直線で外に進路を取る傾向にある。道中でずっと外を走るのがいいわけではない。
どんな展開、どんな競馬になるのかやってみないとわからないところがあり、非常に難しい状況。なお、荒れているといっても、時計やラップはそれなりに速い数字になっている。
藤岡健一厩舎(栗東)の5歳牝馬モズゴールドバレルに◎を打った。
オプティマイザー×ロックオブジブラルタルという配合、アメリカ産のマル外馬。兄に英2000ギニーなどGIを2勝したカメコがいる。デビュー時には新馬戦を勝ち、続いてシンザン記念で6着(0秒5差)、クイーンカップで5着(0秒5差)と上々の走りを見せた。
4歳の秋、16戦目に3勝クラスを勝ってオープン入り。3歳の秋には府中の芝1600mの2勝クラスを1分31秒6で勝っていて、これは今回のメンバーのマイルの持ち時計で最速の数字になる。前走はスローの分でクビ差と着差がつかなかったもの。レースの上がりが10秒9-10秒8-10秒9の32秒6と以上に速くなる中、2番手から伸びて勝ち切った(自身の上がりは32秒5)。
中間はリフレッシュ放牧へ。栗東に戻ってから坂路を中心にじっくりと乗り込み、最終追いはCWコースで併せ馬を行った。1週前の坂路は52秒4-38秒3-12秒2で、今週のCWコースはラスト1ハロン11秒0で力強く先着している。陣営は「動きはスゴく良かった」と話していて、いい仕上がりにあるとみていい。
ヤネは団野大成。テン乗りになるが、腕の立つGIジョッキーで、最終追いで跨っていて特徴はつかんでいるだろう。馬自身、京都コースは合っていて、1400mの距離も問題ない。荒れた馬場にも対応できるはずだ。
特殊な馬場の中のフルゲート戦でうまく運べるかどうかだが、それは全18頭に言えること。古馬になって初の重賞でも実力的に見劣りすることはないし、好勝負を期待したい。11番枠は悪くないところ。配当面で妙味あり。
音無秀孝厩舎(栗東)の4歳牝馬ソーダズリングも注目される存在。
3歳時は春にフローラSで2着に駆け、秋2戦目に3勝クラスでモズゴールドバレルを32秒8の上がりで差して快勝した。ローズS(8着)とターコイズS(4着)は力んだ走りになって伸び切れなかったものである。
中間は放牧に出され、栗東に戻って音無秀孝流の坂路調整。もともと攻め駆けすることで定評があったが、この休み明けは見事に動いている。
2週前には50秒1-36秒4-12秒2の時計でモズメイメイに先着。1週前は51秒3-36秒8-11秒8で、今週は単走で51秒5-37秒2-11秒7をマークした。いずれも強く追って出した時計ではない。少し重たい馬場でもスイスイと力強く登坂していて、デキはかなり良さそうだ。
ヤネは引き続き武豊。同馬とコンビを組んで(2.1.0.3)と結果を出しているが、上述したようにローズSとターコイズSでは抑え込めなかった。頼りなさがある54歳で、ただ、その分で無理はせずに慎重に乗ってくる。また、1400mになれば折り合いはつけやすいだろう。外の15番枠を引いたのは悪くないし、グッと伸びて勝ち切るシーンがあっていい。
▲は西の7歳牝馬ロータスランド。5歳の春にはGIの高松宮記念でクビ差の2着に好走している。1400mは得意の距離で、阪神で行われた昨年の当レースで3着、同年の秋には今回と同じ舞台のスワンSを牡馬相手に3着に駆けている。
昨年の当レース、スワンSと共に大外18番枠で、今回はまたも大外18番枠。そんな枠でも結果は出しているので、陣営、テン乗りとなる松山弘平も腹をくくって乗ってくるはずだ。栗東のCWコースと坂路で好時計を連発して仕上がりは良さそうだし、55キロで走れるのは大きい。
以下、ドロップオブライト、ナムラクレア、メイケイエール、スマートリアンなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
──────────────
◎11番モズゴールドバレル
○15番ソーダズリング
▲18番ロータスランド
△3番ドロップオブライト
※12番ナムラクレア
×13番メイケイエール
×8番スマートリアン
×16番モズメイメイ
×14番ジューンオレンジ
×9番コムストックロード
×5番ウインシャーロット
【単勝】11番(10%)・15番(40%)
【複勝】11番(50%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
15→全通り
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
11→全通り(136点)
【3連複】(軸2頭ながし)
11.15→全通り(16点)
15.18→全通り(16点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
11.15→全通り(96点)
11.15→12(×7)(42点)
11.15→10(×2)(12点)
11.15→5.13(12点)
11.18→全通り(96点)
11.18→12(×2)(12点)
15.18→全通り(96点)
15.18→12(×3)(18点)
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【土曜後半レース】
小倉城S
3連複 4,930円
馬 連 3,630円
ワイド 1,230円
ワイド 1,000円
複 勝 370円(50%)
◎ロコポルティ2着(5人気)
△◎※でヒット
京都12R
馬 連 970円(×3)
ワイド 420円(×3)
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東京12R
4歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1600m戦。前走で当舞台を走っている勢力の着順は総じて良いと言えるが、最下級条件でのものであって、強いメンバーという印象を受けるわけではない。そこで、“別線”から来た伏兵馬を狙うことにした。
◎スノーホルンロードはロードカナロア産駒で、3代母がシンコウラブリイ(マイルチャンピオンシップ)という血統の5歳セン馬。昨年の5月に府中のダ1400mで現級を2着しているが、着差はわずかクビで、後続に7馬身もの差をつけてた。
ノドの手術を施して今回は4戦目。美浦のウッドコースで入念に乗り込み、今週は65秒2-12秒0の好時計で先着した。距離が延びて1600mになるが、ジワッと行かせる形なら対応できるはず。穴を開けて不思議はない。ヤネはテン乗りで菱田裕二。
○ノルドヴェストは兄にチャピオンズカップ、南部杯、ジャパンダートダービーを勝ったルヴァンスレーヴがいる良血の4歳馬。父はスノーホルンロードと同じでロードカナロアである。
中央デビューで名古屋に転出し、軽々と連勝して中央に戻ってきた。美浦のウッドコースと坂路でじっくりと調整。まだ実が入り切っていない感じだが、それなりにできているようだ。いきなりから動いてくる可能性があり、穴として期待してみたい。ヤネはテン乗りで戸崎圭太。
▲フィッシュボンドは母系からノーリーズン(皐月賞)が出ている4歳馬で、同馬も父がロードカナロア。ノルドヴェストと同様に、地方(園田)で連勝して中央に復帰した。
1週前に美浦のウッドコースで65秒8-12秒1で追われていて、動ける仕上がりにありそう。ヤネにレイチェル・キングを起用し、一発があっても。
△は堅実に末脚を繰り出してくるホワイトクロウで、以下、ベネロングポイント、イエヴァンポルッカ、チャールストン、ピックアップラインなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
──────────────
◎9番スノーホルンロード
○8番ノルドヴェスト
▲2番フィッシュポンド
△12番ホワイトクロウ
※16番ベネロングポイント
×13番イエヴァンポルッカ
×5番チャールストン
×1番ピックアップライン
×11番シルバーニース
×14番コースタルテラス
×15番グロリアスヒーロー
【複勝】9番(50%)・8番(30%)・2番(20%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
8→全通り
2→全通り
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
8.12→全通り(14点)
2.12→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.8→全通り(84点)
9.8→12(6点)
9.2→全通り(84点)
8.2→全通り(84点)
8.2→12(6点)
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京都12R
4歳以上2勝クラス
2勝クラスのダ1400m戦。上位人気馬は確かな力を持っているが、気になる人気薄の2騎を狙うことにした。
◎ミセスバローズはモーリス産駒の6歳牝馬。昨年の7月に中京ダ1400mで現級を2着に追い込んでいる。この時の勝ち馬サンライズフレイムは、その後に連勝を続け、今年の根岸Sで3着に駆けた。器用さがないし、ムラな気性でもあるが、通用する脚力があることは証明済みである。
今回はリフレッシュ放牧明け。坂路(栗東)では京都牝馬Sに出走するオープンのムーンプローブと併せ馬を行い、CWコースでも長めから乗られている。小柄な牝馬で、動ける仕上がりにありそうだ。
ヤネは甘さがあるものの、同馬に乗り慣れている松若風馬。展開など注文はつくが、うまく噛み合うと末を伸ばしてくるだろう。かなりの人気薄で、激走がないか。
○ジャスリーはルーラーシップ産駒の4歳馬で、母がオープンまで出世したオールドパサデナ。3歳の春にオープン特別の青竜Sで5着に駆けていて、同年の秋には府中ダ1400mで現級を4着に追い込んでいる。
今回は12月23日以来でひと息入った形で、美浦の坂路で入念に乗り込んできた。4日はオープンのテリオスベルと併せ、今週は53秒8-38秒9-12秒3の時計で先着している。いいデキにあるとみていいだろう。
ヤネはテン乗りで石川裕紀人。京都は初めてで、ミセスバローズと同様に展開の助けが必要になるが、4歳馬で成長余地が残っており、ハマるシーンがあっても。
▲コンクエスト、△カセノミオ、※ライツフォル、×シンゼンイズモは、いずれも実力があり、ダ1400mへの適性が高い。以下、軽視できない勢力が多くいる。
──────────────
◎6番ミセスバローズ
○7番ジャスリー
▲14番コンクエスト
△5番カセノミオ
※13番ライツフォル
×4番シンゼンイズモ
×2番ダブルジョーク
×10番アウグスト
×11番ワールドコネクター
×16番スペクトログラム
×9番ロードオルデン
【単勝】6番(10%)・7番(10%)
【複勝】6番(30%)・7番(50%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
7→全通り
【馬連&ワイド】(ボックス)
2.4.5.6.7.13.14
4.5.13.14
5.13.14
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
6.7→全通り(14点)
6.14→全通り(14点)
7.14→全通り(14点)
【3連複】(ボックス)
2.4.5.6.7.13.14(35点)
4.5.13.14(4点)
5.13.14(1点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
6.7→全通り(84点)
6.14→全通り(84点)
7.14→全通り(84点)
【3連単】(ボックス)
4.5.6.7.13.14(120点)
5.13.14(6点)
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小倉11R
小倉城ステークス
3勝クラスのダ1700m戦。揉まれずに前で運びたいというタイプが多く、レースは淀みないラップで流れることになりそうだ。◎には差しに構える伏兵馬を狙い、○は条件付きでも素質は上位の4歳馬である。
◎ロコポルティはヘニーヒューズ産駒の6歳馬。昨年の夏に小倉でハナ差の2着に駆けていて、この鞍の価値が高い。良馬場でも時計が出やすい馬場だったが、1分43秒2の走破は優秀。勝ち馬のフルヴォートは次走で重賞のシリウスSを4着していて、3着には4馬身の差をつけていた。
その後の3走は12着、11着、6着。前走は小倉での結果で、外で力んだ走りになって道中で引いて下がり、内に入れて直線で脚を使った。丸山元気だから仕方ないところはあるが、みっともない騎乗だった。
今回もヤネは丸山。ただ、前回のことがあるから、折り合い重視で慎重に乗るはずである。攻めは相手が動かないタイプといえタガノビューティー(フェブラリーSに出走)と併せるなどして意欲的。人気もかなり落ちてきたので狙ってみたい。内の3番枠はいい材料ではないが。
○ゴッドブルービーはパイロ産駒の4歳馬。全兄に21年のJBCクラシック(JpnI)を勝ったミューチャリー(船橋)がいる。血統通りで、目立つ好馬体の持ち主。1月20日に小倉で2勝クラスを勝っていて、楽な手応えから突き放して5馬身差で圧倒する強さだった。
今回は栗東に戻って中3週。CWコースと坂路でじっくりと乗られていて、大きな疲れはなさそうだ。最内の1番枠を引いて揉まれた時にどうかだが、そこさえ我慢できれば3勝クラスを突破することが可能になる。ヤネは引き続き角田大和。
▲は伏兵の牝馬スマートムーラン。3勝がダ1700mで、コースはデビューから順に小倉、福島、札幌となっている。中間は立て直しを図り、栗東のCWコースと坂路で意欲的に追われてデキはかなり良さそう。ヤネはテン乗りでもしっかり追ってくる佐々木大輔で、穴を開けるシーンがあっても。
△は中山の前走が中身の濃い2着だったプリンスミノルで、以下、タガノエスコート、ハンディーズピーク、イチネンエーグミなど、侮れない勢力は多い。
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◎3番ロコポルティ
○1番ゴッドブルービー
▲16番スマートムーラン
△6番プリンスミノル
※5番タガノエスコート
×11番ハンディーズピーク
×10番イチネンエーグミ
×4番レリジールダモーレ
×13番モズマゾク
×15番コパノニコルソン
×12番ヴィルヘルム
【単勝】3番(10%)・1番(40%)
【複勝】3番(50%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
1→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
3→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
1.16→全通り(14点)
1.6→全通り(14点)
6.16→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
3.1→全通り(84点)
3.1→5.6(×2)(24点)
3.16→全通り(84点)
1.16→全通り(84点)
1.16→5.6(12点)
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