【コレだけ買っときゃ当たるぜ!!】中山芝2000mコース特徴&血統的狙い目
●コースの特徴
芝1800mコースでも書いたように基本的には芝内回りコースを一周する感じ。ただしスタート地点がほぼ坂下になり1角まで約400mあるため先行争いが激化する。そのためペースが上がりやすくなる。芝1800mと比較して逃げ馬の勝率・複勝率が顕著に下がる。
特にG1や重賞、上級条件になるにつれて先行馬には厳しいレースになりやすい。コース全体の先行の勝率13.3%、中団の勝率が6.3%に対して、G1では先行の勝率8.3%、中団の勝率が10.9%と逆転するデータが出ている。
ちなみにのデータを出すと、皐月賞はこの傾向がさらに強くなる。逆を返せば、皐月賞を先行して好走した馬の価値は高く、エポカドーロのようにダービでも穴馬券を演出したり、ジェネラーレウーノ(セントライト記念1着)やダンビュライト(AJCC1着)、キタサンブラック(セントライト記念・有馬記念1着)のようにのちに中山の重賞を勝ったりする。また今年の皐月賞を勝ったエフフォーリアもこのパターンに該当する。今後中山競馬場に出走してきた時には注視が必要だ。また個人的にエフフォーリアは中山よりも広いコースの東京競馬場のような方が好走すると思っているので、キタサンブラック並みの激走馬になる可能性もあるかもしれない…??(以下にエフフォーリア投稿日までの戦績↓)
※netkeibaより参照↓
●血統的狙い目
・3着内数上位順種牡馬ランキング↓
・3着内数上位順小系統ランキング↓
・3着内数上位順母父種牡馬ランキング↓
・3着内数上位順母父小系統ランキング↓
※投稿日から過去5年間の集計データ(出展:スマート出馬表より)
道中の流れが厳しく、差しが決まるとなればディープインパクト産駒の出番だ。単純な3着内数は1位。出走数が多いわりには勝率も複勝率もそれなりの数宇を残している。全体の数値では、単勝回収率それほど高くないけど、レースレベルが上がれば上るほど上級条件に限定すれば146%。さらに1〜3番人気の安定感は高く馬券的には信頼しやすい。
ただしこちらも皐月賞だけは、8枠18番ディーマジェスティ(8番人気1着)、6枠11番アルアイン(9番人気1着)と近5年では2度穴をあけているので皐月賞では人気薄のディープインパクト産駒は注視をしておいた方がいいかもしれない。
※余談だが、僕はこの傾向から今年の皐月賞ではディープインパクト産駒のヨーホーレイクを本命にしたのですが馬券には絡めなかったが11番人気5着と2桁人気ながら掲示板は確保してくれたのでよかったかなと勝手に思っております…(笑)
また距離に関係なく中山芝のディープインパクト産駒は内枠に比べて外枠の好走率が高くなる傾向にある。内で包まれるより外めをついて上がってくる競馬するディープインパクト産駒の特徴が表れているのではないだろうか。上記の皐月賞で穴をあけた2頭も外枠であった。
単純着度数順では4位だが、ステイゴールド産駒(ステイゴールド系)は勝率も高く単勝回収率は100%を超えている。ステイゴールド産駒はキレ味はないけれど小回りを器用に走れるし、馬群に包まれても割ってこられる気性の強さもある。
ステイゴールド産駒(ステイゴールド系)は距離に関係なく中山競馬場では非常によく走る血統だ。また、距離に関係なく中山芝巧者のステイゴールド産駒(ステイゴールド系)は確実に人気がなくても買い目に入れておいた方がいい。
ステイゴールド産駒(ステイゴールド系)はキレるタイプではなくて、母型に欧州血統を持つ馬とか、ゴールドシップみたいなジリジリとロングスパートとか向くタイプがこのコースには相性がいいのではないだろうか。
また、ロベルト系もかなり好走していて、特にエピファネイア・スクリーンヒーロー・モーリス産駒は勝率も2桁代で複勝率も高く好成績をおさめている。ロベルト系は持久力とパワーがあるので、厳しい流れになった時や最後の中山の急坂を克服できるからだろう。しかし、秋開催始めなどの高速馬場になりがちな馬場では向かない事が多い。使い込まれた馬場や開催後半、年末年始では走りがちなので注視すべきだ。
過去にはシンボリクリスエス産駒も好走していましたが、ステイゴールド同様2019年に種牡馬を引退しているので、その後継者として一番成功している産駒はエピファネイアだと思う。早速デアリングタクトという3冠牝馬を生み出していますし。期待ができる産駒だと思う。しかし、エピファネイア産駒の全体の特徴としては牝馬のマイラーが目立っていて、牡馬の成績はいまひとつである。上がりの速い東京競馬場で負けて、中山競馬場で巻き返してくるという穴馬がいそうなので注視しておいて損はしないかもしれない。
同じロベルト系でも新種牡馬のモーリス産駒にも期待したい。理由としては、モーリスの母父がサドラーズウェルズ系(欧州系)のカーネギー(凱旋門賞馬)だからタフなコースや中山競馬場は好走しそうなイメージがある。実際に現時点で上記のデータからも中山芝2000mを複勝ベタ買いするだけでプラス収支になるので。
●【コレを買え!】中山芝2000mの激走馬は!?
・父非サンデー系(ロベルト系、小系統ミスプロ系)は買い!
・父or母父欧州系は買い!
・今回の出走頭数が、前走より少ないディープインパクト産駒は買い!
・前走5着以下で5歳以下のディープインパクト産駒は買い!
・馬番が1〜8番、かつ前走の着順が8着以内のハーツクライ産駒は買い!
・牡馬orセン馬のロードカナロア産駒は買い!
・出走頭数が17頭以下のダイワメジャー産駒は買い!
※「買い!」の定義は複勝回収率が100%を超えているという意味です。
※データは血統評論家・亀谷敬正氏が運営しているスマート出馬表から引用しています。現在スマート出馬表はほとんどのツールが無料で使用でき、かつ最新データが反映されるのでぜひ週末の中央競馬の予想にお役立てください(以下にURL)。
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