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3月2日・3日の予想コメントと的中結果

【3月2日・3日の予想コメントと的中結果】(超万馬券予想の的中結果、日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)

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【超万馬券予想の的中結果】

■3月3日(日)
弥生賞ディープインパクト記念
3連単 30万1,710円
3連複  3万3,030円
馬 連   4,250円
単 勝   3,490円(10%)
複 勝    560円(50%)
◎コスモキュランダ1着(6人気)

大阪城S
3連単 9万1,730円
3連複 1万3,570円
馬 連   2,650円
単 勝    770円(10%)
複 勝    280円(90%)
◎ステラヴェローチェ1着(5人気)

阪神12R
馬 連 1,590円
単 勝  770円(10%)
複 勝  210円(90%)
◎ジュストコル1着(4人気)

総武S
複 勝 240円(50%)
キタノヴィジョン3着(7人気)

中山12R
複 勝 120円(90%)
◎ニットウバジル2着(1人気)

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■3月2日(土)
チューリップ賞
3連単 169万3,290円
3連複  38万1,980円
馬 連  1万7,730円
単 勝     970円(10%)
複 勝     350円(90%)
◎スウィープフィート1着(5人気)

阪神12R
単 勝 180円(100%)
◎ジョウショーホープ1着(1人気)

中山12R
単 勝 170円(100%)
◎リチャ1着(1人気)

なにわS
複 勝 120円(90%)
◎ステラフィオーレ2着(1人気)

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【日曜メインレース】

大阪城S
ワイド  2,300円
ワイド  1,400円
複 勝   420円(30%)
ショウナンマグマ3着(7人気)

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中山11R
弥生賞ディープインパクト記念(GII) 素質馬がズラリ、◎は緩さがあるが能力は相当

3歳馬が争うGII競走で、舞台は中山の芝2000m。

右回り。正面直線の4コーナー出口からのスタート、内回り使用でコーナーは4つ。スタート地点は軽い下り坂で、100mと少し走って急坂を上ることになる。ゴール板の地点から1コーナー途中までは少し急な上り坂で、2コーナー手前が中山競馬場の最高地点になる。

2コーナーに入って下りになり、下り坂は向正面を走り切って3コーナー入り口まで続く。下りの距離は500m強で、4.6mほどの大きな高低差がある。下りが終わると平坦になり、4コーナー途中の残り400mから直線に入って残り200mの前までは緩めの下り坂になっている。

そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂。高低差は2.2mあり、最大勾配2.24%はJRA全10場の坂の中で最大の数字になる。残りの70mはほぼ平坦。直線距離は310m。コース全体の高低差は、10場の中で最大となる5.3m。

芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「3コーナーから4コーナーの内側に傷みが出始めましたが、その他の箇所は概ね良好な状態です」と発表があった。

週中に降った雨の影響が残り、土曜の芝は稍重。日曜も午前の段階で稍重になっている。晴れてはいるが、良に回復するかは微妙なところ。

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11頭立て。上位3着までに皐月賞(4月14日)の優先出走権が与えられる。

攻めでかなり動いている若駒が多く、レベルの高い前哨戦である。午前の段階のオッズを見ると、内からシンエンペラー、トロヴァトーレ、ダノンエアズロックの単勝が300円前後。人気が集まっている3騎が強いのはもちろんだが、第四勢力を狙うことにした。

萩原清厩舎(美浦)のファビュラススターに◎を打った。

岡田一族の岡田スタッドの生産馬(馬主は前田幸貴氏)。エピファネイア×グラスワンダーという配合で、「ロベルトの4×4」、「ノーザンダンサーの5×5」というクロスがある。

デビュー戦は府中の芝1600m。ゲートをのそっと出たが、徐々にポジションを上げ、直線で少し外にモタれながらしっかりと伸びて勝ち切った。

2戦目(3歳1勝クラス)は中山の芝2000m。無理せず脚をタメ、4コーナーでスーッと上がっていく形に。直線でグッと先頭に出たが、ここから派手に内にモタれてしまう。ラチまで行き、ラチにへばりついて目一杯に追えず、それで押し切ってみせた。

勝ち時計は1分59秒8(良)と上々の数字。ゴールして体力が残っていて、まだ脚を使っていた。全力を出し切ったものではなかった。

その後は放牧に出され、美浦に戻ってからウッドコースと坂路を併用して入念に乗り込んできた。全体に速い時計を出していない点は気になるが、終いの動きは良く、今週は横山武史を背にラスト1ハロンを11秒1で上がってきた。

緩さを感じさせはするものの、ブレがない走りで推進力は十分。完成前とは感じるが、現時点での力を発揮できる状態にあるとみた。

ヤネは引き続き横山武史。中間は前2走でモタれたことを考えつつ稽古をつけているだろう。特に2戦目でヒドくモタれたのは、緩さの問題もあり、抜け出してソラを使ったこともある。

ジョッキーが制御しようとして真っすぐに走れるか微妙ではあるのだが、武史には確かな技量と腕力がある。そして、ファビュラススターは岡田一族の生産馬とあって、スタミナ、底力といった面で相当なモノを秘めているのは間違いない。

緩さのある段階で人気上位の逸材3騎と互角に戦うのは大変だろう。が、大きな可能性に賭けることにした。配当面も考えて中心に期待する。

鹿戸雄一厩舎(美浦)のトロヴァトーレは、中山の芝2000mで新馬戦→2歳1勝クラスを連勝。レイデオロ産駒で、ギアが入ってからの瞬発力は凄まじいというぐらいのレベルである。

放牧明けでも気配は良く、25日(日)に坂路でラスト1ハロン11秒7をマークして、ウッドコースでの本追い切りは64秒2-11秒6。ヤネは新馬でコンビを組んだルメールで、無傷の3連勝を決めるシーンも。

矢作芳人厩舎(栗東)のシンエンペラーは、新馬戦→京都2歳Sと連勝し、ホープフルSで2着。ホープフルSでは、直線で早めに先頭に立ち、気を抜いて最後で大きく外にヨレてしまった。

気性面で若さがあるのは確かだが、凱旋門賞を勝ったソットサスの全弟という血統馬らしく、潜在しているポテンシャルはかなり。栗東のCWコースと坂路でしっかりと乗られて仕上がりはいいし、新たなパートナーである川田将雅とのコンビでどんな走りを見せるか注目したい。

堀宣行厩舎(美浦)のダノンエアズロックは、新馬戦→アイビーS(L)を勝って2戦2勝。アイビーSは速い上がりの中を2番手追走から勝ち切る内容で、3着がホープフルSを勝つことになる牝馬のレガレイラだった。

中間は実戦で初騎乗となるレイチェル・キングが熱心に稽古をつけ、美浦のウッドコースで64秒台の好時計を3本出している。まだ完成前だし、ノドが鳴るところがあるのがどうかだが、素質的にはまったくヒケを取らない。

※シュバルツクーゲルは中山の芝2000mで新馬勝ちを決め、2戦目に東京スポーツ杯2歳Sを2着した。まだ頭が高くなるのでシャドーロールを着用しているが、確かな能力を持っている。

美浦でポリトラックと坂路を中心に乗られ、目立つ動きを見せて好仕上がり。メンバー的に自在に運べるのはアドバンテージになるし、ヤネが西村淳也で怖い。西村は土曜のチューリップ賞で、15番人気のハワイアンティアレを3着に持ってきている。

以下はコスモキュランダ、エコロレイズ、ニシノフィアンスなど。

連勝式はファビュラススターを中心に手広く買っていきたい。望みは薄いが、少し崩れて大きめの配当になってくれると理想的。

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◎10番ファビュラススター
○6番トロヴァトーレ
▲5番シンエンペラー
△9番ダノンエアズロック
※3番シュバルツクーゲル
×7番コスモキュランダ
×4番エコロレイズ
×11番ニシノフィアンス
×2番レッドテリオス
×8番シリウスコルト

【単勝】10番(10%)
【複勝】10番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
10→6(×6)
10→5.9(×5)
10→3
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【3連複】(軸1頭ながし)
10→全通り(45点)
10→3.5.6.9(×2)(12点)
10→5.6.9(×4)(12点)
10→5.6(×4)(4点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.6→全通り(54点)
10.5→全通り(54点)
10.9→全通り(54点)

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阪神11R
大阪城ステークス(L) ◎は安田隆行師のラストデー、○と▲は穴候補

阪神の芝1800m(外)で争われるリステッド競走。

右回り。向正面の2コーナー出口の奥、引き込み線からのスタート。外回りコースを使用。バックストレッチは起伏が少なく、距離は650mほどある。

3コーナーを回り、4コーナー途中の残り約600mから急めの下り坂になる。下りは直線に入って残り約200mの地点まで400mほど続く(高低差は約2m)。

下り切ってから一転して上り坂に。100m強の間に高低差1.8m(勾配1.5%)の急な坂を上ることになる。最後の100m弱は平坦。直線距離は473.6m(Aコース使用時)。コース全体の高低差は2.4m。

芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「先週の降雨での競馬の影響により、内回り3コーナー入口および4コーナーに部分的な傷みがみられますが、全体的には良好な状態です」と発表があった。

週中に雨が降り、土曜の芝は稍重。午後に雪がちらついたが、ほんの少しだった。日曜は午前の段階で良になっていて、雨にたたられることはなさそうだ。

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フルゲート(18頭)を割って15頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが58.5キロ、最軽量が53キロで、5.5キロの上下差がある。

全体のレベルが高いわけではなく、各馬が何かしら不安をかかえている。伏兵馬が台頭するシーンがあって驚けない。

安田隆行厩舎(栗東)の6歳馬グラティアスに◎を打った。

古い話になるが、デビュー時に新馬戦→京成杯を連勝。その後は勝ち鞍がないが、4歳になって以降、リステッド競走とオープン特別で、2着が3回、3着が4回ある。

決定力がひと息なのは確かだが、馬券には絡んでいるし、中山芝1600mの前走でも直線で外に出してしっかりと伸びて連対を果たした。

中間は少し間隔を開け、いつも通り栗東の坂路で入念に乗り込んできた。1週前に終いにしっかりと追って52秒9-12秒2。速い時計は出ない方だし、デキに関して問題はなさそうだ。

ハンデは56キロ。前10走が57キロだったから、1キロといえ小さい斤量で走れるのは大きい。阪神の芝1800m(外)には対応できるし、ヤネのムルザバエフは同馬に乗って3着したことがある。

安田隆行師はこの日がラストデー。本気度は高いはずで、レースぶりに注目したい。配当面で妙味がある。

尾関知人厩舎(美浦)の5歳馬ショウナンマグマ(57キロ)は穴で気になる存在。

前進気勢が強すぎて末を甘くすることが多いが、中山の芝1800mでリステッド競走を勝った実績があって、能力自体は上位のものがある。先週の中山記念を除外されて阪神へ。美浦のウッドコースで意欲的に乗られており、仕上がりは良さそうだ。

ヤネは腕が立つ若手の団野大成。テン乗りで楽ではないだろうが、うまく息を入れて走らせてあげてほしい。それが叶うと一発がある。

相沢郁厩舎(美浦)の4歳馬グリューネグリーン(56キロ)も伏兵馬として気になる存在。

デビュー時に阪神芝2000m(内)で施行された京都2歳Sを逃げ切って勝利。近走は差す競馬を覚えさせていて、府中の白富士S(L)では外から5着に伸びた。ゴールしたあと、走り足りない感じでグッと脚を使っていた点は見逃せない。

1800mで時計が速くなってどうかという心配があるし、大外の15番枠を引いたのも微妙ではある。それでもテン乗りになる和田竜二がロスのない誘導をしてくるとあるいは。ただ、相沢師が問題のある調教師で、和田に的外れなオーダーを出している可能性がある。

△は堅実に末を伸ばしてくる人気の牝馬ピンハイ(54キロ)。以下、ステラヴェローチェ、デビットバローズ、ルージュスティリア、オニャンコポンなど、警戒が必要な勢力が多くいる。

午前の段階で、◎グラティアスは2番人気、○ショウナンマグマは8番人気、▲グリューネグリーンは7番人気。ハマると大きな配当になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。

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◎7番グラティアス
○5番ショウナンマグマ
▲15番グリューネグリーン
△13番ピンハイ
※4番ステラヴェローチェ
×9番デビットバローズ
×1番ルージュスティリア
×11番オニャンコポン
×14番サトノエルドール
×3番パクスオトマニカ
×12番フォワードアゲン

【単勝】7番(10%)・5番(10%)
【複勝】7番(50%)・5番(30%)
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【馬連&ワイド】
7→全通り
5→全通り
15→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
7→全通り(91点)
【3連複】(軸2頭ながし)
7.13→全通り(13点)
5.15→全通り(13点)
5.13→全通り(13点)
13.15→全通り(13点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
7.5→全通り(78点)
7.15→全通り(78点)
5.15→全通り(78点)
7.13→全通り(78点)
5.13→全通り(78点)
15.13→全通り(78点)

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【日曜後半レース】

阪神12R
3連単  2万 700円(×4)
3連複    2,940円(×5)
馬 連   1,590円(×4)
ワイド    530円(×4)
ワイド    820円(×3)
ワイド   360円
単 勝    770円(10%)
複 勝    210円(60%)
◎ジュストコル1着(4人気)
◎〇△でヒット

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中山12R
4歳以上2勝クラス

2勝クラスのダ1200m戦。ダートは午前の段階で稍重になっている。

1番人気に推されているニットウバジルが力量的には上位だが、気になる伏兵馬をごそっと狙ってみることにした。

◎ニーナブランドはダンカーク×ゼンノロブロイという配合の4歳牝馬。2歳の夏に函館の芝1000mで新馬勝ちを決めている。オープンでは結果を出せず、骨折して長期休養に入っていた。

3歳の12月に中山ダ1200mで復帰したが、好位につけてソツのない立ち回りを見せ、直線で抜け出して快勝した。15番人気の単勝1万1,750円という低評価をくつがえしてのものだった。昇級緒戦は9着に終わったが、出していってハイペースに巻き込まれたもので、通用するスピードは見せた。

中間は美浦のウッドコースでかなりの本数を乗っている。前走で減っていた馬体も少し戻っているようだ。陣営は「無理せず運べば頑張れそう」と話していて、野中悠太郎には直線の伸び脚を残すような誘導をしてもらいたいところ。噛み合うと上位争いが可能になる。なお、管理する高橋裕師は、この日がラストデー。

○サザンステートは4歳だった昨年の秋に中山芝1600mで1勝クラスを勝ち、同じ舞台で2勝クラスを2着した。その後の2走は9着、15着だったが、捌き下手の戸崎圭太があり得ないぐらいに何度も進路を見つけられなかったもので、参考外である。

もともと初勝利を挙げたのが中京のダ1800m。ダートへの適性は高く、スピード能力は高く、中山のダ1200mという舞台は合うはずだ。ヤネは驚くぐらいに冷静に誘導する西村淳也。前2走でグチャクチャにされた影響が出ないかだが、条件替わりのここは狙い目になる。

▲マイアミュレットは昨年の春に今回と同じ舞台で1勝クラスをV。脚抜きの良い重馬場の中で2番手追走から一気に抜け出す内容で、勝ち時計は1分10秒0だった。

ヤネはヒドく雑に乗るケースが多い内田博幸で、前走はスムーズに捌けなかったもの。1勝クラスを勝った時はコンビを組んでいたわけで、力を引き出をしてあげることができれば一発がある。

△プルスウルトラは昨夏の函館芝1200mでの1勝クラス勝ちがパワフルに伸びて差し切る強い競馬だった。巨漢馬で骨折明けだから楽でないのは確かだが、乗り込み量は豊富で、力を出せそうな感じがある。ダートは向いていて、混戦になるとあるいは。

※ニットウバジルは肉体面と気性面に課題があるものの、力は上位。以下はムーヴ、ロレンツォ、カイタロー、トップヴィヴィットなどで、多めに打っても印が回り切らない。

◎○▲△はみな人気薄。ハマるとドデカイ配当になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。

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◎8番ニーナブランド
○6番サザンステート
▲3番マイアミュレット
△15番プルスウルトラ
※11番ニットウバジル
×14番ムーヴ
×12番ロレンツォ
×10番カイタロー
×5番トップヴィヴィット
×7番キョウエイカンフ
×9番フェズカズマ
×4番アリススプリングス

【単勝】8番(10%)・6番(10%)
【複勝】8番(50%)・6番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
6→全通り
3→全通り
15→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.8→全通り(14点)
3.8→全通り(14点)
3.6→全通り(14点)
8.15→全通り(14点)
6.15→全通り(14点)
3.15→全通り(14点)
8.11→全通り(14点)
6.11→全通り(14点)
3.11→全通り(14点)
11.15→全通り(14点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.6→全通り(84点)
8.3→全通り(84点)
6.3→全通り(84点)
8.15→全通り(84点)
6.15→全通り(84点)
3.15→全通り(84点)

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阪神12R
4歳以上2勝クラス

2勝クラスのダ1400m戦。ダートは午前の段階で稍重になっている。

最内1番枠を引いたミッキーレジェンドがハナを主張するか。他にも揉まれずに前で運びたいタイプがいて、全体に息の入りづらい流れになるかもしれない。

◎ジュストコルはマル外の6歳馬。小倉の前走で芝に戻したが、4コーナー、直線と動きづらくなりながらグッと伸びて3着に上がった。

掻き込みが強くてダートがうまい走りをしていて、実際の昨秋には初ダートで2着に駆けている。次走は10着だったが、中1週続きが応えたものだろう。

小倉を使う予定だったが、除外になったので阪神へ。そこは誤算ではあったが、栗東の坂路とCWコースで乗り込んで速い時計が出いて、力を出せるデキにありそうだ。

ヤネは4キロ減騎手の古川奈穂。古川自身は不安のあるジョッキーだが、54キロで走れるのは非常に大きい。初となる阪神のダートも問題ないはずだし、好勝負になるとみた。

○ヴィヴァンは2走前に府中で久しぶりにダートを使って3着に駆け、次に中京で3着した。2走前の2着馬ダイシンピスケスは先週に仁川S(L)を勝っていて、前走の勝ち馬ロードアウォードは次走で3勝クラスを3着し、2着ワールズコライドは次走から2勝クラスと3勝クラスを連勝している。

前2走の対戦相手からすると、2勝クラスは楽に突破できるレベルにある。リフレッシュさせて乗り込みは順調だし、松山弘平起用で注目したい。

▲モズブーナーは外の13番枠を引いて揉まれずにスムーズに運ぶと穴を開けるシーンがある。△カッティングジェムは少しタメて乗れば末を伸ばしてくるはずで、※ミッキーレジェンドはノドの手術明けでも攻めで動いたので。

以下、タロントゥーズ、メイショウキッド、ロードジャスティス、シンゼンイズモなど、警戒が必要な勢力が多くいる。

午前の段階で、◎ジュストコル-○ヴィヴァンの線は馬連1,680円と、なかなか高い数字になっている。連勝式はこの2騎を中心に手広く買っていきたい。

なお、単勝と複勝に関しては、大きな投票があったようで連勝式と合わなくなっている。これは徐々に落ち着いていくだろう。

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◎9番ジュストコル
○5番ヴィヴァン
▲13番モズブーナー
△11番カッティングジェム
※1番ミッキーレジェンド
×3番タロントゥーズ
×14番メイショウキッド
×6番ロードジャスティス
×4番シンゼンイズモ
×15番シャドウレディー
×7番ロードミッドナイト
×12番カラレーション

【単勝】9番(10%)・5番(30%)
【複勝】9番(60%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
9→4.5.11(×3)
9→1.3(×2)
5→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
9→全通り(91点)
9→1.3.4.5.11(10点)
9→1.4.5.11(6点)
【3連複】(軸2頭ながし)
5.9→全通り(13点)
5.13→全通り(13点)
5.11→全通り(13点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
9.5→全通り(78点)
9.5→4(×4)(24点)
9.5→1.3(×2)(24点)
9.5→11(6点)
9.13→全通り(78点)
9.11→全通り(78点)
9.11→4.5(12点)

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小倉11R
関門橋ステークス

3勝クラスの芝2000m戦。芝は連続開催の8週目で、Bコース使用4週目になっている。午前の段階で馬場は稍重。

本当なら逃げる必要はないのだが、「自分の競馬に徹する」と逃げにこだわることを明言している陣営が4つもある。いざスタートが切られてガリガリとは競り合わないかもしれないが、速めのラップが刻まれることにはなるだろう。

◎シホノスペランツァはブラックタイド×シンボリクリスエスという配合の5歳馬。3歳時にはアスクビクターモアがレコード勝ちした菊花賞で5着に健闘している。3勝クラスにとどまっているが、阪神の前走では馬群を割って3着に伸びた。

その後は放牧に出され、栗東に戻ってからの乗り込みは順調。オープンのセラフィックコールと併せて速い時計が出るなどしていて、動ける仕上がりにありそうだ。

小倉では芝2600mで1勝クラスを勝っていて、阪神の稍重で2勝クラスを勝っているから今の小倉の荒れた馬場にも対応できそうだ。

タテ長で難しい競馬になる可能性があるが、無理せずタメていけば末を伸ばしてくるだろう。人気も手ごろなので、狙っていきたい。ヤネは引き続き浜中俊。

○エーデルブルーメは5歳の牝馬で、祖母が阪神3歳牝馬S(現阪神ジュベナイルフィリーズ)を制したビワハイジという血統。3勝クラスに上がってから、3着、5着、2着と駆けている。阪神の前走では、なだめつつの追走から直線でラチ沿いを伸びて連対した。

中間は短期放牧に出され、栗東に戻ってからCWコースと坂路で入念に乗り込んできた。小倉の芝2000mは(1.1.2.0)で、持ち時計が1分57秒8。荒れた馬場もこなせるし、頭で来るシーンがある。ヤネは甘さのある北村友一だが、同馬に乗って3着したことがあるので。なお、この日がラストの安田隆行師の管理馬になる。

▲シェイクユアハートは現級で常に見せ場をつくっていて、モタれる面を出さなければ上位争いになる。△ニホンピロキーフは2000mは少し長い印象だが、丁寧に折り合いをつけていけば。

以下はフィデル、バレエマスター、ウインシュクラン、ウィズユアドリームなど。

小倉は馬場が荒れていて、どんな展開、どんな競馬になるのかやってみないとわからないところがある。連勝式は崩れて高配当になる可能性もあって、手広く買っていくことにした。

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◎3番シホノスペランツァ
○7番エーデルブルーメ
▲2番シェイクユアハート
△4番ニホンピロキーフ
※1番フィデル
×6番バレエマスター
×9番ウインシュクラン
×11番ウィズユアドリーム
×13番フェアエールング
×14番マテンロウアレス
×8番カヨウネンカ
×12番パーソナルハイ

【単勝】3番(10%)・7番(40%)
【複勝】3番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
3→4.7(×4)
3→2(×2)
3→1.9
7→全通り
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【3連複】(軸1頭ながし)
3→全通り(78点)
【3連複】(軸2頭ながし)
3.7→全通り(12点)
2.7→全通り(12点)
4.7→全通り(12点)
1.7→全通り(12点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
3.7→全通り(72点)
3.7→4(×6)(36点)
3.7→1.2(12点)
3.2→全通り(72点)
3.2→4(×4)(24点)
7.2→全通り(72点)
7.2→4(×2)(12点)

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【土曜メインレース】

中山11R
オーシャンステークス(GIII) GIを狙う実力馬が集結、2頭の伏兵馬を狙ってみる

中山の芝1200mで争われるGIII競走。

右回り。外回りコース使用で、2コーナー出口からの発走になる。スタート地点は下り坂で、下りは3コーナー途中の残り約700mの地点まで続く。最初の200mは勾配が少し急になっている。

下り切ってからはほぼ平坦で、4コーナー途中の残り400mから直線に入って残り200mの前までは緩めの下り坂になる。

そして、残り180m~残り70mが中山名物の急な上り坂。高低差は2.2mあり、最大勾配2.24%はJRA全10場の中で最大の数字である。残りの70mはほぼ平坦。直線距離は310m。コース全体の高低差は、10場の中で最大となる5.3m。

芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「3コーナーから4コーナーの内側に傷みが出始めましたが、その他の箇所は概ね良好な状態です」と発表があった。

開幕週だった先週は、週中に雨が降った影響があり、土曜の芝は稍重だった。日曜もずっと稍重。ただ、朝から雨が降り続いていて、特に後半のレースは稍重という印象以上に悪い馬場になっていた。

今週は週中に雨が降り、土曜の朝の段階で芝は稍重になっている。天候は晴れで、気温は低く、風は少し強くなっている。

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フルゲートの16頭立て。1着馬には高松宮記念(3月24日)の優先出走権が与えられる。4歳から9歳まで幅広い世代の実力馬がそろっていて、注目度の高い一戦になった。

馬場は少し渋った状態。1番人気のトウシンマカオ、2番人気のビッグシーザーは当然のこと力があるが、妙味を感じる2頭の伏兵馬を狙うことにした。

千田輝彦厩舎(栗東)の6歳馬ダディーズビビッドに◎を打った。

リステッド競走を2勝していて、重賞は2着が1回、3着が1回。当レースは2年前に走って0秒2差の4着だった。

前走の阪神カップは骨折明けで7ヵ月半ぶりの実戦。馬群の中で楽な形とは言えず、直線は外に動かしてジリジリと伸びてきた。9着でも着差は0秒3差だった。上位馬は1着ウインマーベル、2着グレナディアーズ、3着アグリ、5着ママコチャという豪華な顔ぶれで、勝ち時計は1分19秒3(良)と速い。高い評価を与えられる走りだった。

その後は放牧へ。栗東に戻ってからCWコースを中心にじっくりと乗られてきた。もともと速い時計を出すことはなく、推進力ある伸びを見せて気配は良好である。

ヤネは浜中俊。最近はいっぺんに脚を使わせる騎乗をする嫌いがあるが、同馬には乗り慣れていて、(1.2.1.5)と結果を出している。

中山芝1200mのフルゲートでロスなくスムーズに運べるかが大きなポイントに。簡単にいくものでもないが、食い込むシーンがあって不思議はない。

奥村武厩舎(美浦)の5歳牝馬キミワクイーンが2頭目の穴馬。

昨年の春には当舞台でリステッド競走の春雷Sを2着。内を立ち回り、秋にスプリンターズSを制覇することになるマッドクールと叩き合って、これとクビ差だった。そして、夏には函館スプリントSを外からが豪快に伸びて追い込み切っている。

その後の3走は7着、10着、11着だが、みな敗因はあった。前走の京阪杯に関しては、西への長距離輸送があって馬体を減らしてしまった。

放牧に出して立て直し、美浦のウッドコースでハードに乗り込んできた。馬体は戻っていて、動きもしっかりしている。陣営の「パワーアップした」というコメントは見逃せない。

ヤネはミルコ・デムーロ。同馬に乗って勝利したのはデビュー戦で、今は馬が違っている。うまく捌いて末脚を活かすことができると一発も。

▲は西の5歳馬トウシンマカオ。目標は高松宮記念で陣営は「少し太い」と話しているが、攻めの動きはさすがだし、見た目にはそう太く映らない。京阪杯の勝ちっぷりは強烈で、重賞連勝も十分だ。新コンビの横山武史は手が合いそう。

△は東の6歳セン馬シュバルツカイザー。去勢しても気性に問題が残るが、年初に当舞台でカーバンクルSを差し切っていて、重賞でも健闘歴がある。陣営は「目標は先(高松宮記念)」と話しているが、攻めで動いているので。渋った馬場は歓迎要素。

※は西の4歳馬ビッグシーザー。巨漢馬で緩さがあるのが課題だったが、前走の淀短距離S(L)勝ちが強く、本格化に向かいそうな雰囲気がある。ヤネは引き続き坂井瑠星。

以下はバースクライ、シナモンスティック、ショウナンハクラク、ヨシノイースターなどで、多めに打っても印が回り切らない。

午前の段階で、◎ダディーズビビッドは単勝1,310円の7番人気、○キミワクイーンは単勝1,140円の5番人気。ハマると大きな馬券になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。

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◎13番ダディーズビビッド
○11番キミワクイーン
▲15番トウシンマカオ
△9番シュバルツカイザー
※10番ビッグシーザー
×1番バースクライ
×16番シナモンスティック
×3番ショウナンハクラク
×2番ヨシノイースター
×4番グレイトゲイナー
×14番オタルエバー
×5番マテンロウオリオン

【単勝】13番(10%)・11番(10%)
【複勝】13番(40%)・11番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
13→15(×3)
13→10
11→全通り
11→15(×3)
11→1.10
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【3連複】(軸1頭ながし)
13→全通り(105点)
11→全通り(105点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
13.11→全通り(84点)
13.15→全通り(84点)
13.15→10(×2)(12点)
11.15→全通り(84点)
11.15→10(×2)(12点)
13.9→全通り(84点)
11.9→全通り(84点)

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阪神11R
チューリップ賞(GII) 桜の権利取りに懸命、◎は確かな素質と根性の持ち主、○は穴候補

3歳の牝馬が争うGII競走で、舞台は阪神の芝1600m(外)。

右回り。向正面の2コーナー寄りからのスタート、外回りコースを使用。バックストレッチは起伏が少なく、距離は450mほどある。

3コーナーを回り、4コーナー途中の残り約600mから急めの下り坂になる。下りは直線に入って残り約200mの地点まで400mほど続く(高低差は約2m)。

下り切ってから一転して上り坂に。約100mの間に高低差1.8mの急な坂を上ることになる(勾配は1.5%)。最後の100m弱は平坦。直線距離は473.6m(Aコース使用時)。コース全体の高低差は2.4m。

芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階でJRAから「先週の降雨での競馬の影響により、内回り3コーナー入口および4コーナーに部分的な傷みがみられますが、全体的には良好な状態です」と発表があった。

開幕週だった先週は、週中に雨が降り、土曜の芝は良→稍重と推移した。日曜は雨が降り続くという状況で、馬場はずっと重だった。

今週は週中に雨が降り、土曜の朝の段階で芝は稍重になっている。天候は曇りから晴れに変わっていて、気温は低め。風は少し強くなっている。

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フルゲート(18頭)を割って16頭立て。上位3着までに桜花賞(4月7日)の優先出走権が与えられる。

出走馬の賞金を見ると、1600万、1000万、900万が各1頭で、残る13頭が400万となっている。桜花賞に駒を進めるため、高い意欲で臨む陣営が多くなるのは当然と言えるだろう。

斉藤崇史厩舎(栗東)のタガノエルピーダに◎を打った。

キズナ×キングカメハメハという配合。兄にタガノトネール(武蔵野S、南部杯2着)、タガノエスプレッソ(デイリー杯2歳S)がいる。

2歳の10月に京都の芝1600m(内)でデビュー戦を快勝。続いて阪神ジュベナイルフィリーズを使おうとしたが、抽選で除外になり、朝日杯フューチュリティSで牡馬と戦うことになる。

良発表でも渋った馬場。好位で気持ちが入って正攻法の競馬になり、4コーナー、直線と内から張られて外に流れて厳しい形になった。普通なら沈むところだが、タガノエルピーダは強い勝負根性を発揮して脚を使う。勝ったジャンタルマンタルは強かったが、2着エコロヴァルツとクビ差の3着に応戦した。大きな価値のある走りだった。

その後は放牧に出され、栗東に戻ってから坂路でしっかりと攻めを積んできた。1週前に52秒8-12秒5をマーク。今週の本追い切りには団野大成が跨り、51秒3-12秒4で上がってきた。4ハロンは自己ベストとなる数字である。馬体は大きくなった感じはないが、実は詰まっていて、走りは力強かった。

今回は牡馬を相手にGIを3着した舞台。大外の16番枠を引いた点がどうかだが、団野は周りを見ながら的確に立ち回ることができるジョッキーだし、内に寄せてコースロスを軽減するように乗ってくるだろう。賞金は400万で、桜花賞を走るためには権利獲得が必須。好勝負になる。

相手の筆頭には、少しひねって武幸四郎厩舎(栗東)のラーンザロープスを置いてみた。

年初にシンザン記念で牡馬と戦い、結果は0秒3差の4着。直線で馬場の悪い内を突いて先頭に並ぶシーンをつくり、結局は外を伸びた3頭にやられた。

中間は特別に速い時計は出していないが、気性面の問題を考えてのもの。坂路の最終追いは54秒4-39秒6-12秒8で、時計以上に動きは力強かった。

内の2番枠を引いたが、メインの時に内が走れる状態になっているといい。横山典弘がコンタクトを取ってうまく誘導すると一発も。

▲は栗東に滞在して好調教を披露している東のスティールブルー。川田将雅が手綱を取る。△は2戦2勝で負けがない東のミラビリスマジックで、※は折り合いがつくと高い能力を発揮するスウィープフィート。

以下、紅梅S(L)勝ちのワイドラトゥール、新潟2歳S2着のショウナンマヌエラなど、軽視できない勢力が多くいる。

午前の段階で、◎タガノエルピーダは単勝340円の1番人気。望みは薄いかもしれないが、ヒモは崩れる可能性があって、連勝式は高配当待ちで手広く買っていくことにした。ラーンザロープス、スウィープフィート、ワイドラトゥール、ショウナンマヌエラらが奮起してくれるといい。

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◎16番タガノエルピーダ
○2番ラーンザロープス
▲9番スティールブルー
△5番ミラビリスマジック
※6番スウィープフィート
×4番ワイドラトゥール
×12番ショウナンマヌエラ
×13番エラトー
×11番ハワイアンティアレ
×10番ガルサブランカ
×14番ラヴァンダ
×8番セキトバイースト

【単勝】16番(20%)
【複勝】16番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
16→全通り
16→5.9(×6)
16→6.10(×4)
16→2(×3)
16→4(×2)
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
16→全通り(105点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
16.2→全通り(84点)
16.2→5.6.9(×2)(36点)
16.2→10(6点)
16.9→全通り(84点)
16.9→5.6.10(×2)(36点)
16.9→4(6点)

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【土曜後半レース】

早鞆特別
3連単  2万2,000円
3連複    4,180円
馬 連   1,480円
ワイド    590円
ワイド    960円
ワイド   1,370円(×2)
サパテアール3着(7人気)

中山12R
3連単  9,010円
3連複  2,850円
馬 連  530円(×11)
ワイド  280円(×11)
ワイド  610円(×3)
単 勝  170円(20%)
複 勝  110円(80%)
◎リチャ1着(1人気)
◎※△でヒット

阪神12R
3連単  2,000円(×5)
3連複   850円
馬 連  240円(×16)
ワイド  150円(×16)
ワイド  380円(×4)
単 勝  180円(100%)
◎ジョウショーホープ1着(1人気)
◎▲※でヒット

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中山12R
4歳以上2勝クラス

2勝クラスのダ1800m戦。ダートは朝の段階で重で、少し脚抜きが良い状態になっていると考えて良さそうだ。ただ、中山のダートコースは高低差が4.5mもある起伏の激しいコースで、タフな設定であることに違いはない。

◎リチャはバゴ×フジキセキという配合の4歳馬で、3歳の秋に新潟で1勝クラスをクリアした。そして、久々で昇級緒戦だった中山の前走を3/4馬身差の2着。好位追走から直線で一旦は抜け出すという内容だった。初めて着用したシャドーロールも効果があったかもしれない。

その後はひと息入れ、美浦のウッドコースと坂路で熱心に乗り込んできた。陣営は「体がどんどん増えて充実期に入っている」と。ヤネは前走に続いて戸崎圭太で、好勝負になるとみた。渋った馬場でも問題ない。

相手をどう取るかだが、伏兵の3騎を狙ってみたい。

○ウインザナドゥは屈腱炎明けで転厩緒戦になるが、牧場から乗り込んでそれなりに動けそうだ。岡田一族の生産馬・所有馬で、現オープンのウインピクシス(クイーンS2着)の兄になる。潜在能力は間違いなく高い。

▲ベルシャンソンは昨年の12月に中山で1勝クラスをV。今回は久々で昇級戦になるが、美浦のウッドコースとBコースで乗って仕上がりは良さそうだ。ウインザナドゥと同様に岡田一族の生産馬・所有馬で、2勝クラスでも通用しそう。兄にエルムS勝ちのリッカルドがいる。

△ラレイナは昨年の7月に札幌で現級を2着。その後の3走は着外だが、展開が厳しかったりで本来の走りができなかったものである。美浦のウッドコースでしっかりと乗って気配は良く、息を入れて運ぶことができれば巻き返しが可能。

※は前走が強い内容の3着だったプラウドヘリテージで、以下はヨンク、ナンヨーヴィヨレ、コスモコラッジョなど。

望みは薄いかもしれないが、連勝式は少し崩れて大きめの配当になる可能性がある。それを期待し、手広く買っていくことにした。

──────────────
◎11番リチャ
○5番ウインザナドゥ
▲6番ベルシャンソン
△9番ラレイナ
※4番プラウドヘリテージ
×8番ヨンク
×1番ナンヨーヴィヨレ
×3番コスモコラッジョ
×12番バンブーグローブ
×13番ティアップリオン
×2番レディベル

【単勝】11番(20%)
【複勝】11番(80%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
11→4(×10)
11→5.6(×7)
11→1(×5)
11→8(×4)
11→9(×2)
11→3.12
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
11→全通り(66点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
11.5→全通り(66点)
11.6→全通り(66点)
11.9→全通り(66点)

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阪神12R
4歳以上2勝クラス

2勝クラスの芝1400m戦(外)。芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。芝は朝の段階で稍重で、天候は曇りから晴れになった。

◎ジョウショーホープはミッキーロケット×アグネスデジタルという配合の4歳馬。デビュー時には重賞の札幌2歳Sで4着に駆けている。

昨年の12月に今回と同じ舞台で現級を連続2着。2走前は後続に3馬身の差をつけ、前走は直線で捌きに手こずりながら割って伸びて連対を果たした。

その後は放牧に出され、栗東に戻ってからの調整は意欲的。前2走は坂路でしか時計を出していなかったが、今回はCWコースでもしっかりと乗っている。2週続けてオープンのサトノロイヤルと併せ、2週前は64秒8-11秒4、今週は66秒2-11秒5と続けて好時計をマークした。

中身が違っているのは間違いなく、ヤネにルメールを起用したところにも陣営の本気度がうかがえる。走り慣れたコースだし、2勝クラスを卒業して勢いに乗ってもらいたいところだ。馬場は少し渋ったぐらいならこなせそう。

相手の筆頭には、格上挑戦になる4歳のマイネルラッシュを置いてみた。昨秋の阪神芝1600m(外)での1勝クラス勝ちが同馬の初勝利。高速馬場だったといえ、走破時計は1分32秒2(良)と優秀な数字だった。

2勝クラスに入っても大きな差はないはず。折り合い面から1400mの距離は問題なく、もつれる展開になると浮上するシーンも。

▲は4歳の牝馬ケイデンシーマーク。兄にケイデンスコール(マイラーズカップ、京都金杯、NHKマイルカップ2着)、インダストリア(ダービー卿チャレンジトロフィー)がいる良血馬で、現級で3着、2着(ハナ差)と駆けている。今週がラストウィークになる安田隆行厩舎の管理馬。

△は叩き2戦目、2勝している1400mに距離が延びるスカイロケットで、※は小倉で1勝クラスを快勝した名牝系の出のコナブラック。以下はアスクビギンアゲン、カールスモーキー、ファルヴォーレなど。

望みは薄い感じはするが、連勝式は手広く買って少し崩れるのを待つ攻め方でいきたい。

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◎11番ジョウショーホープ
○3番マイネルラッシュ
▲13番ケイデンシーマーク
△5番スカイロケット
※10番コナブラック
×6番アスクビギンアゲン
×12番カールスモーキー
×2番ファルヴォーレ
×8番ショウナンアメリア
×1番トーホウフランゴ
×9番フチサンメルチャン

【単勝】11番(100%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
11→13(×15)
11→3(×5)
11→5.6.10(×3)
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
11→全通り(66点)
──────────────
【3連単】(フォーメーション)
1着:11
2着:3.5.10.13
3着:全通り(44点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:11
2着:全通り
3着:3.5.10.13(44点)
【3連単】(軸2頭ながし)
1着:11
2着:13
相手:3.5.6.10(×3)(12点)
【3連単】(軸2頭ながし)
1着:11
3着:13
相手:3.5.6.10(4点)
【3連単】(軸2頭ながし)
1着:13
2着:11
相手:全通り(11点)

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小倉11R
早鞆特別

2勝クラスのダ1700m戦。ダートは朝の段階で重で、走りやすい状態になっていると考えておいていいだろう。

ハンデ戦になり、トップハンデが57キロ、最軽量が51キロで、上下差は6キロ。揉まれずに前で運びたいタイプがズラリとそろっていて、展開次第で結果は大きく変わることになる。

◎タマモタップダンスはエスポワールシチー×アフリートという配合の5歳牝馬。前走で初めて小倉を走ったが、直線で外から寄られる不利がありながら4着に応戦した。着差は0秒3だった。

その後は美浦に戻って調整し、早めに小倉入り。レース間隔は中3週だが、デキは良さそうだ。ハンデは前走と同じで53キロ、ヤネは引き続き丹内祐次。スムーズに運んで末を活かせるようだと、上位争いが可能にある。

○サパテアールは岡田一族が所有する5歳のセン馬。小倉ダ1700mで1勝クラスをクリアしたが、逃げて差し返すように脚を使ったもので、良で1分44秒7と走破時計も優秀だった。

タマモタップダンスと同じく、美浦に戻って、あらためて早めの小倉入り。大外の16番枠を引いてどんな競馬になるか読みづらいところがあるが、2勝クラスで通用する能力があるし、55キロとハンデも手ごろで狙ってみることにした。

▲タマモヴェナトルは先週に当舞台で1勝クラス勝ち。道中は抱えるぐらいの追走ぶりで、直線は少し内にモタれながらしっかりと脚を使って差し切った。ゴールして余力が残っていて、勝ち時計も上々だった。

連闘使いが鍵になるが、小倉に滞在しているので問題ないか。ハンデの56キロは楽な数字とは言えないものの、2勝クラスで互角にやれて不思議はない。

△は小倉に実績があり、ハンデ53キロのワイルドベティで、以下、ミヤジシャルマン、ヴィンテージボンド、アイファーテイオーなど、警戒が必要な勢力が多くいる。

人気は見事に割れていて、朝の段階で単勝の1番人気が600円台、馬連の1番人気が1,200円台、3連単の1番人気が万馬券になっている。

絞って当たるようなハンデ戦ではなく、連勝式は高配当期待で手を広げて買っていきたい。

──────────────
◎12番タマモタップダンス
○16番サパテアール
▲10番タマモヴェナトル
△14番ワイルドベティ
※6番ミヤジシャルマン
×8番ヴィンテージボンド
×15番アイファーテイオー
×13番テイエムシニスター
×11番テーオーレガシー
×4番モディカ
×3番ミヤビクライ

【単勝】12番(10%)・16番(10%)
【複勝】12番(50%)・16番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
16→全通り
10→全通り
14→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
12.16→全通り(14点)
10.12→全通り(14点)
10.16→全通り(14点)
12.14→全通り(14点)
14.16→全通り(14点)
10.14→全通り(14点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
12.16→全通り(84点)
12.10→全通り(84点)
16.10→全通り(84点)

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