8月3日・4日の予想コメントと的中結果
【8月3日・4日の予想コメントと的中結果】(超万馬券予想の的中結果、日曜メインレース+新潟8R+札幌12R、日曜新潟12R(無料公開)、土曜メインレース+新潟8R+札幌12R)
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【超万馬券予想の的中結果】
■8月3日(土)
新潟日報賞
3連単 15万2,430円
複 勝 500円(40%)
ロジシルバー3着(9人気)
札幌12R
馬 連 6,600円
単 勝 1,070円(10%)
複 勝 240円(90%)
◎クォーツァイト1着(3人気)
札幌日経オープン
複 勝 210円(90%)
◎キミノナハマリア3着(2人気)
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【日曜メインレース+新潟8R+札幌12R】
レパードS
3連単 10万4,110円
3連複 2万2,770円(×2)
馬 連 7,720円
ワイド 2,010円
ワイド 730円(×5)
単 勝 220円(20%)
複 勝 130円(80%)
◎ミッキーファイト1着(1人気)
◎×○でヒット
札幌12R
3連複 3万5,030円
ワイド 5,180円
ワイド 2,130円
複 勝 780円(30%)
◎ランスオブサウンド3着(8人気)
××◎でヒット
新潟8R
3連単 2,530円(×3)
3連複 670円(×2)
馬 連 480円(×6)
ワイド 220円(×6)
ワイド 170円(×11)
単 勝 170円(10%)
複 勝 110円(90%)
◎ランスオブクイーン1着(1人気)
◎△○でヒット
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新潟7R
レパードステークス(GIII) ◎は最内枠が鍵も器は大きく、○▲△が穴候補
3歳馬が争うGIII競走で、舞台は新潟のダ1800m。
左回り。正面直線の4コーナー寄りからのスタート、コーナーは4つ。1コーナーまでの距離は、400m弱となっている。1コーナーを回り、2コーナー途中の残り約1250mの地点から、ごく軽い上り坂になる。
向正面に入って少し走ると上りが終わり、そこからは平坦に近い状態が続く。3コーナーに入る直前の残り約700mから3コーナー途中の残り約600mまでは、ごく軽い下り坂になっている。
下りが終わると平坦になり、コーナーを回り切り、353.9mある直線を走ってゴールすることになる。この間はずっと平坦である。
高低差は0.6mで、これはJRAの全10場のダートコースの中で最も小さい数字である。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。コースが横に長い形になっているため、1~2コーナーも3~4コーナーもカーブは少し急である。
土曜のダートは、良馬場で含水率は低かった。
1勝クラス以上のダ1800m戦は2鞍。3勝クラスはゴールドバランサーが好位から伸びて勝ち切っている。勝ち時計は1分51秒9。レースの1000m通過は61秒5で、上がりは12秒6-12秒5-13秒0の38秒1だった。ゴールドバランサーが使った上がりは37秒8。
1勝クラスはジャスパーロブストが1分52秒6の時計で逃げて圧勝(4馬身差)。1000m通過は61秒1で、上がりは13秒6-12秒3-12秒6の38秒5だった。
日曜は晴れ予報。にわか雨が降るかもしれないが、可能性は低いようだ。ダートは土曜と同じような状態と考えておいていいだろう。なお、クッション砂の砂厚は、従来通りで9.0cmとなっている。
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フルゲートの15頭立て。500キロ級の大型馬、500キロを大きく超える巨漢馬が多いメンバーになった。「緩さがあるものの、ダートでの能力は相当」という素材が複数頭。新潟はコースが横に長いためにカーブがキツく、大きな馬にとって楽なコースではない。
5番枠のピュアキアンと11番枠のブルーサンの両陣営が逃げ宣言を出している。速いのは断然ブルーサン。が、同馬は左回りの中京で外に逃避した前科がある。
ピュアキアンを管理するのは竹内正洋師。重賞勝ちがない厩舎で、師はピュアキアンに関して適当なのか微妙なコメントを出している。ハナにこだわらず、ブルーサンを行かせて少し離れた2番手からでも、と思うのだが…。隊列が決まったはずのところから、押して競っていく可能性があるのが怖い。
ただ、騎乗する吉田豊がごまかす感じで2番手で収めるかもしれない。また、ブルーサンが鋭く一気に行ってしまえば、控えざるを得ないだろう。
このあたりはゲートが開いてみないとわからない。いずれにせよ、前半のラップは速くなり、先団がバラけ気味になって、タテに長い展開になりそうだ。好位勢が競馬はやりやすいかもしれない。
田中博康厩舎(美浦)のミッキーファイトに◎を打った。
ドレフォン×スペシャルウィークという配合。3代母が名牝エアグルーヴで、兄に22年のチャンピオンズカップ勝ち馬ジュンライトボルトがいる。540キロ級の巨漢馬…。緩さがあるのは致し方なく、新馬戦と2戦目はそんなところを見せながら快勝した。
3歳になって、3戦目のユニコーンS。ウッドコースで65秒0-11秒3を出すなどして2戦目までとは攻めの濃さが違い、実戦でスッと行き脚がついて、道中も抱えるぐらいの行きっぷりだった。
しかし、4コーナーで周りを囲まれて動けず、直線に入ってからもしばらく進路ができなくて、完全に踏み遅れになってしまった。バラけてから脚を使ったものの、さすがに弾けはせず、それでも3着で入線した。
その後は放牧へ。約1ヵ月前に美浦に戻し、追い日はウッドコースで併せ馬、日曜は坂路でというのを基本パターンにして熱心に乗り込んできた。1週前追い切りでは65秒7-11秒0で内から同入。今週も内に併せる形で、67秒3-11秒6で同入した。
やはり少しトモがついてこない感じはあるが、全体に動きには迫力があり、馬体も太いことはない。馬自身は余裕をもって走れていて、力を出せる仕上がりにあるとみていいだろう。
問題は最内の1番枠を引いたこと。ユニコーンSは4番枠で包まる競馬になってしまったが、今回はもっと悪い枠になった。
ヤネは2戦目から手綱を取っている戸崎圭太。窮屈になると、委縮する感じで引き気味になってしまうジョッキーである。ユニコーンSは仕方ないところがあったが、戸崎らしいと言えばそうだった。
左回りは府中で経験しているが、新潟のキツいコーナーは初めて。外に張ってしまう可能性はある。体がしっかりしてきたのはいいことで、ユニコーンSのようにポンと出て、ある程度のポジションでゴチャつかずに運ぶというのが理想の形だ。
完成前ではあるし、包まれる危険性があるし、心配な点はある。それでも、脚力が非凡で、スケールの大きな逸材であるのは間違いない。人気を考えて他から入る手もあると思うが、スムーズならあっさりまであり、力量を重視をして中心に期待することにした。
相手の筆頭は、大久保龍志厩舎(栗東)のミッキークレスト。新馬戦1着→鳳雛S(L)3着→1勝クラス1着と来ていて、前2走は直線を右手前のまま走っての結果だった。
500キロを超える馬体で、ミッキーファイトと同様に緩さがある。それでも1週前にはCWコースで終いにビシッと追われた。今週は坂路で強くはやらなかったが、なめらかな走りで推進力があり、デキは良さそうだ。
左回りを走るのは初めてだが、手前のことを考えるとプラスに出る可能性がある。そして、ヤネはガッツリ追ってくる坂井瑠星。人気はないし、狙っておもしろい存在だ。
▲は東のハビレ。大井で京浜盃を3着、羽田盃(JpnI)を4着と駆けたが、どちらも1コーナーで大きな不利があった。普通ならそのあとは競馬にならないぐらいの不利で、高い能力と強い精神力を証明する走りだった。東京ダービー(JpnI)の5着は、タフなダートの2000mが自身の適性に合わなかった感じである。
中間はリフレッシュさせ、美浦のウッドコースと坂路でしっかりと乗って気配は良好。左回りは府中と中京で結果を出していて、スムーズに立ち回ると上位に食い込むシーンがある。不安な点を挙げるなら、ヤネが三浦皇成であること。配当面で妙味がある。
△は西のブルーサン。上述したように左回りが鍵になるが、スピードと持久力を兼ね備えていて、自分のリズムで走れば簡単には止まらない。大井の雲取賞は逃げ切って余力が残っていて、2着だった鳳雛S(京都ダ1800m)は58キロを背負って1分51秒8(良)での走破で、交わされてからの渋太さが目立っていた。
古馬と戦った前走のプロキオンSは、1000m通過58秒7の逃げはさすがにやりすぎ。遠征が続くが、坂路の動きからデキは良さそうだし、自分の競馬ができれば食い下がる。
※ソニックスターは1勝クラスとオープンの青竜Sを連勝。陣営は「暑い時期で、これまで攻め量は少ない」と話しているが、動き自体は素晴らしいものがある。もともと木村哲也厩舎(美浦)はコメントが慎重なので。ヤネは川田将雅。
以下、ロジアデレード、ジーサイクロン、サンライズソレイユなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
午前の段階で、◎ミッキーファイトは単勝260円の1番人気となっている。○ミッキークレスト、▲ハビレ、△ブルーサンは人気がなく、連勝式は主にここを狙う形で手広く買っていきたい。
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◎1番ミッキーファイト
○9番ミッキークレスト
▲6番ハビレ
△11番ブルーサン
※8番ソニックスター
×13番ロジアデレード
×4番ジーサイクロン
×12番サンライズソレイユ
×5番ピュアキアン
×15番アラレタバシル
×14番サトノフェニックス
×10番メイショウフウドウ
【単勝】1番(20%)
【複勝】1番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
1→全通り
1→8(×8)
1→4.9.11.12(×4)
1→6.13.15(×2)
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【3連複】(軸1頭ながし)
1→全通り(91点)
【3連複】(軸2頭ながし)
1.9→全通り(13点)
1.6→全通り(13点)
1.11→全通り(13点)
1.8→全通り(13点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
1.9→全通り(78点)
1.6→全通り(78点)
1.11→全通り(78点)
1.8→全通り(78点)
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札幌11R
エルムステークス(GIII) 激戦必至の様相、人気薄の差し馬をゴソッと狙う
札幌のダ1700mで争われるGIII競走。
右回り。正面直線の4コーナー寄りからのスタート、コーナーは4つ。全体に円形に近いコース形態で、1~2コーナーも3~4コーナーも緩やかなカーブになっている。また、全周にわたって起伏は小さい。
1コーナーまでの距離は250mほど。そこから緩やかに下って次に緩やかに上り、向正面の終盤の残り約750mがダートコースの最高地点になる。
そこから100mほどは緩い下り坂。3コーナーの途中で下りが終わり、コーナーを回り切り、直線を走ってゴールすることになる。この間は若干の起伏があるだけで、ほぼ平坦である。直線距離は264.3m。ダートコースの高低差は0.9m。
土曜のダートは良馬場。その日の夜に雨が降り、日曜は稍重で始まった。空模様は怪しいが、降ってもパラパラという程度か。良に回復する可能性があるが、オープン馬にとって走りやすいダートではあるだろう。なお、クッション砂の砂厚は、従来通りで9.0cmとなっている。
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7番枠のミトノオーがいつも通りに先手を奪いにいく。しかし、2番枠のユティタム陣営が「ハナを切りたい」と。12番枠のテーオードレフォン、10番枠のドゥラエレーデ、14番枠のプロミストウォリアも前で競馬をするタイプだが、これらは「内の出方をうかがいつつ」となるかもしれない。
どんな展開になるかは流動的で、ただ、速めのラップが刻まれるのは確実。タフな競馬になりそうだ。レースとしてはおもしろいものになり、展開次第になるので結果を読むのは難しい。そこで、思い切って差して脚を使える伏兵馬をゴソッと狙うことにした。
本田優厩舎(栗東)の7歳馬ベルダーイメルに◎を打った。
リステッド競走での実績を見ると、福島のダ1700mと阪神のダ1400mで計2勝。昨秋のグリーンチャンネルカップ(東京ダ1600m)では、60キロを背負って力んだ走りになりながら2着に駆けている。このグリーンチャンネルカップのあとに重賞を続けて走り、結果は6着、6着、6着だった。
前進気勢が強くて折り合いに課題があるが、函館のマリーンSでは外の12番枠から出していって流れに乗せた。ヒドく行きたがることはなく、直線で伸びずに8着に敗れている。「今回のエルムSを意識した競馬だったのでは」という印象を受けた。
中3週になり、函館で意欲的な調整を見せている。1週前はウッドコースで65秒台-12秒台の好時計。今週はダートコースで終いにしっかりと追われ、66秒台-11秒台の中ほどをマークした。体は少し細いぐらいだが、回転の速いフットワークで前向きにグイグイと伸びていた。使ってデキが上がっているのは間違いない。
乗るはずだった角田大河が騎乗停止になり、富田暁が急きょの代役となった。難しい馬だけに楽ではないだろうが、レースは流れそうだし、リズム重視で脚をタメて運んでもらいたい。
「うまく息が入る」、「追い上げがスムーズ」、「前の組が苦しくなる」と条件がそろう必要があるが、型にハマると激走シーンがある。
ホッカイドウ競馬から挑戦する5歳馬シルトプレも穴で気になる存在。昨年にエルムSを走っていて、直線で外に流れるロスがありながらグッと伸びて5着に上がる健闘を見せた。
ここを目標に状態は万全とのこと。ホッカイドウ競馬のジョッキーはレベルが低く、石川倭というのは不安があるのだが、同馬の主戦で乗り慣れてはいる。揉まれないように走らせ、今年も外を攻める形になるだろう。もつれる展開になるとあるいは。
西の6歳馬ヴィクティファルスは、去勢しても気性面で不安定。昨年の秋に初ダートで太秦Sを快勝したが、前2走はレースを投げて大敗している。
いつも通りで攻めでは気持ち良さそうに走り、目立つ動きを見せている。まともに競馬になるかはやってみないとわからない。が、滞在がいい方に出る可能性があるし、力を出せれば好勝負になる。
西の5歳馬フルムも穴候補。函館の大沼Sが初の1700mで、直線の立ち上がりで大きめに外に行き、直線で内に動いて5着に上がった。距離にメドが立つ内容だった。
函館のウッドコースでキビキビした動きを見せて上積みがありそう。距離は2度目、斤量は1キロ減って57キロ。1番枠から内で脚をタメてロスなく回ってくるはずで、うまく捌くと一発も。
※ナチュラルハイはダ1700mが得意で、4歳馬らしくメキメキと力をつけている。マリーンSは直線で開くのを待って抜け出し、ゴールしたあともスイスイと気持ち良く伸びていた。体が少し減ったようだが、攻めは動いているので。
×の1番手ミトノオーはパワフルなスピード馬。札幌のダ1700mは合わないはずがなく、息が入るようなら、押し切りがある。
以下、ペイシャエス、ドゥラエレーデ、テーオードレフォン、ホウオウアマゾンなど、軽視できない勢力は多い。
午前の段階で、◎ベルダーイメルは単勝1,920円の9番人気、○シルトプレは単勝5,320円の12番人気、▲ヴィクティファルスは単勝3,570円の11番人気、△フルムは単勝1,660円の7番人気となっている。
やりすぎというぐらい人気のない勢力に重たい印を打っていて、ハマるようだと特大の万馬券になる。よって、連勝式は手を広げて買っていきたい。
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◎13番ベルダーイメル
○8番シルトプレ
▲3番ヴィクティファルス
△1番フルム
※4番ナチュラルハイ
×7番ミトノオー
×9番ペイシャエス
×10番ドゥラエレーデ
×12番テーオードレフォン
×5番ホウオウアマゾン
×6番サヴァ
×14番プロミストウォリア
【単勝】13番(10%)
【複勝】13番(50%)・8番(20%)・3番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
13→4
8→全通り
3→全通り
3→4
1→全通り
1→4(×2)
1→7.10
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【3連複】(軸1頭ながし)
13→全通り(78点)
8→全通り(78点)
3→全通り(78点)
1→全通り(78点)
【3連複】(軸2頭ながし)
4.13→全通り(12点)
7.13→全通り(12点)
10.13→全通り(12点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
13.8→全通り(72点)
13.3→全通り(72点)
8.3→全通り(72点)
13.1→全通り(72点)
13.1→4(6点)
8.1→全通り(72点)
3.1→全通り(72点)
3.1→4(6点)
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新潟8R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスの芝2200m(内)戦。芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝のみの状態で施行。土曜の競馬を見ると、開幕週と同様に高速馬場である。
◎ランスオブクイーンは西の3歳牝馬。タリスマニック×マンハッタンカフェという配合で、兄に毎日杯勝ちのランスオブプラーナがいる。
春に京都で初勝利を挙げると、次走でオークスに挑戦した。大外18番枠から好位に行って流れは速め。前がバテて直線に入ってすぐに先頭に立つという厳しい競馬になったが、渋太く抵抗して5着に頑張った。着差は0秒4、走破時計は2分24秒4、価値の高い走りだった。
その後は放牧に出してリフレッシュさせ、栗東に戻ってからCWコースを中心に熱心に乗り込んできた。全体で速い時計ではやっていないが、1週前にはラスト1ハロン11秒4で先着している。陣営は「オークスの時と変わらない状態」と話していて、力は出せそうだ。
川田将雅はテン乗りになるが、1週前の稽古で跨っている。アローワンスがあって斤量は53キロ。新潟の内回り2200mという舞台も合いそうだ。
他にも斤量利がある3歳馬がいるが、1勝クラスで上位の素質を持っているのは明らかで、軸として期待したい。
○オルトパラティウムは母がザレマ(京成杯オータムハンデキャップ)、兄にバレッティ(ダートでリステッド競走勝ち)がいる西の3歳馬。新馬勝ち、3歳1勝クラスの3着と、トモの緩さを見せながら結果を出したものだった。
中間は立て直しを図り、先週の金曜にCWコースで64秒0-11秒4の好時計をマーク。陣営は「体がふっくらした」と成長をアピールしている。
ヤネは新馬戦で跨っていたルメール。トモの問題は実戦にいってみないとわからないところがあるが、素材の良さには注目すべきで。
▲モモンウールーは西の3歳牝馬で、2月にエルフィンS(L)を4着に伸びている。3キロ減騎手の吉村誠之助を起用して斤量が50キロ。1番枠から前で競馬をするはずで、抵抗を見せてきそうだ。
△サンセットビューは西の3歳牝馬で、オークスでは後方追走から直線で大外を攻める形になりながら7着(0秒8差)に伸びた。まだ気性が若い感じだが、仕上がりは良さそうだし、1勝クラスで53キロなら好勝負になる。
※は西の5歳馬ダノンブリザード。2歳の秋に阪神の芝2000m(内)で新馬勝ちを決めたが、屈腱炎による長期休養があって出世が遅れている。今回の休み明けは坂路でしっかりと乗り込んできて、1週前に52秒6-11秒9が出ている。斤量58キロでも要注意。
以下、アレナリア、ウイニングライブ、イゾレエオリアなど、侮れない勢力が多くいる。
午前の段階で、◎ランスオブクイーンは単勝オッズが190円で断然の1番人気になっている。連勝式はさすがに配当を合わせずらい。
無理に絞るのがいいとは思えないし、3連単に関してはフォーメーションを利用して手広く買っていきたい。望みが薄いことは承知の上で、うまく崩れて大きめの配当になってくれると理想的。
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◎4番ランスオブクイーン
○12番オルトパラティウム
▲1番モモンウールー
△3番サンセットビュー
※14番ダノンブリザード
×5番アレナリア
×6番ウイニングライブ
×8番イゾレエオリア
×2番ヴァンテスト
×9番トラストエムシー
×7番ムーンスカイ
【単勝】4番(10%)
【複勝】4番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
4→全通り
4→12(×10)
4→3(×5)
4→1.8.14(×3)
4→5(×2)
4→2.9
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【3連複】(軸2頭ながし)
4.12→全通り(×2)(24点)
1.4→全通り(12点)
3.4→全通り(12点)
4.14→全通り(12点)
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【3連単】(フォーメーション)
1着:4
2着:1.3.12.14
3着:全通り(48点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:4
2着:全通り
3着:1.3.12.14(48点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:1.3.12.14
2着:4
3着:全通り(48点)
【3連単】(軸1頭マルチ)
4→1.3.12.14(36点)
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札幌12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスの芝1200m戦、牝馬限定。芝は開催3週目で、Aコース使用3週目になっている。洋芝(ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラス)の混生で施行。
土曜の競馬を見ると、馬場の荒れは大きくは進んでいない印象である。ただ、土曜の夜から日曜の朝にかけて雨が降り、日曜は朝から稍重になっている。良に回復したとしても、影響は残っているだろう。
◎ランスオブサウンドは西の4歳馬で、兄に全日本2歳優駿(JpnI)勝ちのサウンドスカイがいる。2歳時に阪神の芝1600m(外)で新馬勝ちしていて、3歳になった今年の4月には福島の芝1200mで1勝クラスを2着とハナ差の3着に駆けた。
中間は放牧に出して立て直し、札幌競馬場に入って先週、今週とダートコースで乗った。ラスト1ハロンに12秒級が出ていて、仕上がりは良さそうだ。
藤岡佑介は新馬戦で跨っていて、1200mでは2度目の騎乗になる。短距離の差しを覚えて安定してくる可能性があり、人気になっていないここで狙ってみたい。
○ダークブロンドは西の4歳馬で、母はファンタジーS2着のモンローブロンドである。今年の2月には、京都の芝1600m(外)で0秒2差の3着。函館の前走で初めて1200mを走ったが、ゲートが悪くて後手に回り、直線は前が詰まって満足に追えずの9着(0秒4差)だった。
前走で12キロ増と馬体が増えていたのはいいし、札幌への輸送があっても力は出せそう。ヤネは追いの強い横山和生で、うまく捌くと穴を開けるシーンがある。
▲マテンロウアネモスは東の4歳馬で、春に福島の芝1200mで1分08秒5の3着に駆けている。中間は放牧してリフレッシュさせた。函館入りして札幌へと移動し、しっかりと乗られて仕上がりは良さそうだ。
ヤネが甘さの目立つ鷲頭虎太でどうかだが、同馬で未勝利を勝っているし、3キロ減が利いて53キロで走れるのはいい。前に行くと厳しい展開になりそうで、リズム重視でタメつつ乗ってもらいたいところ。立ち回り次第で一発がある。
△レディーエンジェルはブリンカー着用2戦目で前進が可能で、以下、ベアゴーゴー、ヒラボクミニー、ソングフォーユー、ソルレース、アンタノバラードなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
午前の段階で、◎ランスオブサウンドは単勝2,220円の10番人気、○ダークブロンドは単勝660円の4番人気、▲マテンロウアネモスは単勝2,360円の11番人気となっている。ハマるとドデカイ配当になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。
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◎6番ランスオブサウンド
○9番ダークブロンド
▲11番マテンロウアネモス
△12番レディーエンジェル
※14番ベアゴーゴー
×15番ヒラボクミニー
×10番ソングフォーユー
×8番ソルレース
×7番アンタノバラード
×2番ハレアカラフラ
×3番ナムラシベラ
×1番ビアフォーナウ
【単勝】6番(10%)・9番(10%)
【複勝】6番(30%)・9番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
6→全通り
9→全通り
9→2.8.14(×2)
11→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
6→全通り(105点)
9→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
9.14→全通り(14点)
8.9→全通り(14点)
2.9→全通り(14点)
11.12→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
6.9→全通り(84点)
6.11→全通り(84点)
9.11→全通り(84点)
6.12→全通り(84点)
9.12→全通り(84点)
11.12→全通り(84点)
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【日曜新潟11R+新潟12R】(無料公開)
苗場特別
3連複 7,590円
馬 連 770円(×6)
ワイド 390円(×6)
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新潟11R
ダリア賞
◎7番サニーサルサ
○8番プリティディーヴァ
▲1番セイウンビッグバン
△6番ミーントゥビー
※3番ユメシバイ
×4番ナムラトロム
×9番クマノコ
【単勝】7番(20%)
【複勝】7番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
7-8(×12)・1-7(×5)・6-7(×3)・3-7(×2)・4-7(×2)・7-9
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【3連複】(軸1頭ながし)
7→1.3.4.6.8.9(15点)
7→1.3.4.6.8(10点)
【3連複】
1-7-8(×8)・6-7-8(×5)・3-7-8(×2)・4-7-8(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
7.8→1(×6)(36点)
7.8→6(×4)(24点)
7.8→3(×3)(18点)
7.8→4(×2)(12点)
7.8→9(6点)
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新潟12R
苗場特別
2勝クラスのダ1800m戦。ダートは良馬場で適度に力を要すといった程度の状態になっている。
◎は東の4歳馬ブレイゼスト。3月の中山ダ1800mでの1勝クラス勝ちは、直線で外に持ち出して差し切る着差以上に強い競馬だった。
日曜に美浦の坂路で51秒6の好時計を出していて、中間の2ハロンのラップが12秒0-12秒0。530キロ級の巨漢馬でも仕上がりは良さそうで、昇級して春の新潟でも上位争いになっていい。ヤネはレベルが低下しているミルコ・デムーロだが、それでも。
○リジンは阪神ダ1800mでの1勝クラス勝ちが内容ある走りで、こちらも2勝クラスで通用しそう。▲は先行力を武器に京都と小倉で続けて2着したダイメイセブンで、人気通りでここまでの3騎が有力になる。
△モントブレッチアは叩き2戦目、相性の良い新潟で怖さがあり、※レディベルは内田博幸が雑にマクッてきそうで、それがハマるかも。×の1番手クリノクリスタルは、休養前よりハードに攻めて速い時計が出ていて、実戦で変わる余地がある。
以下は、ヤウガウ、スズノテレサ、コンソレーション、サンライズゴラッソなど。
◎○▲で絞る手もあるが、どれかが崩れる可能性がないわけではない。大きな配当になる目を入れておきたいし、連勝式は手を広げて買っていくことにした。
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◎11番ブレイゼスト
○14番リジン
▲8番ダイメイセブン
△7番モントブレッチア
※12番レディベル
×4番クリノクリスタル
×5番ヤウガウ
×1番スズノテレサ
×3番コンソレーション
×2番サンライズゴラッソ
×10番シャドウアイル
×9番コロンビアテソーロ
【単勝】11番(10%)・14番(30%)
【複勝】11番(60%)
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【馬連&ワイド】(ボックス)
4.7.8.11.12.14(15点)
7.8.11.14(6点)
8.11.14(×4)(12点)
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【3連複】(軸2頭ながし)
11.14→全通り(13点)
8.11→全通り(13点)
8.14→全通り(13点)
【3連複】(ボックス)
4.7.8.11.12.14(20点)
7.8.11.14(×3)(12点)
8.11.14(×3)(3点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
11.14→全通り(78点)
11.14→8(×6)(36点)
【3連単】(ボックス)
4.7.8.11.12.14(120点)
7.8.11.14(24点)
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【土曜メインレース+新潟8R+札幌12R】
新潟日報賞
3連単 15万2,430円
3連複 1万6,310円(×2)
馬 連 3,500円(×3)
ワイド 1,260円(×3)
ワイド 1,040円(×4)
複 勝 140円(90%)
◎トロヴァトーレ2着(1人気)
×◎△でヒット
札幌日経オープン
3連単 3万2,180円
3連複 4,570円(×2)
馬 連 3,280円(×2)
ワイド 1,030円(×2)
ワイド 670円(×3)
ワイド 770円(×5)
複 勝 270円(40%)
複 勝 250円(50%)
○ショウナンバシット1着(6人気)
◎フルール2着(4人気)
○◎▲でヒット
札幌12R
3連単 4万 50円
3連複 4,040円(×2)
馬 連 6,600円(×2)
ワイド 1,920円(×2)
ワイド 630円(×7)
ヴァルドルチャ2着(4人気)
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新潟7R
新潟日報賞 ◎は折り合い鍵も素質は上位、〇▲△が穴候補に
3勝クラスの戦いで、舞台は新潟の芝1800m(外)。
左回り。向正面の2コーナー出口からのスタート。外回り使用でワンターンのコース。3コーナーまでの距離は約750mと長くなっている。
450mほど走り、残り約1350mの地点から上り坂に。3コーナーに入って残り約1000mまでの約350mの間に2mほどの高低差を上ることになる。
上りが終わると下り坂に。3コーナーに入って残り約750mまでの約250mの間に1.6mの高低差を下る。そこからは、ゆるい傾斜で上り→下り→上り→下りとアップダウンがある。
直線に入るのは、軽いアップダウンの最初の下りの途中。直線残り約350mから平坦になり、あとはゴールまで平坦である。なお、3~4コーナーにはスパイラルカーブが導入されている。コースが横に長い形になっているため、カーブは少し急である。
直線距離は日本の競馬場で最長となる658.7m(新潟の直線1000m(直)戦を除く)。外回りコースの高低差は2.2m。
芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝のみの状態で施行。金曜の段階でJRAから「1週使用しましたが、傷みは少なく概ね良好な状態です」と発表があった。
開幕週だった先週は、土曜も日曜も天候が不安定だった。土曜は昼前から、日曜はメイン(7R)のアイビスサマーダッシュの前から、それぞれ時にザッと雨が降った。
芝のレースはすべて良馬場ではあった。ただ、見た目や時計ではわかりづらかったが、日曜のアイビスサマーダッシュからは降雨の影響が少しあったように感じられた。なお、ダートは日曜の8R以降が稍重だった。
全体を見て、時計はかなり速かった。土日でレコードが3つ出ている。クッション値は、土曜の朝が「9.2」で、日曜の朝が「9.0」だった。
土曜の1Rは2歳未勝利の芝1800m(外)戦で、エンブロイダリーが1分45秒5で勝利して2歳レコードを更新した。土曜の7Rは3勝クラスの芝1800m(外)戦で、クロゼイロドスルが1分44秒0のコースレコードで勝っている。日曜の1Rは2歳未勝利の芝1400m(内)戦で、アーリントンロウが1分20秒6の2歳レコードで勝利した。
自然とラップが上がり、速い脚と持久力の両方が要求されることになるレースが多かった印象である。内はスピードが出る状態で、前の組で決着するレースがあって、内から差し込むケースもあった。外めから伸びて好走することもあり、当然ではあるがペース次第、展開次第で決着する形は変わった。大外からの追い込みは決まりづらかった。
今週の土曜は晴れ予報。含水率は少し高く、朝の段階のクッション値は「9.1」となっている。先週と同様に、速い時計の勝負が見られることになるだろう。
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フルゲート(18頭)を割って16頭立て。2番枠のビジュノワール、11番枠のペイシャフラワーのどちらかがハナを切ることになるか。出脚がついたら、ケイアイセナなど他の勢力が行くことになるかもしれない。箱の大きなコースだが、スピードの出るキレイな馬場で、自然と速めのラップが刻まれていくだろう。
鹿戸雄一厩舎(美浦)の3歳馬トロヴァトーレに◎を打った。
レイデオロ×エンパイアメーカーという配合で、祖母の仔にディアドラ(秋華賞1着、香港カップ2着、ドバイターフ3着)がいる良血馬である。
2歳時に中山の芝2000mで新馬→1勝クラスを連勝。3歳になって、1番人気に推された弥生賞は不利もあって6着に終わり、続く青葉賞は力んだ走りになって11着に沈んだ。
そして、6月に府中の芝1600mで2勝クラスをV。前半は少し行きたがったが、ルメールがなだめて抑え込み、直線で楽に抜け出して2馬身差で快勝した。速い馬場ではあったが、1分32秒5(良)と時計も優秀だった。
その後は放牧に出され、美浦に戻ってからの乗り込みは入念。追い日はウッドコースでやり、2週前の段階で65秒8-11秒3が出ていて、今週は大外を回って69秒3-11秒4を楽にマークした。
前走時よりも全体にハードな攻め。28日(日)は坂路でラストを1ハロン11秒7という速いラップで駆けていて、いいデキあるのは間違いない。
ヤネは引き続きルメール。斤量は1キロ増えて55キロになるが、唯一の3歳馬ということで、4歳以上の牡馬よりも3キロ小さい数字である。
初の新潟には対応できるはずで、速い馬場への適性もある。ポイントになるのは、一にも二にも折り合い。新潟への輸送があるし、外回りの1800mで噛んで走ってしまうと踏ん張り切るのは難しくなる。
そこはルメールの腕に頼りたいところだが、馬自身がどうかという方が大きい。「デキが良すぎて息が入らない」となる怖さがあるのは確かである。
そんな状況で単勝200円台(午前の段階)の1番人気になっているわけだが、3勝クラスでも素質が上であることは明らかで、軸として期待することにした。
相手には、配当面で妙味がある複数の4歳馬を狙ってみたい。
○ウインスノーライトは京都芝1600m(外)の前走で差す形から32秒7の上がりを使って2着に伸びた。気性に危うさがあるが、脚力と底力はかなりのモノがある。
▲ウインエーデルと△ロジシルバーは、5月の国分寺特別(2勝クラス、牝馬限定)を走って差のない競馬をしている。どちらも時計が速くなってどうかだが、どちらも粘り強く脚を使うので。
※は2番人気になっている5歳のトーセンリョウ。不器用なところがあるが、続けて2着した前2走の上がりは32秒8、33秒1だった。デキ良く、初コンビとなる川田将雅が伸ばしてきそう。
以下、ディオスバリエンテ、ケイアイセナ、ビジュノワール、ホウオウラスカーズなど、警戒が必要な勢力が多くいる。
午前の段階で、◎トロヴァトーレは単勝240円の1番人気、○▲△の3騎は人気がない。伏兵馬が絡んだり、入線順が狂ったりする可能性はあって、連勝式は高配当待ちで手広く買っていきたい。
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◎10番トロヴァトーレ
○1番ウインスノーライト
▲7番ウインエーデル
△9番ロジシルバー
※6番トーセンリョウ
×5番ディオスバリエンテ
×12番ケイアイセナ
×2番ビジュノワール
×13番ホウオウラスカーズ
×4番カランドゥーラ
×3番シンティレーション
×15番シホノスペランツァ
【単勝】10番(10%)
【複勝】10番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
10→6(×12)
10→5(×9)
10→12(×6)
10→1.7(×4)
10→9(×3)
10→2.3.13(×2)
10→4
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【3連複】(軸1頭ながし)
10→全通り(105点)
【3連複】(軸2頭ながし)
1.10→全通り(14点)
7.10→全通り(14点)
9.10→全通り(14点)
6.10→全通り(14点)
5.10→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.1→全通り(84点)
10.1→6(×5)(30点)
10.1→12(×3)(18点)
10.1→5(×2)(12点)
10.7→全通り(84点)
10.7→6(×4)(24点)
10.7→12(×2)(12点)
10.7→5(6点)
10.9→全通り(84点)
10.9→6(×3)(18点)
10.9→12(×2)(12点)
10.9→5(6点)
【3連単】
10-6-1(×4)・10-6-7(×3)・10-6-9(×2)(9点)
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札幌11R
札幌日経オープン(L) ◎は格上挑戦でもスタミナあって、〇も穴候補
札幌の芝2600mで争われるリステッド競走。
右回り。向正面の中ほどからのスタート。コースを1周半することになり、コーナーを6つ回る。全体に円形に近いコース形態で、1~2コーナーも3~4コーナーも緩やかなカーブになっている。また、全周にわたって起伏は小さい。
半周走ってゴール板を通過し、半周走って向正面でスタート地点を通過する。そして、3~4コーナーを回り、直線を走り切ってゴールすることになる。
直線距離は266.1m(Aコース使用時)。コース全体の高低差は0.7m。なお、寒冷な気候への対策として、洋芝が使用されている。
芝は開催3週目で、Aコース使用3週目になっている。洋芝(ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラス)の混生で施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーの内柵沿いに若干の傷みが見られますが、その他の箇所については良好な状態です」と発表があった。
先週の芝は、まず土曜が良馬場。その日の夜から雨が降り出し、かなりの雨量になった。雨は日曜の10時ごろに止み、重馬場で始まって、7Rから稍重になっている。
土曜には1勝クラス以上で芝2000m以上のレースが3鞍あった。1勝クラスの芝2000m戦は2分00秒1、1勝クラスの芝2600m戦は2分42秒3、3勝クラスの芝2000m戦は2分00秒6で決着している。3勝クラスの芝2000m戦の時計が1勝クラスよりも遅かったのは、ペースが緩かったためである。
日曜は雨の影響が心配されたが、時計もラップも思っていたよりずっと速い数字が記録された。
2勝クラスに芝2600m戦が組まれていて、アスターブジエが離された後方から外を長く伸びて差し切った。勝ち時計は2分40秒9(稍)。レースの1000m通過は60秒6で、上がりは12秒3-12秒1-12秒1の36秒5だった。アスターブジエが使った上がりは35秒9。
芝1800mで争われた牝馬重賞のクイーンSは、斤量51キロの3歳馬コガネノソラが戴冠した。中団の外で脚をタメ、直線で渋太く伸びて勝ち切るという内容。時計は1分47秒4(稍)だった。
レースの1000m通過は60秒3で、上がりは11秒6-11秒8-11秒9の35秒3。コガネノソラが使った上がりは34秒8、アタマ差の2着に伸びたボンドガール(3歳馬で51キロ)の上がりは34秒4だった。
今週の土曜は、夜から雨になるという予報。我慢してくれそうではあるが、降り出しが早まる可能性はある。
なお、クッション値は、朝の段階で「7.6」となっている(良馬場だった先週の土曜の朝は「7.5」)。
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フルゲート(14頭)を割って12頭立て。レベルが高いメンバーとは言えず、どれが逃げるかもはっきりしない。流れが緩んだとして後半でマクりをかけるジョッキーが出てきそうだし、読みづらいところが多い一戦である。
穴を狙って、上原佑紀厩舎(美浦)の4歳牝馬フルールに◎を打った。
3勝クラスからの格上挑戦になるが、長丁場の実績は十分。2勝クラスといえ3走前の2着と2走前の1着は内容ある走りで、京都の前走は速い馬場、速い上がりの中を4着に伸びた。さかのぼって3歳時には、中山芝2000mの紫苑S(GIII)で脚を見せて7着に駆けている。
今回は3ヵ月ぶりの実戦。美浦で意欲的に乗り込み、1週前の木曜にウッドコースで66秒1-11秒6で追われた。攻め駆けするタイプでなく、5ハロンは自己最速となる数字である。
その後、札幌競馬場に移動し、今週は芝コースで70秒台-13秒級と大きめ。陣営は「札幌に入ったあとも順調」と話している。
北海道の洋芝を走るのは初めてになるが、これまでの走りや血統から対応できていいだろう。人気は手ごろだし、狙う価値があるとみた。大野拓弥はテン乗りになり、うまく動かしてもらいたいところ。
須貝尚介厩舎(栗東)の4歳馬ショウナンバシットも穴で気になる存在。
3歳時の春に若葉S(L)を勝ち、皐月賞で5着に健闘した素質馬。4歳になって、2走前のメトロポリタンSはスタートして挟まれる不利があっての4着で、前走の巴賞は大外16番枠でチグハグな競馬になったこと考えると上々の内容の8着だった。
函館記念(7月14日)を除外されたあとは札幌競馬場に移動。今週は芝コースに入れ、66秒台-12秒級で追われている。
ヤネは前走に続いて2度目の騎乗になる佐々木大輔。腕っぷしが強くてしっかりと動かしてくるジョッキーで、2600mの距離でうまく流れに乗せてくれそうだ。一発があっても。
▲は西の4歳牝馬キミノナハマリア。力の要る馬場を得意にしていて、函館は2戦2勝、札幌は昨夏に重馬場の中で2勝クラスをクビ+アタマ差の3着に駆けている。なお、◎フルールが7着だった紫苑Sでは4着に好走していた。
中間は函館のウッドコースで入念に乗られている。初の2600mもこなせていいし、有力候補の一頭だ。ヤネは同馬に乗って(2.1.1.1)の鮫島克駿。
△は1勝クラスと2勝クラスといえ当舞台で連勝した実績があるスタミナ十分のディナースタで、※は日経賞を早めに動く競馬で0秒4差の6着に健闘したアドマイヤハレー。以下はタイムオブフライト、プラチナトレジャー、サトノエルドールなど。
午前の段階で、◎フルールは単勝920円の6番人気、○ショウナンバシットは単勝870円の4番人気となっている。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎9番フルール
○8番ショウナンバシット
▲5番キミノナハマリア
△11番ディナースタ
※10番アドマイヤハレー
×3番タイムオブフライト
×6番プラチナトレジャー
×4番サトノエルドール
×1番シルキーヴォイス
×7番マカオンドール
【単勝】9番(10%)
【複勝】9番(50%)・8番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→11(×5)
9→3.5.10(×4)
9→6
8→全通り
8→11(×4)
8→10(×3)
8→3.5(×2)
8→6
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(55点)
9→3.5.10.11(×2)(12点)
8→全通り(55点)
8→3.5.10.11(6点)
──────────────
【3連単】(軸1頭マルチ)
9→全通り(330点)
9→3.5.10.11(36点)
【3連単】(軸1頭ながし)
3着:9
相手:3.5.10.11(×2)(24点)
【3連単】(軸2頭マルチ)
9.11→3.5.10(18点)
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新潟8R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1200m戦。ダートは良馬場で、少しタフな状態になっていると考えておいていいだろう。
フルゲートの15頭立て。斤量利がある3歳馬が8頭いて、減量騎手を乗せてきたのは全体で6頭となっている。
13頭までが放牧明けで3ヵ月以上ぶりの実戦となり、残る2頭は中1週。昇級馬が1頭、地方から中央に戻ってきたのが2頭で、前走で1勝クラスを走っている12頭のうちで馬券に絡んでいるのは3着の1頭しかいない。
けっこうな能力を持っている馬が複数頭。どれかが楽勝というケースがあり得るが、ハイペースになったり、ゴチャつく展開になったりで、競馬が壊れる可能性がある。そこで、差しに構える伏兵馬を狙うことにした。
◎クリノヴァニラは西の6歳牝馬。1月の小倉ダ1000m戦は単勝万馬券の12番人気という低評価だったが、12番枠スタートから外々を回りながら直線でしっかりと脚を使って3着に上がった。
中間は放牧を挟んでの調整。集中力が持続しないところがあり、間隔は開いていた方がいい。坂路でやって量は多くないが、これで動けるタイプである。
ヤネは新人の橋木太希。これまで(0.1.3.52)で勝ち星がないが、3度ある3着は1勝クラスのものである。また、3キロ減が利いて、斤量が53キロになるのは大きい。
馬自身の実績は1000mだが、小倉で3着した時の走りから1200mにも対応できて良さそうだ。ムラな気性で実戦にいかないとわからないところがあるものの、橋木がうまく気持ちが乗せられるようだと激走シーンも。
○テンドウは西の3歳馬で、2月に京都のダ1200mで初勝利を挙げた時が強かった。勝ち時計は当日の古馬のオープン特別と0秒9しか変わらない数字だった。精神面で脆さがあるが、初ブリンカー着で力を出し切れば勝ち負けになる。
▲トーアアイギスと△マサレエトワールは、どちらも3歳の牝馬で、スピード面で上位の存在である。以下、ランウインディ、シュシュトディエス、カゲツ、カルフ、グローリーカフェなど、侮れない勢力は多い。
午前の段階で、◎クリノヴァニラは単勝5,630円の14番人気という超人気薄。もちろん、これが絡めば大きな配当になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。
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◎9番クリノヴァニラ
○11番テンドウ
▲14番トーアアイギス
△2番マサレエトワール
※13番ランウインディ
×10番シュシュトディエス
×5番カゲツ
×1番カルフ
×8番グローリーカフェ
×12番イーデンテソーロ
×6番ジェイエルバルカー
×15番ハジメテノチュウ
【単勝】9番(10%)
【複勝】9番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→2.4.13.14
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(91点)
9→2.11.14(3点)
9→2.14(1点)
──────────────
【3連単】(軸1頭マルチ)
9→全通り(546点)
9→2.14(6点)
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札幌12R
3歳以上1勝クラス
1勝クラスのダ1700m戦。天気予報は「夜から雨」となっているが、降り出しが早まる可能性がある。良ならダートは少しタフな状態だろう。
フルゲートの14頭立て。斤量利がある3歳馬が9頭いて、減量騎手を乗せてきたのは全体で4頭になる(ナイトスピアー(4番)は角田大河(1キロ減)から横山武史に変更)。
下級条件で致し方ないところもあるが、各馬が何かしら不安を抱えているというメンバー。複数の伏兵馬を狙うことにした。
◎エイブラムスはフリオーソ×サウスヴィグラスという配合の3歳馬。祖母の仔に南関東の桜花賞を勝ったモダンウーマンがいる。
川崎のダ1500mで初勝利。大外13番枠からのスタートでゲートが開いて内と接触したが、スムーズに好位に上がり、3コーナーを過ぎて先頭に立つ競馬で快勝した。
レース間隔は中3週になり、早めに札幌競馬場に移動して調整。今週はダートコースで69秒級-12秒台で追われた。岡田一族(ノルマンディーサラブレッドレーシング)の所有馬で下地はしっかりしている感じだし、動ける仕上がりにありそうだ。
2キロ減騎手の小林勝太を起用し、斤量は前走から3キロ減って53キロになる。これまでのレースぶりから、無理に出して行かずに丁寧に乗れば札幌のダ1700mにも対応できるだろう。人気はないし、穴として期待してみたい。
○ヴァルドルチャはスワーヴリチャード産駒の3歳馬。芝の1600m~1800mを走ってきて、マイルで1分33秒台の走破が2度ある。2走前には府中で1勝クラスを4着した。
札幌緒戦の前走は8着だったが、スタート直後に落鉄したとのこと。最終追いは札幌のダートコースで長めから乗られていて、陣営は「体調はいい」と話している。
ダートは初になるが、走りからはこなせそうだ。砂を被ってどうかだろう。力は通用するし、穴を開けるシーンがあっても。
▲クォーツァイトと△ポルポラジールは、どちらも素質ある3歳馬。クォーツァイトは大敗後、ポルポラジールは競走除外後になるが、上位争いになっていい。
※ドンアレスと×の1番手ロードブレイズも3歳馬で能力があり、他にも侮れない勢力がいる。
午前の段階で、◎エイブラムスは単勝2,020円の8番人気、○ヴァルドルチャは単勝740円の3番人気となっている。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手広く買っていきたい。
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◎9番エイブラムス
○5番ヴァルドルチャ
▲7番クォーツァイト
△6番ポルポラジール
※11番ドンアレス
×3番ロードブレイズ
×8番ジェンマ
×12番スペイドアン
×2番フェスティヴビーム
×4番ナイトスピアー
×10番ウッドショック
【単勝】9番(10%)・5番(10%)
【複勝】9番(50%)・5番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
9→全通り
9→3(×4)
9→6(×3)
9→7.11
5→全通り
5→3(×6)
5→6(×4)
5→7.11
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(78点)
5→全通り(78点)
【3連複】(軸2頭ながし)
3.9→全通り(12点)
6.9→全通り(12点)
3.5→全通り(12点)
5.6→全通り(12点)
──────────────
【3連単】(軸1頭マルチ)
9→全通り(468点)
【3連単】(軸2頭マルチ)
5.7→全通り(72点)
5.6→全通り(72点)
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